<トピックス>
*人民、民衆を意味する「黔首」とか「黎民」とか良く出る。・・・同義語で「烝民、烝庶、烝黎」なども覚えておくと良いかも知れない・・・。
●熟語の読み・一字訓読(その153)です。
<炸:サ、サク、さ(く)、さ(ける)、はじ(ける)>
・さ(く)・さ(ける):炸破・炸毀=爆破、炸薬=猛烈な火薬、炸撃:爆発物を用いて敵を攻撃する →「はじける」意かも。
・はじ(ける):炸裂=爆裂 *火気を引いてはじけさせる意
*他に、「油で揚げる」意あり。炸羹サッコウ:糯米の団子に小豆餡を入れてあげた菓子。炸食:油で揚げた菓子
<炳:ヘイ、あき(らか)、いちじる(しい)>
・あき(らか)、いちじる(しい):炳焉=はっきりとしているさま。あきらかなさま。炳然。炳乎。(常套句として)「炳(ヘイ)として・・・」
<炮:ホウ、あぶ(る)、や(く)>
・あぶ(る)、や(く):炮烙・焙烙(ホウラク)=①あぶり焼くこと。②中国古代、殷の紂王の行った火あぶりの刑。焙烙・炮烙(ホウロク)=素焼き の平たい土鍋。茶や豆、塩などをいるのに用いる。また、胡麻や茶を煎る専用の器として、縁が内側にめくれて、 柄のついた小型のものもある。「ほ うらく」とも。炮製(ホウセイ)。
<烋:コウ、キュウ、ほこ(る)、めでた(い)、さいわ(い)>
・ほこ(る):烋烋(コウコウ):誇って気のたけしいさま。(大)
・めでた(い)・さいわ(い):熟語なし。
*他に「かすか」「ふすぶる」「うつくしい」「やわらぐ」意・読みあり
<烝:ショウ、ジョウ、む(す)、むしあつ(い)、すす(める)、もろもろ、まつ(り)>
・む(す):烝羹(ジョウコウ)=むした子羊の肉、それを蒸すこと(大)、羊の蒸肉(字)、烝熟=よくむす、烝食=蒸し焼き、蒸し焼きにして食う。
・むしあつ(い):烝熱=暑熱、烝雲=むしあつい雲
・すす(める):烝薦=お供え(をすすめる)、神に供えすすめる(大)
・もろもろ:烝民=烝庶:多くの民、もろびと、烝黎=黎民、烝徒=徒党:多くのともがら
・まつ(り):烝嘗(ジョウショウ):祖祭(秋を嘗、冬を烝という。)「廟に烝嘗して・・・」 烝祭=冬の祭
*烝冬:陰暦10月の異称 *「みだら」「身分ある婦人を犯す」意ありー上淫=烝淫
*烝烝:①物の盛んにおこるさま ②厚いさま ③進むさま ④火気の上行するさま ⑤志を得ないさま、ぐずぐずするさま ③:「烝烝の至孝」:善に進める最上の孝道
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