名古屋大病院でB型肝炎の悪化見逃し70代女性死亡 医療ミス、遺族に謝罪
2025年5月28日 22時08分 (5月28日 22時45分更新)
名古屋大病院(名古屋市昭和区)は28日、B型肝炎ウイルス感染歴のある70代女性患者に対し、関節リウマチの治療過程で肝炎を悪化させたことに気付かず、肝不全で死亡させる医療ミスがあったと発表した。遺族に謝罪し、損害賠償の話し合いを進めている。
外部の専門家らによる事例調査委員会の報告書によると、女性は2008年、同院のリウマチ科外来を受診。関節リウマチと診断された後、免疫を抑える薬剤を使う際の検査で過去のB型肝炎ウイルス感染が分かった。
検査した医師はリウマチ科の主治医に対し、薬剤でB型肝炎ウイルスが再活性化して肝炎となるリスクなどを伝えた。しかし、主治医はその後の検査の異常を認識できず、遺伝子...
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