「天下一品」閉店の背景は? 唯一無二の“こってり”に陰りが見える理由
一蘭の現在の店舗数は
あれから7年。2025年3月時点の公式Webサイトによると、一蘭の店舗数は81店舗となっている。店舗数だけ見れば、天下一品の半分以下だ。しかし、現在も一蘭は、外国人観光客だけでなく若者の間でも行列ができる人気店である。 これはやはり吉富社長が一蘭の「付加価値」をしっかりキープしてきたたまものだ。そして、同じことは天下一品でも可能ではないかと思っている。 若いころ、店舗数がまだ少なかった時代に、深夜に急に天下一品が食べたくなって、わざわざ江古田まで車を走らせたこともあった。好き嫌いの分かれる味ではあるが、好きになった者はとことん好きになるのが、天下一品なのだ。 人口減少の日本で「不特定多数の客をつかむ」というビジネスモデルは先細りする。そういう意味では、コアな支持層がいる天下一品は有利なはずだ。付加価値を向上するという戦い方で、これからも天一ファンの拡大を図ってほしい。 (窪田順生)
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