50年前、父親に連れられて、三島駅で降り、生まれて初めて温泉宿に泊まりました。
部屋に入って、障子を開けたその先の窓から見えたのは富士山でした。
子供ながらに温泉宿っていいな、と思いました。
50年ぶりの三島駅から見える富士山は、当時と変わらない姿でした。
れもんさん撮影「知らないおじさんと富士山」
しかし、今回三島で降りた私の横には、父親ではなく、れもんさんがいらっしゃいます。
2人で三島に鰻を食べに来たのです。
ヘリじゃないです。新幹線できました。もうヘリには乗りませんから。
朝、東京駅の新幹線乗り換え口で待ち合わせました。東京駅には乗り換え口が1つではなく、なかなか会えなくて、新幹線のホームでの待ち合わせに急遽変更しました。
事前にれもんさんのSuicaに新幹線チケットを送り込んでおりますので、なんなら最初から新幹線のなかで待ち合わせでもよかったのですが、1秒でも長くれもんさんと一緒にいたかったのです。
エスカレータで新幹線のホームに出ると、向こう側かられもんさんが歩いてくるのが見えました。王族衣装です。目の覚めるようなグリーンのワンピースは、新緑の季節にマッチしていると思いました。
日差しが強くない日は、薄化粧のれもんさん。いつにも増して美しくて、まじまじと見てしまいました。目が大きくてとてもきれいです。
お友達から永野芽郁に似てるって言われたそうです。同じことをくずさんが先日私にLINEしてきたので、似ているのかもしれません。
ただ、私は永野芽郁って、どこが奇麗なのかよくわからないので、似ているとしても、れもんさんの方が間違いなく奇麗です。
そんな美しいれもんさんを見た瞬間から、私のテンションは跳ね上がっています。
(やばい、今日もすでにむちゃくちゃ楽しい!)
他の誰からも得られないこの高揚感。全身が喜びに満ちて来るこの感覚を与えてくれる人に、私は深く感謝します。
会ってすぐさま会話が弾みます。話に夢中になりすぎて、危うく新幹線に乗ることを忘れてしまうところでした。
慌てて新幹線に乗り込む2人。楽しい旅の始まりです。
つづく