【速報】「斎藤知事と副知事の指示を受けた可能性が高い」第三者委が結論 元総務部長の情報漏洩を認定 「停職3か月」懲戒処分
■「知事の証言は不自然」第三者委が指摘「中立公平に判断した」
第三者委員会は27日の会見で、「一般的な情報共有すら否定する知事の証言は不自然」と指摘した上で、元裁判官でもある工藤涼二委員長は「中立公平な第三者委員会として判断した。最大のステークホルダーは県民であり、知事ではない。出てきた証拠に基づいて判断した」と語りました。 この問題をめぐって、斎藤知事の疑惑を調査していた百条委員会が県議2人に対して行った聞き取り調査では、告発された後の去年4月、議員控室で井ノ本氏が県議2人にプリントアウトした私的情報を見せた上、口頭で元県民局長が作成した告発文書が「信用に値しない」旨の説明をしていたことが明らかになっています。 一方、去年10月の百条委員会の証人尋問で、井ノ本氏は漏洩について「守秘義務違反の嫌疑を受ける可能性がある」として、証言を拒否していました。 県は、第三者委員会の調査結果や、知事からの指示があったとする主張、人事課を所管する総務部長という高い倫理観が求められる立場を踏まえ、井ノ本氏に対し、27日付で『停職3か月』の処分にすることを決定。井ノ本氏は県の聞き取りに対し、「知事と元副知事の指示に基づく正当な業務行為であり、外部通報に該当するため不利益処分は認められない」と話しているということです。 これに対し、斎藤知事は27日、「総務部長という要職にあった県職員が、懲戒処分に該当するという状況になり、県民の皆さんの信頼を損なうものであり、組織の長として、誠に申し訳なく思っている」と謝罪し、自らの処分を検討していることを明らかにする一方で、井ノ本氏への指示の指摘については「漏洩に関する指示はしていないという認識に変わりはない」と改めて否定しました。
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