| レビューというか、あらすじ+突っ込みというか、ドンヒョクに惚れた管理人がこれでもかとドンヒョクの魅力を中心に感想を書いたものです。 ネット配信とDVDの比較などはこちら ◆登場人物一覧 ◆ソウルホテル全体図 |
| 第13話 彼を信じるということ Ⅱ 第12話のラスト、ユンヒがレストランの階段を降りてきて、ストーカー男に捕まるところから始まる。ああ、何度見てもやだわ、この男(;^_^A 演じているユン・テヨンさん、「美しい彼女」でも目のイッちゃってる日本人ボクサー役でした。私の頭の中ではすっかりユン・テヨン=変質者で定着してます(おい;)。 待ちぼうけを食っているヨンジェ、電話をかける。なんでここでテレパシーでもピピッと来んのや。それやからあんたはテジュンに負けるんや~。 ユンヒのバッグの中で携帯が鳴る。他の男からの電話に出たら殺すぞと凄むストーカー男。完全に元恋人とユンヒをごっちゃにしていて、謝れとわめく。 ユンヒもねえ、ここで適当に話を合わせて謝っといて、お茶に応じるふりをして逃げるとか警察呼ぶとかすればよかったのにね~、要領悪いコよね~とか思ってしまうのは、私が世俗の垢にまみれて怖いものなんて何もなくなってしまったおばさんだからですか(^^;)
勇敢に飛びかかっていったキム課長だったが、ナイフで腹を突かれてしまう。 ユンヒは引きずって連れて行かれ、倒れたキム課長は苦しい息の下で(最初見たときは笑ってるのかと思った(^^;) すまん)、トランシーバーを構えて緊急通信を入れる。 「姉さん、事件です」 違ーう! ↑読めてたよ、っていう人、ごめん(;^_^A 「総支配人、事件です」 出ました! スジン行方不明事件以来の雄姿! 総支配人ハン・テジュン、ヒョンチョルくんを従え、トランシーバーを斜に構えて歩きながらテキパキ指示を繰り出していく。警察と救急車を呼び、保安課の職員に非常招集をかけ、レストランへの非常階段とエレベーターは立ち入り禁止に。 エレベーターを待つテジュンとヒョンチョルのところにやって来たジニョン。何事かと問い質す。ヒョンチョルから事件の概要を聞き、テジュンにデスクを頼むと言われて思わず、 「でも、私、退社する時間なんですけど……」 おーい、あんたはバイトの女子高生か(^^;) いくらドンヒョクとの約束で頭が一杯でも、それを言っちゃいかんやろ、それを言っちゃ。 テジュンにたしなめられ、仕方なしに従うジニョン。人質にされたのはユンヒだと知ると、「またあの子なの!?」と怒り心頭。 食事会に行っていた飲食チームが呼び戻されて帰ってくる。メンバーの私服姿がなんだか新鮮(ユ・チーム長、黒縁メガネなんてしてるよ)。 犯人がナイフを持っているため、どうすることも出来ず遠巻きにしている間に、ユンヒは犯人のベルトで手首を縛られたまま、屋上の一角に引きずられて行ってしまう(犯人のズボン、ずり落ちんのだろうか?)。 ただひとり、説得に向かうテジュン。自分を振った恋人のジョン・ユンヒを連れて来いと要求する犯人。人質にされたユンヒを傷つけないことを交換条件に、テジュンは要求を飲む。 フロント。午後11時半。デスクを任されたジニョンだが、約束の時間が刻一刻と近づいてきて気が気ではない。 ドンヒョクの携帯に電話をかけるジニョンだが、繋がらず、溜息をついて切る。 ドンヒョクはジニョンの退路を断ったのだ。どんな理由も言い訳もいらない。ただ僕のもとへ来るか否か、どちらかを選べと。 屋上へ続くフロアへ駆けつけるヨンジェ(あんた今まで何してたんですか(^^;))。警察が来るから待てと皆に取り押さえられ、必死にもがく。どうでもいいけどキム課長のお腹、誰か早く手当してあげてください( iдi ) イテー 「ヨンジェさん、落ち着いて。総支配人に任せて」とユ・チーム長に言われ、「だから余計心配なんだ」と叫んで別の方向へ走って行くヨンジェ。そう、テジュンがユンヒを救い出すようなことにでもなれば、自分の敗北は決定的だもんね。 「信じてるわ。信じてる。ハン・テジュンさん」 まっすぐにテジュンを見つめるひたむきな瞳。だが、テジュンにはどうすることも出来ない。 そのとき、ヨンジェが別の出入り口から屋上へ忍び込んでくる。目ざとく見つけ、ヨンジェを牽制するテジュン。自分の方へ犯人の注意を引きつけようと、犯人とユンヒに一歩一歩近づいて行く。 隙を突いてヨンジェが飛びかかる。切りつけられ、呻くヨンジェ。テジュンは犯人に突進し、ナイフを蹴り飛ばして叩きのめす。 そこへユ・チーム長たちと保安課の職員が急行し、犯
「信じてたわ」と、テジュンに抱きつくユンヒ。それを見下ろすヨンジェ。 …あああ、涙なくしては見られましぇん(ToT) いくらそういうキャラとはいえ、これでは犬死にだあ。 ←死んでません; 皆の気の緩んだ隙に、いったん捕まっていた犯人が手すりの際へと逃げ込んでしまう。絶望して死ぬと口走る男に、テジュンは「お客様」と呼びかけ、思い直すように説得する。 テジュンの誠実な言葉の合間合間に、ユンヒが「情けない男ね。しっかりしなさいよ!」と容赦なくポンポン言うのが彼女らしくて面白い。 また、なにかとユンヒに子ども扱いされるヨンジェだけど、従業員に怪我をさせてしまったと悔やむ男に、「大丈夫さ」と励ますあたりが頼もしい。大人やんヨンジェ。成長したね。 投降しようかどうしようか、まだ踏ん切りのつかない男に、テジュンは「いつか彼女を連れてお客様としてソウルホテルへ来てください。最高のサービスでもてなしますよ」と言う。 「すべて無料にしますよ」 って、総支配人、いくら説得のためとはいえ、ちょっと気前良すぎませんか。 じゃあ、「ヨンジュンssiを呼んで来い。ダイアモンドヴィラでダンスさせろ。プールでカッチさせろ。二重扉でキスさせろ~」って私が人質取って立てこもったら、あなた、要求飲んでくれるんですか!? えっ? 守れない約束ならするんじゃないわよ。ふん。 ←ふんと言われても; テジュンの最後の言葉が効いたのか、彼の差し出す右手にそっと自分の手を重ねる男。引き寄せるテジュン。ここで、「や~い、引っかかったな~」ってテジュンがボカスカ袋叩きにしたら、この男、一生人間不信で終わるんだろうなあ……(笑) ←そんなこと考えるのはあんただけ さて、その頃ドンヒョクは……。ジニョンにもらった万年筆を両手で握り締め、じっと待ってるんですね~(ToT) 時計は12時にならんとしている。ジニョンが来る気配はない。思いつめた瞳で祭壇の十字架を見上げるドンヒョク。 とうとう12時を回ってしまった。教会の入り口を振り返るドンヒョク。ジニョンは現れない。これがあなたの選択なのか。 万年筆を十字架のように両手で握り締め、何度となく見上げた祭壇を見つめる。やがてドンヒョクは絶望の淵に沈むように深く フロントでじりじりしながら待っているジニョン。戻って来たヒョンチョルから事件解決の報せを聞くと、あとを任せて飛び出してゆく。 ・°°・(;>_<;)・°°・。 誰もいない教会。すべてが遅すぎた。私はかけがえのないものを失ってしまった……。ジニョンの泣き出しそうな表情から場面はカサブランカへと。 万年筆を取り出し、「ソ・ジニョンさん……」とメモをしたためる。が、すぐに思い直したように紙を丸めてしまう。 インクが手につきませんか~?(^^;) 未練だ。今さら何をしてももう遅い。ラストディールの結果は出てしまったというのに。 目の前に置かれたマティーニを一気に飲み干し、おかわりを頼むドンヒョク。今夜はいくら飲んでも酔いそうにない。 何を書くつもりだったんだろう。別れの言葉か。恨みごとか。ここにジニョンが現れていたら、彼はきっと許したんだろうなあ。 手当を受け、客室に運び込まれるヨンジェ。痛さに呻くと「大げさね」と無慈悲な言葉を投げつけるユンヒ。だが、ヨンジェを心配して泣いたことをテジュンに暴露されてしまう。 まんざらでもない顔のヨンジェ。命の恩人のために何でもしてあげなさいと言うユ・チーム長の言葉に渋々従ったユンヒの手を、そっと握り締め、嬉しそうに微笑むのだった。 うう、いじらしいなあヨンジェよ。 微笑ましそうに見ているテジュン。年下のカップルを温かく見守ってるって感じですが、今度の事件でユンヒに対する特別な感情に気づいたなんてことはないのかなあ。 そこへ大騒ぎしながら入ってくる社長。おろおろ取り乱すさまは母親の顔。 「犯人が使ったナイフは肉用ではないし、普段の手入れが悪くてろくに切れなかったので、大事に至らなかったんです」と慰めるユ・チーム長。あの~、それって自慢にならないんじゃ(^^;) いたたまれずに席を外したユンヒの後を追いかけるテジュン。ヒョンチョルに彼女を送らせようとすると、デスクを頼んだはずのジニョンが外出していることを知る。 彼女が制服姿のまま行く先はひとつしかない。テジュンはサファイアヴィラへ急ぐ。 ヴィラの外階段のところで佇んでいるジニョンを見つけるテジュン。最後に会う約束をしたのに会えなかったとうなだれる彼女に、 「会いに行けばいいじゃないか。俺が代わりに行ってやろうか」 あんたが代わりに行ってどうする(^^;) またシャンパンぶつけられるぞ。 誰もいないもの、と答えるジニョン。さてはレオのやつ、ドンヒョクの留守をいいことに、どこかで夜遊びしてるな(笑) (あとから思ったのですが、教会で永遠の愛を誓い合ったあと、ヴィラにジニョンを連れてくるつもりだったドンヒョクに、「一晩どこかへ行っててくれ」って頼まれたか、ラストディールの結果次第では、自分がいない方がいいだろうと気を利かせたレオが自分から部屋を空けたか……どちらかかも知れませんね) ジニョンは諦めて踵を返し、ヴィラの前の坂道を本館へとテジュンと並んで歩き出す。 人質事件が無事解決した話になり、何かとユンヒの肩を持つテジュンにイライラするジニョン。テジュンもまた、ホテルの一大事だというのにそれをほっぽり出して男に会いに行ったジニョンが面白くない。 自分に言い聞かすようにつぶやくジニョン。本当にそう思うのかと問われて、 「でも会いたい……」 自分をじっと見つめるテジュンに、 「そんな目で見ないでよ。テジュンさんだから言えるのよ」と笑って腕を絡ませるジニョン。 「テジュンさんは親友だもの。私がソウルホテルで見つけた宝物よ」 あ~~~、鈍感なやっちゃな! テジュンの顔を見なさい、テジュンの顔を。ドンヒョクを応援するファンとしては、喜んでいいのやら悲しんでいいのやら(^^;) ハン・テジュンとシン・ドンヒョク、二人の男に振られた自分は惨めだと冗談めかして言うジニョンにテジュンは、 「おまえが俺に振られたなんて誰が言ったんだ?」 「それ、どういう意味?」 どういう意味なんやテジュン~!? と焦っていると、さっき追い越してった車が二人の前方で止まる。 ギャ~! ドンヒョクの車じゃありませんか!(って、さっき追い越されたときに気づけよ二人とも。ヴィラに向かって上ってくる車なんて彼以外にいないでしょーが(^^;)) と、思いながら見ていたのですが、ドンヒョクの乗るジャガーが本館へ向かう二人の後から追い抜くというのは方向としておかしいんですね。サファイアヴィラへ帰るのであれば対向して来るはず。ということがHotelier2002のAbout>Potpourri>The X-files(突っ込みどころを集めたページ)に載っています。Episode:13というところをご覧ください。図解入りです(笑) いや~、方向音痴の私は何も疑問に思いませんでした。 この点についてこのサイトの日本語化プロジェクトを担っているhotelierisgood(milomomo)さんがこのように解説してくださっています。 >ジャガーはひょっとしたら、本館からDouglas Executive Clubを通ってサファイアへ戻ろうとしていた。 >そこへジニョンとテジュンを発見。方向転換し、後ろから登場。 >会話の後、再び本館への道を下って行きながら、サファイアへと戻っていった。 >凄いこじつけですが、これで何とか説明はつくんですよね。(笑) そんなふうに遠回りをした理由について、hotelierisgoodさんいわく、 >もう気が動転してたんでしょうかね。^_^; >「ああ、ジニョンシ~、最後だって言ったのに、すっぽかすなんて、ああああああああ・・・・・」 >かなんか言いながら、当てもなくホテルの周りをグルグルと怪しげにドライブするドンヒョクシ~~~★ 想像して爆笑してしまいました。あんまり可愛くて。ごめんねドンヒョクssi(笑) ソウルホテルの全体図はこちらをご覧ください→ソウルホテル全体図 (以上2004.11.13追記 hotelierisgoodさん、ありがとう~♪) 飲酒運転はあかんよドンヒョクssi(^^;) まあ、ホテルの敷地内だしこんな深夜だから通行人もいないだろうし、許し……ちゃおっかな~……なんて(笑) よい子は真似しちゃいけませんよ! ゆっくりと二人に近づいてくるドンヒョクなんですが、その間ずーっと顔を上げないのよね。これがものすごくうまい。 早くこっちを見て! でも、視線を合わせるのが怖いの。ああ、私はどうしたらいいの(悶々)。 ジニョンの気持ちに同化して、彼からもう目が離せません。 ホテルで事件が起き、約束を果たせなかったのだと言いかけるジニョンに、ドンヒョクは冷たく答える。 「言い訳はいりません。その理由を今この目で見ています。違う弁明をする必要はありません」 ひゃ~! 不用意に腕なんて組むからいけないのよ~。誤解されちゃったじゃないの。バカバカバカ~。 ・゜゜⌒(TOT)⌒゜゜・。 父親に事件のことは内密にして欲しいというユンヒの願いに添って、この事件はマスコミには伏せられ、内々に処理されるんでしょうね。そうするとドンヒョクがジニョンの言葉が真実だと知る機会は失われてしまうわけで……。そんなあ。誤解されたままなの? ジニョンの言うことを最後まで聞いてあげてよドンヒョクssi(;_;) 悪いのはみんな、あの目のイッちゃってるユン・テヨン、じゃなくてストーカー男なのよ!(そういや役名すらもらえてませんでしたね。台本にはストーカー男とか変質者とか書かれてるんだろうか。かわいそうに(^^;)) ジニョンをかばおうと口を開くテジュンを、ドンヒョクは有無を言わせぬ口調で退ける。引き下がるテジュン。ドンヒョクはジニョンに向き直る。 「お願いしたはずです。最後に一度だけ会ってくれと。最後に一度だけ」 ホテルで事件があったことを訴えようとするジニョンだったが、ドンヒョクは既に心を閉ざしてしまっている。 最後に一度くらいは僕の本当の気持ちを聞いてくれると思っていた。なにもかも忘れて信じてほしかったのに……それなのにあなたは僕を信じてくれなかった。 「信頼というのがどういうことかわかりますか、ジニョンさん。……信じられないことを信じることです」 何も言えずに涙ぐむジニョン。後を向いたままタバコをふかすテジュン……って、あんた、先に帰ったんと違うんかいΣ( ̄□ ̄|||) 席を外すにしても、もうちょっと離れてなはれ。こんなとこで立ち聞きするなんて、なんて悪趣味なんざんしょ。 「あなたの気持ちはわかりました」 ジニョンに目を据えたままドンヒョクは言葉を続ける。 「最後にひとつだけ約束しましょう。ソウルホテルは必ず僕が手に入れる」 かっ……かっ……かっ……かっこいい……(じ~ん)。 ハッと目を ドンヒョクは宣言する。 「ゲームのスタートです」 「恋と仕事は別々に考えるのがルールでは?」 「僕はルールには興味ない。勝てばいいんです」 男たちのやりとりを呆然と聞いているジニョンの頬を涙が伝う。慌てて拭うジニョン。そんな彼女を見ても、もはやドンヒョクは心を動かされる様子もない。 「あなたの従業員を無事に送っていくんだな」 トゲのある言葉をテジュンに投げかけると、ドンヒョクはジニョンにおやすみを告げて車に乗り込み行ってしまう。涙で見送るしかないジニョン。 「泣くな。今泣いたらバカだぞ。おまえのそんな顔は見たくない」 「だったら……見ないでよ」 涙を拭いながらジニョンは本館への道を戻って行くのだった。 くああぁ~っ; 追っかけりゃいいのに! 私なら追っかけるわよ。なりふり構わずハダシで全力疾走して、ジャガーのボンネットに飛び乗って泣き叫ぶわよ。 ドンヒョクssi、カムブァア~ッック!! ……ゴロゴロ ドテ☆ きゅう 翌朝、開業前のレストラン。拍手で皆に迎えられるヨンジェ。ホテリアーじゃなくてユンヒを守るために戦ったからユンヒリアーだなと冷やかすイ主任の言葉に、面白くないジェニーはちくりちくりとユンヒにイヤミ攻撃。 「私なら人質に取られるなんてマヌケなことはしないわ」。 その言葉をきっかけに、だんだんと雲行きが怪しくなっていく厨房チームと飲食チーム。ヨンジェの仲裁でようやく互いに持ち場に散ってゆく。 いつもの息抜き場。働くということの難しさに落ち込むユンヒを励ますヨンジェ。人質事件の話になり、愛する人のためなら命も惜しくないということがどういうことか、身をもって体験したと告白する。その気持ちに応えることが出来ないと、改めて謝ろうとするユンヒ。 気にするな、俺はおまえに何も望んでない、とかなんとか言いながら、ちゅーしようと唇を寄せるヨンジェ(言ってることとやってることが違うぞ(笑))。ユンヒはそれをかわしてさっさと仕事に戻ってしまう。 ランチの準備に忙殺されるレストランに戻ったユンヒを、さっそくアンのお小言が待っている。ヨンジェとしゃべっていたと聞き、「つりあう相手とだけ付き合おうっていうのね。金持ち娘と社長の息子」と、当てこするアン。ジョンシクやジュヒがとりなそうとするが、アンは聞き入れない。 オフィスに入って来たイ支配人は落ち込んでいるジニョンの顔を見て、あれこれと慰める(というか、ちくちく突っつくというか(^^;))。電話が鳴り、体を堅くするジニョン。待ち人からではなく、テジュンからカサブランカへの呼び出しだった。 まさか二人がヨリを戻すんじゃ? と心配するイ支配人。 「今日が何の日かわかるか?」 ろうそくが一本だけ立ったデコレーションケーキ。流れるは映画「カサブランカ」の挿入歌「As Time Goes By」。それでも首を傾げるジニョンにテジュンはヒントを与える。 「支配人研修のとき……」 ようやく気づくジニョン。 「テジュンさん、今日、誕生日ね」 って、元恋人ならそれくらい覚えててあげないと……(^◇^;) ほんとに恋人だったんかいな。この二人。 研修のとき、二人で食堂に隠れ、この曲を聴きながら、いつまでも年を取らないでいようと、ろうそくを一本だけ立てて誕生日を祝った思い出を語るジニョン。よかった。それは覚えてたのね(笑) 皆に知らせればよかったのに、私のときは皆で祝ったのにと言うジニョンに、 「おまえの誕生日みたいに俺も“映画”を?」 と、よけいなことを口走るテジュン(やめんかい)。 何をプレゼントしてくれたか覚えてるか? と訊かれ、あのときは何も知らなかったからプレゼントも準備してなかったわねと答えるジニョンに、テジュンはカクテルの名前を告げる。 「キス・オブ・ファイアー」 ←スンウssiの低音で言われると、ちょっとドッキリ(*^.^*) 思い出した、キスしてあげたんだ~と照れ笑いするジニョン。 なんで? なんでプレゼント代わりにキスしてあげたことすら忘れてるのジニョンは!? そんなに影薄いんですかテジュンとの思い出は?ヾ(-_-;) オイオイ またしてあげようか? とジニョンに言われ、 「他の男に奪われた唇はお断り」 と、自分で言って自分でウケるテジュン。こらこらこらこら~~~~っ(^_^メ) ギャグの不発弾でその場の空気を凍らせるあたりはオヤジそのものだぞ(;^_^A ジニョンの表情を見て、あわてて「冗談だ」と取り繕うが、後の祭り。 気を取り直して、ろうそくの火を消し、二人で拍手。ホテリアーの夢に燃えたかつての日々を振り返る。 「夢は消えて仕事だけ残った。毎日クタクタだ」 と、ジニョンの前でだけ弱音を吐くことのできるテジュン。 最近笑わなくなったジニョンのことを気遣って言う。 「おまえの笑顔で幸せになれる人だっているんだぞ。お客様だってそうだし、仲間たちだってそうだ」 忘れられるものなら早く忘れた方がいいと言うテジュンに、頭ではわかっていても心がついていかないのだと答えるジニョン。 ホテルを心配するジニョンに、テジュンは、 「おまえがホテルを愛しているように、俺もおまえを……」 「私を……愛してる?」 敢えてさらりと尋ねるジニョンに、テジュンは、「大切な同僚として守って……」と、歯切れが悪い。 「愛してるってことじゃない」 突っ込まれて苦笑するテジュン。昨夜の続きをなんでここで言わんのだテジュンssi! え~い、じれったいやっちゃな。 それ以上は追及できないと思ったのか、ジニョンは「いつまでもこうしてともに生きていける友達でいてね」と、矛を収める。 カサブランカの階段を降りてくる二人。ふと立ち止まるジニョン。昨夜見たカウンターに、今日はレオが一人いるだけ。諦めて歩き出すが、階段を降りきったところで、入り口から入ってくるドンヒョクとばったり会ってしまう。 ここもすごくいい! もちろんBGMは「Fragile」。ドンヒョクはジニョンに気づいて立ち止まる。なのに決して視線を上げない。じっとひとところを凝視したまま、彼女がどんな目で自分を見つめているかわかっていながら、敢えて無視して通り過ぎてゆく。
「いつものやり方に戻っただけだ」
ドンヒョクは冷たい目で前方を見据えて答える。 「両方だ」 くうううう~~~~~っ。・°°・(;>_<;)・°°・。 た、たまら~ん! 大好き! 冷酷なドンヒョク、ぶらぼ~~!
精力的に人と会い、契約を交わしてゆくドンヒョク。一方、テジュンと社長もまた、残り11%の株の確保に奔走する。だが、電話をかけたキム理事はすでにドンヒョクの手中に落ちており、苦戦の予感。 (このキム理事、Yahooのホテリアートピでは、夢路いとし・喜味こいしに似ているともっぱらの評判。確かに似てるよ。キム理事だと思ってたら喜味理事だったか(笑)) そんな仕草に、口ではレオにああ言いながら、ジニョンのことがまだ吹っ切れていない心情がよく表れてます(T.T) 夜、銀行の支店長をしている先輩に電話をかけているテジュン。ここにもキム会長が手を回していると見えて、色よい返事が聞けない。ついに怒って受話器をたたきつける。溜まる一方の疲労。 そこへ“ルームサービス”を運んでくるユンヒ。テジュンの体を気遣ってメニューを選んだ、彼女らしい励ましの仕方。一緒に食べないかと勧めるテジュンに、お客様と一緒の食卓にはつけないと丁重に断るユンヒ。
いつも楽しませてくれるお礼に何をしたらいい? と尋ねるテジュン。ユンヒはホテルの外でいつかご馳走してくださいと答える。 話している途中で、ユンヒの携帯にヨンジェからのイラストメッセージが届く。 「まだ子どもね」と一刀両断のユンヒ。「あんな優しい男はいないぞ。彼は友達以上の関係を望んでるんだろう」とテジュンは仲を取り持つようなことを言うが、ユンヒにはまるでそんな気はない。
肴にされているとは知らず、従業員通路でまだせっせと携帯にメッセージを打ち込んでいるヨンジェ。ユンヒが来るのに気づくと、物陰からわっと飛び出して驚かし、顰蹙を買う(だから子どもだって言われるの)。 ユンヒはこれから父親についてビジネスのお勉強。着々と実業家への階段を上り始めているのだった。 レストランでソウルホテルの3%の株の持ち主ソン女史について話すキム会長とドンヒョクたち(「キム元議員」の未亡人だと話してますが、パク元議員の間違いですね。シナリオもノベライズもDVDも皆キムになっています。第2話で出てきたきりなので忘れたのかな。それとも再婚したのかしら(^^;))。 遅れて席についたユンヒ(どこで着替えたんだろう)は、いきなりソウルホテルの経営陣総入れ替えという穏やかならぬ話に驚いて思わず目を上げる。
「おとなしく嫁にでも行けばいいものを、俺に似て仕事が好きでな。わっはっはあ」ってキム会長、親バカ丸出しですね(笑) なんか憎めないわ。 「ところでフランク、恋人は?」 何言いだすのよこのおっさんは、と目をむいて父親を見るユンヒ。 「寄ってくる女は数知れず。ハンサムでマナーもよくて金もある。よりどりみどりですよ」と、訊かれもしないのに答えるレオ。親バカ合戦か(笑) 「女というものは男の名誉と金を追い求め、それを愛だと勘違いする」と笑うキム会長。ユンヒもドンヒョクも心外な顔をしているのに気づかない。 「よくご承知で」と笑い返すレオ。 そう、ドンヒョクもかつてはキム会長やレオ側の人間だった。ジニョンに会うまでは。でも今は違う。彼は知ってしまったのだ。お金や名誉が必ずしも幸福を約束してはくれないということを。ささやかな日々の暮らしに喜びを見出す生き方を、幸せと感じることのできる人間がいるということを。それを知ってしまった今、彼はもはやキム会長やレオの側に留まることはできない。 「俺たちのような人間には結婚だってビジネスだ。そうじゃないかフランク?」 まだ懲りずに娘との政略結婚を匂わすキム会長に、本来のビジネスの話に戻して矛先をかわすドンヒョク。だ~か~ら~、ええかげんにあきらめんかい、このおっちゃんは~。 さて、ソウルホテルでは、社長もテジュンも最後の3%の持ち主をまだ特定できていない。誰なんだろうと言っているところへ、フロントに当のご本人登場。テジュンをラスベガスへ追いやった張本人のソン女史だった。 フロントのジニョンを見つけ、「あなた、3年前のお嬢さんよね?」 おおっとぉ、ということは、3年前にソン女史とジニョンの間で何かがあった模様。 ダイアモンドヴィラに泊まりたいと言うソン女史に、ジニョンはあいにく予約が入っていると断る。たぶん咄嗟についた嘘なんだろう。ダイアモンドヴィラに泊まるようなVIPなら、総支配人のテジュンが直接相手をしないといけないからなんでしょうね。 ヒョンチョルに荷物を運ばせ、パールヴィラに案内するジニョン。しつこく総支配人に会わせろと食い下がるソン女史。 「夫が死んで、私も独り身になったの」 って、だから何なんですか~?( ̄ー ̄)o゛プルプル 何が何でもテジュンとこの女を再び会わせるわけにはいかない。ジニョンは必死になって、総支配人は済州島のセミナーに出張していて留守だと嘘をつく。思わず「えっ!?」という顔でジニョンを見てしまう正直者のヒョンチョルくん。立派なホテリアーになるためには嘘も方便なんだよ。うん。 ソン女史にもどうやら嘘だとバレたような雰囲気。だが、女史はそれ以上追及してこず、ジニョンに下着とストッキングの買物を頼む。そこまでさせられるいわれはないが、相手はお客様であり、嘘をついた引け目もあって、黙って承知するジニョン。
頼まれた買物のためにデパートへ向かうジニョンと入れ違いにオフィスに入ってくるオ支配人。彼女が勤務中に私物を買いに行ったと勘違いしたオ支配人に事情を説明するうち、うっかりソン女史のことを話してしまうイ支配人。ほ~ら、やっぱり!!(笑) デスクの電話が鳴り、同時に取ろうとした二人の手が重なってしまう。あわてて引っ込めるイ支配人を見て、にっこりのオ支配人。こらこら嬉しそうに笑いすぎ(笑) オ支配人が取った電話の相手はなんとドンヒョク。サファイアヴィラに呼ひ出されるオ支配人。てっきりこのあいだの追い出し事件のことかと思いきや、「ソウルホテルを買収したあと、あなたには総支配人になってほしい。その条件として、一緒に経営状態のチェックをしてくれ」と持ちかけるドンヒョク。 スパイになれと言うのかと反発心をあらわにするオ支配人にドンヒョクは、「このままではホテルは倒産し、あなたを含め1200人の従業員が路頭に迷うだろう」と危機感をあおる。ついこないだまで1200人の生活なんて興味ないって言ってたのにね~(^^;) 時間をくれと答えるオ支配人の心の揺らぎを見逃さず、たたみかけるように即断を要求するドンヒョク。ソン女史所有の3%の株さえ手に入れば勝負は決すると横から揺さぶりをかけるレオ。いや~役者が上です。結局、オ支配人は「今後の工作のための必要経費」という名目の金を受け取り、ヴィラを辞することに。 階段を降り、ニ、三歩行きかけたところで、彼の頭の中でドンヒョクたちから聞いた話とイ・スンジョンから聞いた話がカチリと音を立ててはまり込む。 「ソン女史? 確かソン女史って言ってたよな……」 すぐに踵を返すオ支配人。この瞬間、彼はドンヒョクの手に落ちたのだった。 そのころ、総支配人室では、ユンヒがテジュンに昨夜父親とドンヒョクたちがしていた会話の内容を伝えている。なぜ父親を裏切るようなことを? と尋ねるテジュンにユンヒは、父はソウルホテルがなくても充分にお金持ちだが、テジュンや社長、他の従業員たちにとってはソウルホテルがすべてだからと答える。 既に先手を打ち、パールヴィラのソン女史を訪ねるドンヒョクとレオ。最初に顔を出したレオに胡散臭げな表情を見せるソン女史だったが、後からドンヒョクが現れると途端に表情を和らげる。態度変わりすぎですソン女史(笑) でも、気持ちは痛いほどわかるから許す(笑)
何も知らず、ソン女史に頼まれた買物を済ませて戻ってくるジニョン。フロントのヒョンジョンさん、「もしかして中にクモとか蛙とかが入ってるんじゃ♪」って無邪気な顔してこわいこと言うわね(^^;) 本性見~た~り~(笑) ソン女史の前に書類を広げ、市場より20%高値で株を買い取りたいと持ちかけるドンヒョク。ソン女史は資産運用にはあまり関心がないご様子。 「シン・ドンヒョクさんと言ったわね」 「はい」 「あなたハンサムね」 ←こら~っ、色目を使うんじゃない!(^_^メ) ピクピク とまどいながら薄く微笑むドンヒョク。 「株を譲ったら、何をしてくれるの?」 ←何ってナニ!? 「私はプレイボーイではありません。ですから取り引きの条件以外は何も……」 妖艶に笑うソン女史。おお、年増女の色気に負けるなよドンヒョク~。 「ですが、感謝の印にお食事をご一緒するくらいは」 何か考えながら「いいわ」と答えるソン女史。むむ、さてはお酒に薬を仕込むとか、酔ったふりして介抱させて隙を見て押し倒すとか、良からぬことを企んでいますね? ああ、ドンヒョクの貞操が心配(笑) 「私はお酒でおもてなしさせていただきますよ」 横からにっこり笑って言うレオに、 「あなたは黙ってて。おじさん」 正直やな~。でもその気持ちわかるから許す(笑)
ここでのソン女史とのやり取りを見ると、ドンヒョクは殺すか殺されるかの取り引きの現場にいながら、そういう意味での“体の張り方”はしてこなかったのね。ちょっと安心。 この位置関係じゃ、最初の第一声でジニョンにドンヒョクはすぐ気づくはずと思うのですが……商談成立でホッとして聞こえなかったのかしらん。 希望していたものと違うものを買ってきたと言ってジニョンをなじるソン女史。ハンサムがいるっていうのに下着を広げるんじゃない(^^;) ここでようやくジニョンの声に気づいたドンヒョクが振り返る。ジニョンもまた、ドンヒョクの姿を認め、顔をこわばらせる。ジャジャーン! 衝撃のご対面。 今回は「決して顔を上げないドンヒョクssi。こっちを見てお願いよ」の回でした。もしくは、「ソン女史 年増の いや~妙齢から熟女まで、虜にされる女性続出のドンヒョク。その魅力に私もメロメロです (*^▽^*)ゞ 次回は第14話「悲しみ」。ソウルホテル買収工作に本腰を入れ、テジュンへの敵対姿勢をあらわにするドンヒョク。ついにソン女史と会ってしまうテジュン(貞操がっ;)。そして、ドンヒョクとジニョンの恋の行方は? |
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