外国人のバス・タクシー運転手、日本語要件を緩和 国交省検討
外国人の在留資格「特定技能」をめぐり、国土交通省はバス・タクシー運転手の日本語要件を緩和する方向だ。今は日本語能力試験で上から3番目の「N3」を求めているが、1段階下の「N4」で入国を認める。他業種より厳しい条件が来日の壁になっているとの声が出ていた。深刻化する運転手不足の解消を進める。
人手不足対策として2019年に介護や建設、製造業などに導入された特定技能は、原則として「基本的な日本語を理解...
- 特定技能の定義と適用範囲について教えてください
- 日本語能力試験N3とN4の違いについて教えてください
- 日本バス協会の役割と活動内容について教えてください
- 2022年のバス運転手需要の試算結果について教えてください
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(更新)- 柯 隆東京財団政策研究所 主席研究員貴重な体験談
昔、ハワイに行ったときに乗ったタクシーの運転手は英語があまりうまくなかったが、どこから来たかと聞いたら、ベトナムと教えてくれた。毎回、ニューヨークに行くと、運転手は英語があまり通じない。むろん、行先ホテルぐらいはわかってくれる。日本に来る外国人は日本のタクシー運転手がみんな高齢者であることに驚く。地方では、公共バスが相次いで廃止になり、自動運転の実験もほとんど行われていない。残りの選択肢は外国人に頼るしかない。残りの問題はサービス規範の維持と安全性の担保である。バス会社にちゃんと教育してもらいたい
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(更新) - 石塚由紀夫日本経済新聞社 編集委員別の視点
日本で働きたいと希望する外国人を支援するためにも必要な措置だと思います。どこに行きたいのか。通常のタクシー乗車であれば簡潔なやり取りで十分こなせます。 懸念があるとしたら、乗車する側の意識でしょうか。対日本人ドライバーに対しても不遜な態度を取る乗客は少なくありません。日本語がうまく理解できない外国人ドライバーに分かりやすく行き先などを伝える術を乗客が身につけることも大切でしょう。 これからは外国人材に頼らないと日本経済は回りません。ドライバーに限らず、どう円滑にコミュニケーションを取るかは重要な課題です。外国人材に伝わりやすく分かりやすい日本語を考案し、使っていくことも大事かもしれません。
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(更新) - 上野泰也みずほ証券 チーフマーケットエコノミストひとこと解説
さまざまな理屈をつけて渋ってきたものの、人口減・少子高齢化が着実に進む中、高齢者や女性を活用しても人手不足が解消されず、サービス提供の継続に支障が出かねない事態になり、結局は外国人労働者を受け入れるしかない職種が日本で着実に増えていることを示す、新たな一例である。運転手に日本語能力がどこまで必要かはケースバイケースだが、翻訳アプリも通信設備もあるので、やりようはあるだろう。筆者は昔から個人で海外に旅行するのが趣味の一つで、路線バスを利用することもあるが、その国の言葉で十分な意思疎通ができなくても、困ったことはほとんどない。
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