県警にストーカー被害を相談していた川崎市川崎区の女性(20)が元交際相手の自宅から遺体で発見された事件について、黒岩祐治知事は13日の定例会見で「警察に相談していたにもかかわらず、最悪の結果になったことを重く受け止める」と述べた。
 県警は検証チームを立ち上げ、一連の対応が適切だったかどうかについて確認を進めているが、知事は「被害者目線に立っていたか、真剣に考え直さないといけない」と指摘。女性から県への相談はなかったが、「県もドメスティックバイオレンス(DV)被害を含め、困難を抱える女性からの相談を受け付け、安全を守るための一時保護も行っている。保護できていればとの思いを強く感じている」と言及した。
 その上で「被害者目線でどんな課題があり、何ができるのか。行政でも相談を受け付ける仕組みがあることの広報も含め、不安を解消していきたい」と述べ、今後、緊急シンポジウムを開催して議論していく意向を示した。(大槻 和久)
    
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