Legacy Waves pluginsとの奮闘ログ
解決したからまとめとこう。
三行で
昔のプロジェクト開いたらVST2のWavesプラグインが読めねえ
WavesはV15からVST2非対応らしい
V14に戻して、DAWをRosetta起動したら9割イケた
起きた問題1
私のいまのメインマシンは、macOS 13.7.4 (Ventura)でM2 proチップ、DAWはAbleton Live 12だ。
ある日、昔作った曲のプロジェクトを開きたいと思った。
これが旧マシン……macOS 10.14.6 (Mojave)でIntelチップ、Live 11と、まあまあ古い環境で作ったものなので前途多難な覚悟はあった。
とりあえず開いて、missing sampleをなんとか見つけ出し (みんなは曲ができたら"集めて保存"しようね)、missing plug-inは差し替える……とくに、VST2 Kontaktが軒並み死んでたのが萎えた。
解決1
で、missing plug-inは大まかに2種類あった。
①「現在もう使う気がないからインストールしてないplug-in」
自分の場合だいたいメータとかユーティリティ系だったので音への影響は小さかった。
トラックにあるpluginでどうしても替えが効かないもの (なんかフリーシンセで作ってたフレーズとか) は、旧マシンで同プロジェクトを開いてそこだけバウンスする。
マスターにかかってるエフェクトはすっぱり諦めよう。リマスターすればいいよ。
気の迷いで無料のVSTを入れてみたり、保守性のないメーカーに手を出したり (AIR MusicさんがXpand!2をApple Silicon対応させるのかなり待ちましたよありがとう)、普段からの心がけとしてそういうことを極力避ける。
基本的にはDAW純正エフェクトを使う。
サードパーティ選びはマチアプじゃなくて婚活。一晩だけの遊びのつもりで(曲が)デキちゃったら後々面倒なので、実戦投入は慎重に。
ま、あとからこうやって見返す気のある人だけ気にすればいい。
「作った曲はpre-masteredの2mixだけあれば良し! リマスターならそれで足りるのだから」は上の喩えを引き継げばヤリ捨てスタイルと言えるが (こういうニヤリともできない冗談のおじさん臭すごいね)、スタジオワークをベースに考えれば割と当たり前のことかも。
「せめてステムに割っといてWAVで揃ってれば良し!」も妥協点。頼まれてないのに全パラ書き出す人は逆に根性ある。
そして、私のようなITBトータルリコールオタクくんは何年も曲を寝かしちゃダメ。過去をしがまないで。はい、すみません……
②「VST2」
「AUもVST3もインストールできてるけど、VST2だけplugin listに出てこない。インストーラー上ではVST2のチェックを外したつもりないのに……」というものが結構ある。Rescanとか再起動でも出てこないんだよねー
これは、「ちゃんとVST2もインストールはされてんだけど、Apple Siliconでは使えんよ」が紛れてる可能性がある。
NIがかなりそれっぽい。私はKontaktやTransient Masterにけっこうお世話になってたうえ、VST2を中心に使ってた (AUだとWindowsの人とプロジェクトファイル交換しにくかったのと、VST3が広まる前の時代の名残りでVST2に統一してたんだよね) のでこれが全部missingした。
解決方法として、Rosettaモード起動がある。これでIntelライクな処理になるんで、VST2が見えるようになることがある。
先に通常起動して、missingするpluginをメモっておき、Rosettaモード起動したらメモったpluginをVST3やAUに差し替えていく。
パラメータ設定はuser preset保存したり、目コピしたり、がんばろう。
何が起きるかわかんないので、ねんのため別名保存を推奨する。Rosettaから戻ってきてプロジェクト開かなくなったら悲しいから。そんなことないと思いたいけど。
メモがめんどければ、Live 12は通常起動、Live 11や12.2 betaをRosettaで起動し、同じプロジェクトを開いて見比べて作業がおすすめ。別appだから同時に2つ起動できるんですね〜。
通常側でmissingしてるpluginの情報をRosetta側に見に行き、通常側を直していく感じ。なんにせよそこそこ手作業になるのは仕方ない。作業を進めたら通常側だけ保存し、Rosetta側は保存せずに閉じる。
Rosettaでも開かないpluginがあったら、旧マシンでプロジェクトを開いてまたpresetをやりとりしたり、目コピしたり……
Wavesの問題
大体の問題はこれで解決できた。例外として、Wavesという強敵がいたのだ……
2022年にこういう記事を書いた。「pluginのアプデ整理してたら、WavesのV9のpluginが動かなくなっちゃった! 再インストールしたら動いた……」というもの。
実はこの時、Gold Native Bundleは復帰できてたんだが、OneKnob Series Bundleは復帰できていなかったのだ。なんでそこに差があるの。
そして、今回復旧させようとしていた曲は2020年製で、OneKnobのVST2を使っていた……!
ということで、旧マシン上でOneKnobのVST2は起動しなくなっていた。V9なので現マシンにインストールできるわけもない。
次のゴールは、「Waves OneKnob VST2の起動になんとか成功し、どんなパラメータ設定してたかを確認する」→「それをVST3に置き換えるか、あるいは音色だけ確認できたら別のpluginに代替する」だ。
紆余曲折
とりあえず、V9とかいう遺物の権利しかないと一生解決しなそうだったのでOneKnob SeriesのWUPを買った。頼むぞ$22。でも今後の曲で使う気はないぞ$22。数年後に今と同じ悲しみを背負いそうだから。いまはV15らしい。遠くに来たもんだ。
まずはV15を現マシンに入れて普通に起動してみる。VST2は出てこない。AUとVST3は見えるからインストール/オーソライズはできてる。
ならばと、さっきの②に倣い、Rosetta起動してみる。VST2は出てこない。Live 11と12.2betaでも同様に試す。再起動、Rescan。出てこない。
V15のライセンスを購入したってことは、過去バージョンの権利もあるってことのはずだ。旧マシンに戻り、Mojave対応の最新版であったV13を入れてみる。VST2は出てこない。なんならAUしか出てこない上に、ライセンスが見つからないエラーで開けない。V13を除いてV9を入れ直してみる。出てこない。
マシン2台とLive4種類、pluginバージョン3つを行き来してもどれも開けねえ。さすがにサポートに助けを求めた。
解決2
Wavesのサポートの返信の早さ、そしてその端的さ (再起動してみましたか?程度の内容だけで1通を、数十分で素早く返してくる) は膨大なユーザへの対応をこなしてきた老舗っぽくて良い。メール書いてるのが人間かAIかは知らないが。
わかったことは、
そもそもV15はVST2入ってない
V14までVST2入ってる
V15 WUPを買ってれば、旧バージョンの使用権利もある
旧マシンにも同時オーソライズしようとすると面倒が起きる
ということで、「V14に落として現マシン内で解決する」方針をとる。
で、それをやってみると通常起動だとやはりVST2は出ない。ただし今度は、Rosettaで認識した! しかも、Live 11のRosettaはだめで、12か12.2betaでならVST2を立ち上げることができた。
Apple SiliconでWaves VST2を使うなら、「V14で止めて、Rosetta。DAWバージョンは色々試す」。これが安定解か……
その後の実修復作業は、さっき書いた、解決1の②「VST2」を参考のこと。
おわり
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