百田代表自らが、つばさを煽って選挙妨害を演出しようとしたという点を踏まえると、あながち間違いではないと思います。
ただ、もう一つ考えられる可能性があります。
もともとジェノ男という人物は、「選挙妨害」が趣味のような危ういタイプで、(※複数の政党の街頭演説現場に現れては騒ぎを起こしていた形跡があります。)
つまり、特定の政治信条ではなく、「目立ちたい」「混乱を起こしたい」といった動機で動いている節があるのです。
そんな彼が、たまたま日本保守党の演説に現れた際、飯山さんに強い口調で叱責され、それを逆恨み。その後、Xで飯山さんの悪口を投稿し続けていたところ、百田尚樹氏から「この人すごい」と褒められ、突如として多くの保守党信者に囲まれる形となった。
この流れは、実際の証言や行動パターンと辻褄が合います。
ここで、彼の中で態度が変化した可能性があります。はじめは敵意をむき出しにしていたにもかかわらず、「百田氏に認められた」「保守党支持層から承認された」ことで、あたかも味方側に取り込まれるような動きを見せるようになったのです。
このように、彼の行動原理は「信念」ではなく「承認欲求」であり、自分を評価してくれる側に自然とすり寄っていく傾向があると考えられます。
私はこの後者の筋書きの方が、いろいろな証言や行動記録とも矛盾がなく、より現実的な人物像として筋が通っていると思います。