サメっ子は幼馴染を絶対に離さない


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作:じょーちゃん
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10話 あくむ


スランプ抜け出せず………

今回短いのでほんと申し訳ないです……

書きたい事は山程あるのに書けないのつらいですね笑

と言う事で毎度の事ながらキャラ崩壊、解釈違い等注意の上スクロールお願い致します!!

いつもコメントありがとうございます!!ありがたく読ませていただいてます!




 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ…

 

 

 

 

 

はぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼくは走っている………

 

 

 

暗闇の中を…………

 

 

 

いつかお母さんを失ったホロウの中を………

 

 

 

そして…………

 

 

 

 

 

 

 

ホロウの中に消えようとしているエレンを止める為に…………………

 

 

 

『待って…エレン…!!』

 

 

ぼくは手を伸ばす………

 

しかしエレンは……………… 

 

 

 

 

 

『あぁ……間に…合わなかった……』

 

 

膝から崩れ落ちる………

 

 

 

すると…………

 

 

『カズ』

 

さっきホロウに消えた筈のエレンの声が聞こえる

 

ぼくは咄嗟に顔をあげる

 

『エレン…!!』

 

 

残酷だ………

 

 

 

『アタシ、この人とシアワセになるから。バイバイ、カズ。』

 

エレンは知らない男の人と手を組んで幸せそうに言う

 

『え…?え……?』

 

混乱………エレンが……?他の人と………?

 

 

エレンは振り返ると知らない男の人と手を組みながら歩きだす

 

 

ぼくも尽かさず追いかける

 

 

『待って…!』

 

近づくどころかどんどん離れて行ってしまう……

 

 

そしてエレンの姿は暗闇の中に消えてしまった………

 

 

 

『あぁ……どうして………?』

 

 

『ぼく…なにかしたの……?』

 

 

『たいせつな人を……エレンを………』

 

 

『もう……ぼくの大切な人を…………』

 

 

『奪わないで………』

 

 

 

ぼくは崩れ落ちる……

 

 

 

エレンがいない恐怖……

 

 

 

たいせつな人をまた失ったショック………

 

 

 

エレンに捨てられたと言う事実…………

 

 

 

 

 

『あっ……あぁ…………』

 

 

『あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!』

 

 

そして絶望に染まり……視界も黒く染まる…………

 

 

 

 

そして…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひっ!!!」

 

ぼくは飛び起きる…

 

「はぁ…はぁ………」

 

とんでもなくわるい夢………

 

ぼくの心配…恐怖が体現された夢………

 

いつかエレンが消えてしまうかも知れない恐怖……

 

いつかエレンに捨てられてしまうかも知れない恐怖……

 

それらの恐怖、夢はぼくの心身にとてつもなく負荷をかけていた…………

 

 

「はぁ…ひっく……はぁ……」

 

あぁ…怖い………

 

 

エレンがいなくなるのが怖い………

 

 

ぼくは…隣で寝ているエレンにしがみつく………

 

 

もうエレンしかぼくにはいないから………

 

 

 

どうか捨てないで…………

 

 

 

 

カズは…エレンの腕の中で再び眠る……

 

しかしその寝顔は何かに怯えるような……そんな寝顔であった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼休みも中頃、エレン達はいつも様に校舎の屋上にいた

 

 

 

「……。」

 

 

カズはエレンにピッタリくっついている

 

何かに怯える様にずっとエレンにくっついていた

 

 

「エレン?お嫁くん元気ないけどどーしたの?」

 

「沖田くんいつもコミュ障で黙ってるけど今日はとりわけ元気なさそうだし……」

 

「モナ言い過ぎ…と言うお嫁くんどうしてそんなにくっついているの?いつもエレンにくっついているけどとりわけ今日はひどいじゃん?」

 

エレンは飴を舐めくっつくカズの頭を撫でながら答える

 

「朝起きたときからずっとこんな感じ。まぁ…アタシにくっつく事でカズが他の女見ないし良いんじゃん?」

 

「えぇ……」

 

「けど、アタシがカズから離れようとすると凄い必死な顔でアタシにしがみついてくるのは辞めて欲しいかも。」

 

「なんでまた…?やっぱり心にくる感じ?」

 

「いや、しがみついて来る時の必死な顔が可愛すぎて襲いたくなる…」

 

「はぁ…まともな回答が来ると信じたあたしがバカだったよ……」

 

「けど、沖田くんの必死な顔って絶対に可愛いよね〜」

 

「モナ…カズはアタシのだからね?」

 

そう言うとエレンはカズを自身の腕と尻尾で抱きしめる

 

まるで自身の所有物と示すように

 

そしてエレンに抱きしめられたカズは

 

「あっ……あんしんしゅる………」

 

うん…蕩けていた……

 

 

「うわ…お嫁くん、エレンに抱きしめられてだけなのに顔トロトロじゃん……」

 

「すご……人ってこんなに蕩けるんだ……」

 

「沖田くん……かわいい………」

 

 

「……!見ちゃ…ダメ……」

 

エレンはそう言うとカズの顔を自身の胸に押し当て見えない様にしてしまう…

 

 

「やっぱりエレンはお嫁くん大好きだねぇ……」

 

「和むねぇ……」

 

「けど…もうちょっと沖田くんの顔見たかったかも…?」

 

「モナねぇ……」

 

「まぁまぁルビー…」

 

 

 

そしてのんびりとした昼が過ぎ…夜………

 

 

エレンとカズの姿は家のリビングにあった…

 

 

 

「……。」 

 

あいも変わらずカズはエレンにくっついている

 

 

「カズ…?今日、ずっとくっついてるけど何かあった?」

 

「……。」

 

カズはなにも答えない……しかし、エレンの服の袖をぎゅっと握る……

 

 

 

「はぁ……どうせアタシが消えるとか変な夢見たとかでしょ?」

 

「……!な、なんでわかったの……?」

 

「カズのことはなんでも知ってるし…」

 

「ね、ねぇ…?エレン……エレンはさ?ぼくの所から…消えないよね……?」

 

「消える訳無いじゃん。アタシはカズから離れるつもりもないしカズを逃がす訳無いじゃん」

 

「ほ、ほんと…?」

 

「ほんと。なんなら安心出来るようにアタシが監禁してあげようか?」

 

「監禁は…ちょっと………」

 

「ふーん…まぁ…カズが他の現を抜かしたらすぐに監禁するから。」

 

「えぇ……けど………安心した…………」

 

カズはそう言うとエレンに抱きつく

 

 

「はぁ……もう無理………」

 

しかし今日1日我慢していたエレンの理性を崩壊させるのには十分だったのである

 

 

「わ…!」

 

エレンによってソファに押し倒されるカズ

 

その後のことは想像に容易くない………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寝静まった深夜………

 

 

 

「ひっ…!!」

 

 

「やっぱり……もう…ぼくの心はもうダメなのかな………」

 

 

「ひっく……どうすれば…いいの……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 





カズ
悪夢で心が削られている。割と危機的状況かもしれない

エレン
カズがピッタリくっついてかわいい。いつでも監禁出来るようにしている

エレンフレンズ
相変わらずのエレンの嫉妬心に感心。お嫁くんと末永く爆発してろ!

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