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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その58:準1以下):紺珠(“カン”シュ・“カン”ジュ) 趣駕(ソクガ) 趨(ソク)

2017年04月09日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●紺:中学…コン
●珠:中学…シュ 準1…たま
・漢検2「珠」の下つき熟語で「紺珠(カンシュ)・(カンジュ)」と記載されてあった・・・誤植かと思ったらそうでもなさそう・・・
 <大字源>
 紺珠(カンシュ・コンジュ):手でなでると記憶がよみがえるという紺色の不思議な玉。唐の張説(チョウエツ)が人からもらったという。転じて、記憶の良いことのたとえ。類書の名に、「紺珠集」「小学紺珠」などがある。

・・・だって。大字源では“カンシュ”、“コンジュ”・・・漢検2だと“カンシュ、カンジュ”。コンシュ、コンジュと読むと✕なのか・・・。

ちなみに、現行音にはないが、「紺:カン(漢音)コン(呉音)」(大字源)。

●趣:中学…シュ、おもむき 準1…ソク、おもむ(く)、うなが(す) 
<漢検2>
・意味 :🈩シュ ①おもむき。あじわい。ようす。「趣味」「興趣」 ②心の向かうところ。ねらい。考え。わけ。「趣意」「趣旨」 ③おもむく。向かう。 🈔ソク うながす。せきたてる。「趣駕(ソクガ)」
・下つき:🈩 意趣(イシュ)・雅趣(ガシュ)・情趣(ジョウシュ)・野趣(ヤシュ)・幽趣(ユウシュ)
・大見出し:略。

*漢検1だと“うなが(す)”訓も「趣駕(ソクガ)」の掲載ナシ・・・
*漢検2で、シュ音とソク音の音の使い分けが掲載されている。

<大字源>
 趣駕(ソクガ・ガをうながす):乗り物の用意をせきたてる。

 ちなみに、他の趣(ソク)の熟語・・・
 
 趣治(ソクジ・ソクチ):うながしおさめる。急いで支度する。
 趣装(ソクソウ):急いで旅支度をする
 
 趣織(ソクショク):こおろぎ。同)促織  ・・・これは、“うながす”訓とは対応しない熟語。

●趨:スウ、ソク、シュ、はし(る)、おもむ(く)、はや(い)、うなが(す) *ついでに、「趣」と関連しそうな「趨」についても調べた。
<漢検2>
・意味 :🈩スウ・シュ ①はしる。足ばやに行く。 ②おもむく。目的に向かって行く。「趨向」「趨勢」 類)趣 🈔ソク ①はやい。すみやか。 ②うながす。
・下つき:🈩 帰趨(キスウ)・疾趨(シッスウ)
・大見出し:略。

*漢検1だと、“はや(い)、うなが(す)”訓の掲載ナシ。また、“ソク”音の掲載もナシ・・・掲載熟語もナシ。
*漢検2だと、すべての訓読み、音読みの掲載あり。かつ、音による意味分けもあり。ただし、「🈔ソク・・・」のところで「・・・類)趣」とはしていないんだ・・・わけわからん・・・。

<趨(ソク)の熟語>(大字源)

趨走:🈩(ソクソウ):速く走る。 🈔(スウソウ):はしる。また、めしつかい。走り使いする者。
 (注)漢検2大見出し:趨走(スウソウ):①速くはしること。 ②はしり使いをすること。また、その人。めしつかい。・・・となっており、“スウ”音読みにしている。・・・“ソクソウ”読みにしたら✕になるのか・・・わからん。

趨数(ソクソク):速いさま。慌ただしいさま。
趨趨(ソクソク):①歩き方の速いさま。慌ただしいさま。 ②こおろぎの異称。促織。趣織(ソクショク)。趨織(ソクショク)。
趨織(ソクショク):こおろぎの異称。促織・趣織。

👍👍👍 🐔 👍👍👍 「趨(ソク)」の読み&熟語のことは他の記事のどこかでも触れていた記憶あり・・・👍👍👍
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熟語の読み・一字訓読(その57:準1以下):灼灼 灼爍 灼鑠 爍爍 鑠鑠

2017年04月08日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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●灼:シャク、や(く)、あき(らか)、あらたか、やいと
●爍:シャク、ひか(る)、と(かす)
●鑠:シャク、と(かす)、と(ける)、うつく(しい)


<漢検2>
灼:意味:①やく。あぶる。「灼熱」「焼灼」「焦灼」 類)炙(シャ) ②あきらか。光りかがやくさま。「灼灼」「灼然」 ③やいと。灸(キュウ)。
  下つき:赫灼(カクシャク)・焼灼(ショウシャク)・焦灼(ショウシャク)・焚灼(フンシャク)

灼灼(シャクシャク):①光り輝くさま。「―たる日光」 ②花が盛んに美しく咲くさま。

爍:意味:①ひかる。かがやく。「爍爍」 類)灼(シャク) ②とかす。金属をとかす。「爍金」 類)鑠(シャク)
  下つき:灼爍(シャクシャク)・閃爍(センシャク)

爍爍(シャクシャク):①光り輝くさま。「―たる太陽」 ②花が盛んで美しいさま。
灼爍(シャクシャク):(漢検2、熟語掲載あるも意味記載ナシ)

鑠:意味 :①とかす。とける。金属をとかす。「鑠金」 ②光りかがやく。うつくしい。「鑠鑠」 ③年老いて元気なさま。「矍鑠(カクシャク)」
  下つき:矍鑠(カクシャク)

灼鑠(シャクシャク)・鑠鑠(シャクシャク):(漢検2、熟語掲載ナシ) *「②光りかがやく。うつくしい。「鑠鑠」」とはアリ。

*灼灼・灼爍・灼鑠・爍爍・鑠鑠について、大字源で調べてみた。

灼灼:①花が盛んに咲いているさま ②光り輝くさま。明らかなさま。③才能や容姿の優れて高いさま。 ④功名の優れて高いさま。
灼爍:①光り輝くさま ②あでやかなさま 「華容灼爍」
灼鑠:(大字源記載ナシ・・・ただし、「鑠」の項に、「爍」は別体字との表記あり)
爍爍:(大字源記載ナシ・・・ただし、「鑠」の項に、「爍」は別体字との表記あり)
鑠鑠:光り輝くさま

以上より、
 ・「灼灼」=「爍爍」は問題ナシと思う。 “光り輝く”意味では、「灼爍」「灼鑠」「鑠鑠」もOKのようだ・・・。
 ・“あでやか”とか“うつくしい”とかの意味が含まれると、(金へんの)「鑠」を使用するようだが・・・よくわからない・・・

*結局、いろいろと調べて、じっくり見てみたけど、
 
 灼灼=灼爍=灼鑠=爍爍=鑠鑠  

で良いのかもしれない。
・・・ただ、漢検2には(他のところではよく書いてあるように)「・・・とも書く」とか、「同)・・・」「類)・・・」とかでの同義熟語としての掲載が無いので、ちょっと気にはなっているのだが・・・。誰か、明確な区別がつけられる人がいたら教えてほしいもんだ・・・。

👍👍👍 🐔 👍👍👍
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熟語の読み・一字訓読(その56:準1以下):錫 天錫 錫賚・・・

2017年04月08日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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●錫:シャク、セキ、シ、すず、つえ、たまもの
<漢検2>
・意味 :①すず。金属元素の一つ。「鉛錫(エンシャク)」 ②道士や僧が用いるつえ。「錫杖(シャクジョウ)」 ③たまわる。たまもの。「天錫」  類)賜
・下つき:巡錫(ジュンシャク)・天錫(テンシャク)
・大見出し:錫杖(シャクジョウ) 錫(すず) <錫蘭(セイロン)>

<大字源>
天錫:天賜(テンシ)の①に同じ。(天賜:①天のたまもの。天錫(テンシャク・テンセキ) ②天子からのたまもの )
 (注)漢検2では“テンシャク”読みのみ。
巡錫(ジュンシャク):(仏)僧が各地を回って教えを広める。錫は僧のつえ。

<“シャク、セキ、シ”音 について>
(大字源)
 🈩セキ(漢音) シャク(呉音) (🈔テキ(漢音) チャク(呉音) テイ(漢音)) 🈪シ(漢・呉音)
 🈩:①すず ②僧侶や道士の用いるつえの一種 ③たまもの。また、たまわる。あたえる。④目の細かい布 ⑤姓 ⑥化学元素の一。
 (🈔:かもじ、かつら)
 🈪:🈩の③に同じ。 ・・・だから、“たまのも”の意のときは“シャク”でも“シ”でも読めるということ・・・大字源によれば。

 ー参考ー
 錫人(シャクジン・セキジン):すずを鋳て作った人形。昔、死者とともに埋葬した。
 錫奴(シャクド・セキド):足を温める器具。ゆたんぽ。
 錫命(シャクメイ・セキメイ):天子が功績ある者に恩賞や辞令書を与える。
 錫予(セキヨ・シャクヨ・シヨ):あたえる。また、たまわる。 同)賜与
 錫賚(セキライ・シャクライ・シライ):たまもの。また、物をたまわる。 同)賜賚
 錫類(セキルイ・シャクルイ):良い仲間を賜う。天の福を受けて子孫に善子・孝子の類が現れ、いよいよ栄える。

・・・すべて、“シャク”で読んでおけば問題なさそう・・・「錫予」「錫賚」あたりは“シヨ”“シライ”と読みたいが・・・。

👍👍👍 🐔 👍👍👍
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熟語の読み・一字訓読(その55:準1以下):謝 謝世ー謝(さ)る 釈 釈(お)く 会釈

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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●謝:小学…シャ 中学…あやま(る) 準1…ことわ(る)、さ(る)
<漢検2>
・意味 :①つげる。お礼を言う。また、お礼。「謝意」「感謝」 ②あやまる。わびる。わび。「謝罪」「陳謝」 ③ことわる。しりぞける。「謝絶」 ④さ(去)る。 ⑤おとろえる。しぼむ。「代謝」
・下つき:慰謝(イシャ)・感謝(カンシャ)・月謝(ゲッシャ)・深謝(シンシャ)・代謝(タイシャ)・多謝(タシャ)・陳謝(チンシャ)・薄謝(ハクシャ)
・大見出し:略。
*「さ(る)」に対応する熟語
 謝世(シャセイ):この世を去る。死ぬこと。(大字源) *大字源ではこの熟語ぐらいしか見当たらず。
*2017.9.2追記:(「模擬試験倉庫」さんの模試その37音読み問題&寄せてくれたコメントで発見)
 徂謝(ソシャ) :(大字源)去っていく。衰退する。死亡する。
 溘謝(コウシャ):(大字源)溘死(コウシ)に同じ。*溘死:にわかに死ぬ。人が死ぬこと。(注)漢検2にもこの「溘死」はアリ。
 凋謝(チョウシャ):(大字源)しぼみおちる。転じて、人が死ぬこと。謝は、辞去の意。 
*その他(大字源から)
 謝老(シャロウ):年老いたことを申し立てて役を辞める。・・・意味①の“つげる”に該当するか・・・(現行訓対応はナシということか)
 謝秩(シャチツ):任期が満ちて退くこと。・・・意味③“秩を謝(ことわ)る”に該当するか・・・。
 謝暑(シャショ):衰えた暑さ。また、夏の末。・・・意味⑤“おとろえる”に該当。
 開謝(カイシャ):(大字源)花が咲くことと、散ること。謝は、散る。開落。(注)「謝」の字義に「・・・⑧衰退する。ア.ちる。しぼむ。・・・」(大字源)とあるので、これは漢検2の意味⑤「おとろえる。しぼむ。」に対応しそう・・・。

●釈:中学…シャク 準1…セキ、と(く)、と(かす)、ゆる(す)、お(く)
<漢検2>
・意味 :①とく。ときあかす。「解釈」「注釈」  ②言いわけをする。「釈明」「釈言」  ③理解する。「釈然」  ④ときはなつ。ほどく。ゆるす。「釈放」「保釈」 類)赦  ⑤とかす。とける。うすめる。「希釈」  ⑥すてる。 類)捨  ⑦お(置)く。放置する。 ⑧釈迦(シャカ)。また、仏や仏教を表す語。「釈尊」「釈門」
・下つき:会釈(エシャク)・解釈(カイシャク)・(ゲシャク)・講釈(コウシャク)・語釈(ゴシャク)・注釈(チュウシャク)・評釈(ヒョウシャク)・保釈(ホシャク)
・大見出し:釈迦に説法、孔子に悟道(シャカにセッポウコウシにゴドウ) 釈眼儒心(シャクガンジュシン) 釈近謀遠(シャクキンボウエン) 釈根灌枝(シャクコンカンシ) 釈然(シャクゼン) 釈尊(シャクソン) 釈放(シャクホウ) 釈明(シャクメイ) 釈教(シャッキョウ) 釈奠(セキテン) 釈く(と-く)

*掲載熟語の訓読み対応は大体わかるが、
  ・「釈近謀遠」「釈根灌枝」の釈は、解説にもあるように“すてる”意。だから、現行訓対応はナシ・・・ただし、大字源では、「意味③すてる、おく」となっていて、“すてる”も“おく”も同義の解釈のようではある・・・だから、現行訓の“お(く)”対応でも良いのかもしれない。
  ・「釈明」「釈言」も、「②言いわけをする」に対応させているが、これも大字源では「意味①とく・・・イ.弁明する。弁解する。「釈言」・・・」とあり、広義の“とく”の意味の中に入っている・・だから、現行訓の“と(く)”対応でも良いのかもしれない。

*お(く)に対応する熟語を大字源で調べたら「釈巻」があった。
 釈巻(シャクカン・カンをおく・カンをすつ):書物を手から離す。 *“お(く)”とも“すてる”とも訓読みしている。
*掲載熟語の中で「会釈」が(どういう訓対応になるのか)気になったので調べた・・・分かっているようでまるで知らないこともあった・・・
<漢検2>(「会」の項にあり)
①軽く頭を下げておじぎをすること。「軽く―して別れた」 ②おもいやり。「彼は遠慮―もない奴だ」 ③(仏)仏典などを理解し解釈すること。

<デジタル大辞泉>(文例は一部略)
(もと仏教語で、混乱した内容を、前後照合して意味が通じるようにする意の「和会 (わえ) 通釈」の略)
1 軽くあいさつや礼を交わすこと。また、そのあいさつや礼を示す所作。
2 相手に心配りをすること。思いやり。斟酌 (しんしゃく) 。
3 事情を納得して理解すること。趣旨をのみこむこと。「之を尺度として、―もなく百般の著述を批評するをいうなり」〈逍遥・批評の標準〉
4 事情を説明したりすること。「入道朝家を恨み奉る由聞こえしかども、静憲法印院宣の御使ひにて様々―申しければ」〈盛衰記・一二〉
5 (多く、あとに「こぼる」「こぼす」などを伴って用いる)打ち解けて愛敬のあること。また、その所作。「―こぼして、御機嫌取りの追従顔」

<広辞苑>(文例略)
①(仏)和会(わえ)通釈の意。前後相違して見える内容を、互いに照合し、意義の通じるようにすること。会通(えつう)。
②前後の事情をのみ込んで理会すること。
③相手の心をおしはかって対応すること。応接のもてなし。
④おもいやり。おもいやりのある顔。あいきょう。
⑤にこやかにうなずくこと。軽く首を垂れて一礼すること。あいさつ。おじぎ。

<大字源>
①(仏)仏の教理を理解し解釈する。
②(国語)ア.人の気持ちを考える イ.うなずく ウ.軽くおじぎをする エ.相手になる。応接する。

・・・漢和辞典と国語辞典のちがい、国語辞典の中でも内容の微妙な違い、解釈の優先順位の違いなどがあって面白いというか、疲れる・・・

*もともとの(仏教語の)「会釈」の意味なら、「釈(と)く」意味で良さそうだ・・・。
*その他の意味は(大字源では)“国語”としての意味らしいから、特に現行訓の何某に対応している・・・ということはなさそうだ。

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熟語の読み・一字訓読(その54:準1以下):悉 「知悉」は、悉(ことごと)く?悉(つく)す?

2017年04月07日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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●悉:シツ、ことごと(く)、つく(す)、つぶさ(に)
<漢検2>
・意味 :①ことごとく。つぶさに。すべて。「悉皆」 ②つくす。きわめつくす。「知悉」
・下つき:委悉(イシツ)・詳悉(ショウシツ)・知悉(チシツ)
・大見出し:略。
・他の項での漢検2「悉」熟語

 委悉:(漢検2「委」の大見出し項目)こまごまと詳しいこと。 類)委細・委曲
 知悉:(漢検2「知」の大見出し項目)ある物事について、詳しく知り尽くすこと。「悉」は、ことごとく細かい点まですべての意。「互いに手の内を―している」「博学―の人」 類)熟知・精通

 *「知悉」の「悉」は、“悉(つく)す”のか“悉(ことごと)く”なのか・・・意味②のところには「②つくす。きわめつくす。「知悉」」となっているが、「知悉」のほうの説明では明確に「「悉」は、ことごとく細かい点まですべての意。」となっている。・・・なんだ、こりゃ???

 *ちなみに、「知悉」・・・

  広辞苑:知りつくすこと。詳しく知ること。・・・意味②の“つくす”でも意味①の“つぶさに”にも対応しそう・・・。
  大字源:すべてを知り尽くす。・・・“ことごとく”と“つくす”の両方の意が入っている!!

<「悉(つく)す」の熟語>
(大字源)
 悉意(シツイ):思いを十分に尽くす。悉心。
 悉心(シッシン):心を尽くす。尽心。
 悉力(シツリョク):全力を尽くす。

 *なお、「悉知(シッチ):残らず知りつくす」なので、「悉知」は「知悉」と同じく、“ことごとく”と“つくす”の両方の意か・・・。

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熟語の読み・一字訓読(その53:準1以下):執 執(とら)える 執柯 執友

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●執:中学…シツ、シュウ、と(る) 準1…とら(える) *シツ(慣用音) シュウ(漢・呉音)
<漢検2>
・意味:①手にとる。とりおこなう。「執刀」「執筆」 ②あつかう。つかさどる。「執行」「執事」 ③こだわる。まもる。とりつく。「執念」「固執」 ④と(捕)らえる。つかまえる。
・下つき:確執(カクシツ)・我執(ガシュウ)・拘執(コウシュウ)・固執(コシツ)・(コシュウ)・偏執(ヘンシツ)・(ヘンシュウ)・妄執(モウシュウ)
・大見出し:(多数あり。略)

*意味④の「④と(捕)らえる。つかまえる。」に対応する熟語が、大見出しにも見当たらないので調べた。ただ、下つきの「拘執」は対応しそうなので、これも調べた。

<大字源>

 拘執(コウシュウ):①とらえる。捕らえて自由にさせない。 ②(俗)固執する。こだわる。 *両方の訓読み対応があるようだ・・・。

 執拘(シッコウ):つかまえ、とらえる。
 執囚(シッシュウ):とらえる。
 執訊(シツジン・ジンをとらう):訊問すべき敵をとらえる。また、捕らえて問いただす。
 執搏(シツバク):とらえる。 *この場合の「搏」は「搏(つか)まえる」だろう・・・。
 執問(シツモン):捕らえ尋ねる
 
<その他>

 執柯(シッカ):斧の柄を握る。詩経の詩(伐柯編)に基づき、媒酌人をいう。なこうど。伐柯(バッカ)

 *当ブログ「伐柯=柯を伐る 伐柯=媒酌? 2016年12月07日 | 故事成語類」でも一部記載していました。詳しくはそちらの記事を参照。

 執友(シツユウ):①親しい友。同志。②父の友。父執。
 *「執友」は昔の文章などで時々出てくる熟語だったと思う。丸暗記していたけど、「執」に、大字源の“意味⑨:親しい人。とも。友人。同志。「執友」「父執」”とあった・・・そうだったんだ・・・。

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熟語の読み・一字訓読(その52:準1以下):餌 餌口(=糊口、生計・・・) 食餌

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●餌:中学…えさ、え 高校…ジ 準1…たべもの、く(う)、く(わせる)
<漢検2>
・意味 :①えさ。動物に与える食べ物。また、人を誘惑する手段。「餌食」「好餌」 ②たべもの。食物の総称。「餌口」「食餌」 ③く(食)う。くわせる。
・下つき:擬餌(ギジ)・好餌(コウジ)・香餌(コウジ)・食餌(ショクジ)・薬餌(ヤクジ)
・大見出し(「餌」から始まる言葉: 餌(えさ) 餌食(えジキ) 餌薬(ジヤク) )
  餌薬(ジヤク):療養するための薬。「―が欠かせない」  類)薬餌

<大字源>
 餌口(ジコウ):食事をする。生計をたてる。糊口。

  *餌口=糊口=餬口=生計・・・という類義語のつながりになるか・・・“ジコウ”なんて出されたら、思い浮かばないかもしれない・・・。

 食餌(ショクジ):①くいもの。かて。②えさを食う。  *広辞苑は「たべもの。えさ。」のみ。
 
  *漢検2も「食餌」の「餌」は、意味②に掲載しているので、広辞苑と同様の理解だと思う。
  *大字源を採用すると、音訓は、

   食餌 - 餌(たべもの)
   食餌 - 餌(く)う 
  
  となるということか・・・。

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熟語の読み・一字訓読(その51:準1以下):字育=慈育=孳育 で良いか?

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●字:小学…ジ 中学…あざ 準1…はぐく(む)、あざな  *漢検2「はぐく(む)」訓は掲載ナシ。
●慈:中学…ジ 高校…いつく(しむ)
●孳:ジ、シ、う(む)、しげ(る)、つと(める)
●滋:中学…ジ 準1…シ、しげ(る)、ま(す)

<漢検2>

字育(ジイク):乳を飲ませ、はぐくむこと。いつくしみそだてること。 類)字養

慈育(ジイク):いつくしみそだてること。 「字育」とも書く。

孳育: (「意味 ①うむ。子を生む。「孳育」」とあるのみ。読み・意味掲載なし)

滋育(ジイク)①穀物などがふえて成長すること。 ②草木などをそだてること。また、そだつこと。

<大字源>

字育(ジイク):はぐくみそだてる。同)孳育

慈育(ジイク):いつくしみそだてる。

孳育(ジイク):子を産んで育てる。同)字育

滋育(ジイク):①物が増えて成長する ②そだつ。そだてる。

*<漢検2>と<大字源>を合わせると、字育=慈育=孳育 で良さそうではあるが・・・。

<序で>(漢検2「慈」の下つき熟語)
家慈(カ ジ):自分の母の称。 ⇔ 家厳 (広辞苑)
孝慈(コウジ):よく父母に仕え、人々を慈しむ。(大字源)
仁慈(ジンジ):いつくしみめぐむこと。なさけ。仁愛。(広辞苑)

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熟語の読み・一字訓読(その50:準1以下):子 「女子」は「男子」の対義語ではない? 

2017年04月05日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●子:小学…シ、ス、こ 準1…み、ね、おとこ

<漢検2>
・意味:①こ。こども。親から生まれたもの。「子息」「妻子」 ②たね。み。たまご。「子房」「種子」 ③人。「才子」「遊子」 ④おとこ。「男子」 ⑤成人した男子の敬称。特に、地位のある人や学徳のすぐれた人に対する敬称。「君子」「孔子」「夫子」 ⑥小さい。小さいもの。「子細」「原子」 ⑦物の名の下に添える語。「椅子(イス)」「扇子」 ⑧五等爵(公・侯・伯・子・男)の第四位。「子爵」 ⑨ね。十二支の第一。動物ではネズミ。方位では北。時刻では夜の一二時およびその前後二時間。

・下つき、大見出し :(多いので)略。「子房」のみ、以下に記載
 子房(シボウ):被子植物のめしべの下のふくらんだ部分。受精後、果実になる。実礎

<疑問1>男子の“子”が「おとこ」という意味なら、女子の“子”はどういう意味なんだ??? 

・漢検2に、意味④で「④おとこ。「男子」」とある。「男子」の“子”が“おとこ”なら(対義語であろう)「女子」の“子”は、おとこ?おんな?
・「男子」の“子”は“おとこ”という意味ではないのではないか・・・

➪確かに、大字源でも、意味“おとこ”のところに「男子」とある・・・わけわからん。すると、「女子」は「男子」の対義語とは言えないのではないか?

(広辞苑)
 男子:①おとこのこ。②おとこ。おのこ。男性。③勇ましい男。ますらお。
 女子:①おんなのこ。娘。②おんな。女性。婦人 ⇔ 男子
 とある。「男子」の対義語としての「女子」は“おんな、女性、婦人”ということ。その「男子」とは②の「おとこ。おのこ。男性」・・・要するに、「男の人⇔女の人」という対義となるんだろう・・・。この意味なら、わかるが、そうすると、この「男子」の“子”は、漢検2の意味③にもある「人」という意味なのではないか・・・。

 なんて、こんなところに疑問を感じて調べてしまった・・・。
 よくわからないが、Yahoo!のベストアンサーにもある(同じような疑問をもった人がいたんだ!)、「“子”は、接尾語で、人。者。 男子「男である人」・女子「女である人」です。「男性・女性」と言い換えて良いでしょう」云々・・・が正しいような気がする。

<疑問2>子房=実礎(ジッソ)のようだが、「実礎」まで載せている意味があるのだろうか。こんな同義語問題はまさか出ないだろうな・・・
 ・この辞典は植物用語辞典か・・・(笑) 折角の辞典なのだから、もっと有効なものに字数を費やしてほしいもんだ・・・。
 ・「子房」「種子」の“子”は訓読み対応は“み”のようだ・・・
 ・広辞苑、大辞林などでも「実・子(み)」となっていて、「・・・がなる」「草の・・・」という例示がある。
 ・「植物の子(み)がなる」「草の子(み)」なんて、表記があるのだろうか・・・使用例がよくわからないが、どこかにあるんだろうな・・・

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熟語の読み・一字訓読(その49:準1以下):纂  (纘)

2017年04月04日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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●纂:サン、あつ(める)、つ(ぐ)、くみひも
<漢検2>
・意味 :①あつめる。あつめてまとめる。「纂修」「編纂」 ②つぐ。受け継ぐ。「纂承類)①②纘(サン) ③くみひも。「纂組
・下つき:雑纂(ザッサン)・編纂(ヘンサン)・類纂(ルイサン)・論纂(ロンサン)
・大見出し(音熟語)
 纂述(サンジュツ):資料をあつめて文章にあらわすこと。「校史を―する」
 纂承(サンショウ):受け継ぐこと。「大業を―する」

<大字源>
 纂組(サンソ):赤いくみひも  *「纂」に、“赤いくみひも”の意あり。

纂述と刪述> *漢検2には「刪述」の掲載はナシ・・・。ブログで模試か何かで出した記憶あり・・・。

 纂述:(上記のとおり)
 刪述:古典の不要な部分を取り除き、その真の精神や思想を述べ、明らかにすること(大字源) 
    余分な部分を取り除いて述べること。取捨して編集すること(広辞苑)
 
 *同音異義語なので要注意か。

纂と纘
・漢検2にも、「纂」の意味①②は「類)纘」となっているように、同じように使われているようだ・・・。
 (参考)
  纘:サン、つ(ぐ)、うけつ(ぐ)、あつ(める)
・大字源では、
 (「纂」のほうでは)
 纂業(サンギョウ):前人の遺業を受け継ぐ。同)纘業
 纂述(サンジュツ):(漢検2大見出しとほぼ同じ)集めて文章にあらわす 同)纘述(サンジュツ)
 纂緒(サンショ):事業を受け継ぐ。纂業。 同)纘緒(サンショ)
 纂承(サンショウ):(漢検2大見出しとほぼ同じ)うけつぐ 同)纘承(サンショウ)
 (「纘」のほうでは)
 纘業(サンギョウ):事業を受け継ぐ。同)纂業
 纘述(サンジュツ):あつめのべる 同)纂述
 纘緒(サンショ・ショをつぐ)前人の事業を受け継ぐ。同)纂緒(サンショ)
 纘承(サンショウ):うけつぐ。継承。同)纂承(サンショウ)

 *大字源では以上の熟語が「纂・・・」=「纘・・・」となっている熟語。

 (注1)漢検2「纘」では、「纘継」「纘緒」が掲載されているが、読み・意味とも掲載なし。
  纘継(サンケイ):つぐ。うけつぐ。纘続(サンゾク) (大字源) *「纂継」という熟語の掲載はナシ・・・
 (注2)大字源上では(“あつめる、つぐ”意の熟語で)「纂・・・」=「纘・・・」となっていない熟語は、
  纂纂(サンサン):集まるさま、群がるさま。同)攢攢(サンサン) (参考:攢:あつ・める、あつ・まる、むが・がる)
  纂次(サンジ) :集めて順序を付ける。編集する。
  纂修(サンシュウ):①文書を集めて整理する。②事業を受け継いで修める。
  纂集・纂輯(サンシュウ):文章・著述を集めてまとめる。
  纂成(サンセイ):集めてつくり上げる。
  纂臨(サンリン):天子が位を継いで朝廷に臨む。
  纂録(サンロク):あつめしるす。集録。

  纘継(サンケイ):((注1)のとおり)
  纘脩(サンシュウ):つぎおさめる。受け継いで治める。
  纘続(サンゾク):うけつぐ。纘継。

 *どこまで「纂」=「纘」で書き替えられるのか・・・こういうのは厄介だ・・・。漢検2に「類)纘」となっているから、もしかして「編纂」も「編纘」と書き換えられるのかどうか・・・大字源の「編纂」のほうを調べたら、「同)編纘」という記載はなかった・・・。

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熟語の読み・一字訓読(その48:準1以下):塞(サイ、ソク)

2017年04月02日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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●塞:中学…サイ、ソク、ふさ(ぐ)、ふさ(がる) 準1…せ(く)、み(ちる)、とりで

*“サイ”も“ソク”も漢・呉音(大字源)
*明らかに音による読み分けがありそうなのに、ここは漢検2は音読み分けをしていない・・・。
*大字源では、(上記訓読みに対応するもののみ、分けてみると・・・)
 🈩サイ:とりで
 🈔ソク:ふさ(ぐ)、ふさ(がる)、み(ちる) 、(せ(く))  
 *「せ(く)」の説明や熟語は掲載ナシ
 *「とりで」の意味には、「①通路を押さえて守りを固めるとりで ②地形のけわしい要害の地 ③辺境に設けて外敵を防ぐ小城 ④くにざかい。辺境。⑤北東方の国境 」が含まれている。

<漢検2>
・意味:①ふさぐ。ふさがる。とざす。「梗塞(コウソク)」「閉塞(ヘイソク)」 ②とりで。要害の地。「城塞(ジョウサイ)」「要塞(ヨウサイ)」 類) 砦(サイ) ③みちる。みたす。「充塞(ジュウソク)」
・下つき:梗塞(コウソク)・充塞(ジュウソク)・城塞(ジョウサイ)・栓塞(センソク)・塡塞(テンソク)・逼塞(ヒッソク)・閉塞(ヘイソク)・防塞(ボウサイ)・要塞(ヨウサイ)
・大見出し:塞の神(サエのかみ) 塞く(せ-く) 塞源(ソクゲン) 塞栓症(ソクセンショウ) 塞(とりで) 塞ぐ(ふさ-ぐ)

<塞(サイ)とも塞(ソク)とも読む熟語>(大字源)・・・文脈の中で判断するしかない熟語・・・こういうのは意外に難問・・・

塞途・塞塗:①ソクト:道路にみちる。塞道。 *塞道(ソクドウ):道をふさぐ。人が道に大勢いる。塞路。塞途。(“ソクドウ”読みしか掲載ナシ)
      ②サイト:辺境の道
塞路:①ソクロ:道をふさぐ。道路いっぱい。塞道。 
   ②サイロ:辺境のとりでに通じる道。

<ちょっとわかりにくい熟語>(大字源)

塞淵(ソクエン):充実して深淵。思慮が深く着実なさま
塞除(ソクジョ):ふさぎ、のぞく。
塞斥(サイセキ):辺境の不毛の地を開拓する
塞塞(ソクソク):心がふさがって安らかでないさま
塞責(ソクセキ):責めをふさぐ。責任を果たす。

塞禱(サイトウ):願ほどき。かけた願いがかなってお礼のためにする祈禱。 同)賽禱  *「塞(サイ)」に“神仏にお礼まいりする。同)賽”の意あり。

<1級漢字を含む熟語>(大字源)

塞徼(サイキョウ):辺境のとりで。徼も、とりで。(注)「徼」に“とりで”訓はナシ。 徼(さかい)、徼(くにざかい)。
塞壅(ソクヨウ):ふさぐ。ふさがる。壅塞。同)雍塞 擁塞
雍塞(ヨウソク):(=塞雍・塞壅)
遏塞(アツソク):へだてふさぐ。とどめふさぐ。
盈塞(ヘイソク):みちふさがる
淪塞(リンソク):しずみふさがる。落ちぶれて不幸になること。

*ほかに、翳塞(エイソク)、捍塞(カンソク)など・・・。

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熟語の読み・一字訓読(その47:準1以下):済 済(わた)る・・・

2017年04月01日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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●済:小学…サイ、す(む)、す(ます) 準1…セイ、わた(る)、わた(す)、すく(う)、な(す)

<漢検2> *最近の1級書き問題に「済(な)し崩し」がありましたねえ・・・
・意味:①すくう。たすける。「済度」「救済」「共済」 ②すむ。すます。「皆済」「決済」 ③なす。なしとげる。「済美」 ④わたる。わたす。 ⑤数が多く盛んなさま。「済済(サイサイ)・(セイセイ)」
・下つき:皆済(カイサイ)・既済(キサイ)・救済(キュウサイ)・共済(キョウサイ)・経済(ケイザイ)・決済(ケッサイ)・弘済(コウサイ)・返済(ヘンサイ)・弁済(ベンサイ)・未済(ミサイ)
・大見出し:( 略 )

①「弘済」・・・念の為調べた・・・
 (大字源)
  弘済コウサイ・コウセイ):広く世の人を救う。
  広済(コウサイ・コウセイ):広く救う。弘済。 同)光済    (注)漢検2には「広済」「光済」の掲載ナシ。

②「わた(る)」「わた(す)」に対応する熟語・・・掲載が無いようなので、これも念の為、調べた。
 (大字源)
 済渉(サイショウ):川をわたる
 済勝之具(セイショウのグ):丈夫な足。健脚。景色の良いところを渡り歩く道具の意。 
  *「済勝」のみの熟語掲載無し・・・
  *広辞苑では、
   済勝(セイショウ):(サイショウとも)景勝の地をへめぐること
 済水(セイスイ):①川の名 (詳細略) ②川をわたる

 (参考)「済川(サイセン)」
  ・これも川をわたる意かと思ったら、「天子を助けて政治を行う」だって・・・。

*余談* ・・・「済度」の意味・・・

・漢検2大見出しでは、
 済度(サイド):(仏)仏が迷い苦しんでいる衆生(シュジョウ)を救い、悟りの境地に導くこと。「済」は救う、「度」は渡す意。

 との説明のみ。

・大字源では、
 済度(サイド):①わたる  ②(仏)仏の道によって衆生を救い、極楽の彼岸に渡す。
 
*広辞苑も、漢検2および大字源の意味②とほぼ同内容の説明。大字源の①の意味なら、「済(わた)る」訓にも対応するが・・・。

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熟語の読み・一字訓読(その46:準1以下):坤  采 

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●坤:コン、つち、ひつじさる
<漢検2>
・意味:①つち。大地。「坤元」「坤道」 ②易の八卦(ハッケ)の一つ。地・母・下などを表す。 ③皇后。妻。女性。 ④ひつじさる。南西の方位。
・大見出し:坤軸(コンジク) 坤徳(コントク) 坤輿(コンヨ) 坤(ひつじさる)

<大字源>
 坤元(コンゲン):地。大地。地の徳。
 坤道(コンドウ):①地の道。大地の原理。地道。②婦人の守るべき柔順の道。婦道。 対)乾道
 *「坤道」は、漢検2の意味③にあたる意味と思っていたけど、①の意味もあるから、“つち、大地”にも対応しているんだ・・・。

●采:中学…サイ 準1…と(る)、いろどり、すがた、うね
<漢検2>
・意味:①とる。つみとる。えらびとる。「采配」「納采」 類)採  ②いろどり。あや。もよう。「采色」 類)彩・綵(サイ) ③すがた。ようす。「風采」 ④領地。知行所。「采地」 ⑤さいころ。
・下つき:異采(イサイ)・喝采(カッサイ)・五采(ゴサイ)・食采(ショクサイ)・神采(シンサイ)・納采(ノウサイ)・風采(フウサイ)・文采(ブンサイ)
・大見出し:采女(うねめ) 采色(サイショク) 采薪(サイシン)采薪の憂(うれ)い (サイシンのうれい) 采配(サイハイ) 采邑(サイユウ) 采る(と-る)

*わかっているようで実はよく分からない熟語を調べた*

納采
 ・広辞苑「結納をとりかわすこと。「納采の儀」」・・・なぜ、「とる」訓に対応しているのか・・・
 ・大字源
  納采:(「采」の項では)「意味⑪ 婚礼時の儀式の一。」とのみ・・・。
  納采:(「納」の項では)「周代、結婚の六礼(リクレイ)の一。男子側から結婚を申し込み、女子の家の承諾の返事を待って礼物を女子の家に贈ること。采は、女子を採択した意を示す。結納。納徴。」・・・これでやっと納得した。
五采(=五彩)>
 ・黄・青・赤・白・黒の五つの色。五色(ゴシキ)。五綵。 *「五綵」には、他に“五色のあやぎぬ”の意もある。 (大字源)
食采
 ・知行所。領地。采邑。 (広辞苑)
文采(=文彩、文綵)>
 ・①いろどり、うつくしさ ②文章や著述のりっぱさ ③衣服の美しいさま ④音楽で、五声が美しく調和すること  (大字源)

*余談*  采女(うねめ)と采女(サイジョ)
・漢検2掲載の「采女(うねめ)」の采(うね)は、国語。(大字源)
・「采女(サイジョ)」と読めば、「漢代の女官の名称。民間から選んで採用した女子の意。彩女。綵女」(大字源)

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熟語の読み・一字訓読(その45:準1以下):獄(うった)える  頃(キ・かたあし)

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●獄:中学…ゴク 準1…うった(える)、ひとや

・漢検2の意味に、「①ろうや。ひとや。「獄門」「監獄」 ②うったえ。うったえる。「疑獄」 」とある。
・「疑獄」がなぜ“うったえる”に対応するのか、よくわからない・・・。
・「疑獄」
  (大字源):①疑わしくて決定しにくい裁判事件 ②(国語)金銭の授受・収支について大がかりな違法の疑いのある事件
  (広辞苑):①(「礼記(王制)」)事情が入り組んで真相がはっきりしない裁判事件 ②俗に、政府高官などが関係した疑いのある大規模な贈収賄事件をいう。
  (漢検2):①証拠などが明確でなく判決の出しにくい事件。 ②政治がらみの規模の大きな贈収賄事件。 「獄」は裁判の意。
  *漢検2は、「疑」の大見出しの方にあり。・・・ここでは“「疑」は裁判の意”とあり。
  *“裁判”と“うったえ・うったえる”は同じ字義なのだろうか・・・
  *大字源では「獄」の字義は、
   「①うったえる。うったえ。 ②さばく。裁判する。また、裁判。③つみ。罪状。④ひとや。ろうや。⑤判決の文書。」となっており、“うったえる”と“裁判”は同じとはとらえていないようだが・・・。

・「獄(うった)える」に対応する音熟語(大字源)

 獄訟(ゴクショウ):うったえ。裁判ざた。罪を争うのを獄といい、財を争うのを訟という。
           *ここでは、「うったえ」と「裁判ざた」は同じようにとらえているようだが・・・

 獄訴(ゴクソ):裁判ざた。罪のうったえ。 *「意味③つみ、罪状」に対応しているのかもしれない。

●頃:中学…ころ 準1…ケイ、キョウ、しばら(く)、かたあし

・漢検2の意味に、「①ころ。このごろ。ちかごろ。「頃日」 ②しばらく。「頃刻」「食頃」 ③かたあし。かたあしを上げる。半歩。 」とある。
・このうち、“かたあし”訓とその音熟語がよくわからなかったので調べた。

 <大字源>
 頃歩(キホ):半歩。 同)跬歩(キホ)蹞歩(キホ)  *「跬」「蹞」は対象外。 

  大字源によれば、頃(キ)は、漢・呉音で、音読み分けの「🈪 かたあし。半歩。 同)跬(キ)・蹞(キ)」。

 *現行音に“キ”は無いので、このような問題は出ないと思うが、漢検2は、なぜ、「かたあし」訓や、その意味を、わざわざ書いているんだろう・・・この辺がよくわからないところ。

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熟語の読み・一字訓読(その44:準1以下):鉤

2017年03月31日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●鉤:ク、コウ、かぎ、つりばり、おびどめ、か(ける)、ま(がる)
<漢検2>
・意味:①かぎ。物をひっかけたりとめたりする、先の曲がった金属製の道具。つりばり。「鉤曲」 ②かける。ひっかける。「鉤距」「鉤索」 ③おびどめ。「帯鉤」 ④まがる。まげる。かがむ。
・下つき:銀鉤(ギンコウ)・帯鉤(タイコウ)・釣鉤(チョウコウ)
・大見出し:鉤(かぎ) 鉤裂き(かぎざき) 鉤形・〈鉤状〉(かぎなり) 鉤鼻(かぎばな) 〈鉤樟〉(くろもじ) 鉤餌(コウジ) 鉤縄規矩(コウジョウキク) 鉤欄(コウラン)〈鉤素〉(はりす)

*漢検2の音熟語を訓読みに対応させると、
・かぎ、つりばり:鉤曲 鉤餌 釣鉤 銀鉤
・おびどめ:帯鉤
・か(ける):鉤距  鉤索 
・ま(がる):鉤欄
となるか・・・。
ただし、以下のとおり、異なる意味を有す熟語もあることに留意しておく必要もあるかもしれない・・・。
 鉤曲(コウキョク):つりばりのようにまがる(大字源)
 鉤餌(コウジ):つりばりにつけたえさ(漢検2・大字源)
 釣鉤(チョウコウ):つりばり(大字源)
 銀鉤(ギンコウ):(大字源)①銀のかぎ。②銀製のすだれかけ ③銀製の帯かけ ④巧みな草書のさま (広辞苑)①銀製の針。銀製の、すだれのかけがね ②力強い草書の形容 ③三日月の形容
 帯鉤(タイコウ):おびがね。帯の両端を掛け合わせる金具。(大字源)

 鉤距(コウキョ):かぎで引っかけて引き出すように、内情を巧みに探り出す。(大字源)
 鉤索(コウサク):①隠れたものを引き出しも求める ②金属製のかぎ (大字源)

 鉤欄(コウラン):折れ曲がっている手すり。同)句欄(コウラン)

<余談1>四字熟語:「鉤章棘句」「鉤心闘角
・「鉤章棘句」:「鉤章」は“釣り針のようにひっかかりのある文章”(漢検四字熟語)「ひっかかるところの多い文章」(大字源)
・「鉤心闘角」:“鉤形(かぎがた)にそりかえった屋根が中心に集まりま・・・「鉤心」はそった屋根の中心が多く鉤が集まったように見えること”(漢検四字熟語)。大字源は、「鉤心(コウシン)」:①車の軸 ②転じて、屋根の中心の集まるところ。 *「鉤」に“輿の下にあって車軸を固定するもの”の意あり。「鉤心」の「鉤」は、“かぎ”ではなく、この意味から来ているのかもしれない・・・。
<余談2>「鉤(コウ)を窃む者は誅せられ、国を窃む者は諸侯となる
・この「鉤」は、帯留めのこととの事。

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