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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その104:準1以下):放(さ)く・・・

2017年07月27日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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●漢検2辞典、やっと1400頁へ・・・準1級以下の漢字(音訓)について調べることを主眼にしていたのに、どうしても1級漢字やその他の派生する問題・興味などで脱線して遅々として進んでいなかったけど、なんとか、あと200頁ちょっと・・・“痛風性格”なので時間に対する切迫感のようなものがあって、これもなんとか今週中には終わらせたいと考えていたのだけど、どうなるか・・・今月いっぱいぐらいになりそう・・・こういうの、性格的に許せない気分になってしまうんですけどね・・・なんか、自分に負けたという感じがして・・・
●アクセス状況・・・相変わらず上位に来ているのが「 漢検1級 平成29年度 第1回 答え合わせ 」・・・もうとっくに済んだ記事だと思っていたけど、なぜ、こんなにいつもいつも上位になるんだろう?不可思議・・・
●「漢検1級模擬試験倉庫」のspaceplusさんが、当ブログの語選択問題記事をアレンジ(リメイク?)して、あらためて出題してくれています。他人さまのブログでやるというのも変ですが、却って真剣に取り組めて、新鮮で頭に入りやすい・・・どうしても自分のブログでの復習だけだと、気が緩んだり、おざなりになったりするので、とても重宝・・・よろしければ、みなさんもトライしてみてください・・・ただし、難度高いです・・・ハッキリいって初心者は避けたほうが賢明、ある程度以上の“訓練”をしている人や自信をもっている方向けです・・・初心者は“自己崩壊”する危険性があります・・・私も、いまだに、全部が全部、すんなりと出来ているとは言えませんから(汗)
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●さて、「屁を放(こ)く」は良いとして、「放(さ)く」の方の問題・・・以下のように、1級の“訓読み”にしっかりある・・・
●漢検2にも「放(さ)く」の訓読みあるも、音熟語や意味説明は一切ナシ・・・
●で、ちょっと調べてみた・・・

:小学:ホウ、はな(す)、はな(つ)、はな(れる)、ほう(る)準1:ほしいまま、まか(す)、ゆる(す)、ひ(る)
   1級:こ(く)、さ(く)

(漢検2)*「放(さ)く」の訓読み掲載あるも、以下のとおり、意味説明には何もナシ・・・。
意味:①はなす。ときはなす。自由にさせる。ゆるす。「放牧」「解放」
   ②はなつ。おいやる。しりぞける。「放校」「追放」
   ③発する。送り出す。「放射」「放流」
   ④ほしいまま。思うままにする。まかす。「放蕩(ホウトウ)」「奔放」
   ⑤なげる。ほうり出す。「放棄」「放置」
熟語等:(・・・略・・・)

●結論からいえば、「放(さ)く」は、各国語辞典に解説あり・・・訓読みとしては・・・

大辞林 第三版
離(さ)く・放(さ)く」:遠くへやる。引き離す。遠ざける。 「見も-・かず来きぬ/万葉集 」 ...
(注)「離」には“さ(く)”という現行訓はナシ・・・。
デジタル大辞泉
見放く(みさ・く) :①遠くを見る。はるかに眺める。「しばしばも―・けむ山を」〈万・一七〉
           ②見て、気持ちを晴らす。「語り放(さ)け―・くる人目ともしみと」〈万・四一五四〉
*広辞苑だと、もっと詳しい説明および他の意味の説明などもあるが、略。

●これだと、古語・文語のようなので、無視しても良さそうだと思ったが、ネットを渉猟していたら、「短歌文法辞典」というものに、
 ・「動詞」(91)
 ・みさく(見放く) (他動・下二)遠く見やる。遠くのぞむ。
 という解説・説明あり。
 ・その中の詩にも、
   秀(ほ)つ峯を西に見さけてみすず刈る科野(しなの)のみちに吾ひとり立つ 
   (意味:高くそびえる峯みねを西空遠く見やりながら、いま、私を生んだ美しい信濃の道に、一人たしかに立っている。)
   はなやげる紫のいろ雷雨去りて遠く見さくる街と建物  
   頂の岩秀(いはほ)にすがり見さくれば目眩(めくら)むまでにかしこく思ほゆ  
  なんかの詩が掲載されていた。
 ・だから、古語・文語だけでなく、現代でも通用する“読み”のようだ・・・
●阿倍仲麻呂の有名な詩、「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月 かも」の「ふりさけみれば」は漢字で当てるとしたら、「離(く)」か「放(さ)く」ということになるらしい・・・。

*以下は余談・・・「放(さ)く」に対応する音熟語がないかどうか、大字源で調べた内容(の一部)・・・結論からいえば、「放(さ)く」に対応する音熟語とは言えないと思うが・・・

<余談1> 「放春」 「放梅
・大字源の「放」の字義のなかに、「ひらく。また、花が咲く。草木の芽が出る。「放春」(杜甫)「山意衝ㇾ寒 欲ㇾ放ㇾ梅」 」とあった。
・「放(さ)く」って、もしかしたら、「咲く」という意味なのかとも思ってしまったけど・・・
・「放春(ホウシュン)」:春になって草木が花を開く。
・「放春」も「放梅」も、“放(はな)つ”あたりに対応する音熟語と理解しておいたほうがよさそうだ・・・

・そもそも、大字源には、そのものずばりの「放(さ)く」という読みや字義は書かれていなかった・・・邦語かしら?邦語だったら、邦語と書いてあったり、当て字や国語だったら、そのような説明がどこかにあるのだが、それらも全然なかった・・・漢字の音熟語とは別の次元のものなのかな?


<余談2> <放春花> <迎春花
・「放春」で思い出したが、春関連の当て字・熟字で、「放春花」「迎春花」・・・というのがある。漢検辞典的には、これらは対象外だろうが・・・
・以前は、こういう当て字・熟字も一所懸命、学習していたのだが・・・でも、意外に記憶にまた残っているもんだ・・・

放春花(ぼけ)>:(漢検的には)「木瓜」または「鉄脚梨」
迎春花(こぶし)>:(漢検的には)「辛夷」

*こういう当て字・熟字というのは発想豊かで命名の妙もあって、なかなか楽しい・・・

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熟語の読み・一字訓読(その103:準1以下):眉

2017年07月24日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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<眉:中学…ミ、まゆ 高校…ビ 準1…ふち、としよ(り)>
(漢検2)
眉:ビ・ミ まゆ  外)ふち・としより
意味 :①まゆ。まゆげ。「眉目」「白眉」 ②へり。ふち。 ③としより。老年。「眉寿」
下つき:蛾眉(ガビ)・秀眉(シュウビ)・愁眉(シュウビ)・焦眉(ショウビ)・拝眉(ハイビ)・白眉(ハクビ)・柳眉(リュウビ)
大見出し:(「眉」から始まる言葉)〈眉児豆〉(いんげんまめ)〈眉尖刀〉(なぎなた)眉宇(ビウ)眉月(ビゲツ)眉雪(ビセツ)眉目(ビモク)
      眉目秀麗(ビモクシュウレイ)〈眉庇〉(まびさし)〈眉相〉(まみあい)眉(まゆ)眉を伸(の)ぶ(まゆをのぶ)眉墨(まゆずみ)
      眉唾物(まゆつばもの)眉間(ミケン)
「睫」の下つき:眉睫(ビショウ)    *その他、他の下つき熟語あるも、略。

*“ふち”、“としよ(り)”に対応する熟語の掲載がないので調べた・・・

(主として大字源から)
・ふち:井眉(セイビ)=井戸のふち 弩眉(ドビ)=いしゆみのへり(後記注参照)

・としよ(り):眉寿(ビジュ)=老人。長命の人。老人は眉の毛が長く伸びるからいう。

・その他
 眉睫(ビショウ):①まゆげと、まつげ。②ごく近いことのたとえ。目睫。
 眉批(ビヒ):書籍の上端に書かれた評語。鼇頭
 (参考:広辞苑)鼇頭(ゴウトウ):①書物の本文の上欄。また、その書入れ。頭注。②中国で、官吏登用試験の首席及第者。状元。
 斂眉(まゆをおさむ、レンピ):まゆをひそめる。
 伸眉(まゆをのばす、シンピ):(漢検2「眉を伸ぶ」と同じ。)
 眉月(ビゲツ):三日月。初月。新月。  *漢検2では「まゆのような形をした月。三日月。「まゆづき」とも読む。」

(注)弩眉について、
 大字源では「鏐」の字義で、「①弩眉。未詳。」となっているが、字通では、「弩眉のこと、弩の眉(へり)なり」との説明あり。
 なお、「鏐(リュウ・リョウ こがね・しろがね)」には漢検2でも「意味①いしゆみのへり。・・・」とある。
 ー余談ー
 なぜ、弩(いしゆみ)のへりやふちのことを“弩眉”と書き、表現するのか・・・全然イメージ湧かなかったけど、弩の画をみて一目瞭然!
 たしかに、弩の、人が持つところの形は眉(まゆ)そっくりだ・・・たぶん、そのあたりからの発想で付いた漢字・熟語なんだろう・・・
 ま、“下がりまゆ”のような形だけど・・・。
 すると、「井眉」も、井戸のへり・ふちのあたりの形が昔は眉の形に似ていたのだろうか・・・これは画がないのでわからない・・・今度、
 華流・韓流古代劇のビデオを見る時に井戸の描写があったら注意して見てみよう・・・


<参考>既出の記事・問題
「漢検1級 28-3向け <語選択問題1>&<語選択問題2> 2016年12月15日 | 語選択」
2.心配事がなくなりほっとした表情になること
2.伸眉(しんび):心配事がなくなりほっとした表情になること 「眉を伸ぶ」(漢検2)

「松陰全集 第4巻 2015年11月10日 | 書籍などからの熟語抜萃」
・茲に牘を削りて謝を言(もう:原文ルビのまま)す・・・以て眉寿(ビジュ)を保たれなば・・・幸甚。 ・・・お礼の言葉を書き認める・・・眉が白くなるほどの長命

「美女・美人=ガビ(蛾眉)=ケンビ・・・2017年05月24日 | 過去問等の深掘りシリーズ」
●H6-2の音読み問題・・・「美女のことを繭眉という」・・・答えは“ケンビ”・・・

「漢検1級 29-1向け模擬試験問題 その2 2017年05月11日 | 模擬試験問題」
1.きわめて近いことのたとえ
1.眉睫 *意味は広辞苑から。漢検2掲載熟語 *「目睫(もくしょう)の間」から連想できるかも・・・

「漢検1級 27-③に向けて その23 鉗 鏐 2015年11月19日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 」
②鏐:リュウ、リョウ、こがね、しろがね
・・・
・さて、第2版には、意味として、「①いしゆみのへり ②こがね。黄金の美しいもの。③しろがね。銀のうつくしいもの。」とある。
・このうち、①のいしゆみのへり・・・各辞典の説明はほぼ同じで、「弩眉のこと、弩の眉なり」との説明・・・なんじゃ、「弩(いしゆみ)の眉(まゆ)」って???・・・と思ったら、「眉」には「ふち」という読みがあった(^^;)字通にも(現行音にはないが、叮嚀に「弩の眉(へり)なり」と読みが振ってあった・・・」

「熟語の読み・一字訓読(その289) 鎬 鏐 鏈 鏤 鐔 鐓 鐃 2016年08月22日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級ー」
(参考)
 第2版には、意味として、「①いしゆみのへり ②こがね。黄金の美しいもの。③しろがね。銀のうつくしいもの。」とある。このうち、①のいしゆ みのへり・・・各辞典の説明はほぼ同じで、「弩眉のこと、弩の眉なり」との説明・・・「弩(いしゆみ)の眉(まゆ)」ではなく、「眉」には「ふ  ち」という読みあり。字通にも(現行訓にはないが、叮嚀に「弩の眉(へり)なり」と読みが振ってあった。
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熟語の読み・一字訓読(その101:準1以下):播 

2017年07月20日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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●昨日は調子にのって1時間程度、外を出歩いていたら、熱中症気味になったった・・・あ~辛かったあ・・・というわけで終日ぐったりとベッドで横になってた・・・
●夜、熱中症を押して、トラを応援していたら、8回まで接戦だったので応援に熱がこもったが、8回大量失点でボロ負け・・・違う熱がぶり返しちゃってトラも自分もダウンしたった(ーー;)

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<播:ハ、バン、ま(く)、し(く)、さすら(う)> 語句【播種】はしゅ、【伝播】でんぱ

(漢検2)
播:ハ・バン まく・しく  *「さすら(う)」訓の掲載ナシ
意味 :①まく。種をまく。「播種」 ②しく。広く及ぼす。「伝播」 ③さすらう。のがれる。 ④「播磨(はりま)の国」の略。「播州」
下つき:伝播(デンパ)
大見出しほか:〈重播〉(しきまき) 直播き(じかまき) 伝播(デンパ) 播種(ハシュ) 播植・播殖(ハショク)〈播磨〉(はりま) 播く(ま-く)

*「播」の熟語は音読み問題で何回か見てる・・・大体、意味③の“さすらう、のがれる”意の熟語が多かった記憶があるが、漢検2では「さすら(う」訓の掲載はナシなんだよなあ・・・アホか・・・

(大字源)
 ハ(漢・呉音)バン(慣用音) *他に慣用音で“ハン”あり。なお、バン・ハン音の熟語は「播州(バンシュウ)」以外、見当たらず。(注)「播州(バンシュウ)」は、漢検2にもあるとおり、昔の播磨の国のこと。“ハンシュウ”と読むと、唐代にあった州の名というのもあるが、ここでは無視。

・ま(く):
 播灑(ハサイ):まきちらす。まきそそぐ。

・し(く):
 播化(ハカ):広く万物を生じる。 *「し(く)」意に、“広く影響を及ぼす。また、言い広める”意あり。
 播告(ハコク):広く告げ知らせる。布告。
 播敷(ハフ):ひろめ、しく。広く行き渡らせる。播布。
 播揚(ハヨウ):①自分のほうからわざわざ事を起こす。②広く知れ渡るようにする。宣揚。
 流播(リュウハ):①つたわりひろまる。広く行き渡る。②ながしはなつ。
 弘播(コウハ):(熟語掲載のみ)・・・ひろく行きわたらせる、ひろく“しく”意か・・・
 宣播     :(熟語掲載のみだが、“し(く)”に対応する熟語と思われる。
 揚播     :(熟語掲載のみだが、“し(く)”に対応する熟語と思われる。逆さま熟語の「播揚(ハヨウ」があるし・・・)

・さすら(う):
 播越(ハエツ):うつり、のがれる。居所を失って他国にさすらう。
 播遷(ハセン):うつる。また、遠方にさすらう。
 播蕩(ハトウ):国外に逃れてさまよう。播越。
 逋播(ホハ):(「逋播之臣」で“他国に逃れさまよう家臣。「逋播」は、「逋亡播遷」の略。”)

・その他(判別不能の熟語も含む):
 播棄(ハキ):みすてる。「犂老を播棄す」 *「播」に“すてる。同)棄”の意あり。
 播精(ハセイ):米をあおる。箕で米をあおって殻やごみを除くこと。一説に、占いの吉凶を判断すること。 *「播」に“あおる。同)簸 ”の意あり。
 掀播(キンパ):(熟語掲載あるも説明ナシ・・・ただし「掀簸(キンパ)」=あおりあげる。あおりあがる。)
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熟語の読み・一字訓読(その100:準1以下):奈 内 臥

2017年07月17日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・最近の朝の日課・・・「ボクちゃん日記」と「模擬試験倉庫」を見てから、漢検2辞典をベースにした調査&記事作成にとりかかる・・・
・「ボクちゃん日記」:自分の復習のため(含、記事チェック)・・・難しい熟語や読みもあるので、都度調べるか難しすぎるのはパスしている・・・
・「模擬試験倉庫」:分野別問題や模擬試験はかかさずトライ・・・お互いのため、また、他の方への参考のためにも極力コメントも入れるようにしている・・・
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●以下、あまり役に立たない記事もあるが、念のため、また、今後のため、記録しておく・・・また同じような事を重ねて調査することのないように。
●「飛」の書き順が違うことがこの歳になって初めて分かった・・・けど、もう直さない。今更直すと、書き間違えそう・・・
●「臥」の画数が大字源と漢検2で異なる・・・「臣」の画数は同じなのに・・・もう知らん・・・

<奈:中学…ナ 準1…ダイ、ナイ、なん(ぞ)、いかん、いかん(ぞ)>
(漢検2)
奈:ナ 外)ナイ・ダイ 外いかん・いかんぞ・なんぞ
熟語等・・・略・・・すべてナ音熟語・・・

(大字源)
 ダイ(漢音)ナイ(呉音)
 ダ (漢音)ナ (呉音)

*“ナ”音以外の熟語を探したが、大字源では以下の一つだけだった・・・
 奈花(ダイカ):茉莉花(マツリカ)。ジャスミン。常緑低木。 ・・・「奈」に“果樹の名。あかなしの木。また、からなし。べにりんご。りんごの一種という。”(大字源)さらに、“他に、ざくろ、りんごの実などの説もある”由。

<内:小学…ナイ、うち 中学…ダイ 準1…ドウ、ノウ、い(る)>
(漢検2)
内:ナイ・ダイ  外)ノウ・ドウ うち 外)いる
意味⑥い(入)る。いれる。おさめる。「内服」(ナイフク)
その他:略。(ナイ・ダイの熟語掲載はアリあり。)

(大字源)
 ドウ(漢音)ノウ(呉音) *大字源では音分けがあり、こちらの音に「🈔いれる、おさめる 同)納」の意あるも、“ナイ、ダイ”の音にも「🈩いる、いれる、同)入 いれる 同)入 内に入れる・・・」などの意味があるが・・・

*“ドウ、ノウ”音の熟語を探したが、大字源には掲載されていなかった・・・どこかで見たか書いたか記憶があるのだが、現時点不明・・・

内冓(ナイコウ):奥まった部屋。また、その中の秘事。中冓

内荏(ナイジン):心が柔弱なこと。「色、厲(レイ)にして内荏、諸、小人の譬・・・」(論語・陽貨)

臥内(ガダイ・ガナイ):ふしど。ねま。寝所。臥所。

<臥:ガ、ふしど、ふ(す)>
(漢検2)
臥:ガ ふす・ふしど
掲載内容:略。

(大字源)
臥喘(ガゼン):いびき。
(参考)臥息(ガソク):ふしやすむ。 ⇦この意味しか記載ないが、下記のとおり、「臥息(ガソク)」にも“いびき”の意味がありそうだが・・・

*鼾(いびき)で調べたら、
  鼾息(カンソク):いびき。鼻鼾(ビカン)。
  *鼾声(カンセイ):いびきごえ。いびきの音。
  *鼾睡(カンスイ):いびきをかいて眠る。
*なお、「鼾」の字義に、「いびき。ねいき。臥息(ガソク)」とあった。だから、「臥息」も“いびき”の意味がありそう・・・。

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熟語の読み・一字訓読(その99:準1以下):射(シャ、セキ、ヤ)

2017年07月15日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・最近の朝の日課・・・「ボクちゃん日記」と「模擬試験倉庫」を見てから、漢検2辞典をベースにした調査&記事作成にとりかかる・・・
・「ボクちゃん日記」:自分の復習のため(含、記事チェック)・・・難しい熟語や読みもあるので、都度調べるか難しすぎるのはパスしている・・・
・「模擬試験倉庫」:分野別問題や模擬試験はかかさずトライ・・・お互いのため、また、他の方への参考のためにも極力コメントも入れるようにしている・・・
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●「射」の“シャ、セキ”音の使い分け、“ヤ”音の熟語にひっかかった・・・また進捗が遅れる(苦笑)・・・

<射:小学…シャ、い(る) 準1…セキ、う(つ)、あ(てる)、さ(す)1級…ヤ>
(漢検2)
射:シャ 外)セキ・ヤ  いる 外)うつ・さす・あてる

*漢検2掲載熟語は「射撃(シャゲキ)射幸心(シャコウシン)射倖心(シャコウシン)射殺(シャサツ)射精(シャセイ)射程(シャテイ)射的(シャテキ)射利
(シャリ)等々、ほとんどが“シャ”音読みだが、一部“セキ”音熟語あり、また、“シャ”音読みだけにしている熟語があるが、他の辞典(主として広辞苑、大字源)では“セキ”音読みとなっているものもある・・・まずは、それを整理してみた・・・なお、“シャ”音と“セキ”音については、明確な音による意味分けはないようだが・・・

射利(シャリ:手段を選ばず、利益を得ようと事を運ぶこと。また、楽をして偶然の利益をねらうこと。)
 *大字源では“セキリ”読みのみ。「射利(セキリ):利益をねらいとる」 *広辞苑では“シャリ”のみ。 
射幸・射倖(シャコウ)心:*大字源では“シャコウ”“セキコウ”の両読み。*広辞苑では“シャコウ”のみ。
射的(シャテキ):(“まと”とか遊戯のことなら大字源も“シャテキ”)*大字源では“的を射る”という意味なら“セキテキ”読み。


・その他、“セキ”音のみ、または“セキ、シャ”音両読みの熟語(大字源ベース)
 射殪(セキエイ):いたおす。射殺する。
 射越(セキエツ):発散して遠くまで及ぶ。
 射侯(シャコウ・セキコウ):①獣類の革でつくった的。②的を射る。③天子の行う大射の礼。
 射鉤(セキコウ):帯がねに射当てる。(斉の桓公と管仲の故事あり)
 射策(セキサク):漢代の官吏登用試験の一。
 射殺(シャサツ・セキサツ)
 射雀(セキジャク):①孔雀を射る。(漢の高祖の故事あり。「射屏(セキヘイ)」) ②すずめを射る。
 射招(セキショウ):的を射る。招は、的。
 射雕(セキチョウ):鷲を射る。射術の優れていること。
 射覆(セキフ):覆ってあるものを言い当てる。あてもの。
 飛射(ヒセキ):非常に速く飛ぶこと

 *漢検2
 射石飲羽(セキセキインウ):・・・「射石」は「シャセキ」とも読む。・・・

*また、“ヤ”音熟語は・・・以下の熟語ぐらい・・・
 (漢検2)
 「射干(シャガ):アヤメ科の多年草。林下に自生。葉は剣形。晩春、淡紫色で黄色い斑点(ハンテン)のある花をつける。 季)夏
  「著莪・胡蝶花」とも書く。 同じアヤメ科のヒオウギの漢名「射干(シャカン)」が転じたもの。」とあり、
 「射干(シャカン)」となっているが、
 「射干」は、広辞苑では“ヤカン”、大字源では“ヤカン、エキカン”(“エキ”読みの説明は略)。・・・これは漢検2側の誤植かも???

 *なお、熟字・当て字では「〈射干(ひおうぎ)>:アヤメ科の多年草。「射干」は漢名から。 檜扇(ひおうぎ)」とある・・・。

 (漢検2)
藐姑射の山(バクコヤのやま)」
 ①中国で、不老不死の仙人が住むという想像上の山の名。姑射山(コヤサン) 。 ②上皇または法皇の御所を祝っていう語。仙洞(セントウ)。
 「藐姑射」は「ハコヤ」とも読む。
 *広辞苑、大字源も“ヤ”音読みで同じ。なお、 「射山」だと“シャザン”読み(大字源・広辞苑とも)。わけわからん・・・。

「僕射(ボクヤ)」①中国の尚書省の次官で、左右各一人。唐・宋(ソウ)代には宰相の任に当たった官名。 ②日本では、左右大臣の唐名。

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熟語の読み・一字訓読(その98:準1以下):「まさ(に)」の音熟語 ほか

2017年07月14日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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●昨日のMRI終了後、検査技師との会話
 私 :ああ、吃驚したあ・・・MRI故障したと思って緊急釦を何度も押そうと考えましたよ。あ~、怖かったあ~!!
 技師:そんなにうるさかったですか・・・一度、経験済みでしたよね?
 私 :前回は意識朦朧としてる中で撮ったので、こんな音というか様々な雑音が、おどろおどろしいとは知らんかったよお・・・
 技師:ははは、この音がなんとかできたらノーベル賞もんなんですよ・・・
 私 :ヘエーッ、みんな、よく我慢できてますねえ・・・
 技師:気の弱い人とか問題ありそうな人には睡眠導入剤を飲んでもらってんですよ・・・
 私 :!!
●一昨日のレオンの主治医との会話
 私 :先生、外科的手術をしたわけではないけど、私の脳内の出血した血ってどうなってんですかね?
 先生:大丈夫、そのうち、自然となくなるわよ・・・
 私 :どっかに流れていっちゃうんですか?
 先生:(コイツ、アホかという顔で)白血球が食べにきて、綺麗にしてくれるのよ・・・
(注)最近、レオンの記事つくってないけど、レオンは少しバテ気味ではあるが、変わりなく元気でおります👍 
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●また、ひっかかった・・・こんなことやってたら、何時まで経っても調査終了しないぞ・・・
●「まさ(に)」の音熟語にどんなものがあるのかを調べた・・・「鼎」を調べていたら「鼎盛」という熟語があったので、ついでにすべて調べてみた・・・
●「まさ(に)」の漢字と対応する熟語の有無・・・
応に: あり
且に: ナシ(見当たらず)
将に: あり  
鼎に: あり
当に: あり
方に: あり

<応>
応当(オウトウ):(大字源)①あてはまる。かなう。②(俗)まさに・・・すべし。当然、・・・しなければならない。
<将>
将来(ショウライ):(漢検2)「意味②まさに…せんとす。…しようとする。再読文字。「将来」」
          (大字源)「将来(ショウライ):①やがて来ようとする時。こののち。今後。未来。前途。②持ってくる。もたらす。」
<鼎>
鼎盛(テイセイ):(大字源)「鼎(まさ)に盛んなり。」ちょうど盛り。最盛期。

<当>
当今(トウコン):①今の時。現時。現今。方今。②当代の皇帝をいう。現在の帝。今上。
(注)当然、当日、当年、当歳、当世・・・などの熟語も、“まさに(今の)・・・”ということを意味するときは、“まさに”の熟語に対応しているといえるかもしれない。
<方>
方今(ホウコン):(漢検2)「意味⑦まさに。ちょうど。「方今」」(大字源)ただいま。当今。今日。
方中(ホウチュウ):(大字源)①いままさに中央にある。②天子の墓。天子の墓は四角く盛ってあるともいい、墓の穴が四角いともいう。
方生方死(ホウセイホウシ):生物がまさに生まれ生きていることが、死の世界からみれば、またまさに死につつあることになる。地上のすべての営みは相対的なものであるということ。「方(まさ)に生き、方(まさ)に死す
方中方睨(ホウチュウホウゲイ):①太陽が空の中央に昇りつつあるとともに、西または東に傾きつつあるように見えること。中は沖天(天に高くあがる)、睨は西に傾く意。人の認識は相対的なもので、同一の物事について相反する判断ができること。「方(まさ)に中(チュウ)し、方(まさ)に睨(かたむ)く
 *「日、方中方睨、物、方生方死」(荘子・天下)
 (参考)「睨:ゲイ、にら(む)、うかが(う)、かたむ(く)」 (注)漢検2には“うかが(う)”訓掲載はナシ。“かたむ(く)”訓はアリ。


●その他(「まさ(に)」を調べていた時に見つけた熟語等)

将相之具(ショウショウのグ)」:将相器(ショウショウキ:将軍や大臣となる才能。また、その才能のある人物。)
「ショウショウ(将相)の具を抱く」

「方外の友」:世俗を超越した交わりを結ぶ友。 *これはどこかに掲載してあったかも・・・

定鼎(テイテイ)」:都を定める。奠鼎。「鼎(テイ)を定む」  *類義語や語選択問題になりそうな熟語だな・・・

「一言九鼎(イチゲンキュウテイ・イチゴンキュウテイ)」:国の動向に関わる重要な言葉。 *九鼎は国の宝器であり、 一言で重大な物事の左右を決定する、 貴重な言葉の喩え (史記) 類)「九鼎大呂(キュウテイタイリョ):貴重なもの、重要な地位や名声などのたとえ。」

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熟語の読み・一字訓読(その97:準1以下):昏 大 小   

2017年07月14日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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・「金」の記事と同様、何か意味や疑問があってまとめたものではありません。辞典を見てたら、「昏」や「大」で気になった熟語(漢検2未掲載のもの)が幾つかあったので、それをまとめたものです。一部、過去記事や漢検2ともダブっているものがあるかもしれません・・・。

<昏> コン、くら(い)、くら(む)、く(れ)
(漢検2)
意味 :①ひぐれ。たそがれどき。「黄昏」 ②くらい。道理にくらい。「昏迷」「昏昏」 ③くらむ。目がくらむ。「昏絶」「昏倒」
下つき:黄昏(コウコン)・(たそがれ)・夭昏(ヨウコン)
大見出し:昏い(くら-い)昏れ(くれ)昏愚(コング)昏昏(コンコン)昏睡(コンスイ)昏絶(コンゼツ)昏倒(コントウ)昏迷(コンメイ)昏冥(コンメイ)昏惑(コンワク)

昏暗(コンアン):①くらい。昏晦(コンカイ)。②愚かなこと。昏昧(コンマイ)。
昏晦(コンカイ):くらい。昏冥(コンメイ)。昏暗。
昏暁(コンギョウ):ゆうがたと、あけがた。②愚かなことと、さといこと。
昏衢(コンク):真っ暗な道。暗黒のちまた。
昏眩(コンゲン):目がくらむ。
昏黄(コンコウ)=黄昏
昏昏昧昧(コンコンマイマイ):道理に暗くて、よく分からないさま。昏昧。

昏札(コンサツ):若死にと、疫病で死ぬこと。一説に、昏は、気が狂うこと。 
 (参考)既掲載記事 「札瘥夭昏(さっさようこん)」(「夭昏札瘥(ヨウコンサッサ)」とも・・・)

昏曙(コンショ):ゆうがたと、あけがた。朝夕
昏旦(コンタン):ひぐれと、よあけ。
昏昼(コンチュウ):よると、ひる。
昏暮(コンボ):ゆうぐれ。たそがれ。昏黄。
昏眸(コンボウ):見えにくい目。昏瞳(コンドウ)。
昏乱(コンラン):①状態や心が乱れる。「淫荒昏乱」②道が行われず、世が乱れる。「国家昏乱、忠臣あり」(老子)
 (参考)「昏乱」と「混乱」・・・広辞苑・・・
  昏乱:心がくらみ、分別がなくなること
  混乱:いりみだれること。乱れて秩序のないこと。「頭が・・・する」「・・・に陥る」
重昏(チョウコン):きわめて暗い。暗愚。
僮昏(ドウコン):おろか。おろかもの。
斂昏(レンコン):たそがれ。黄昏。 「山色空濛にして已に斂昏」(蘇軾・詩)  *既掲載記事あり。


大圜・大円(タイエン):天をいう。「大員」も同)で“タイエン”と読めば天のことだが、「員」に現行“エン”読みが無いので略。
大哥(タイカ):①長兄。あに。②仲間のかしら。あにきぶん。
大寰(タイカン):天下。あめのした。
大歉(タイケン):大飢饉。
大亨:①タイコウ:大いに通る。(易) ②タイホウ:盛んなごちそう。同)大烹
大樹の将に顚れんとするはイチジョウ(一縄)の維ぐ所に非ず
大稔(タイジン)=豊作。
大廡(タイブ)=大廈
大柄(タイヘイ):大きな権力。 *“おおがら”と読めば別の意。
大辟(タイヘキ):①五刑の一。死刑。辟は、罪。大戮(タイリク)。②死。辟は、法。死という大原則。
大戮(タイリク):①大きな刑罰。死刑。大辟。②大きな恥辱。
大厲(タイレイ):①大悪。厲は、悪。②幽霊。厲は、悪鬼。


小懲(ショウチョウ)して大誡(ダイカイ)す:少し懲らしめて大きい戒めの効果を得る
小偸(ショウトウ):こそどろ。小盗人。小盗。
小頓(ショウトン):小休み。なかやすみ。小憩。
小陌(ショウハク):こみち。
小辟(ショウヘキ):死刑以外の刑罰。 大)大辟。
小羅(ショウラ):小さな鳥網。小さな制約のたとえ。

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熟語の読み・一字訓読(その96:準1以下):杜

2017年07月13日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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<杜:ト、ズ、もり、やまなし、と(じる)、ふさ(ぐ)>
(漢検2)
杜:ト・ズ やまなし・ふさぐ・とじる・もり
意味 :①やまなし。バラ科の落葉小高木。 ②ふさぐ。とじる。「杜絶」 ③もり。神社の森。
大見出し:〈杜若〉(かきつばた)〈杜夫魚〉(かくぶつ)〈杜父魚〉(かじか)〈杜衡〉(かんあおい)杜撰(ズサン)杜漏(ズロウ)杜氏(トウジ)杜鵑花(トケンカ)杜絶(トゼツ)杜仲(トチュウ)<杜翁〉(トルストイ)〈杜松〉(ねず)杜ぐ(ふさ-ぐ)〈杜鵑〉・〈杜宇〉(ほととぎす)〈杜鵑草〉(ほととぎす)
杜(もり)

(大字源) (「杜撰」「杜漏」「杜絶」は、漢検2とほぼ同じ、略。)
・もり:(和語)
・やまなし:熟語ナシ。
・と(じる)、ふさ(ぐ):
 杜隔(トカク):ふさぎへだてる。さえぎりとめる。
 杜諫(トカン):いさめて思いとどまらせる。諫止。
 杜権(トケン):閉ざした生気が再び動き始めようとすること。
 杜口(トコウ):口をふさいで言わない。緘口。

(参考:四字熟語辞典から)杜口結舌(とこうけつぜつ):権勢のある者に対して、あえてものを言わないたとえ。*記事掲載済み。

 杜津(トシン):渡し場をふさぐ。
 杜漸防萌(トゼンボウホウ):物事のしだいに生じてくるのを防ぐ。 「漸(ゼン)を杜(と)じ萌(ホウ)を防ぐ」
 杜塞(トソク):ふさぐ。ふさぎとじる。ふさがる。
 杜黜(トチュツ):ふさぎしりぞける。さまたげしりぞける。
 杜門(トモン):門をふさぐ。門を閉じる。転じて、客を避けること。 
 杜門却掃(トモンキャクソウ):門を閉じ交際を断ち、清らかな生活をする。却掃は、掃除の意。

・その他
 <お酒関連>
 杜康(トコウ):中国の太古に初めて酒を造ったという伝説の人。転じて、酒の異称。
 杜氏(トシ・トウジ):(国)酒を造る人。 *漢検2では“トジ・トウジ”
 杜酒(トシュ):自家製の粗末な酒。
 白杜(ハクト):(大辞林)(中国古代に酒を造った杜康にちなむ)白酒の異名。
 
 <杜甫、杜牧関連>
 小杜(ショウト):晩唐の詩人・杜牧のこと
 大杜(ダイト) :盛唐の詩人・杜甫のこと
 李杜(リト)  :李白と杜甫
 老杜(ロウト) :杜甫のこと。
 
 <“ずさん”関連>
 杜園(トエン):詩文・著作に誤りが多くて信じがたいこと。杜撰(ズサン)はこの語の転訛ともいう。

 <呉音“ズ”関連>
 杜多(ズタ):(仏)梵語。僧をいう。沙門。桑門。頭陀(ズダ)。

 <その他>
 要杜:(現時点、不詳)

👍👍👍 🐔 👍👍👍 熟字・当て字の<杜仲>はなんて読むでしょうか・・・当ブログ模試で出題済みですが^^・・・難問かも・・・画面右上の「検索」欄に「杜仲」と入れて、その横の「ウエブ」を「このブログ内で」にして検索すれば調べられます・・・勿論、漢検2の「杜仲」の説明のところにも書いてあります・・・👍👍👍
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熟語の読み・一字訓読(その95:準1以下):金 

2017年07月12日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
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(その94)のつづき・・・特に「金」に何か意味や疑問があってまとめたものではありません。(その94)のついでに、「金」のつく熟語(漢検2未掲載のもの)をまとめたものです。一部、過去記事や漢検2ともダブっているものがあるかもしれません・・・。

金鴉(キンア):①太陽の異称。金烏(キンウ)。赤鴉(セキア)。②草の名。とりかぶと。
金痍(キンイ):かたなきず。金創。
金階(キンカイ):①黄金で飾った階段。王宮の階段。②転じて、天子
金函(キンカン):金匱(キンキ)に同じ。 *金匱=重要な書類を入れる金属製の箱。
金漢(キンカン):あまのがわ。銀漢
金暉(キンキ):①秋の日の光。②黄金の光。
金鏡(キンキョウ):①黄金で飾った鏡。 ②月の異称。 ③りっぱな道徳のたとえ。
金偈(キンゲ):金文字で仏や教理をたたえて書いた詩やことば。 *こんなところに「偈(ゲ)」の熟語があった・・・。
金鉉(キンゲン):鼎のみみづる。転じて、三公のたとえ。
金壺(キンコ):①水時計の美称。銅壺。②金属製の酒つぼ。③月をいう。天の川を銀漢というのに対する
金燧(キンスイ):太陽の光線から火をつくる道具。
金蟾(キンセン)=玉蟾(ギョクセン):月の異称
金天(キンテン):秋の空。秋天。または西の空。五行で、金は秋・西に当たる。
金兎(キント):①金製のうさぎ。②月の異称。玉兎。
金縢(キントウ):金の帯封をした箱。大事なものを入れた厳重な箱。
金葩(キンパ):黄金色の花。おもに、菊の花をさす。
金魄(キンパク):①月をいう。②純金
金飇(キンピョウ):秋の風。
金風(キンプウ):秋風。また、西風。
金籥(キンヤク):①黄金造りの美しい笛。②舌の異称。
金鑰(キンヤク):黄金製の錠前。また、それを掛け外しする音。
金罍(キンライ):黄金の酒つぼ。

金を捐(す)て珠(たま)を沈む:捐金沈珠(エンキンチンシュ):黄金を捨て、宝玉を沈める。富貴を貴ばない意。

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熟語の読み・一字訓読(その94:準1以下):訂 悌 昆 友

2017年07月12日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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<訂:中学…テイ 準1…ただ(す)、さだ(める)>
(漢検2)
訂:意味:①ただす。文字や文章の誤りをなおす。「訂正」「校訂」 ②はかる。相談する。さだめる。「訂盟」

訂盟:(大字源)同盟や条約などを結ぶ。締盟。

*だから、「訂盟(テイメイ) - 訂(さだ)める 」となるか・・・

<悌:テイ、ダイ、やわ(らぐ)> 【悌順】ていじゅん、【孝悌】こうてい
(漢検2)
悌:テイ・ダイ *“やわ(らぐ)”訓の掲載ナシ。
意味 :①したがう。年長者に従順なこと。「孝悌」 ②兄弟の仲がよいこと。「悌友」 ③やわらぐ。やすらか。「豈悌(ガイテイ)」
下つき:豈悌(ガイテイ)・孝悌(コウテイ)
大見出し:孝悌・孝弟(コウテイ):父母に孝行をし、長兄に仕えてよくしたがうこと。「悌」は、目上の人によくしたがう意。

*大字源にも意味①で「年少者が年長者によく従い仕えること。「孝悌」 同)弟」とあった。ついでに、「悌」の熟語を見てみた。
悌弟(テイテイ):兄によく仕える弟。「恵君忠臣、慈父孝子、友兄悌弟」(墨子・兼愛)
悌悌(テイテイ):年少者が年長者によく仕える。 同)弟弟
悌友(テイユウ):兄弟の仲がよい。長幼の間がむつまじい。 同)弟友
豈悌(ガイテイ):たのしみやわらぐ (注)大字源では「豈弟」で掲載あるが、説明に「弟は悌で、やわらぐ意」とあったので「豈悌」としている。
仁悌(ジンテイ):(大字源に熟語掲載あるも意味説明ナシ。「仁弟(ジンテイ)」で“年少者に対する敬称。対)仁兄”とある。)
長悌・長弟(チョウテイ):①年長者には親しみ、年少者には慎む。②転じて、慈しみ深いこと。仁愛。③あとさき。先後。④一番年上の弟。
友悌・友弟(ユウテイ):兄弟仲の良いこと。 *「友弟」だと、他に“門下生に対する自称。友生(=友人)。”という意味もある。
*他に、「謹悌」「和悌」など・・・

<昆:中学…コン 準1…あに> 語句【昆布】こんぶ、【後昆】こうこん
(漢検2)
昆:コン 外)あに
意味 :①むし。「昆虫」 ②あに(兄)。「昆弟」 ③のち。よつぎ。「昆孫」「後昆」
下つき:後昆(コウコン)
大見出し:
玉昆金友(ギョッコンキンユウ) 昆(あに) 昆虫(コンチュウ) 昆弟(コンテイ) 昆布(コンブ)
玉昆金友(ギョッコンキンユウ):才能や学問などにすぐれた兄弟。他人の兄弟を褒めていう語。「昆」は兄、「友」は弟。
                「玉」は宝玉、「金」は黄金の意で、すぐれているたとえ。〈『南史』〉「金友玉昆」ともいう。
昆弟(コンテイ):あにと、おとうと。兄弟。

(大字源)
昆孫(コンソン):来孫の子。玄孫の孫。自分から六代目の孫。また、広く、遠い子孫を指す。
         (参考)仍孫(ジョウソン):自分から数えて七代目の孫。
後昆(コウコン):子孫。後世。昆も、後の意。昆後。

昆裔(コンエイ):子孫。昆は後、裔は末の意。後裔。
昆季(コンキ) :昆は兄、季は末弟で、兄弟の意。
昆玉(コンギョク):他人の兄弟の敬称。同)崑玉(コンギョク)
昆後(コンゴ):あとつぎ。子孫。後昆。
昆仲(コンチュウ):長兄と仲兄のことで、兄弟の意。



(余談1)
 「玉昆金友」:“「昆」は兄、「友」は弟。”なんてあるから、じゃ、「昆友(=兄弟?)」という熟語があるかと思ったら、無かった^^;
  ・・・大字源にも「玉昆金友」は掲載あり、しかもそこでは漢検2と同様、「“「昆」は兄、「友」は弟。」だって・・・。
(余談2)
 「昆虫」「昆布(コンブ・コブ)」の“昆”
  (大字源に「昆」について、興味深い「解字」の説明があったので記載・・・) 
  昆:象形。多くの節足を持つ虫の一部分の形にかたどる。「コン」の音は、つらなる意。・・・むかでのように多くの節足が連なった虫の意。・・・
  だって・・・。昆虫にも昆布のところにも、その種の説明はないが、この象形の意からすると、昆虫や昆布に、この「昆」の漢字を当て嵌めた意味がよくわかるような気がする・・・古の人ってのは想像力というか発想力が素晴らしい^^
(余談3)
 「友」・・・しつこく、「友」に“弟”という意味があるかどうか調べた。
 漢検2では「友:意味①とも。ともだち(友達)。「友人」「学友」 ②ともとする。仲がよい。親しい。「友愛」「友好」」のみ。
 大字源でも、“おとうと”という意味は無かったが、「友」の意味として、“兄弟が仲よくする。「友于(ユウウ)」”とはあった・・・兄弟関係の熟語として、
 友愛(ユウアイ):①兄弟の愛情。兄弟の仲が良いこと。②友だちどうしの愛情。
 友于(ユウウ):①兄弟仲の良いこと。「友于兄弟」(論語) ②兄弟。 ➪歇後(ケツゴ) *既掲載記事あるため略。
 友悌・友弟(ユウテイ):(「悌」のところに掲載済み)
 友睦・友穆(ユウボク):仲がよい。特に、兄弟の仲がよい。「兄弟友睦」
 
  *ここでは関係ないが、友に“したがう。類)順”というような意味もあり、
   「友民(ユウミン)」:従順な民・・・なんて、熟語もあった。
(余談4)・・・しつこく、「金」も調べた・・・まったく関係ないが、興味深い熟語がいくつか見つかった・・・と、書いていたら、長くなったので、「金」の熟語は別記事にてまとめることとした<(_ _)>
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熟語の読み・一字訓読(その93:準1以下):儲 賃 亭

2017年07月11日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
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<儲:チョ、もう(ける)、そえ、たくわ(える)> 語句【儲君】ちょくん、【国儲】こくちょ
(漢検2)
意味 :①もうけ。もうける。 ②たくわえる。たくわえ。「儲蓄」類貯 ③そえ。控え。 ④あとつぎ。皇太子。「儲宮」
下つき:皇儲(コウチョ)・帝儲(テイチョ)
大見出し:儲位(チョイ) 儲君(チョクン) 儲嗣(チョシ) 儲蓄(チョチク) 儲ける(もう-ける) ・・・

*「そえ」に対応する熟語が無かったので調べた。
(大字源)
 儲書(チョショ):控えの書籍。予備の蔵書。
 儲両(チョリョウ):控えとなる者。第二の者。皇太子をいう。

<賃:小学…チン 準1…ジン、やと(う)>
(漢検2)
意味 :①報酬や代償として支払う金銭。「賃金」「運賃」 ②やとう。やとわれる。
熟語等:略

*「やと(う)」に対応する熟語が無かったので調べた。
(大字源) チン(慣用音) ジン(漢音)・・・“ジン”音熟語ナシ
賃作(チンサク):雇われて働く。賃傭(チンヨウ)。
賃書(チンショ):雇われて文字を写す。筆耕
賃舂(チンショウ):人に雇われて臼をつく。
賃傭(チンヨウ):雇われて働く。

<亭:中学…テイ 準1…チン、あずまや>
(漢検2)
亭 :テイ 外)チン 外)あずまや

亭(チン):庭園での休憩や展望用に設けた小さい建物。亭子(テイシ)。あずまや。「チン」は唐音。

*他に、“チン”音読みの熟語・・・大字源には掲載ナシ。
*“あずまや”を意味する亭(チン)関連の熟語・・・漢検2掲載熟語・・・

 亭子(テイシ):「亭(チン)」に同じ。
 涼亭(リョウテイ):庭園などに造った、涼しさを得るためのあずまや。

 それぞれ、亭子“チンス”とか涼亭“リョウチン”とかとも読むのかと思って調べたが、“チン”読みは載っていなかった。

*その他
 亭午(テイゴ)=正午  亭は“いたる、あたる”意。 *大字源、広辞苑ともに掲載あり。

 亭育(テイイク):造物主が万物を生成すること。亭毒。同)停育     *亭に、“そだてやしなう”意あり。
 亭毒(テイドク・テイトク):造物主が万物を育て養うこと。毒は、化育する意。亭育。 *同上

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熟語の読み・一字訓読(その92:準1以下):苧  “ソ、そ”読み “ま”読み・・・

2017年07月09日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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<苧:チョ からむし、お>
(漢検2)
意味:①からむし。イラクサ科の多年草。「苧麻」 ②お。カラムシやアサの繊維をより合わせて作った糸。「苧殻」

(大字源)
 音:チョ(漢音) 読み:からむし (和語)お   ・・・“ソ”音ナシ、“そ”読みナシ、苧麻(まお)あり。

*以下はすべて漢検2掲載熟語(用語)・・・国語辞典などもほぼ同様の読み、意味・・・
*覚えちゃってるからいいけど、どうにも、この読み方、どうしてこういう読みなのか、調べてもよくわからない・・・どうも、歴史的民俗用語ということで理解しておくしかないようだ・・・古くから読まれている(あるいは当てられている)言葉ということか・・・

*それにしても

  刻苧(コクソ)・・・これ、音読みってことなのか?しかも< >に熟字・当て字でもないってことなのか?

*それから、
 
  苧麻(チョマ)・・・当て字・熟字だと<苧麻(からむし)>となっていて、「まお・・・」とも読むとなっているが・・・これも歴史的民俗用語ということか・・・


<漢検2掲載>
刻苧(コクソ):漆に木粉などをまぜたもの。漆塗りの下地に用いる。 <表記>「木屎・粉糞」とも書く。

〈生皮苧(きびそ)>:繭から生糸をとるときに出る糸くずなどを、集めて乾燥させたもの。絹糸紡績などの原料とする。

〈赤麻〉・〈赤苧>(あかそ):イラクサ科の多年草。山地に自生。茎と葉柄は赤みをおびる。古くは茎から繊維をとった。「赤麻」は漢名から。

〈青麻〉・〈青苧〉(あおそ):アサの粗皮(あらかわ)を水にさらし、薄く裂いて作った繊維。由来:青みを帯びた色をしていることから。

苧・〈苧麻〉(からむし):イラクサ科の多年草。原野に自生。夏、淡緑色の小花を穂状につける。茎から繊維をとる。
              木綿以前の代表的な繊維。チョマ。マオ。季)夏

苧麻(チョマ):カラムシの別称。また、その茎からとった繊維。「まお・からむし」とも読む。

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熟語の読み・一字訓読(その91:準1以下):暑

2017年07月08日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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(こんなに暑くちゃ、やってられん・・・ってんで、「暑」に関する熟語類でおちゃらけ日記でも書こうと思ったら、まともに残すべきものがあった)

(●漢検2掲載内容は略。)


暑雨祁寒(ショウキカン):蒸し暑い雨季と厳しい寒さ。民の生活苦をいう。 書経「夏暑雨、小民惟曰怨咨 冬祁寒、小民亦惟曰怨咨」

暑鬱(ショウツ):むしあつい。暑溽。 *暑溽=溽暑。暑鬱。

暑暍(ショエツ):暑さに当ること。暑気あたり。
 (注1)「暍(エツ)」は1級対象外漢字。暍(エツ):暑気あたり。暍死(エツシ):暑さで死ぬ。暍人(エツジン):熱のために苦しんでいる人。
 (注2)「暍人(エツジン)、柳下に陰を借る」という故事ことわざあり。
      *以前、「漢検1級 27-③に向けて その53 喝人、柳下に陰を借る」にて掲載済み。
       ただし、「暍」で検索しても当該記事は出てこない。「喝人」で検索すると当該記事が出てくる
       ・・・「暍」という漢字での検索は不可だということが分かった・・・なんでも検索可能というわけでもないんだ・・・。
      *詳細興味のある方は、そちらの記事をごらんください。

暑魃(ショバツ):夏のひでり。魃は、ひでりの神。

暑伏(ショフク):夏のいちばん暑いこと。夏の土用。盛夏暑月三伏の意。

暑不ㇾ信ㇾ其土不ㇾ肥
=ショ(暑)、シン(信)ならざれば、その土、肥えず
(夏の暑さが常のようでないと、土地は肥えない。)


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熟語の読み・一字訓読(その90:準1以下):紬 厨 厨子(ズシ・チュウシ) 龕(ガン・ずし)

2017年07月08日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
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<紬:チュウ、つむぎ、つむ(ぐ)>
(漢検2)
意味 :①つむぎ。つむぎ織り。絹織物の一つ。「絹紬」 ②つむぐ。繭や綿から糸を引き出す。「紬績
下つき:絹紬(ケンチュウ)・繭紬(ケンチュウ)

絹紬=繭紬    *絹織物の一。
絹紬<絹緞    *絹緞(ケンドン):(広辞苑)柞蚕糸を使って、地合いを絹紬より密に織った紋織物

紬績(チュウセキ):紬緝(チュウシュウ)に同じ。

紬緝(チュウシュウ):糸をつむぎ、布を織る。転じて、暦を組み立てる。紬績
 
 -参考-
  :シュウ、つむ(ぐ)、あつ(める)、とら(える)、やわ(らげる)、ひかりかがや(く)

  (漢検2:シュウ つむぐ・あつめる・とらえる・やわらげる *「ひかりかがや(く)」訓の掲載ナシ)

  (漢検2:「緝」意味①つむぐ、つなぐ  ・・・対応熟語の掲載ナシ)
  (漢検2)
   意味:①つむぐ。つなぐ。
      ②あつめる。あつまる。「緝綴(シュウテイ)」 類)集・輯(シュウ)
      ③とらえる。とりおさえる。「緝捕」
      ④やわらげる。「緝穆(シュウボク)」
      ⑤ひかる。ひかりかがやく。
  以下、「熟語の読み・一字訓読(その318)」にて掲載済み。
  <緝:シュウ、つむ(ぐ)、あつ(める)、とら(える)、やわ(らげる)、ひかりかがや(く)> 
  ・つむ(ぐ) :緝績=糸をつむぐ、
  ・あつ(める):緝綴(シュウテイ)=あつめつづる、文をつくる。
          綴緝=つづりあつめる
          編緝(=編輯、編集)=材料を集めて書物・新聞・記録などにまとめる=編纂。
          補緝(=補輯)=書物などで足りない部分を補い集める
  ・とら(える):緝捕=罪人をとらえる、また、その役人。
  ・やわ(らげる):緝穆=やわらげる、平穏に暮らさせる。他に、緝和、緝綏、撫緝、諧緝・・・
  ・ひかりかがや(く):緝煕=徳がひかりかがやく
  ・その他:緝緝=おしゃべりの声、多言のさま 「緝緝翩翩、謀、人を譖ることを欲す」(詩経・小雅・巷伯)

紬繹(チュウエキ):糸口を引き出して尋ねる。ひきだす。 *「紬」に“ひく、ひきだす、いとぐち”等の意味あり。
紬次(チュウジ):つづり合わせて秩序立てる。
紬段・紬緞(チュウダン):つむぎと緞子(ドンス)

<厨:ズ、チュウ、くりや、はこ>
(漢検2)*漢検2には“はこ”訓ナシ。
意味 :①くりや。台所。料理場。「厨房」 ②ひつ。はこ。たんす。「厨子」   
下つき:行厨(コウチュウ)・書厨(ショチュウ)・庖厨(ホウチュウ)
大見出し:厨(くりや) 厨子(ズシ) 厨芥(チュウカイ) 厨房(チュウボウ) 御厨(みくりや) 行厨(コウチュウ) 書厨(ショチュウ)

(大字源) 
 チュウ(慣用音)ズ(慣用音) ・・・チュ(漢音)ジュ(呉音)らしいが、チュ・ジュ音ともに、熟語の掲載ナシ。

 ・ほとんど、チュウ音の熟語。
 ・ズ音の熟語は、
  厨子(ズシ)だけだった・・・ただし、(やはり)「厨子(チュウシ)」というのもあった。

  厨子:🈩チュウシ:料理人。厨人。厨夫。 
     🈔ズシ:(国語)①書画・調度などを入れる二枚扉の櫃(ひつ)。②神仏の像を安置する二枚扉の堂の形をした箱。龕(ガン)。

  *料理人という意味では、他に「厨宰(チュウサイ)」もあり・・・。

  *「調度品をズシに入れる」という書き問題の場合、「厨子(ズシ)」でも「龕(ずし)」でも良いのかどうか、ちょっと調べた・・・

  (漢検2)
   厨子(ズシ):①仏像または経巻などを安置する観音開きの仏具。 ②調度品や書籍などを入れる、観音開きの扉がついた戸棚
   「龕」:意味 ①仏像などをおさめるずし(厨子)。仏壇。また、寺の塔。塔の下の部屋。
  (大字源)
   「龕(ガン)」:意味「・・・③厨子。神仏の像を安置する容器、または石室。④仏塔。また、塔の下の部屋。・・・」

  となっており、大字源の「書画・調度などを入れる二枚扉の櫃(ひつ)」という意味では、「厨子」と書くのが適当のようだ
  ・・・「龕(ずし)」と書いても〇かどうか・・・よくわからない。

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熟語の読み・一字訓読(その89:準1以下):中 その2 

2017年07月06日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・やっぱり「中」・・・終りまでやっちゃお・・・途中で脱線するとこんがらがりそう・・・
・1級漢字だけではありませんが、ちょっとお役に立ちそうなものもありそう・・・


中聖(チュウセイ):酒にあたり二日酔いすること。聖は清酒。 *「聖に中(あ)たる」と訓むんだろう・・・。

中二千石(チュウニセンセキ):漢代の制度で、職階制を俸給の石数で表したもの。最高の大将軍・三公が月棒350石、
               次が中二千石で月棒が180石、その下に、二千石・比二千石・千石などがあった。
               すべて穀物と銭と半々で受けた。中二千石は二千石に満ちるの意。石は斛と同じ。
 -参考-
 (漢検2)
  良二千石(リョウニセンセキ):人民のための善政を行う地方長官のこと。
                 中国、漢代の郡の太守の年俸が二千石であったことから。〈『漢書(カンジョ)』〉

  *広辞苑:(漢代に郡の太守の年俸が二千石だったからいう)太守・地方長官をほめていう語。りょうじせんせき。
  *デジタル大辞泉:《中国漢代、郡の長官の年俸が二千石であったところから》よい政治を行う地方長官。すぐれた知事
  *以下、ウイキペデイアから抜萃。
   ・二千石は主に郡太守などの高官が該当し、中二千石、真二千石、二千石、比二千石の4種類に分かれていた。
    中二千石:いわゆる九卿が該当した。毎月180斛を支給された。
    真二千石:前漢末の州牧などが該当した。毎月150斛を支給された。
    二千石 :郡太守や太子太傅、司隷校尉などの官が該当した。毎月120斛を支給された。
    比二千石:郡都尉や丞相司直、光禄大夫、中郎将などが該当した。毎月100斛を支給された。
   ・これらを総称して「吏二千石」と呼ぶことがあった
   ・漢代に郡太守の代名詞として使われたことから転じ、知事などの地方長官を「二千石」と表現する用法がある。

中孚(チュウフ):易の六十四卦(カ)の一。兌下巽上(ダカソンショウ)。名称の表す意味は、心の中に孚(まこと)あること。

中傅(チュウフ):宦官のこと。中官。

中冥(チュウメイ):ゆうぐれ。「日 出でて政を聴き、中冥に至る」(家語)

中霤(チュウリュウ):古代に行われた五つの祭りの一。(詳細説明あるも略・・・)霤は雨だれ受け。➪五祀(ゴシ)
 (参考)
 漢検2「霤」 意味:①あまだれ。また、したたり。類)溜(リュウ) ②あまだれうけ。あまどい。「霤槽」 ③のき(軒)。
 (注)「霤」に現行“あまだれうけ”という訓は無い。

 五祀(ゴシ):①中国の家庭で行う五種の祭り。春は戸(入口の神)、夏は竈(ソウ)(かまどの神)、季夏は中霤(室内の中央の神)、秋は門(門の神)、冬は行(道路の神)を祭る。 ②そのほか五種の神の祭りが種々ある。

中牢(チュウロウ):羊と豚の供え物。また、ごちそう。少牢ともいう。  対)大牢(=太牢)
 (参考)大牢(=太牢) *漢検2にも説明あるが、大字源から・・・
  ①牛・羊・豕(豚)の三種をそろえた供え物。天子・諸侯の行う社稷(シャショク:土地や穀物の神)の祭りに供える。 対)少牢 
  ②牛・羊・豚のそろった料理。りっぱなごちそう。

中心(チュウシン)より面目(メンボク)に達す:心の底から至情が発し自然と顔に表れる。
 *孟子の中の言葉のようだ・・・「チュウシンより・・・」で出されたら、何も考えずに「衷心」と書きそうだ・・・

中(チュウ)を執りて権(ケン)無し:中立の立場を執ることにこだわり、時と場合によっては変化すべきことを知らない。権は、物の軽重を量る分銅。その場に応じ、軽重を量って事のよろしきにかなう意。 
*これも孟子の言葉。知らなければ、「ケン(剣)」と書いちゃいそうだ(苦笑)

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