| レビューというか、あらすじ+突っ込みというか、ドンヒョクに惚れた管理人がこれでもかとドンヒョクの魅力を中心に感想を書いたものです。 ネット配信とDVDの比較などはこちら ◆登場人物一覧 ◆ソウルホテル全体図 |
| 第14話 悲しみ (ノベライズでは「悲愴」) 買って来た下着が気に入らないといちゃもんをつけるソン女史。ジニョンがいたぶられているのを背中で聞いているドンヒョク。 ジニョンを追い返し、そこで初めて気がついたようにその場を取り繕うソン女史。あの~、手遅れなんですけど(^^;) 若い男の、それもドンヒョクみたいな が、ドンヒョクは何ものをも寄せつけぬ硬い表情で席を立つ。彼にとって目の前の女は、もはや大事な取り引きの相手ではなく、愛する人を侮辱した許されざる存在に過ぎない。 きっと今までは頭にくることがあったとしても、ビジネスに私情を持ち込むことなく、如才なくふるまっていたんでしょうに、ジニョンが絡むと冷静ではいられないのね~。ふっふっふ。憎いよこのっ(〃∇〃) 見つめ合う二人。ドンヒョクの近づこうとする素振りに、ジニョンはあわててその場から逃げ出す。 きゃ~~~~っ! 追いかけて来ますがな!! ジニョンのことはもう切り捨てたんと違うんかいドンヒョクssi。いやそんなこと、この際どっちでもいいわ。 来ないで! ううん、早く捕まえて! ←どっちやねん! ダイアモンドヴィラに逃げ込むジニョン。しかし、すぐにドンヒョクに追いつかれてしまう。見ているこっちも心臓バクバク。 「ホテリアーの仕事とは、下着を買いに行くことですか?」 うっわ~、きっつ~~~;; でも、ドンヒョクにならどんな冷たいことを言われてもいいわ。っていうか、もっと言って!(*^o^*) 僕よりもこんな仕事を選ぶのかと責められ、あなたに会うまではどんな屈辱的な仕事も平気だったと答えるジニョン。 ここはファンの中から、真のホテリアーなら、「あなたにどんな屈辱的な仕事をしているところを見られても平気です。なぜなら私は自分の仕事を誇りに思っているから」と胸を張ってほしかったという意見が出されたところ。 確かに一理ある。ジニョンにはそんな誇り高き仕事人であってほしいですな。 「ホテルのせいで僕を拒むのなら……僕がこのホテルを必ず手に入れます」 ドンヒョクのせいでホテルで熱心に働く人々が不幸になると言うジニョンに、彼はジニョンが「私たち」のホテルと呼ぶソウルホテルを「僕たち」のホテルにしてみせると宣言する。 それはホテルとテジュンに縛られているジニョンの心をホテルごとこちらへ向かせるという意味でもあった。 なぜ人のものを欲しがるの? 諦めてはくれないの? と懇願するジニョンに、ドンヒョクは訊く。 「すべてを捨てて僕のもとに来る?」 ハイッ。行きます!m(;∇;)m ←あんたが言っても… 「ジニョンさんが来られないというのなら、僕が行きます」 言い残して立ち去るドンヒョク。
右手でちょいちょいっと呼び込む、この横柄なやり方がいいわ。コンチクショーという感じの鼻息をもらし、入っていくテジュン。 カードゲームになぞらえてお互いの進捗状況の探りあいをする二人。エースだけまだ手に入れていないというドンヒョクだけど、これはソン女史の株のことかジニョンのことなのか、はたしてどっち? 両方かけてるとも言えるかな。
ついでの話のようにして、支配人に客の下着を買いに行かせるなどと、従業員の管理がなっていないとなじるドンヒョク。 なぜそれを? 一瞬かすかに顔をこわばらせるテジュン。 エースを手に入れたら連絡するというドンヒョクに、エースなら自分の手の内にあると言い返すテジュン。 オフィスへ戻り、テジュンはイ支配人にジニョンの所在を尋ねるが、彼女も知らない。不機嫌そうなテジュンの表情に、てっきりオ支配人からソン女史が滞在していることを聞かされたのだと一人合点をしたイ支配人は、そのまま口を滑らせてしまう。驚くテジュン。 「そんなことだろうと思ったわ。あんなに口止めしたのに」 あんたが言ってるんや。あんたが~~~~~~~!! ダイアモンドヴィラのエントランスの椅子に座り込むジニョンのもとへやってくるテジュン。ソン女史のことで自分だけが蚊帳の外にされていたことに腹を立てている。こういう心理状態でさらにドンヒョクのことを持ち出すのはキケンだな。 ホテルの顔である支配人に、そしてかつての恋人であった女性に、屈辱的な行動を取らせてしまった落ち度を、よりによって仕事上の敵であり恋敵でもあるドンヒョクに指摘されたことで、ビジネスマンとしても男としてもプライドが傷ついてしまったテジュン。 ジニョンがドンヒョクと会っていたことへの嫉妬も絡まって、公私がごっちゃになった怒りを彼はジニョンにぶつけてしまう。 そんなテジュンの入り組んだ心情も知らず、バカ呼ばわりされたことに腹を立て、バカな部下のせいで、おエライ総支配人にご迷惑をかけましたと嫌味ったらしく捨てゼリフを吐いて、下着の袋を投げ捨てて去っていくジニョン。頭を抱えるテジュン。 オフィスに戻ったジニョンをイ支配人がおろおろと迎える。うっかり口を滑らせてしまったことで、ジニョンがテジュンに叱られたと思って謝るスンジョン(こういうところはかわいいね)。 当直をほっぽりだして帰ってしまうジニョン。どうやら自分のせいじゃないみたいとケロリとするスンジョン。
男好きなマダムの部屋に入るときの鉄則その1。ドアはフルオープンで固定。もちろん外のドアも開けておくこと。万が一のときも悲鳴が外に聞こえるようにね。 出張はやはりジニョンの嘘だったことを確認し、3年前に彼女が自分のもとへ「真実を話してほしい」と頼みに来たことを明かすソン女史。初めてそのことを知るテジュン。ああ、もっと早くにテジュンがこのことを知っていればねえ。 ドンヒョクが株を買い取りに来たが、3年前の借りを返すためにテジュンに株を委ねたいと言うソン女史。この3年の間にどんなドラマが彼女に起こったのでしょうか。よほど男遊びに懲りるようなことがあったんでしょうね(^^;) ダンナも亡くなってるし。ソン女史の3年間というテーマでちょっとした物語が書けるかもしれません。 ジニョンをあれだけいじめたのは、彼女が嘘をついてテジュンに会わせようとしなかったから、その腹いせら
和解の握手を求めるソン女史に、下着の袋を渡そうとするテジュン。その手を握り締めて離そうとしないソン女史。まったく懲りてへんやないか(笑) テジュンも3年前のように、「な、何をなさるんです奥さん!」などとうろたえて叫んだりはせず、フッと笑ってみせる余裕まで出てきちゃって……ラスベガスでそっちの方の修行も積んだのだろうか。 ←よけいなお世話 翌朝、ソン女史からの断りの電話を受けるレオ。テジュンに出し抜かれたことを知るドンヒョク。急ぎキム会長に情報が漏れたことを電話で告げる。娘がソウルホテルで働いていることに思い当たり、絶句するキム会長。 一方、レオはジニョンの口から漏れたのではないかと疑っている。金の力で彼女をこっちに向かせようと提案するレオ。まだわかってないな、このおっさんは。 「世の中には狩人か獲物かどっちかしかいないと思っているだろう。だが彼女は獲物じゃない」 自分自身に言い聞かせるようにつぶやくドンヒョク。 イ支配人の口の軽さのおかげでソン女史の居所がわかってよかったと褒める(?)社長に、スンジョンは有頂天。 「あのまま放っておいたら、またソン女史は総支配人をベッドに引きずり込んで、あの長い爪でシャツを引き裂き……」 と、たしなめられても妄想は止まらない(はよ男つくれよ)。 社長は皆で会食を持つようにとテジュンにお金の入った封筒を手渡す。 お言葉に甘えてさっそく焼肉店で会食。ジニョンは欠席。おや、ここでもスンジ
それぞれに談笑する従業員たち。おや、フロントのジョンヒョン嬢がヒョンチルを口説いてるじゃないの。やるねえ。 ジョンヒョン「そんなんじゃ、つき合えないじゃないの」 ヒョンチル「俺たちつき合ってるの?」 って、おいおい、女性にここまで言わせてそんなヤボはなしですぜダンナ。 外で一人タバコをふかすテジュンのところへ近づいてくるユンヒ。飲みすぎたというテジュンの頬に手を当てて「ほんとに熱いわ」なんて、大胆なやっちゃな。 情報を漏らしたことで心配するテジュンに、ユンヒはそれなら家まで送ってくれとねだる。帰る前にみんなに挨拶して……と言う彼の腕を取り、あわててその場から離れるユンヒ。そりゃあヨンジェが黙ってないもんね。ヘタすりゃヨンジェがテジュンと入れ替わっちゃう。 「初めてね。好きな人つれてくるの」 とウンジュに言われ、どんな顔をしていいかわからないテジュン。何か買ってってと押しの強いウンジュに言われるまま、ユンヒにマスコット人形を買ってやる。 いつ見てもかわいくないキャラだけど、ことあるごとにユンヒはプレゼントされてますな。ユンヒの部屋にはこんなのがゴロゴロたまっていってるわけだ。どうしてるんだろう。 ジェニーは涙ぐみながら、問わず語りに、待っても戻ってくるはずのない亡くなった母親を一晩中待っていた話をする。 ヨンジェ、あんたのユンヒへの関心の半分でいいからジェニーに分けてあげてよ(T_T) さて、こちらはテジュンとユンヒ。腕を組んで路地を歩いている。恋人気分を味わいたいユンヒだが、テジュンははぐらかしてばかり。 ユンヒは誰かが言っていたという愛についての言葉を語る。 「愛には限度がない。なければ欲しくなるし、手に入れたらもっと欲しくなる」 おお、至言ですな。 そこへ車で帰ってくるキム会長。ジャーン! 熱血おやじ参上! ユンヒを先に家に返し、テジュンと対峙するキムパパ。ホテルのために娘をたぶらかしたのかと問い詰めるが、テジュンはユンヒはしっかりした聡明な人ですとそれを否定し、彼女に個人的な好意(おお!)を持っているとだけ告げて去っていく。 部屋にいるユンヒのもとにやってきて、ソウルホテルをやめろ、総支配人のことも忘れろと命令するキム会長。何を言われてもテジュンを愛していると宣言したユンヒは、引き出しから母親が自殺に使った薬を取ってきて、ホテルを辞めさせたら死ぬ覚悟だと告げる。 思わず手を上げかけるキム会長だったが、ひるまずにまっすぐな瞳で見返す娘に、どうすることも出来ずに薬を取り上げて部屋を出て行くのだった。 やった。ついに頑固おやじに勝ったなユンヒ。ノベライズによると、ユンヒの自殺するという脅しは、「親に先立つことが最大の不孝とされるこの国で、それは絶対に言ってはならない言葉」だそうです。父親と刺し違えるほどの覚悟で放った言葉だったのね。 う~む。こうやって見ると、二人が夫婦でも違和感ないんだよなあ。というか、ドンヒョクとのペアよりも家庭的でしっくりくるのはなぜ?(^^;) ソン女史のことを話題にするジニョン。 「ストッキングは? もしかして履かせてあげたんじゃ」 オイオイ (;・_・)ッ☆( ゜ー゜)ヌ? 3年前に彼女がソン女史を訪ねたことを持ち出すテジュン。忘れたわととぼけるジニョンだったが、「俺のためにいろいろやってくれたんだ」と言われて素直に認める。 「あの頃はハン・テジュンのためなら何でもできた。辛いことも恥ずかしいこともなかったわ」 「こんないい女逃して、二度と現れないわよ」という憎まれ口に、「そうだな。もう二度とおまえみたいな女とは出会わないだろう。何本白髪が増えたか」とやり返すテジュン。そのままソファにゴロ寝してしまう。あかんたれやなあ。もう一押ししたらどうかなるかもしれんのに。 テジュンが寝入ってしまったと思って、ちょっとがっかりしているようすのジニョン。何か言ってほしかったんだろうなあ。体の上にソファのカバーをかけてやり、その場を離れようとすると、彼女の背中にテジュンの声がかぶさる。 「ネックレスは?」 「ネックレス?」 「二つしかないだろ。つけてないから」 ←ちゃんと見てんのね 「両方ともなくしたの」 次の言葉を待って振り返るジニョン。だが……。 テジュン「ZzzZzzzo( _ _ )o...zzzzzZZ…」 テジュン、あんたというやつぁ……。だから肝心なときに寝るなっちゅうに。 どっちも救われんなあ。 翌朝、ユンヒが6時に起きて出勤したことを家政婦から聞かされるキムパパ。ホテルの仕事に
「10の会社を経営するよりも、娘一人を育てるほうが大変だ」 ほんまでんなあ;;(同病相哀れむハハより) あなたのところでもそうかと、思わず家政婦のおばちゃんに訊いてしまうキムパパ。子どもはみんなそうですよと慰められてなんとなく納得。 ジョンくんまで調子に乗って、「私は無口な方ですが、一言言わせてください。最近の若者が親に依存する中、ユンヒさんは……」と口をはさむが、「余計なことを言っとらんと車を出せ!」と遮られてしまう。 悪事の片棒を担がされたりしてる割には、意外とまっとうな価値観の持ち主のジョンくん。でも、人生経験豊かな家政婦さんならともかく、こんな若造にまで意見されたくないキムパパなのであった。 ダイアモンドヴィラ。社長が支配人たちを集めて、これから幹部会議が開かれるようす。銀行と金融会社から追加融資をする条件として、資金管理をする理事を派遣すると言ってきたという
やがて入ってきた理事の顔を見て、皆の間に動揺が走る。なんとホテルを買収しようと企む敵、シン・ドンヒョクその人だったのだ。 何くわぬ顔で議事を進めるドンヒョク。経営レベルが最低だとこきおろし、総支配人の責任を追及する(テジュンが目の前にいるのを知っていながら、わざと「総支配人はどちらにいらっしゃいますか」と尋ねるあたり、実に性悪でんな~)。 企業の理念は何か。利潤の追求! 理想を語ろうとするテジュンを遮って、ズバズバ斬り込むドンヒョク。ゆる~いケンチャナヨ精神の韓国人 VS 合理的なアメリカ人気質って感じ?(笑) 書類を投げて寄越し、明日までに問題点を洗い出せ、リストラ対象者の名簿も作れと鬼理事ぶりを発揮するドンヒョク。歯向かうテジュンに、 「わたしに従うのか、辞職されるのか。あなたの自由です」 と言うと、冷笑を浮かべて、 「くだらないことで会議が長引いてしまった」と席を立つ。 か、かっこええ~。もっと鬼畜になれ~!!(笑) かたやテジュンは追い詰められた表情が似合いますな。やっぱりこの二人はいいコンビだわ。鬼畜のドンヒョク VS 追い込まれるテジュン! 後を追ってきて、リストラは認めないと食い下がるテジュンに、自分はこのホテルに遊びに来たのではないとはねつけて去るドンヒョク。立ちつくすテジュン。ふと振り返るとそこにはジニョンが。こんなにも事がこじれてしまったことに、言葉もなくうなだれるジニョン。 リストラの噂を早くも聞きつけ、オフィスへ押しかけてくるハウスキーパーやウェイトレスたち。外部からやってきた管理理事が誰なのか、バラしたくてうずうずしているスンジョンを制し、ジニョンは支配人らしく冷静に皆をなだめる。 資金不足で工事が中止だとか従業員の給料も払えないとかいう悪い噂が客の間で囁かれているという。かなりのイメージダウンだな。これもドンヒョクの差し金? そこへやってきたオ支配人。普段からちゃんと仕事をしていれば首切りの心配などしなくていいんだと強気の発言。自分は絶対安泰だと自信満々ですな。そんな彼にスンジョンはイヤミでお返し。 夜。総支配人室。書類を前に険しい顔のテジュン。そこへユンヒが私服でルームサービスを運んでくる。噂になるのを恐れるテジュンだが、ユンヒはむしろ噂になってほしいと堂々としたもの。 コーヒーに砂糖三つは多すぎるよね。それだけ疲れてるんだろうけど。糖尿病になるよテジュンssi。ここで「コマウォヨ」と礼を言う声が渋くてステキ。 ユンヒに「さん」づけで呼びかけるテジュンに、呼び捨てにしてほしいと頼むユンヒ。「私より年上のソ支配人のことは呼び捨てなのに」って、なんで知ってるんですか!? 隠れてこっそり二人の会話を聞いてたのか? ユンヒの父親に二人でいるところを見られても、なんらやましいことはないと思っていた。堂々とふるまえると思っていた。 だが、いざそうなってみると、恥ずかしいと感じる自分がいた。なぜなら自分もまたユンヒを好きになっていたから……。 テジュンの告白に涙ぐむユンヒ。 しかし、テジュンは続ける。これはいけないことだ。誰にも祝福されない、ユンヒも自分も傷つく恋だ。 ユンヒは言う。誰にも邪魔されたくない。誰にもこの想いを奪われたくない。愛する人のために何ができるのか思い悩める幸せを私から取り上げないで。 ここのテジュンの中途半端な告白は大人の男としては疑問が残る。彼は総支配人としては一流でも恋人としては半人前かも。テジュンよ、応えてやる気持ちがないなら最初から言うなよ。打ち明けるなら最後まで責任持てよ。 一方、ユンヒの言葉はとても大人だなあ。愛する人のために自分は何ができるのか……そんなことを思い悩めることが幸せだなんて。 ふつうはこのくらいの若い女の子なら、恋人が自分のために何をしてくれるのか、どう想ってくれるのか、与えられることに関心が向かうもんだろうに。今まで、ふんだんに与えられるモノでは充たされなかった彼女は、自分が与えることで幸せになれることを見つけたのかもしれない。 (※ 「ユンヒ」は実際に発音すると連音化してユニ。親しみを込めて呼ぶには、普通は名前の最後にaをつけるが、ユンヒの場合は母音で終わっているので、yaをつけてユニヤと呼ぶ。ユニヤ……なんか粘っこい語感ですな(笑))
「こういうのをゴミと言うんだ」 ひゃ~っ、怖くてかっこいい! ドンヒョクの下でビシバシしごかれながら働いてみたいよ~。 「君は無能か」「辞めたまえ」「見ろ、人がゴミのようだ」(それはラピュタ(^^;))とか言われながら。 ←マゾですかい; リストラ名簿を作れと命じるドンヒョクに従業員を解雇はできないとどこまでも突っぱねるテジュン。ダンマリを決め込んで、成り行きを注視しているオ支配人。 「できないなら、代わりにあなたが辞めますか?」 仕事のためか恋のためか、なんとしてでも邪魔なテジュンを辞めさせたくて仕方がないドンヒョク。 「そんな勇気もないのなら、言われたとおりに名簿を作ってください」 テジュンとジニョンが退出したあと、一人残ってドンヒョクに取り入るオ支配人。総支配人に代わってリストラ名簿を作ることを約束する。 ユ・チーム長と総務部長に作らせた名簿を見ながらリストラ計画を相談するオ支配人。スンジョンにどうやってホテルを救うつもりなのかと厳しく突っ込まれ、あわてて他の部屋へと。今度はジニョンに怒りの矛先をぶつけるスンジョン。ドンヒョクを悪人呼ばわりし、「いったいあの男のどこがよくてキスまで……」 やめてくださいとジニョンに噛みつかれ、口をつぐむスンジョン。うむ、かなりトラウマになっとるな(笑) そんなこんなで、だんだんとキナ臭くなってきたソウルホテルなのだった。 レストラン。昨夜のルームサービスで使ったコーヒーサーバーの後片付けをうっかり忘れていたことでアン先輩にしつこく絡まれ、ついにユンヒの堪忍袋の緒が切れる。 個人的感情をはさまないで接してほしい、言いがかりをつけていじめるなんて幼稚なことはもうやめてほしいときっぱり言って休憩に出て行くユンヒ。 生意気な後輩に怒り心頭のアンだったが、同意を求められたジョンシクもジュヒも、さすがにアンの仕打ちに呆れて無視してしまう。
女性の肩を借りるほどじゃないよといなすテジュンに、ユンヒはそこが総支配人の悪い癖だと指摘する。 他人は助けるのに、自分に助けが必要なときでもそれを断ってしまうところ。そばにいる人が疲れるわ。 「前にパパが言ってた。人は5%の楽しみのために人生の95%苦労するって」 逆ならいいのにというユンヒに、テジュンは答える。 「人はみんなそうやって生きている。特にホテルマンはその5%も人の楽しみのためにサービスしてるんだ。いつかはそれが100%の楽しみになって戻ってくると信じて」 「いつかは?」 「そう、いつかは」 「それはいつ?」 嵐の前の静けさか、いつになく穏かな幕切れ。 さて次回はソウルホテルにリストラの嵐が吹き荒れる。テジュンはドンヒョクとの勝負に負けてしまうのか!? 何度見ても身もだえしてしまう(笑)、ドンヒョクとジニョンの○○なシーンもある第15話「カサブランカ」。お楽しみに! |
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