薩摩川内市の甑島診療所 カルテが道路に飛散で謝罪
薩摩川内市は甑島の診療所が保管していた個人情報を含むカルテなどの文書が誤った方法で廃棄されていたとして関係者に謝罪しました。
薩摩川内市によりますと22日午後、上甑島の里診療所に「近くの道路にカルテのようなものが落ちている」と住民から連絡がありました。
市が調べたところ、診療所で診察を受け亡くなった患者1人のカルテ5枚と2人の患者の領収書など18枚で、廃棄物を集積所に運ぶトラックから落ちたものだったということです。
市によりますとカルテは法律で死亡から5年以上経過したものは廃棄が認められ、里診療所では、対象となるカルテは職員が確実に廃棄する方法をとっています。
しかし、職員が一時保管のため一般の廃棄物倉庫にカルテなどの文書を置いてしまい、収集した業者のトラックから一部が落下したとみられるということです。
薩摩川内市は遺族に謝罪したということで「個人情報の管理・運用についてさらなる徹底を行っていきます」としています。