【独自】「斎藤知事の指示」前提に元幹部の処分軽減 私的情報の漏えい問題 知事は指示を否定
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読売テレビ
兵庫県の元幹部による情報漏えい問題で、県は、知事の指示があった可能性が高いことを前提に、元幹部の懲戒処分を軽くしていたことが分かりました。知事は指示を否定する一方、指示を理由に処分を軽くしたことを了承していて、判断に疑問の声が上がっています。 去年、斎藤元彦知事の疑惑を告発した元西播磨県民局長の私的な情報が県議らに漏えいした問題では、第三者委員会は、当時の井ノ本知明総務部長が県議3人に漏えいしたと認定。その上で、「知事や元副知事の指示を受け、漏えいさせた可能性が高い」と結論付け、県は井ノ本氏を停職3か月の懲戒処分としました。 この処分に関わった県の幹部が取材に応じ、「漏えい行為や総務部長という職責を考えると、停職6か月が相当だったが、知事らの指示を受けていた可能性が高いとされたことで処分を軽くすることになり、総合的に判断した結果、停職3か月とした」と証言しました。 斎藤知事はこれまで「漏えいの指示はしていない」としていますが、自らが指示した可能性を理由に処分が軽くなったと把握した上で、懲戒処分を決裁していたことになります。 兵庫県・斎藤元彦知事 (Q:処分の案を納得して決裁した?) 「人事課、人事当局からの説明を伺って承認した」 斎藤知事は指示を否定する一方で、指示を理由に処分を軽くしたことは了承していて、どう判断し、懲戒処分を決裁したのか疑問の声が上がっています。
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