佐賀 唐津の小学校教諭“児童ポルノ動画大量所持”で懲戒免職

佐賀県教育委員会は、児童ポルノにあたる動画およそ500本を所持していたなどとして、唐津市の小学校の男性教諭を27日付けで懲戒免職処分にしたと発表しました。

県教育委員会によりますと、唐津市立鏡山小学校に勤務する野崎慎悟教諭(37)は、佐賀市の小学校に勤務していた去年1月ごろからSNS上で知り合った複数の人物から入手した児童ポルノにあたる動画およそ500本を所持したほか、動画を数十本送信したなどとして、警察から任意の捜査を受けているということです。

ことし3月に、警察から学校に連絡があり、発覚したということで、県の聞き取りに対し、「私の不適切な行為で、つらい思いをさせた児童や保護者の方に心よりおわびする。決してやってはいけないことだと深く反省している」と話しているということです。

また、児童ポルノにあたる動画は、教諭が自分で撮影したことはないと話していることから、学校の児童が写っていることはないとしています。

県教育委員会は、教諭を27日付けで懲戒免職処分にしました。

このほか、職場の同僚の女性職員に対し、同意なく胸を触った県立学校の40代の男性教職員を停職6か月、飲酒後に女性職員にマスクを降ろしてキスをした公立小学校の40代の男性教諭を停職3か月の処分としました。

県教育委員会の原岡秀直副教育長は「教育への信頼を大きく損なう不祥事が相次いで発生したことを県民の皆様に深くおわび申し上げる」と謝罪した上で、「服務規律の徹底に全力を挙げて取り組んでいく」と述べました。

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