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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読 (その183)

2015年08月14日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*書き問題で「めのう」を「瑙」と書いたら×になるのかしら(^^)漢検さんに聞いてみたいもんだ(^^)
*「四角号碼」なんて索引の仕方も言葉も、この歳になるまで、まったく知らんかった(^^;)

●熟語の読み・一字訓読(その183)です。
<碣:ケツ、いしぶみ>
・いしぶみ:碑碣(ヒケツ)、碣石=石碑
<碪:チン、ガン、きぬた>
・きぬた:碪声(チンセイ)=きぬたの音=砧声(チンセイ)
*碪斧(チンブ)=斬首台、首斬り斧、断頭台 *碪ガク(ガンガク)=①山の聳えるさま ②石の危ういさま *「ガク」は対象外漢字(石+諤―言)
<磑:ガイ、うす、ひきうす、いしうす>
・うす、ひきうす、いしうす:磑茶(ガイチャ)=うすで茶をひく、磑牛(ガイギュウ)=臼をひく牛、石磑=いしうす、水磑、井磑、茶磑、転磑、碾磑、磑碾(ガイテン)=ひく、 *「磑風舂雨」
<磔:タク、さ(く)、はりつけ>
・さ(く):磔裂、磔攘=犠を裂き神に供えて禍を防ぐことを祈ること、磔禳=生贄を裂いて神を祭る人・大羊を裂くこと
・はりつけ:磔刑、磔殺、磔死、磔梟、磔罪・・・
<碾:テン、デン、うす、ひ(く)>
・うす:碾磑(テンガイ)=ひきうす・いしうす・水車
・ひ(く):碾茶(テンチャ)、碾米(テンベイ)=米を挽く、碾轢=車で轢く
<碼:バ、マ、メ、ヤード>
・ヤード:「碼」=英国の尺度
*碼瑙=瑪瑙=めのう、*四角号碼(シカクゴウマ)・碼索字(マソウジ)=号碼の索引、
*碼字(マジ)=数を表す記号文字、*碼子(マス)=①数字 ②秤の分銅
*碼頭(バトウ)=地名、碼頭(マトウ)=波止場・埠頭・馬頭
<磅:ホウ、ポンド>
・ポンド:「磅」
・その他:磅唐(ホウトウ)=広大にはびこるさま *「満ちふさがるさま」の意あり。
 (他にも、「石の落ちる音」「石をうつ」意あり、対象外漢字の熟語のみ・・・略・・・)

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熟語の読み・一字訓読 (その182)

2015年08月13日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「砌(みぎり)」・・・この「みぎり」の意味、十分正確には理解していなかった(^^;)「暑さのみぎり・・・」ぐらいしか使ったこと無かったから・・・。広辞苑では「(水際(みぎり)の意)①(池などの)水際。②軒下・階下などの敷石の所。③庭。④所。場所。⑤とき。おり。こと。時節。」と載っている。「梵砌」とか「甃砌」の意味がやっと正確に理解できました👋・・・漢字と云うより日本語の学習でした(^^;)
●熟語の読み・一字訓読(その182)です。
<矣:イ> 
(矣乎(イコ)、矣哉(イサイ)、矣夫(イフ)・・・いづれも詠嘆の助辞・・・)
 *その他、「矣」には語の末尾に用いる助辞として「断定、限定、疑問、反語」の意あり。
<矮:アイ、ワイ、みじか(い)、ひく(い)>
・みじか(い):矮小、矮短・・・
・ひく(い):矮躯=短躯、矮子(看戯・看場)、矮牆=低い垣=短牆、矮樹、矮林・・・
<矼:コウ、とびいし、いしばし、かた(い)>
・とびいし、いしばし:熟語なし
・かた(い):(堅いさま)熟語なし
・その他:「徳工信矼」 ・・・信矼=すなおでまことあるさま、たしかなさま。
<矻:コツ、はたら(く)>
・はたら(く):矻矻=よくはたらくさま(終日矻矻)、
・その他:*つかれるさま *用心するさま(用心矻矻)
<砌:セイ、サイ、みぎり>
みぎり:砌下、梵砌、甃砌・・・
*みぎり(邦語):①にわ ②ところ・場所 ③頃(ころ)、折柄、時節 の意
<砒:ヒ>
 *砒素、砒石、砒毒、砒酸・・・
<砠:ショ、ソ、いしやま、つちやま>
・いしやま、つちやま:熟語なし
<硅:ケイ、やぶ(る)>
・やぶ(る):硅破(ケイハ)・・・本当はこの字ではないらしい(誤字らしい)・・・
*硅酸、硅素
<硼:ホウ>
 *硼酸、硼素、硼砂(ホウシャ)・・・
<碚:ハイ>
*碚礧(ハイライ)=つぼみ(蕾) この「碚」は、つぼみの意。「礧」は対象外漢字。他に、「培(ハイ、おか)」=小阜 の意あるも熟語なし。
<碌:ロク>
*碌青=緑青、*碌碌=①石の綵色の形容 ②平凡なさま・随従するさま ③石車の音・轆轤 

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熟語の読み・一字訓読 (その181) 

2015年08月12日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「瞿」「矍」「矜」は良く(問題で)見かける漢字ですね、熟語や意味をある程度理解しておいた方が良いかも(^^)
*「矜恃」「矜持」・・・似ているけどチト違うとも云える・・・「矜(キン)」読みの熟語もあり・・・。
●熟語の読み・一字訓読(その181)です。
<瞿:ク、み(る)、おそ(れる)>
・み(る):瞿視=みまわす、瞿然=①驚いて見るさま、瞿瞿=①いそがしく見回すさま
・おそ(れる):瞿然=②おそれるさま 
・その他:瞿然=③驚いて顔いろが変わる ④喜ぶさま ⑤せわしいさま ⑥守を失うさま ⑦憂悲のさま
     瞿瞿=②驚きあわてるさま ③守る所のないさま ④つづまやかで礼儀を顧みるさま ⑤見張るさま ⑥勤める   
<瞽:コ、くら(い)、おろ(か)>
・くら(い)、おろ(か):瞽見=愚見、瞽言=瞽説=目が見えないでいう言葉=愚説、瞽議=つまらない議論・妄議
・その他:(目が不自由、楽人・・・などの意あり)瞽工・瞽夫=盲人の楽人、瞽者=盲者、瞽女(ゴゼ)
*瞽叟(コソウ):舜の父の称。愚昧で肉眼は見えても善悪を分別する心眼が見えなかったから、こう呼ばれた由。また、真の盲人だったともいわれる。
*「瞽叟(コソウ)は移らず」=瞽叟のような愚昧の甚だしい者は善に移れない意。
<矍:カク、みまわ(す)、あわ(てる)、はや(る)、いさ(む)> 
・みまわ(す):矍矍=①目がきょろきょろして落ち着かないさま
・あわ(てる):矍視=おどろきあわててみる、矍然=あわててみるさま
・はや(る):矍矍=②疾走するさま、休息しないさま
・いさ(む):矍鑠=①勇健なさま、壮健なさま (②水中でふるえるさま) 
<矚:ショク、ソク、み(る)>
・み(る):矚目、矚望、矚覧・・・(*いづれも、目をつけて、じっと見る意)
<矜:カン、キョウ、キン、つつし(む)、あわ(れむ)、ほこ(る)、やもお>
・つつし(む):矜謹、矜式(キョウショク)=うやまいのっとる・尊敬して手本とする、
・あわ(れむ)矜哀、矜宥=あわれみゆるす=矜允、矜顧、矜恤=あわれみめぐむ
・ほこ(る):矜高、矜夸=矜誇、矜驕、矜大=尊大、矜功=功をほこる、矜恃
・やもお:矜寡(カンカ)(孤独)=鰥寡(孤独)
*矜恃=おごって自らをたのむ
*矜持=①己をおさえつつしむ、②自ら飾る、③たのみとする所があってほこる ←③の意味で、「矜恃」と混用して用いられている。
・その他:(「キン」で読む熟語を探していたら2つほど見つけました)①「棘矜(キョクキン)」=いばらで作ったほこの柄・・・「矜」に(今の訓読みにはありませんが、「ほこの柄」という意味があったようです) ②氷矜(ヒョウキン)=寒心。寒々とした気持ち、げっそりすること・・・以前、自分のブログで紹介してた(^^;) 

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熟語の読み・一字訓読 (その180)

2015年08月11日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「睥」の「うかがいみ(る)」・・・漢検漢和辞典には載っていません・・・他の漢字でも(全部調べたわけではありませんが)、すべての訓読みが載っているわけではないようです・・・だから、(受検だけのためなら)ここまで学習する必要はないのかもしれませんね。
*「睾丸」の「睾」・・・色々と意味があるんですねえ・・・「さわ(沢)」は、漢検漢字辞典にも「意味」のところで載っていました。

●熟語の読み・一字訓読(その180)です。
<睥:ヘイ、ながしめ、にら(む)、うかがいみ(る)>
・ながしめ、にら(む):睥睨(ヘイゲイ)
・うかがいみ(る):睥窃(ヘイセツ)=うかがいぬすむ
*「睥睨」には、「城上のひめがき(女牆)」の意味もあり。
<睾:コウ、さわ、たか(い)、ひろ(い)、おお(きい)、きんたま>
・さわ:(「鶴、九皐に鳴く」の「皐(コウ、さわ)」に通ず)睾如(コウジョ)=②さわ(沢・皐)のさま
・たか(い):睾如=①高いさま、睾然=高いさま
・ひろ(い):睾睾=広大なさま
・おお(きい):睾睾、睾牢=牢籠=一切を包括する
・きんたま:睾丸
<瞎:カツ、くら(い)>
・くら(い):瞎字=字にくらい *「瞎字不識(カツジフシキ)」=字を知らない人を詆る語。
・その他(目が不自由な意):瞎虎、瞎漢、瞎女、瞎子・・・←「盲目な・・・」という意味。瞎榜(カツボウ)=学問がなくて科挙に合格した人を詆る語=まぐれで合格する(盲目でも合格したという意味らしい)・・・ちなみに、まぐれでない合格は「眼榜」という由。
<瞞:バン、マン、モン、だま(す)、あざむ(く)、くら(ます)、は(じる)>
・だま(す):欺瞞、瞞人(人をだます)、瞞騙(だます、かたる)、
・あざむ(く):瞞着、欺瞞、瞞辞(ごまかしの言葉、だまかしの言葉)
・くら(ます):瞞着(人目をくらます、だます、ごまかす)、瞞蔵(ごまかしかくす、かくす)、瞞昧(かくす、ごまかす)
・は(じる):瞞然(どきどきして恥じるさま(荘子・天地)・・・「機械ある者は必ず機事あり、・・・子貢 瞞然として慙じ、俯して対えず」)
・その他:瞞瞞然:目をとじたさま。瞞心昧己(マンシンマイキ):自らを欺く、良心に背いて事をする
<瞰:カン、み(る)、みお(ろす)、のぞ(む)>
・み(る)、みお(ろす)、のぞ(む):瞰下、瞰視、瞰望=ながめる・遠くをみる、瞰臨=高所から見下しのぞむ

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熟語の読み・一字訓読 (その179)

2015年08月10日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その179)です。
<眥(眦):セイ、シ、サイ、まなじり、にら(む)>
・まなじり:眥裂(シレツ)髪指、眥頭(シトウ)=目がしら、眥睚(シガイ・サイガイ)、睚眥(ガイサイ)、眥血(シケツ)=まなじりが裂けて出る血・・・
・にら(む):眥占(シセン)=横目でにらむ
<眛:バイ、マイ、くら(い)>
 (熟語なし・・・大漢和・・・)
<眷 :ケン、かえり(みる)、こいした(う)、めぐ(み)、なさ(け)、みうち> *既出ですが加筆削除修正して再案内
・かえり(みる):眷焉=いつまでも気にしてかえりみるさま =眷然(けんぜん)*他に、眷想=かえりみて思う、眷眷=いつも心にとめて回顧するさま。眷顧:①ふりかえりみる、②情をかける 
・こいした(う):眷恋=思い慕う、心に思っていつも忘れない、恋い焦がれること
・めぐ(み) :寵眷=寵愛して特別に目をかけること。寵遇。 *他に、眷遇(ケングウ)=特別に目をかける、手厚くもてなす。眷接=目をかけて手厚く遇する。
・なさ(け) :眷顧、顧眷=近くに置いてひいきにする、目を掛けて大切にする。眷眄(ケンベン)=目をかける。眷命(ケンメイ)など。・・・「めぐ(み)」の意もあるかも。
・みうち   :眷属・眷族=①血筋のつながっている者。一族の者。身内 の者。親族。② 従者。家来。配下の者。
(注)「皇天眷命」という言葉があり、天が情をかけるという意味でも使われることから、「眷命」は「なさ(け)」に対応すると思う。天子が民を顧みて慈しみの言葉をかけるとの意もあるとの説明もあるので、場合によっては「かえり(みる)」にも該当。
<睇:ダイ、テイ、ぬすみみ(る)、ながしめ、よこめ>
・ぬすみみ(る)、ながしめ、よこめ :含睇=少しく流し目に見る・妙な目つきをする、睇睨、睇視、睇眄=横目にみる
<睨:ゲイ、にら(む)、うかが(う)、かたむ(く)>
・にら(む):睥睨、睇睨、眄睨、睨観=睨視、睨柱=柱をにらむ(藺相如の故事あり)、
・うかが(う):睨望、睨笑(ゲイショウ)=こび笑う(「うかがう」か「かたむく(=斜めにみる意)」か
・かたむ(く):睨日=かたむく日=夕日、睨笑(?)

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熟語の読み・一字訓読  (その178)

2015年08月09日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その178)です。
<盻:ケイ、にら(む)、かえり(みる)>
・にら(む):盻恨(ケイコン)=うらみみる・うらむ、盻盻=①勤め苦しんでやまないさま ②(一説に)うらみみるさま
・かえり(みる):不盻・・・「千金を芥とし、不盻(かえりみず)・・・」 
<眈:タン、にら(む)>
・にら(む):(大漢和・字通とも適当な熟語なし) *「虎視眈々」の「眈」は「遠くからねらう」意との事。
<眇:ビョウ、ミョウ、すが(め)、すが(める)、ちい(さい)、はる(か)、かす(か)、おくぶか(い)>
・すが(め):眇蹇、眇跛、眇目
・すが(める):眇視、
・ちい(さい):眇躯(軀)、眇身、眇小=小さいこと・背の低いこと、眇眇、眇然
・はる(か):眇茫、眇漠、眇麗=はるかにうるわしい、眇眇、眇然
・かす(か):眇麼(ビョウマ)=かすかなさま、眇冥=かすかにくらい、眇眇、眇然
・おくぶか(い):眇思=奥深い考え、眇指=奥深い趣旨、眇論=妙論 
<眄:ベン、メン、み(る)、ながしめ、なが(める)、かえり(みる)>
・み(る):佇眄、眄望、怡眄、恩眄、驚眄、仰眄、微眄、俛眄・・・
・ながしめ:眄睨=ながしめに見る・にらむ、眄視=流し目にみる(蔑視する意も)、流眄、眄眄=①ながしめにみるさま (②愚かなさま)
・なが(める):佇眄、長眄、悠眄・・・
・かえり(みる):顧眄、眄顧、眄遇=こころがけて遇する、眄伺=うかがう・にらみうかがう(→不和のことにいう)
<眩:ゲン、く(れる)、ま(う)、くら(む)、くるめ(く)、まど(う)、くら(ます)、めまい、まばゆ(い)、まぶ(しい)>
(・・・一部略・・・)
く(れる):(~暗くなる意か)
ま(う):(大言海:眼まわる、目くらむ・・平家物語「目もまひ、膝もふるう事のある我が身なれば・・・」 広辞苑:目がまわる、目がくらむ)
まど(う):眩惑=くるめきまどう

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熟語の読み・一字訓読 (その177)

2015年08月08日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その177)です。
<盒:ゴウ、ふたもの、ふた、さら> *「ゴウ」は慣用音。他に「コウ」音あり(大・字)
・ふたもの:飯盒、盒子(ゴウシ・コウシ)=①煙火のはこ、②蓋つきの小箱。印籠。③菓子・果物を入れるはこ、盒仗(ゴウジョウ・コウジョウ)=わりご、食籠、弁当。盒児(ゴウジ・コウジ)=重箱(字通)、蓋つきの器・重箱のようなもの(大漢和)。
・ふた:盒蓋(ゴウガイ・コウガイ)=いれこのふた、小函のふた
・さら:盒奩(コウレン)=菓子皿 *「奩(レン、こばこ、くしげ)」は対象外漢字。
<盥:カン、そそ(ぐ)、すす(ぐ)、たらい>
・そそ(ぐ):盥水=あらいすすぐ水、
・すす(ぐ):盥耳=汚れた耳を洗い清める、盥濯=洗いすすぐ
・たらい:盥器、盥盆=たらいの類(大漢和に図あり)
・その他:盥漱(カンソウ)=手あらい口そそぐ、盥沐=身体をあらう・沐浴する・行水する、盥浴=手あらい湯あみする *「盥」に「手あらう」意あり。
<盧:ロ、めしびつ、くろ(い)、あし>
・めしびつ:(「盧、飯器なり」とあるも音熟語なし)
・くろ(い):盧弓、盧矢、盧犬・・・
・あし :(「蘆」に通ず。)
・その他①:地名、人名にかかわる「盧」でよく目にする熟語・・・韓盧(カンロ:韓の名犬)=(「韓盧を馳せて蹇兎を逐う」=盧狗(ロク)、盧医扁鵲=盧扁=盧氏=盧の地に住んだ名医「扁鵲(ヘンジャク)」のこと、盧橘(ロキツ)=①枇杷 ②金柑 、「盧生の夢」、盧舎那(ルシャナ)仏=仏の名 ←「ル」音もあり(大漢和)
・その他②:盧罌(ロオウ)=酒を盛る器、盧胡(ロコ)=胡盧(コロ)=忍び笑い、盧牟(ロボウ)=修め整える(=型に入れてつくる意 *「鑪(ロ、いろり、ふいご、さかば)」に通ず。)、盧布(ルーブル)、觚盧(コロ)=ふくべ (*盧は「蘆」に通ず)、鹿盧=ろくろ=轆轤
<盪:トウ、とろ(ける)、あら(う)、あらいきよ(める)、うご(く)、うご(かす)、ほしいまま(にする)>
・とろ(ける):融盪
・あら(う):盪尽=洗い流したようにすっかりなくなること。盪腸、盪滌(トウデキ)=あらいのぞく、
・あらいきよ(める):盪穢(トウアイ)=よごれをあらいきよめる(大)
・うご(く):盪盪=広く大きく動くさま、盪撃・撃盪:水が激する、水が勢いよくうちあうこと
・うご(かす):盪舟=舟をゆりうごかす、盪覆=ゆらがせくつがえす
・ほしいまま(にする):敖盪

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熟語の読み・一字訓読 (その176)

2015年08月07日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「盂、方なれば、、水、方なり」・・・過去問でしたね、出たときはショックだった・・・当時、漢検・四字熟語辞典の隅々まで読んでいればと猛省した覚えあり。
*「盍簪」も過去問か何かで出たような・・・。

●熟語の読み・一字訓読(その176)です。
<皰:ホウ、にきび、もがさ> 
・にきび:面皰、(皺皰、小皰・・・これらも該当するかも)
・もがさ:皰瘡=疱瘡
<皴:シュン、ひび、しわ>
・ひび:皴裂=あかぎれ・ひび、凍皴、鱗皰、風皴、面皴(→これは「しわ」かも)・・・
・しわ:皴皺(シュンシュウ)=しわ、皴染(シュンセン)=ひびをつけぼかす画法=皴法
<皹(皸):クン、ひび、あかぎれ>
・ひび:皹(皸)裂、皹(皸)皴=われめ、皸拆(キンタク)=ひび (「キン」音―字通)
・あかぎれ:皹(皸)手=手皹(皸)=あかぎれ
<皺:シュウ、スウ、しわ、しわ(む)>
・しわ :皺文(シュウモン)=しわ、皺褶(シュウシュウ)=ひだ、皺面=しわづら、眉皺、頬皺・・・
・しわ(む):皺眉(シュウビ)=眉をしかめる、皺渋(シュウジュウ)=しわむ、皺月=しわんだ月(=波に映っている月をいう)
・その他:紅皺=乾棗=ほしなつめ
<盂:ウ、はち、わん>
・はち:盂鉢(ウハチ)=はち、盂箸(ウチョ)=鉢と箸
・わん:盃盂、飯盂、盤盂、覆盂、盆盂
*盂蘭盆(ウラボン、ウランボン) *「盂方水方、盂円水円」(過去問にあり)
<盍:コウ、おお(う)、あ(う)、なん(ぞ・・・ざる)>
・おお(う):(「蓋」に通ず)音熟語なし。
・あ(う):盍簪(コウシン)、盍各(コウカク)=かれこれ相等しいこと(「各言、爾志に盍(あ)う」(論語)・・・「あう、合する」意との事)
・なん(ぞ・・・ざる):盍不(コウフ)・・・=なんぞ(云々)せざる=何不・・・(カフ←「カウ・コウ」の転)

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熟語の読み・一字訓読 (その175)

2015年08月06日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その175)です。
<癸:キ、はか(る)、みずのと>
・はかる:(「揆」に通じるとあるも熟語なし)
・みずのと:癸酉(キユウ)、癸丑(キチュウ)・・・
<皁:ソウ、どんぐり、くろ、くろ(い)、しもべ、うまや、かいばおけ>
・どんぐり:皁斗(ソウト)=どんぐりの類。   *皁莢(ソウキョウ)=さいかち
・くろ・くろ(い):皁白、皁衣、皁絹、皁紗、皁裾(ソウクン)=こうのとりの別名。皁纛=大軍旗、皁囊=上書を入れる黒い袋
・しもべ:皁隷・皁役=下僕の類
・うまや:皁桟(棧)=うまや、皁櫪=うまや・かいおけ(かいばおけ)
・かいばおけ:皁櫪、(牛驥)同皁
<皎:キョウ、コウ、しろ(い)、あか(るい)、きよ(い)>
・しろ(い):皎白=真っ白、皎然=①あきらかなさま ②色の白いさま、白潔
・あか(るい):皎月=あきらかに冴えた月、皎皎=①潔白なさま ②あかるいさま
・きよ(い):皎麗=清らかで美しい、皎潔=①白くて清らか ②白くていさぎよい
<皖:カン、あき(らか)>
・あき(らか):(地名(皖=安徽省の古名)以外、熟語なし)。「皖」は①明星、②明らかなさま の意。)
<皓:コウ、きよ(い)、しろ(い)、ひか(る)>
・きよ(い):皓晧、皓然=①きよい・潔白なさま(②むなしく広いさま ③あきらかなさま ④水の広大なさま)
・しろ(い):皓衣、皓歯、皓雪、皓髪、皓汗・・・、
・ひか(る):皓鍔(コウガク)=光っている剣のきっさき、皓霰=あられ(光っているような?)、皓毳(コウセツ)=光り輝くそり・美しい橇(そり)*「毳(セツ)」音・・・大漢和・字通ともに「皓毳(コウセツ)」。

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熟語の読み・一字訓読 (その174)

2015年08月05日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その174)です。
<癨:カク、しょきあ(たり)>
・しょきあ(たり):癨乱=霍乱
<癬:セン、たむし、ひぜん>
・たむし、ひぜん:癬疥=ひぜん、癬瘡=かさの一種。ひぜん、また、たむしの類。
<癭:エイ、こぶ>
・こぶ:癭腫(エイショウ)、癭瘤、癭瘻(=首のこぶ)=頸癭
 *癭相(エイショウ)=宋の王欽若の異称(宰相のこと)*同人の頸にコブがあった由。
・その他:癭人(エイジン)=言葉の出ない病の人・おし。「癭」にこの意味あり。
<癰:ヨウ、はれもの>
・はれもの:癰腫(ヨウシュ)=はれもの、癰瘡=悪性のできもの、癰疽(ヨウソ)、「吮癰舐痔(センヨウシジ)」
<癲:テン、くる(う)>
・くる(う):癲気=逆上する、癲狂=ものぐるいする、癲狗=狂犬、癲死=くるい死にする、癲疾=狂気・ものぐるい病=瘋病=癲症=瘋癲・狂気
・その他:癲癇(テンカン) 「癲」一字でも「てんかん」の意味あり(大漢和)。

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熟語の読み・一字訓読 (その173)

2015年08月04日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その173)です。
<瘻:ル、ロウ、はれもの、こぶ>
・はれもの:瘻癘(ロウレイ・ロウライ)=首のはれものと癩病
・こぶ:(瘤に通ず。瘻での熟語なし)
*瘻管(ロウカン)=膿を通す管、*痔瘻(ジロウ)
*「瘻」一字で、「るいれき」(=首のはれもの・腫物)の意あり。
<癇:カン、ひきつ(け)>
・ひきつ(け):癇病=小児のひきつけ、癇痙(カンケイ)=ひきつけ、癇疾・癇癪=癇のやまい
<癆:ロウ、おとろえや(せる)、かぶ(れ)、いた(む)>
・おとろえや(せる):癆疾=おとろえやせる、癆怯(ロウキョウ)=やせおとろえる(字)、癆傷=過労 (身体の疲労によりて病を招くこと)も該当するかも・・・。
・かぶ(れ)・いた(む):癆剌(ロウラツ):字通:①薬にあたって痛む ②かぶれ ③不如意のさま、大漢和:事が意のようにならぬこと。「いたむ」は「痛」に通じる。癆らつ(病ダレに剌):かぶれ、中毒・かぶれ(大)
・その他:癆痢(ロウリ):悪人のこと、癆病=結核、癆咳=肺結核、癆虫=結核菌
<癜:テン、デン、なまず>
・なまず:癜風(テンプウ)=癜風菌の寄生で生じる皮膚病=なまず、なまずはだ
<癘:ライ、レイ、えやみ、はやりやまい
・えやみ、はやりやまい:癘疾=疫疾=疾癘、癘疫=疫癘
<癢:ヨウ、かゆ(い)、はがゆ(い)、もだ(える)>
(公開済み)
<2015.8 追加>
 癢痛=かゆいと痛い、癢心=もだえる・煩悶する、癢癢=①かゆい ②心がむずむずする・もどかしい

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熟語の読み・一字訓読 (その172)

2015年08月03日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「瘤」には「瘤(じゃまもの)」なんて、訓読みがあるんだあ!!面白っ、と思って勇んで調べたら、大漢和・字通・大字源(角川)には該当する熟語も意味も載ってなかった・・・でも、訓読みであるんだから、なにかあるんでしょうねえ・・・わかる人がいたら教えてくださいな👋👋👋
●熟語の読み・一字訓読(その172)です。
<瘍:ヨウ、かさ、できもの>
・かさ:瘡瘍(ソウヨウ)=かさ
・できもの:瘍疾(=腫物の名。日本外史の中に、平重盛が熊野でこの「瘍疾」にかかって死んだとある。)
・その他:瘍痍(ヨウイ)=きず
<瘟:オン、えやみ、はやりやまい>
・えやみ、はやりやまい:瘟疫=急性の伝染病、瘟病、瘟疹、瘟鬼=疫病神、瘟瘴=疫病の悪気
<瘧:ギャク、おこり>
・おこり:瘧瘴、瘧寒、瘧疾、瘧癘・・・=おこり
<瘠:セキ、や(せる)>
・や(せる):毀瘠(キセキ)
<瘡:ショウ、ソウ、きず、かさ、くさ>
・きず:瘡痍(ソウイ)、瘡瘢(ソウハン)=きずあと、瘡口=きずぐち
・かさ、くさ:瘡瘍、瘡腫(ソウショウ)、瘡痂=瘡疾=瘡癘=かさ、瘡疥=できもの、疱瘡、痘瘡、皰瘡 
<瘢:ハン、きず、きずあと、しみ、そばかす>
・きず:(洗垢)求瘢、垢瘢、刀瘢、瘢肬=きずといぼ
・きずあと:瘢痕=きずあと(古い過失・罪悪の意もある)、瘢瘡=きず、きずあと、瘢胝(ハンテイ)=固くなったきずあと、瘢点=きずあと
・しみ:、そばかす:雀瘢、汗瘢、痘瘢・・・
<瘤:リュウ、はれもの、こぶ、じゃまもの>
・はれもの:肉瘤=肉のかたまり(こぶ)・はれもの
・こぶ:瘤腫(リュウショウ)=こぶ、瘤贅、瘤瘡、瘤結、癭瘤、宿瘤、贅瘤・・・
・じゃまもの:(大漢和・字通・角川(大字源)には読み・意味ともナシ・・・何かあるはず・・・残念・・・)
*瘤魁(リュウカイ)=瘤形の酒樽

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熟語の読み・一字訓読 (その171)

2015年08月02日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「フーテン(瘋癲)の寅さん」・・・きちがいの寅さん・・・という意味か(^^)。もともとは、「瘋癲=瘋病=瘋癲病」・・・今は、広辞苑でも、そういう意味のほか、「②定まった仕事をもたず、ぶらぶらしている人」という意味もあるようですが(^^;)・・・狂犬病=瘋犬病。
(注)「きちがい」は放送や使用自粛用語のようですね、今は。
●熟語の読み・一字訓読(その171)です。
<痿:イ、な(える)、しび(れる)>
・な(える):痿弱=虚弱な・弱弱しい、痿人=いざり、痿躄(イヘキ)=いざり・その病、痿手=手がなえる・しびれる、痿損=なえそこなう・憔悴のさま
・しび(れる):痿疾=身体がしびれる病=痿痹=痿病、痿手・・・   *痿痿羸羸(イイルイルイ)=弱弱しい、虚弱な
<痼:コ、ながわずら(い)、しこ(り)>
・ながわずら(い):痼疾=痼病=固疾、解痼、根痼、重痼・・・
・しこ(り):痼習=こりかたまったクセ、痼癖=なおらない癖・頑固な習癖
 (*「しこ(り)」そのものの読み・意味は、大漢和・字通とも無かったけど・・・。)
<瘁:スイ、つか(れる)、やつ(れる)、くず(れる)>
・つか(れる):瘁志 心がつかれる、瘁病 やみつかれる、
・やつ(れる):「憔悴」の「悴」の代替か?「瘁」?・・・他になし。
・くず(れる):瘁心:心を苦しめる→ やつれる意?つかれる意?
*「瘁音」つかれ衰えた感じの音楽・・・くずれる意も?
*他に「やむ」「うれえる」「やぶれる」の意・読みあり・・・
<痲:バ、マ、しび(れる)、しび(れ)>
・しび(れる)、しび(れ):痲酔、痲痹、痲木=しびれる、痲薬=しびれぐすり
・その他:(あばた、はしか等の病気の名あり)痲疹=はしか、痲病=癩病、痲症=痘瘡・あばた
<痳:リン、せんき、りんびょう>
・せんき:(大漢和には「痳、疝秒なり」との説明あるも熟語なし。字通の「気痳」が該当するかも・・・)
・りんびょう:痳疾、痳症、痳毒、痳病、血痳
・その他:石痳=結石、(膏痳、労痳・・・意味不明・・・*「痳」に女人のこしけ(帯下疾)の意味あり。)
<瘋:フウ、ずつう>
・ずつう:「瘋(フウ)」で「①ずつう」の意味・読みあり。2字以上の熟語見当たらず。
・その他:(②きちがい、③痳瘋=癩病 の意あり)瘋癲=瘋病=瘋癲病、瘋狂=発狂、瘋狗=狂犬、瘋疾=きちがい病、瘋子=狂人・発狂者、瘋語=痴語・ばか話・そらごと、瘋犬病=狂犬病、瘋魔、瘋気=関節炎

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熟語の読み・一字訓読 (その170)

2015年08月01日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その170)です。
<疱:ホウ、もがさ、とびひ>
・もがさ:疱瘡=もがさ、天然痘、痘瘡
・とびひ:疱疹=水疱瘡、水疱、膿疱・・・
<痍:イ、きず、きず(つく)、きず(つける)>
・きず、きず(つく)、きず(つける):傷痍、痍傷、創痍、痍毀=破壊
 *同じ「きず」でも、矢創を“痍”といい、刀創を“瘡”という(との説もあり)。
<痊:セン、い(える)、い(やす)>
・い(える)、い(やす):痊可=痊愈=快復
<痒:ヨウ、かさ、かゆ(い)、や(む)、やまい>
・かさ:疥痒=できもの・かさ
・かゆい:痒痾=かゆい病、痒疥=かゆい瘡(かさ)、痒肌(ヨウキ)=かゆいはだえ、痒背=背がかゆいこと、痒起=こそばゆくなる・かゆくなる、痒麻=むずがゆい
・や(む)、やまい:疲痒 *痒(や・む、やまい)の意:「心、憂憊の病 也」との事。
(他に対象外漢字での該当熟語あるも略)
<痾:ア、やまい、ながわずら(い)>
・やまい:痾恙、恙痾、微痾、痾疾=疾病、懐痾=抱痾=やまいにかかる、
・ながわずら(い):旧痾、宿痾、沈痾・・・

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熟語の読み・一字訓読 (その169)

2015年07月31日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「疳癆」の「癆」は「癆(おとろえや)せる」ですね・・・他でご案内済み。
*「疼(うず)く」の「疼」には現行訓読み以外に「愛する」なんて意味があるなんて驚き!!でも、感覚的になんとなく理解できないでもないか。
●熟語の読み・一字訓読(その169)です。
<疳:カン>
 *疳癖(カンペキ)=かんしゃく=癇癪。*疳癆(カンロウ)*疳積(カンセキ・カンシャク)=幼児の貧血病。*疳瘡・下疳=花柳病の一。
<痃:ケン、ゲン>
 *痃癖(ケンペキ)=けんぺき・筋の攣る病・癪の一種。 *横痃(オウゲン、よこね)
<疵:シ、きず、やまい、そし(る)>
・きず:疵瑕(シカ)=きず 疵咎=きず・とが 疵釁(シキン)=きず・つみとが 疵面=きずのある顔 疵吝(シリン)=きず(*「吝」は小疵の意) 
・やまい:疵癘=病む・わざわいする、疵病(シヘイ)=①きず ②欠点、疵疽(シソ)=かさ・はれものの病
・そし(る):疵毀(シキ)
・その他:疵(シレイ)=わざわいする、たたる、わざわい、たたり
<疽:ショ、ソ、かさ、はれもの> *「ソ」は慣用音。
・かさ:(対象外漢字の熟語1語しかナシ。略。)
・はれもの:疽肬(ショユウ)=できもの、疽腫(ソショウ)=悪性のできもの、疽食(ソショク)=できものが肉をそこなう、疽癰(ソヨウ)=ふきでもの、吮疽(之仁)、疽囊(ソノウ)=悪いものを入れるふくろ→悪心を抱く喩え=疽腸。
<疼:トウ、うず(く)、うず(き)、いた(む)>
・うず(く)、うず(き)、いた(む):疼痒=痛痒、疼腫(トウショウ)=いたんではれる、疼痛=疼疼=うずきいたむ
・その他:(愛する意)疼愛=ひどくかわいがる=痛愛=酷愛=溺愛、疼顧=いたわる・愛顧する・心にかける、疼死=非常にかわいがる=酷愛、疼惜=惜しむ 疼熱=熱愛

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