サメっ子は幼馴染を絶対に離さない


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作:じょーちゃん
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13話 いきなり他の人がいたらこわいよね



今回、短いです。

まぁ…とりあえずカズくんよ…………束の間の休息を楽しんでね……

というわけで毎度の事ながらキャラ崩壊、解釈違い等注意の上スクロールお願い致します!

いつもコメントありがとうございます!!ありがたく読ませていただいてます!!




 

 

 

 

 

「ひっく……ぐす……」

 

「カズ……ごめんて………」

 

「やだ………エレン…きらい……」

 

「……。」

 

布団に包まり泣きながら抗議するカズ、そして申し訳なさそうなエレン

 

時をもどること数刻前

 

 

 

 

家で監禁されているものと思い睡眠をとっていたカズ…もちろん悪夢を見ている。

カズはいつも通り、悪夢で目が覚める……しかしいつもと違う……手足が拘束されていない………

そして……車で何処かに移動している………? 

カズは恐る恐る目を開ける…………

 

「ひゅっ……」

 

移動する車の車内……

 

何故か周りにいるメイド姿の女性と執事服を着たシリオン…………

 

混乱したカズは暴れた……

 

しかし………

 

 

「カズ…大丈夫だから……」

 

「ほら……ぎゅーっ……」

 

途端、カズを包み込むあたたかい感触………

 

カズは動きをとめ……

 

「え…エレン……?」

 

「ほら……こっちおいで………」

 

「うん……」

 

あんなに車内で暴れていたカズはあっという間にエレンの膝にちょこんと座る………

 

 

すると隣に座っている1人の長身……?のメイドさんが話しかけてくる

こわい………

ぼくはエレンの服を握った………

 

 

「ふふっ……ほんと、エレンにべったりですわね…?私を怖がっているみたいですが……お可愛いこと……少し嗜虐心をくすぐりますわ……ふふっ……」

 

「ひっ……」

 

なんだこのおばさ「はい?」

 

心を読まれてる……?こわい………

 

ずっと蛇がエモノを狙うような目でぼく見てくる……

 

こわい……

 

 

 

「リナ…カズが怖がってる……やめて。あとこいつアタシのだから……」

 

エレンはぼくを抱きしめ守る……

 

「うふふ…仕方ありませんわ……」

 

どうやら引くみたいだ………

 

エレンの腕の中……落ち着く…………

 

 

カズはエレンの腕の中にうずくまる…そして満足なエレン……

 

しばらくすると車は動きを止め………

 

 

「エレン、病院に着きました。沖田様をお願いします。」

 

「????」  

 

なんでこの前お店に来てた人が………?

 

エレンの……知り合い…………?

 

病院……………?

 

だれの…………?

 

 

「ほら…カズ、いくよ。診察の時間もうすぐだから」

 

「へ………?病…院………?」

 

 

カズは大暴れで抵抗した。

力のかぎり……精一杯抵抗するために暴れた………

しかし長身のメイドとシリオン執事、エレンによって制圧され病院に連行…………

 

そして帰宅の後…現在に至る。

 

 

 

「ひっく……ぼく…病院…嫌いなの…知ってる…じゃん…………エレン…ひどい…よ……」

 

「あの人…たち、だれだった、の……?」

 

カズは赤くなった目を擦りながら…泣きながらエレンに抗議する……………

 

 

「………」

 

エレンは返事をしない………

 

 

「なんか…返事…してよ………」

 

カズはエレンをポコポコと叩く……しかしこれが逆効果だった……………

 

 

「へ……?」

 

途端カズはエレンに押し倒され………

 

「むぐっ!?」

 

エレンによる乱暴な口づけ………

 

ただただカズが蹂躙される…………………

 

 

 

 

 

 

「ぷはぁ………ねぇ…カズ…アタシ誘ってるの?」

 

「ぁ……へ……?」

 

顔をとろとろにしたカズ……エレンにはクリーンヒットだった……………

 

「はぁ……そういうとこ………もうダメ…抑え効かないわ………」

 

「や…!エレンやめて…!」   

 

カズは抵抗するが………

エレンに手足を拘束されてしまい………

 

「いやよいやよも好きのうち…だっけ……?」

 

「なら…いーじゃん…?」

 

「カズ……もう我慢出来ないから………襲うわ……」

 

 

「いただきます……♡」

 

 

 

カズはエレンに喰われた。仕方がないね。

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日が経ち……………

 

 

 

 

「こころが辛くない………エレンに抱きしめられて幸せ……………」

 

エレンに抱きしめられて幸せそうなカズ

 

病院行った甲斐があってカズの精神は薬のおかげではあるが少しづつ回復していた

 

しかし……

 

 

「薬のせいで…車…運転できない………」

 

そう、自動車の運転を禁じられたのである。

薬の副作用のせいだしね。仕方がない。 

 

 

「せっかく…せっかく…お金貯めてたのに………」

 

「仕方ないじゃん?事故ったら危ないし………」

 

「でも……はぁ……RX-8ほしかったなぁ………」

 

しょげるカズ…

 

「ぼくの…13B…………ロータリー…………」

 

「呪文……?」

 

「エンジンの名前……」

 

「はぁ……」

 

エレンは呆れながらため息をついた……

 

「ほら……落ち込まない……」

 

そう言いながらカズを抱きしめるエレン

 

「エレン……だってぇ………」

 

「はぁ……良くなったら買っても良いから………」

 

「ほんと……?ほんとに………?良いの……?」

 

「うん…だから落ち込まない。」

 

さっきまで落ち込んでいたカズはまるで変わってニパーッ!と明るい笑顔に変わる

 

「現金な奴……そんなその車が良いの……?」

 

「うん!RX-8のロータリーサウンドがたまらなく好きなんだ!!!RX-8の魅力だけでも1時間は語れるぐらい好きなの!だからあの車に乗りたいんだ!!!」

 

「ロータリーサウンドってね!13Bロータリーエンジンが奏でるエンジン音でね!アクセルを踏むと吹き上がる様なすごい良い音でね!」

 

 

「わかった…わかったから………」 

 

コレでもかと語るカズにたじたじなエレン 

 

どんだけ語るんだカズくんよ…………

 

 

「はぁ……でもまぁ…少しづつ元気になってきたし…よかった。」

 

エレンは改めてカズをぎゅーっと抱きしめる

カズはエレンに力いっぱい抱きしめられ彼女の腕の中で蕩けていたのであった

 

 

ちなみにカズは3週間近く学校に行っていなかった為復帰した際に勉強、めちゃくちゃおいて行かれたみたいで後日、店長によるスパルタ勉強があったそうな

 

その話はまた今度として……

 

エレンとカズの関係も一応は健全……?な状態に戻ったがこの先一体どうなることやら………

 

 

 

 

 





カズ
起きたら知らん人が居て病院に連行される
薬の副作用で車が運転できなくて萎えている。因みに好きな車はRX-8らしい

エレン
病院に連行した。ひねくれましたカズをわからせた
回復しつつあるカズに安心している

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