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「トランスジェンダーではない、悪質な女装おじさん」による性加害の実態。被害者が告白

女装おじさんが語る、「変態の正しい見分け方」

『暴走する女装おじさん犯罪報告』

「たまたま女装男が犯罪を犯しただけ」とマチコさん

 女装おじさんの狼藉を、ほかの女装家はどう見るのか。 「女装すると興奮して、脳内に幸せホルモンのようなものが出てくる。変態という自覚はあります」と話す佐々木涼さん(仮名・41歳)。だが、世相を鑑みて女装は2年前からやめているという。 「悪質な女装おじのせいで、肩身が狭くなりました。そのうち『女装狩り』が出てきてもおかしくない。公衆の面前でカツラや服を剝がされたら、これほど情けないものはありませんよ。女装家の先輩からも『女装したらケンカするなよ』と前から言われています」  別の女装家・マチコさん(仮名・40代)は「女のコの格好をしていると、女性ウケがいいと気づいた。性の対象は女性なので、悪質な女装おじとくくりは一緒です。一線を越えてしまう人は、自制心の問題でしかないのでは」と話す。

女装男性の施設利用に対する多様な意見

『暴走する女装おじさん犯罪報告』佐々木さん

既婚のため、女装グッズは女友達に預けている佐々木さん

 昨今、問題となっている女子トイレや銭湯の使用については、取材を進めるなかで多様な意見が挙がった。 「男子トイレが混んでて仕方なく……ということはありました」、「性自認が女性で、治療をしている人ならいいのでは」。一方で、「明らかにおじさんだとわかる人が平気で女子トイレに入るから問題が起きる。ちゃんとメイクして、体格も小さく女のコにしか見えなければトラブルにならない。周りもそこまで見てない」という、容認しがたい声も。  男性の女性専用施設への入場は犯罪行為だが、女装するからにはと『女性専用施設をパス』するといったミッションを自分に課す男もいる。佐々木さんは、こうした状況に憤る。 「自分勝手な理由で女性専用の場に侵入する輩は女装家として許しがたい。本気で性別違和(※最新の精神疾患の診断・統計マニュアルDSM-5で性同一性障害から表記変更)に悩んでいる方に対しても失礼な話です。それに性自認を認めてしまうと、僕のような中年は大丈夫でも、若い男は自分をそうだと思い込んでしまう危険性がある。話してみると、性別違和ではないということが少なくありません。それに、若い女装男は『パス度』が高くチヤホヤされるので、承認欲求で女性ホルモンを打ったりするケースも多いです」
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LGBTではない女装男の見極め方とは
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