しまむら「AIファッションモデル」、埼玉県警ポスターに
しまむらは22日、人工知能(AI)で生成した同社の仮想ファッションモデルが、埼玉県警察の「サイバーセキュリティー広報大使」に就任したと発表した。ネット犯罪への備えを啓発する警察のポスターなどに採用され、しまむらの店頭や警察施設などに掲示される。しまむらの顧客層の広さを生かして協力する。
しまむらは2024年からAI生成のファッションモデルを「瑠菜(るな)」と名付け、商品の着用イメージをSNSで紹介するなどの販売促進に利用してきた。今後は埼玉県警のホームページや瑠菜のSNSでサイバーセキュリティーに関する情報を発信する。同モデルの任期は1年間。
しまむらの本社は埼玉県内にあり、県警とは従業員へのサイバーセキュリティー研修などを通じて連携してきた。県警の担当者は22日の発表会で「購買層の広いしまむらと最先端の技術で生まれたAIモデルの瑠菜、県警が力を合わせ、効果的な情報発信ができることを期待している」と話した。