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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その46)

2015年04月03日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その46)です。

<僵:キョウ、こわ(ばる)、たお(れる)>
・こわ(ばる):僵立=こわばり立つ、直立不動、或いはたおれ或いは立つ、僵局=困難な時局=難局
・たと(れる):僵偃=僵臥=たおれふす、僵踞(キョウキョ)=たおれうずくまる、僵木、僵樹、僵死・僵尸(キョウシ)=倒れた屍、死骸
<儁:シュン、すぐ(れる)、まさ(る)>=俊=雋
・すぐ(れる):儁艾=儁乂(=賢才=雋乂)・・・ほか多数あり。
・まさ(る) :儁出=すぐれ秀でる、衆にぬきんでる、儁髦=俊髦=衆に秀でたさま=雋髦
<儂:ドウ、ノウ、わし、われ> *「わし、われ」は呉地方の方言の由。
・わし・われ:儂家(ドウカ)=①我が家(大漢和) ②わし、我、女子の自称=奴家 (大漢和・字通)
・(その他):儂人(ドウジン)=雲南地方の苗族、その他「あなた、きみ、かれ、なにがし、おきな」等の読みあり(大漢和)。
<儚:ボウ、モウ、くら(い)、はかな(い)、はかな(む)>
・くら(い):儚儚(ボウボウ)=心くらくまどう(大漢和)*くらくておろかの意。
・はなか(い)・はかな(む):邦語。音熟語見当たらず。
<儳:サン、ザン、さしで(る)、ふぞろ(い)>
・さしで(る):儳越(ザンエツ)=僭越、儳言、儳和(ザンワ)=さしで口をする
・ふぞろ(い):儳巌=儳互(ザンゴ)=整わないさま=不斉 、儳頭=粗悪
・(その他) :儳道=近道=捷径=儳路

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熟語の読み・一字訓読(その45)

2015年04月02日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その45)です。

<僂:ロウ、ル、かが(める)、ま(げる)>
・かが(める) :僂傴(ロウウ)=背をまげる、せぐくまる=跼蹐 、僂窶(ロウク)=背がまがってみすぼらしい
・ま(げる)  :僂傴、僂窶、僂指(ロウシ)=速やかに指折り数える、速やかに指す=屈指
(注)「僂」には「はやい、すばしこい」意・読みもある。 「僂售(ロウシュウ)=はやく売る」
・(その他):僂僂然(ロウロウゼン)=勉強しないさま
<僖:キ、たの(しむ)、よろこ(ぶ)>
・たの(しむ):音熟語なし。「僖(たの)しむ」
・よろこ(ぶ):邦語か。音熟語なし。(字通・大漢和とも、この読みなし)
<僥:ギョウ、もと(める)、ねが(う)>
・もと(める):僥冀(ギョウキ)=こいねがう、僥覬(ギョウキ)=分外の望、僥濫(ギョウラン)=利をもとめ、欲張ってみだらなこと 、僥倖(ギョウコウ)=思いもかけぬ幸せ、それを求めること (注)「僥倖」には左記の意味のほか、①欲深いさま、②車駕の至る所 の意味もある。
・ねが(う) :僥冀
・(その他) :僥人(ギョウジン)=うそつき 「僥」は「いつわる」意(大漢和)。
<僭:セン、なぞら(える)、おご(る)>
・なぞら(える):僭擬(センギ)=身分をこえて上のものにまねる、僭師(センシ)=その内容をもたないのに、自ら師と称すること
・おご(る)  :僭越、僭傲、僭賞(濫刑)、僭奢、僭侈、僭恣・・・
・(その他)  :「(身分をこえて)おかす、みだれる」意の熟語多数。略。
<僮:ドウ、トウ、わらべ、おろ(か)、しもべ>
・わらべ:僮子、僮兒(僮児)*「兒」は対象外。、僮豎(ドウジュ)
・おろ(か):僮昏=おろか、おろかもの 、僮然=おろかなさま 、僮蒙=おろかでくらい=童蒙
・しもべ  :僮豎、僮御=僮僕=僮奴=僮夫、僮使=めしつかい

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熟語の読み・一字訓読(その44)

2015年04月01日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その44)です。

<傀:カイ、おお(きい)、くぐつ、でく>
・おお(きい):傀然=すぐれてひとりあるさま、偉大なさま  傀俄(カイガ)=傾くさま、山の崩れかかるさま
 (参考)「山公、曰く、・・・「嵆叔夜(ケイシュクヤ)の人と為りや・・・その酔うや、傀俄として玉山の将に崩れんとするが如し」と。」*嵆叔夜:竹林の七賢人の一人。嵆康(ケイコウ)のこと。山公:同じく七賢の一人、「山濤(サントウ)」のこと。「山濤識量」(すぐれた判断力や考え、器量をもっている人のこと。山濤のようにすぐれた知識と器量があるということから。)で著名ですね。
・くぐつ、でく:傀儡(くぐつ)、傀儡(カイライ)、傀儡子(カイライシ・くぐつし)=人形使い、でくまわし 、傀儡戯(カイライギ)=くぐつのあそび
<傚:コウ、なら(う)、まね(る)>
・なら(う):傚古(コウコ)=古にならう 、傚法(コウホウ)=手本とする
・まね(る):傚慕(コウボ)=まねする 、傚法=手本とする
<傅:フ、もり、かしず(く)、つ(く)、し(く)>
・もり    :傅育=まもり育てる、傅君=もりやく=保傅、傅訓=もり役の教訓、傅父・傅母=もり役の男・女、傅姆=保姆=傅母、
・かしず(く):傅育=かしずき育てる・保育、傅愛=かしずき愛する、
・つ(く)  :(為虎)傅翼、傅粉=白粉をつける、傅彩=彩色をほどこす、つやをつける 、傅会=(牽強)附会、傅着=附着・・・
・し(く)  :傅油=油をひく、つける 、傅奏=敷奏、陳べ奏する
<傲:ゴウ、おご(る)、あなど(る)、あそ(ぶ)>
・おご(る) :傲岸
・あなど(る):傲易、傲慢=おごりあなどる
・あそ(ぶ) :傲遊、傲蕩=放蕩
<僊:セン、やまびと、せんにん> =「仙」  *熟語多し。
・やまびと:僊夫=山人、・・・
・せんにん:僊風=仙人の起す風 、僊人=仙人=羽客 ・・・

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熟語の読み・一字訓読(その43)

2015年03月31日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その43)です。

<偕:カイ、とも(に)>
・とも(に):偕老(同穴)、偕行=一緒に行く、偕隠=ともに隠れる、偕楽=(衆人と)ともに楽しむ
<偐:ガン、ゲン、にせ、にせもの>
・にせ、にせもの:偐金(ガンキン)、偐造(ガンゾウ)、偐作(ガンサク)、偐書(ガンショ)・・・すべて「ガン」読み。「ゲン」なし。
<偈:ケツ、ケイ、ゲ、はや(い)、すこ(やか)、いこ(う)>
・はや(い):偈偈(ケツケツ)=疾駆(驅)
・すこ(やか):「健」に通ず。音熟語なし。「偈(すこ)やか」
・いこ(う) :「憩」に通ず。音熟語なし。「偈(いこ)う」・・・音熟語あれば「ケイ」と読むか・・・。
*「偈」:(大漢和)①力を用いるさま ②車の疾く走るさま (字通)つとめる
*「偈(ゲ)」は慣用音。
<偖:シャ、さて>
・さて:邦語。音熟語なし。「偖(さて)、」 音「シャ」の熟語見当たらず。
<偬:ソウ、せわ(しい)>
・せわしい:倥偬(コウソウ)・・・参考:倥(いそが)しい  *倥(おろ)か、倥(ぬか)る ・・・「倥」は、だいぶ前に案内済みですね。
<做:サク、サ、な(す)>
*「做」は「作(サク、サ、つく(る)、な(す)」の俗字。
做事(サジ)=仕事(をする)、做工(サコウ)=はたらく、做処(サショ)=行為、做親(サシン)=結婚(する)、縁組(する)、做七(サシチ)=初七日、做官(サカン)=役人になる、做客(サキャク)=①遠慮する、②他郷にさまよう(大漢和のみ)、做大(サダイ)=自大、做弄(サロウ)=もてあそぶ、做夢(サム)=夢みる、做法(サホウ)=①しかた、やり方、製法 ②策を施す、方策をめぐらす
(参考1)故事成語類:「我より古(いにしえ)を作(な)す」:先例や古いしきたりにとらわれず、自分の手で新例を作り出すこと。
(参考2)「見做す」=「見作す」 、「色を作す」=「色を做す」

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熟語の読み・一字訓読(その42)

2015年03月30日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その42)です。

<倩:セン、セイ、うつく(しい)、むこ、やと(う)、つらつら>
・うつく(しい):倩影(センエイ)=きれいな月影、倩妝(センショウ)=麗しいよそおい、倩倩(センセン)=美好なさま、倩盼(センベン)=愛らしい口元と美しい目元(後記注参照)
・むこ:音熟語なし。中国の一地方の方言の模様。
・やと(う):倩人(セイジン)=人をやとう、倩代(セイタイ・セイダイ)=雇い代える、倩雇(セイコ)=雇われる
・つらつら :(邦 語) 「倩(つらつら)、考えるに・・・」
(注)「倩盼(センベン) 」について
   「 巧笑倩(セン)たり美目盼(ヘン)たり。素(ソ)以て絢(ケン・あや)を為す」(論語) 「 盼(ヘン)たる美目に魂を打ち込むものは・・・/虞美人草 漱石」
   ①この「盼」を「ハン」と読んでいるブログも多いですが、誤りではないかと・・・いずれにしても、この「盼」は1級対象外漢字
   ②また、他のブログで「倩眄(センベン)」とか「倩盻(センベン)」とか書いてあるのがありますけど、これらの字は誤りかと・・・。
<倬:タク、おお(きい)、たか(い)、あき(らか)>
・おお(きい):雄倬、倬詭(タクキ・タッキ)=すぐれていて異彩がある、倬爾=卓爾
・たか(い) :倬立=卓立、倬峭(タクショウ)=理想とするところが高い
・あき(らか):昭倬
山川の倬詭、物産の魁殊に至りては、或いは名奇にして称せられ、或いは夷異にして書すべし」(左思「魏都の賦」) *立派でめずらしい*
<俾:ヒ、ヘイ、しもべ、たす(ける)、にら(む)>
・しもべ   :俾頭(ヒトウ)=下僕
・たす(ける):俾益(ヒエキ)=裨益
・にら(む) :俾倪(ヘイゲイ)    *「俾倪」には「ひめがき」の意もあり=女牆=姫牆
<們:モン、ともがら>
・ともがら  :我們=儕輩
・(その他)「們渾(モンコン)」=肥満のさま
<倆:リョウ、うでまえ>
・うでまえ :伎倆

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熟語の読み・一字訓読(その41)

2015年03月29日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その41)です。

<倅(=伜):サイ、ソツ、たす(け)、にわ(か)、せがれ>
・たす(け):倅介(サイカイ)=副官、倅弍(サイジ)=副官、倅車=副車、倅卒=副卒
・にわ(か):倅然(ソツゼン)
・せがれ  :邦語。音熟語なし。
・(その他):倅長(サイチョウ):100人の長。(「卒100人を「倅」という」(字通))、倅毛(サイモウ)=純毛、純色の毛(この場合の「倅」は「もっぱら、みちる」という意味。)
*2016.1.11補筆:字通では「倅長(サイチョウ)」、「卒100人を「倅(サイ)」という」とあるが、大漢和・大字源では「ソツ」音のほうに、同様の意味が書かれている・・・熟語とその読みの振りがないので不詳ですが、この2辞典では「ソツチョウ」と読む可能性もあります。
<俶:シュク、テキ、よ(い)、はじ(める)、すぐ(れる)>
・よ(い)  :俶辰(シュクシン)=良辰、俶装(シュクソウ)=身支度 
・はじ(める):俶載(シュクサイ)=俶始(シュクシ)=俶落(シュクラク)
・すぐ(れる):俶儻(テキトウ)=卓異の人  *「俶(テキ)」は「すぐれる、まさる、おおきな、卓絶・・・」の意。 俶奇(テキキ)=奇異、傑出、俶詭(テキキ)=奇異、「夏桀、殷紂、・・・俶詭殊瑰、耳の未だ嘗て聞かざる所、目の未だ嘗て見ざる所なり」(呂覧)
<倡:ショウ、わざおぎ、あそびめ、とな(える)>
・わざおぎ  :倡優、倡俳
・あそびめ  :倡伎、倡女、倡婦
・とな(える):倡起=発起する、主唱する、倡義=義を唱える、倡首=主唱者・唱者、倡道=先立ってとなえる、倡導=唱え導く=唱導

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熟語の読み・一字訓読(その40)

2015年03月28日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その40)です。

<倚:イ、キ、よ(る)、たの(む)>
・よ(る) :倚几(イキ)=机によりかかる、倚偏(イヘン)=かたよる、倚伏、倚門・・・倚馬七紙、「倚驕倚痴(イキョウイチ)」=婦人が男子に媚態を示して倚りかかる形容、「倚楹之戚」(*故事あり。略。)
・たの(む):倚依(イイ)、倚恃(イジ)、倚託=依託、倚仗(=倚杖)→(関連四字熟語)「倚官仗勢=職権・官位で人民をいじめる」、「倚財仗勢=金権、財産を笠におごる」、「倚主仗勢=主人の威光を笠に着る」
・その他①:(「倚(キ、イ)」で、 「めずらしい」意・読みあり。この場合ほとんど「キ」、稀に「イ」あり)→倚魁(キカイ)=奇怪、倚物(キブツ)=奇怪なもの、倚人(キジン)=畸人、不具者・かたわもの(この場合の「倚」は「かたわ・不具」の意)、倚事(イジ)=怪異なこと・不思議なこと
・その他②:倚棹(イトウ)=船に乗る (「よる」「たのむ」双方の訓読みんでも通用するかも・・・)
・その他③:(「倚(キ)」で、「数を立てる」意あり・・・易、卦の関連・・・「天雨を参ずるに、地に数を倚(た)てる」=倚数(キスウ)。*読みは対象外かも・・・。
<倪:ゲイ、かよわ(い)、ながしめ、きわ>
・かよわ(い):旄倪(ボウゲイ):老人と子供のこと。
・ながしめ  :俾倪(ヘイゲイ)=睥睨=にらむ、横目ににらむ、しり目にみる
・きわ    :端倪=きわ、かぎり、分際
・その他:「ます」「おごる」・・・「城上のひめがき」などの意味・読みあるも、略。)

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熟語の読み・一字訓読(その39)

2015年03月27日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その39)です。

<俛:ベン、メン、フ、ふ(せる)>
・ふ(せる):俛泣(フキュウ)=伏して泣く、俛仰、俛首帖耳、俛伏=平伏、俛眄、俛僂(フル)=背をかがめる、俛容=うつぶす
・(その他):俛勉(ベンベン)=ひたすらつとめる、俛焉(ベンエン)=つとめてやまぬさま、黽俛(ビンベン) *この「俛(ベン)」は「勉」に通じ、「つとむ、つとめる」意。
<俑:ヨウ、トウ、ひとがた、いた(む)>
・ひとがた:作俑(サクヨウ)=「俑(ヨウ)を作る」「俑を作(な)す」=よからぬ例をつくる意。 *俑=木偶人
・いた(む) :「痛む」意。音熟語見当たらず。 「俑(いた)む。」
<俚:リ、いや(しい)、ひな>
・いや(しい):俚人、俚俗、俚野=野鄙、俚鄙・・・
・ひな    :俚歌、俚言、俚諺、俚語・・・
<俐:リ、かしこ(い)、さか(しい)> *俐=悧  ただし、「悧」の訓読みは「悧(さか)しい」のみ。
・かしこ(い)・さか(しい):伶俐(=怜悧)、俐索=利発  *ただし、 「怜悧」=怜(さと)い、悧(さか)しい
・(その他):俐羅=軽快、綺麗 俐落=爽快、俐亮=爽快

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熟語の読み・一字訓読(その38)

2015年03月26日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その38)です。

<俔:ケン、うかが(う)、しの(び)>
・うかが(う):俔俔(ケンケン)=恐懼のさま(うかがい見るさま?)
・しの(び):音熟語なし。俔(しの)び=間諜、まわしもの
・(その他)「俔天(ケンテン)」=立派な人。天帝の妹に譬えるべき美しい人。「天之妹に俔(たと)える」の略。「俔」は「たとえ、たとえる」意。
<俟:シ、ま(つ)>
・ま(つ):俟嗣(シシ)=位を嗣ぐことをまつ、俟時=時機をまつ、俟命=天命をまつ、俟次=順番まち、俟望=待望、俟門=門にまつ
<俎:ショ、ソ、まないた>
・まないた:俎几(ソキ)=またいた、「越俎代庖」、「樽俎折衝」
・(その他)俎壺(ソコ)=俎(ソ)と壺(コ)←この壺(コ)とは酒器のこと。ともに、祭器のこと。俎実(ソジツ)=俎(ソ)に盛った供物 、俎豆(ソトウ)=祭祀用の器のこと *「俎(ソ)」は”まないた”というよりも、「牲(いけにえ)を載せる器」の意。
<俘:フ、とりこ、と(る)>
・とりこ :俘囚=捕虜、俘獲・・・
・と(る):俘略、俘掠、俘劫(フゴウ)・・・

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熟語の読み・一字訓読(その37)

2015年03月25日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その37)です。

<佻:チョウ、かる(い)、かるがる(しい)>
・かる(い)、かるがる(しい):軽佻、佻躁(チョウソウ)=かるはずみ、佻勇=軽佻驍勇、佻剽=軽悍
「佻佻たる公子、彼の周行を行く」(詩経) 佻佻=軽薄で得意なSま 周行=広道
<佩:ハイ、おびだま、お(びる)、は(く)>
・おびだま :宝佩、鳴佩、・・・佩玉・・・
・お(びる):佩玉、佩刀、佩綬、佩香=身につける匂い=匂袋、・・・佩玉=佩瓊=佩玖
・は(く) :大漢和・字通とも音熟語なし。邦語か・・・。
<佰(ハク、ヒャク、おさ>
・おさ   :仟佰=千人のかしらと百人のおさ  参考:「仟」のところを参照。
 *「佰」:①百、もも、百倍 ②百銭 ③百人、百人のくみ、長、おさ  ④田の東西の界
<侖:ロン、リン、おも(う)、つい(ずる)>
・おも(う)、つい(ずる):音熟語なし。
*「ついずる」とは、”すじみち”を立てる意。(大漢和:人が物事を思うには、必ず”すじみち”にしたがって考えるから「おもう」意となる。)
・(その他)①侖頭(ロントウ):地名、②侖胥(リンショ)=淪胥(リンショ)=沈溺する *「淪胥」のほうが一般的。③昆侖(コンロン):まるい(「侖」に「まるい」意あり) ⇦ 「崑崙(コンロン):中国古代の伝説上の山」と混同しないように。

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熟語の読み・一字訓読(その36)

2015年03月24日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その36)です。

<佶:キツ、よ(い)、かた(い)>
・よ(い) :大漢和・字通ともに音熟語なし。邦語か・・・。佶(よ)い。
・かた(い):佶屈(キックツ)=かたくるしい、文章がなめらかでなくよみづらい
・(その他)「佶栗(キツリツ)」:きびしさにひきしまる、寒さなどのしいこと 、「佶烈(キツレツ)」=壮烈
<侈:シ、おご(る)、ほしいまま、おお(きい)、ひろ(い)>
・おご(る) :侈泰、侈驕、侈靡(シビ)=身分にすぎたおごり
・ほしいまま :侈邪=侈肆=放恣、侈遊=縦遊
・おお(きい):侈言=大言、侈口=大口、侈辞=おおげさな語、侈富=ゆたか、侈闊=広大
・ひろ(い) :侈大=広大にする、侈闊=広大
<侏:シュ、みじか(い)>
・みじか(い):侏儒=こびと、(俳優)、傴侏
・(その他) :侏大=肥大、侏侏=幼愚、侏離=西戎の楽、異族の理解しがたい言葉  *「侏」:「こびと、おろか、おおきな、さかんな」という
意味・読みがある(対象外?)
<佗:タ、ほこ(る)、わ(びる)、わび(しい)、わび>
・ほこ(る) :音熟語なし。「誇」と同じ。侘(ほこ)る。
・わ(びる)、わび(しい)、わび :邦語。音熟語なし。

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熟語の読み・一字訓読(その35)

2015年03月23日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その35)です。

<估:コ、あたい、あきな(う)>
・あたい:估価、估計、估冊=見積書、見積もり、估券=権利書
・あきな(う):估税=商品税、估客=商估=商人
<佝(ク、コウ、ま(がる)、おろ(か))
・ま(がる):佝僂(クル)=僂佝(ルク)=かがまる、くぐせ =傴僂(ウル)
・おろ(か):(対象外漢字では有り。略。) 「佝(おろ)か」
<佇(チョ、たたず(む)、たちど(まる)、ま(つ))>
・たたず(む)・たちど(まる):佇見=たたずんで見る=佇眄(チョベン)、佇立:たたずむ
・ま(つ) :佇望:待ち望む、佇遅(チョチ):待ち望む、佇結(チョケツ):待ち焦がれる
<侫(デイ、ネイ、おもね(る)、へつら(う)、よこしま>
・おもね(る):侫弁(ネイベン)、侫巧(ネイコウ)・・・
・へつら(う):侫媚(ネイビ)、侫諛(ネイユ)、侫史(ネイシ)=諂(こ)びて事実を枉げた史書
・よこしま:侫悪(ネイアク)、侫猾(ネイカツ)、侫邪(ネイジャ)・・・
(注)「おもね(る)」「へつら(う)」の熟語の分け方は一応です。それぞれ、訓読みでは「おもねる」でも「へつらう」でも可と思います。

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熟語の読み・一字訓読(その34)

2015年03月22日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その34)です。

<仗:ジョウ、つわもの、ほこ、まも(り)、よ(る)>
・つわもの:儀仗、騎仗
・ほこ   :兵仗、甲仗、仗戟
・まも(り):仗身=護衛
・よ(る) :(身をよせる意) 仗義=義節による(義に仗る)、仗節=義節による
<仞:ジン、ひろ、はか(る)>
・ひろ:九仞、一仞、百仞、累仞・・・故事成語類:「九仞の功を一簣に虧く
・はか(る):(音熟語見当たらず)「溝洫を仞(はか)る」(左氏)
(その他)「仞積(ジンセキ)」=満載する、満たし積む *「満ちる」・「満たす」の読みと意あり(対象外)。
<仟:セン、かしら>
・かしら:仟佰(センパク)=千人の長と百人の長  *「仟佰、中に俛仰す」
(その他)「仟」:(大漢和)①千人の長 ②千銭 ③南北に通じる道 ④草木の生い茂るさま の意あり。
「仟仟(センセン)」=草木の生い茂るさま、「仟佰(センパク)」=①千百(1100)、②田間の道
「仟眠(センミン)」=①草木の生い茂るさま ②ほの暗いさま  (注)通常は「眠(センベン)」と書き・読みするので注意。
<价:カイ、よ(い)、よろ(う)>
・よ(い) :价人(カイジン) :善い人、大人 *大漢和によれば、こちらの意味は「一説による」との事。
・よろ(う):价人(カイジン) :甲(よろい)を被る人
(その他)「大きい」「つかい、使用人」の意あり。「价人」=大人、价婦(カイフ)=しもべ

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熟語の読み・一字訓読(その33) 仄 仆 仂

2015年03月21日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その33)です。

<仄:シキ、ショク、ソク、かたわ(ら)、かたむ(く)、そばだ(つ)、ほの(か)、いや(しい)、うらがえ(る)、ほの(めく)、ほの(めかす)>
・かたわ(ら) :仄径(ソクケイ)=小路、仄行(ソクコウ)=脇を行く、仄室=側室、仄席=側席、仄道=小路・・・
・かたむ(く) :仄日(ソクジツ)=夕日、斜陽、斜暉  、傾仄(ケイソク)=かたむく
・そばだ(つ) :仄目(ソクモク)=目をそばめて視る
・ほの(か)  :仄聞(ソクブン)=ほのかに聞く、幽仄(ユウソク)=ほのか
・いや(しい) :仄微(ソクビ)=低い身分=仄陋(ソクロウ) *故事成語類:「英奇を仄陋にとる
・うらがえ(る):反仄(ハンソク)・・・
・ほの(めく)・ほの(めかす):仄めく、仄めかす・・・音熟語見当たらず。邦語かも・・・。
(その他)「仄媚(ソクビ)」:よこしまで人に媚びる。
<仆:フ、ホク、たお(れる)、し(ぬ)>
・たお(れる):仆偃(フエン)
・し(ぬ)  :仆死(フシ)、仆斃(フヘイ)  *「たおれる」意もあり。
*2016.1.11 補足:大字源ではほとんどの熟語が「フ・・・/ホク・・・」と両読みとなっている。漢検第2版では、音による読み分けなし。
<仂:ロク、リョク、リキ、あま(り)、つと(める)>
・あま(り) :数の仂(あま)り・・・音熟語見当たらず。
・つと(める):仂(つと)める ・・・音熟語見当たらず  *労仂(働)の「仂」は「働」の俗略字・・・。
(その他)「仂」には「十分の一、三分の一」という意味あり。(礼記) 「喪には3年の仂(リョク)を用ふ」:3年分の年度会計の1割を葬儀の費用に充てるという意味。
*2016.1.11訂正補筆:字通では上記のとおり「仂(リョク)」としているが、大漢和・大字源では「仂(ロク)」で同様の意味となっている。漢字源は文例は無いが、そもそも「ロク」音のみ。
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熟語の読み・一字訓読(その32) 亶 仍

2015年03月20日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その32)です。

●亶(タン、セン、あつ(い)、ほしいまま、まこと、もっぱ(ら))
・あつ(い):「厥の心、亶(あつ)し」
・ほしいまま:亶翔(センショウ)・・・とびめぐる、とびかける  (大漢和)「亶」は、「とぶ、かける」意。
・まこと:亶誠(タンセイ)、「亶(まこと)に其れ然るか」(詩経)・・・誠にその時を得ている・・・
・もっぱ(ら):(「擅」に通ず) 亶有(センユウ)?
・(その他)「亶亶(タンタン)=坦坦」:「大道、亶亶、其れ身を去るに遠からず」 、古公亶父(ココウタンポ):周の太王の名
●仍(ジョウ、ニョウ、よ(る)、かさ(なる)、しきり(に)、なお)
・よ(る):仍旧(ジョウキュウ)=仍貫(ジョウカン):依然、前のまま、旧い慣習によって改めない・・・
・かさ(なる):仍世(ジョウセイ)=世々、累世 仍孫(ジョウソン):7代目の孫
・しきり(に):荐仍(センジョウ)、頻仍(ヒンジョウ)
・なお:仍是(ジョウシ):なお、やはり、依然
・その他①「仍重(ジョウチョウ)・重仍(チョウジョウ)」:なお重なる(字通)、しきりに重なる(大漢和) *「なお」または「しきり(に)」
・その他②「仍仍(ジョウジョウ)」:(大漢和)①志を得ないさま ②多いさま ③頻々たるさま

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