騒々しい犬の鳴き声「対策」として廊下に放たれた2匹のヘビ(アカラポン・ワナソン氏のフェイスブックから)
「目には目を。うるさい犬には大蛇を」タイのマンション動物トラブル 犬とヘビに退去命令
配信 2025年5月26日 16:43更新 2025年5月28日 00:25
タイ・バンコクにあるペット飼育禁止のマンションで、隣室の犬の鳴き声に悩まされた男性が驚きの行動に出た。脅しのためか、共用廊下部分に2匹の大蛇を放ったという。男性は自身のフェイスブックで動画とともに「今日は2匹だけだけど、明日はもっと連れてくる」と投稿していた。地元紙バンコク・ポストが報じた。
舞台となったのはバンコク市内のマンション。禁止ルールは守られず、一部の住民は犬や猫を飼っているという。住民の一人、アカラポン・ワナソン氏は2年近く隣室の犬の鳴き声に悩まされ、管理者に苦情を申し入れたが反応はなし。
そこで、犬を飼っている住民に「自分は動物が大好きだが、あなたも動物が好きなのか?」と確認したうえで、共用廊下に全長数メートルはある大蛇2匹を放った。隣室ドア付近を這うヘビの動画には「私のマンションにはギャングも殺人犯もいるし、最近はヘビもいる。犬を飼うのをやめるようお願いしたけど動きがないから、犬を食べるために待機するようヘビに頼んだ」とメッセージを添えた。
ヘビは動画撮影後に回収され犬は無事だったが、事態を重く見た管理者は犬の飼い主に1万バーツ(約4万4千円)の罰金、アカラポン氏には警告文書を出した。アカラポン氏は無関係の近隣住民に謝罪したが、犬とヘビは退去処分になったという。