sharaku1216/stock.adobe.com
中国海軍軍医大学のChang Xu氏らは、論文が撤回されたランダム化比較試験(RCT)が分析対象に含まれていた系統的レビューを同定し、その影響を検討したところ、撤回による影響は診療ガイドラインにも及んでいると報告した。結果は2025年4月23日のBMJ誌電子版に掲載された。
近年、RCTの結果を報告した論文が、使用したデータや実施方法などに対する疑念が提示され、撤回されることが増えている。撤回された試験のデータが系統的レビューにおいて統合され、構築されたエビデンスが存在し続ければ、その信頼性に与える影響が懸念される。ガイドラインに組み込まれれば、患者に害を及ぼす可能性もある。そこで著者らは撤回された臨床試験がエビデンスに及ぼしている影響を明らかにするために、後ろ向きコホート研究VITALITY Study Iを実施することにした。