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ホテリアー


2004.7.13UP 8.18UP

*** 管理人のドンヒョク的レビュー ***
 レビューというか、あらすじ+突っ込みというか、ドンヒョクに惚れた管理人がこれでもかとドンヒョクの魅力を中心に感想を書いたものです。
 ネット配信とDVDの比較などはこちら
◆登場人物一覧      ◆ソウルホテル全体図


第8話 ある長い一日

 第7話のラスト。ヨンジェと酔った客とのトラブルから再び。
「殴ったわよ。これでどう? お客様ならお客様らしくしてください」と言うジニョンの演技がわざとらしくてイマイチ; あんたは劇団ひまわりか(^^;)

 駆けつけるテジュン。彼の姿を見ただけで、すごく安心感を感じるわ。廊下でうなだれているジニョンのもとへ行き、「誰が客を殴ったと?」「私です」「ソ支配人、正気か!?」

 二人言い争っているところへ、イ支配人が横からいろいろ口出しするものだから、ついに二人から「黙ってて」と怒鳴られてしまう。ショックでイ支配人はハウスキーピング室に引っ込んで涙にくれる。

 社長と総支配人が謝罪するが、態度を硬化させた客は警察に連絡すると言って譲らない。ついに土下座して許しを乞う社長。さすが親子っていうか、ヨンジェと同じことしてますな。もっともヨンジェの情けない理由と比べたら月とスッポンだけど。

 年配の女性に土下座されて、儒教精神がいっぺんに酔いを醒ましたのか焦りまくる客。「立ってください。やめてください」と弱り果てる(その割には30分も土下座させてるけど^^;))。なんとか和解して部屋から出てくる社長。

 テニスコート。ヨンジェを呼び出し、力ずくで土下座させるテジュン。反発するヨンジェと殴り合いになる。
 おまえの母親は30分も土下座して謝ったんだと言われ、驚くヨンジェ。

 客と喧嘩したベルボーイのプライドのためだと言われ、「ホテルが何だ。務めなくったって生活に困るわけじゃない。辞めてやる」とカゴに入ったテニスボールをぶちまけて吠える。

 従業員はみんな、ただ生活のために働いているわけじゃない。プライドを捨てて仕事しているわけじゃない。テジュンは厳しくしごかれた新人のころの話をする。あのころは生活のために辛い仕事にも耐えた。だけど、それだけじゃない。みんなプロになりたかったんだ。
「人を楽しませながら、自分の楽しみを探す。それがホテリアーだ」

 自分はどうせこの程度の人間だと言うヨンジェに、「人は変わることができる。母親や他の従業員たちのために慎重に行動しろ」と諭して去ってゆくテジュン。
 いつもいいこと言うなあ。やっぱりおいしいとこ独り占めキャラだよね。ハン・テジュンって。

 屋上で泣きながら謝るジニョンに、土下座くらい何よ、社長は社員が困ったときに盾になるためにいるのよと言う社長。「でも覚えていて。どんなに無知で無礼な人だって、このホテルに入った以上はお客様なの。どんな状況でも最善を尽くすのがプロよ」
 そこでクスッと笑って、「でも、ジニョンさんが殴ったときは胸がスカッとしたわ」といたずらっぽく言う。つられて泣き笑いするジニョン。

 テニスコートから戻るテジュン。ジェニーがイ主任や先輩と一緒に車に乗るところに出くわす。これからジェニーの歓迎会だという。初日から楽しく働いている様子のジェニーに目を細めるテジュン。

 テニスコートに寝転がったままのヨンジェ。携帯を取り出し、ユンヒの番号を検索する。おいおい;そんなことしてる場合かい。反省せーよ。

 営業が終わったレストラン。ユンヒがひとりで残ってサービスの練習をしている。気づいて後
クラムスクープ
からそっと近づくテジュン。やり方がわからなくなったユンヒに助け舟を出す。これ幸いとテジュンに客になってもらい、練習を続けるユンヒ。

 テジュンからテーブルクロスの上を掃除する道具、クラムスクープをプレゼントしてもらう。ラスベガスにいたときから持っていたお守り。そんな大事なものをもらえて喜ぶユンヒ。

「なぜくれるの? 私が好きだから?」
 苦笑するテジュンに「好きな人がお腹すいたって。うどんを一杯おごって」と、積極的にアプローチ。
 そこへやってくるヨンジェ。仲良く笑っている二人の姿を見てしまう。

 テニスコートに戻り、鬱屈した気持ちをボールにぶつけるヨンジェ。汗だくになり、ついに倒れこむ。
「別にいいさ。だけど俺はおまえを……。いや、俺はおまえのものだ。おまえの」

 ダメ男のヨンジェだけど、このセリフ、けっこういいなと思った。「おまえは俺のものだ」じゃなくて、「俺はおまえのものだ」。報われなくてもいいから、精一杯愛するんだという純な気持ちが伝わってくる。

 そんなヨンジェの気も知らず、屋台で飲むテジュンとユンヒ。好きな人と二人きりの嬉しさから、ユンヒはちょっと飲みすぎるが、テジュンは自分の立場を自覚して自制している。
「好きになるのが怖いの? もしかしてもう好きになってる?」と訊くユンヒ。上司と部下の一線を越えている、ここまでにしようと釘を刺すテジュン。

ユンヒ「あなたの前で二度倒れて、ここで働いて、私変わったの。

初めて自分で働いて、初めて思い切り笑えた。
 自分に訪れたチャンスを、幸せになれるチャンスを
誰にも奪われたくない。
 それを運んでくれた人も」

 直球勝負にどきりとするテジュンを置いて、ユンヒは「これからはユンヒさんじゃなくてユンヒと呼んでください」と笑って帰ってゆく。

 支配人のオフィス。壁の時計は午後10時前。退勤しようとするイ支配人を呼びとめ、飲みに行かないかと誘うオ支配人。

 だが、「誰とでも気安くデートするわけじゃないの。特にあなたのようにハイエナみたいな男とは」と、冷たく断られてしまう。
 思わず「だから嫁に行けないんだ」と禁句を口にするオ支配人。逆上して反論するイ支配人。

「ハイエナ」「ペンギン」と憎まれ口の応酬になってしまう。イ支配人が怒って帰る後姿に、「ペンギンの足、可愛いのに」とつぶやくオ支配人。

 好きなのに気持ちを素直に表せないオ支配人。まるでハナもひっかけないイ支配人。このカップルのゆくえも楽しみ。
 焼酎ではなく、ビールかワインでも……と誘うところがいかにもデートって感じで気合が入った誘い方ですね。韓国では庶民は焼酎、洋酒は金持ちの飲む物というイメージがあるようです。
 ドンヒョクやレオはアメリカ人という設定もあるけど、金持ちなので洋酒しか飲みませんね。冬ソナでもミニョンやチェリンは洋酒を飲んでいます。


 閉店時間を過ぎたラウンジ。従業員たちが困った様子でヒソヒソ話している。そこへ呼ばれて飛んで来るジニョン。「ヴィラのお客様が席を立たないの」って、それはドンヒョクのことですね~~~♪
 二階席を見上げると、いたわよいたわよ。きゃ~ん。この笑顔がたまら~ん。


 ブランデーの瓶を半分以上空け、かなり飲んでいる様子。そうか、父親と会った後だもんね。わかるわ。一緒にどうですかと勧められ、勤務中だからと断るジニョン。わかってあげてよもう(;_;)

 ここではダメなら外で、と、ブランデーの瓶とグラスを持ってドンヒョクは席を立つ。彼が忘れて行った上着を取って、後を追いかけるジニョン。
 階段を下りたところでよろけるが、気遣うジニョンに笑って「大丈夫」と答えるドンヒョク。なんなら私が肩貸しましょうか~?(笑)

 ウェイトレスたちに遅くなった詫びを言い、したたかに酔ったドンヒョクは伝票にサインするのも忘れて出て行ってしまう。
 後を追おうとするジニョンに「カッコイイ」と耳打ちするウェイトレスのジュヒ。

(なんとここのジュヒのセリフ「カッコイイ」はドンヒョクのことを言ったのではなく、ねばっている客をうまくあしらい、帰らせることに成功したジニョンを「かっこいい」と評しているとわかりました。

 台湾版DVDの英語字幕にそう書いてあるそうですし、シナリオ本でも「ソ支配人、かっこいい」とはっきり書かれています。気づきませんでした。間違って訳しているのは日本版DVD(カッコイイ人ね)とネット配信(格好いい人)。

 ドンヒョクはただの困った酔っ払いの客かい(^^;) ドンヒョクのかっこよさを否定されたみたいで、ちょっとというか、かなりショックだわ(笑) 2004.8.18追記)


 
サファイアヴィラへの坂道。夜桜がきれい。道の真ん中でもよろけたりして、いつもクールなドンヒョクが相当酔っている。大丈夫ですかと言われて、
ドンヒョク「いいえ。部屋がどこかわからない。案内してもらえますか、ソ支配人?」
って、こういうときだけ支配人って呼ぶなんて、あなた、確信犯ですね(^-^)

 今日、港町に行ってきたことを打ち明けるドンヒョク。観光ですか、お仕事ですかと明るく尋ねるジニョン。いいえと打ち消すドンヒョク。ジニョン、わかってやれよもう~~! って仕方ないか(^^;)

ドンヒョク「電話をしたけど不在だったのでメールを打ったんです」
ジニョン「今日は一日中忙しくてオフィスのパソコンを見てないんです。後で必ず見ますね」
 見てなかったんか~い(怒) ドンヒョクがどんな思いでメールしたか(涙)


 なんてお書きになったんですかと無邪気に問うジニョン。立ち止まってドンヒョクは答える。

ドンヒョク「発信者:シン・ドンヒョク、受信者:ソ・ジニョン」
ジニョン「件名は?」
ドンヒョク「件名……『僕の半身へ』

 半身! なんてロマンチックな響き。
 どう答えていいかわからないジニョン。ドキドキが伝わってきます。

ジニョン「……内容は?」
<当直支配人、応答してください>

 オーマイガー!!Σ( ̄□ ̄|||)  トランシーバーから聞こえる無粋な音信。またよりによってテジュンからだよ。しどろもどろになって応答するジニョン。ダイアモンド・ヴィラを巡回中と偽って無線を切る。ドンヒョクがダイアモンド・ヴィラに興味を示したため、案内することに。

 ダイアモンド・ヴィラの前。ドンヒョクの仕事について尋ねるジニョン。

ドンヒョク「狩人かな」
 何のこと? と訊くジニョンに、Raiders(略奪者、急襲者)の異名を持つ企業ハンターであることを明かすドンヒョク。弱った企業を見つけて素早く捕まえる「残忍で酷い狩人です」

 韓国に来たのも狩りのためかと訊かれ、話をそらしてダイアモンド・ヴィラの中に入りたいと言うドンヒョク。初めは規則を持ち出して渋っていたジニョンだったが、思い直して鍵を開ける。

 入り口わきのテーブルの上に持って来たブランデーのボトルとグラスを置くドンヒョク。ジニョンはガイドのようにこのVIP用ヴィラの説明を始める。

 地下1階を含めた3階建ての建物。ミーティングとパーティーの出来る5つの大小宴会場を持ち、VIP用特別寝室に秘書用寝室、トイレは5つ。
(ちなみに宿泊費は1泊130万円。シェラトングランデウォーカーヒルホテルでの本当の名前はアストンハウスです)

 微笑みを浮かべながら、手を差し伸べるドンヒョク。
「踊りたくなる音楽だと思いませんか」
この「奥様、お手をどうぞ」なドンヒョクがステキ~~~~!!!
ジニョン「でも、お客様……」
ドンヒョク「お客様ではなく、違う呼び方をしてくれませんか」
ジニョン「でも、お客様はお客様ですし……」
 目を閉じてかぶりを振るドンヒョク。ああ、魅力的なお顔(*^-^*)


 一歩一歩近づいてくるドンヒョクに内心の動揺を隠しながら、「それじゃ、なんと呼べば?」と尋ねるジニョン。
ドンヒョク「シン・ドンヒョク」
ジニョン「でも……」
ドンヒョク「“ドンヒョクさん”と……呼んでごらん」
ジニョン「ドンヒョク……さん」

ドンヒョクシ、ドンヒョクシ、ドンヒョクシ、ドンヒョクシ、ドンヒョクシ、ドンヒョクシ、ドンヒョクシ……これでいいですかドンヒョクシ~!!(≧∇≦)  ←あほですみません;





 ジニョンの脇に手を回して引き寄せ、彼女の右手を取って踊り始めるドンヒョク。とまどい顔のジニョンもいつしか音楽に身を任せて……。
そーっと手を入れてグッと引き寄せる 大きな手だわ~(*^^*)
え~い、チューしちゃえ!(笑) ←外野の声

 バラ300本のためにこんなことまでするなんて、呆れてるでしょうと尋ねるジニョン。ホテルではこの噂でもちきりなんだね。そういうことを贈った本人に訊くのもどうかと思うが(笑)

 バラのせいじゃない、それを贈った人、ラスベガスからずっとルームサービスをしている人のためにジニョンさんは僕と一緒にいるんでしょう? と言うドンヒョク。

ドンヒョク「ジニョンさんみたいに……ジニョンさんのように……」
ジニョン「私みたいに大雑把で単純な女は嫌いでしょう?」
 はい、もとい(笑)、いいえ、と、かぶりを振って、
ドンヒョク「あなたのように明るく純粋に生きてみたい」
 ジニョン、ドンヒョクの肩に左手を回す。「本心ですか?」
 黙ってジニョンを抱きしめるドンヒョク。目を閉じて体を預けるジニョン。うっとり……。

 と、そのとき、またまた無粋な通信が! を~の~れ~テジュンめ~~(笑)
 体を離して見つめ合うふたり。


ドンヒョク「ありがとう、ジニョンさん。誰にも邪魔されず、ただ二人でいたかった。
あなたを僕の腕に抱いて……いや、僕が抱かれていたいとメールに書きました」



 微笑み合う二人。そこへまた通信が入り、答えようとしたジニョンだが、一足早くテジュンが来てしまう。ジャーン! 雨の日に顔は見てるけど、ちゃんとした対面は初めてですね。
 ダイアモンド・ヴィラに勝手に入ったことでジニョンをかばい、総支配人であるテジュンに名乗るドンヒョク。もう夜も遅いというテジュンに、夜中に何をしようと干渉されるいわれはないと言い放つ。最初から対決姿勢じゃないの(わくわく)。


 ジニョンに礼を言ってドンヒョクが去ると、テジュンをキッとにらんでダイアモンド・ヴィラから出るジニョン。いいとこだったのに~って感じかな(笑)

 あらら、ドンヒョクが置いてったブランデーの瓶とグラスはほっといて大丈夫? めったに使わないVIP室でも毎日ハウスキーピングしてるのかしら。

 ダイアモンド・ヴィラの外。真夜中に男性客と二人きりでいたことを責めるテジュン。バラ300本の噂は彼の耳にも当然届いている。あいつはおまえの新しい男かと尋ねられ、ジニョンは否定するが、優しくされれば誰にでもふらふらするのかと尻軽女呼ばわりされて、ついに頭に来てしまう。

 テジュンの態度からは総支配人としての忠告というより、明らかに嫉妬していることがうかがえるのだが、「友達」なのにそんなことを言うのかとジニョンに言われて、テジュンはそれ以上何も言えなくなってしまう。

 本館へ戻る道。一方的に会話を打ち切って立ち去ろうとするテジュンを追いかけ、ジニョンは喧嘩の続きを吹っかける(ものすごい早口ね。よくそれだけ口が回るわ)。ついに「うるさい」と怒鳴られて、「自分こそなんでこんなとこに来たのよ。仕事が終わったなら、さっさと帰って寝なさいよ」
 腹が減ってるんじゃないかとスンデ(豚の腸詰)を買ってきてやったんだとジニョンに黒い袋を押しつけるテジュン。あらら、そうだったのね。せっかくの好意を。かわいそうに。
 さすがに言葉に詰まるジニョンだが、素直に謝ることもできず、テジュンの後姿を見送るしかない。


 テジュンとジニョン、それぞれの部屋(画面が2分割されている)。


 お互い気になって相手の家に電話をかける。テジュンはデスクの電話でジニョンの家の電話に、ジニョンは携帯でテジュンの携帯にかけているので、二人とも電話を二つ持って右往左往。
 ようやく話せるようになるが、お互い意地を張って、またさっきの続きになってしまう。

(突っ込みどころ:ここでテジュンはデスクの電話を切って携帯で、ジニョンは携帯を切って家の電話でしゃべるので、ほんとならどちらの電話も切れてしまうはず(^^;))

 尻軽女と言われて電話を切られ、気が収まらないジニョンは電話をかけ直すが、何か言う前にまたしても切られてしまい、頭に来て携帯のバッテリーを外して放り出してしまう。ユンヒと一緒ですな。

 そこへ再び電話がかかる。今度は家の電話の方。相手がテジュンだと思って、怒鳴りつけるジニョン。が、ドンヒョクだとわかって焦ってベッドに座り直す。
 疲れているのに遅くにすみませんと気遣うドンヒョクに、大丈夫です、友達がつまらない電話をかけてきて……と弁解するジニョン。


ドンヒョク「眠れなくて……さっき踊ったことを考えていると」
ジニョン「私も……実は私も眠れないんです」

 なんとなくいいムードになっている二人をよそに、バスケットボールをぼんぼん投げて、一人で悶々としているテジュン(笑)

 自分のせいで総支配人を怒らせて困ったのではないかとジニョンに尋ねるドンヒョク。ここのセリフ、シナリオでは「総支配人」と言ってから「友達」と言い直してるんですね。ジニョンの電話の相手がテジュンだったことをちゃんと知ってる。

ドンヒョク「あの人からチョコレートの匂いがしましたよ」
 言葉に詰まるジニョン。そのころ、テジュンは受話器を取って、ジニョンにかけているが、話中。
 
来年のバレンタインデーは期待してもいいかと尋ねるドンヒョクに、ジニョンは来年まで滞在してくれればと答える。その職業精神に思わず笑い出すドンヒョクとジニョン。
 この間、テジュンは今度はジニョンの携帯にかけているが、電源が切られているとのメッセージが流れる。

 ドンヒョクが「疲れているだろうから」と電話を切ろうとするのを、電話のおかげで元気になったとジニョンは押しとどめる。
 「キブン、チョッター(気分いいなあ)」と素直に喜ぶドンヒョクがかわいい。

 その間、テジュンはずーっと、家にかけたり携帯にかけたりを繰り返している。おやすみなさいを言って電話を切り、余韻にふけるドンヒョクとジニョン。
 またしても電話をかけようとするテジュン。だが、思い直してやめてしまう。ここでかけてたら仲直りできてたかもしれないのにね。


 パールヴィラのユンヒの部屋の前で待っているヨンジェ。迷惑だと断るユンヒだが、好きになってくれと言っているんじゃない、自分が好きで親切にしたいと思っているだけだと言われ、今回だけと念を押して車でホテルまで送ってもらうことに。その様子をうかがっている監視役のジョン君。


 キム会長のオフィス。ジョン君からの電話を受けているキム会長。ついにユンヒの居所が見つかってしまった。それも、男のためにソウルホテルにいると勘違いされてしまう。やばいぞユンヒ。


 開店前のレストラン。ジュヒのスキンローションの匂い、ジョンシクの猫背、アン・ミヒの口紅の色……と従業員を厳しくチェックしていくユ・チーム長。手の組み方まで左手が上と決まってるのね~。
 口紅の色を注意されて言い訳をするアンに、お客様に対しては絶対に言い訳をしてはいけないと説教するユ・チーム長。「私の唇がセクシーで申し訳ありません」と、すまして謝るアンが面白い。
 ユンヒは今日からアンの指導のもと、実践練習に入ることになる。微笑み交わすアンとユンヒ。


 厨房。今日はジニョンの誕生日だと言って、8時にサプライズ・パーティーを企画するイ主任たち。犬猿の仲のイ・スンジョン支配人も呼ぶかどうか相談しているところへ、アンがユンヒを連れて挨拶にやってくる。

 ユンヒの顔を見たとたん、イ主任と料理人がハッとして立ち上がる。あれこれ口実を作っては、かわいいユンヒとお近づきになろうとする二人。男ってやーね(笑)


 器物室の中。リスト片手に調味料入れをひとつずつ確認して歩くユンヒ。手の届かないコショウ入れをヨンジェが取ってくれる。
 ウェイトレスの給料でも住めるようにヴィラを90%引きにしてもらおう、仕事が終わったら遊びに行こうと、相変わらずちゃらんぽらんなヨンジェに対し、ユンヒは一生懸命仕事を覚えて自分の力で生きていこうとしている。
 テジュンにも迷惑をかけたくないという彼女に、テジュンには好きな人がいる、このホテルの従業員だ、みんな知っていると告げるヨンジェ。

 ヨンジェに好きな人を知られたことで、開き直って自分の立場をはっきりさせるユンヒ。彼女が不幸になるんじゃないかと心配するヨンジェに、片想いでいる方が不幸なのか、想いを打ち明ける方が不幸なのかと問うユンヒ。

 愛しているのかとヨンジェに訊かれ、
ユンヒ「まだ違うと思うわ。愛が何かはよくわからないけど、私は逃げたりしない。本当の愛は一生に一度だけだと思うの」

 年上のヨンジェに向かって、あなたは幼いからわからないでしょうけどって言ってるんだよね。きついな~。でも、そんなふうに言われるだけのことはあるよね、ヨンジェの態度を見てると。しっかりせんかい。

 外へ出て壁にもたれ、つぶやくヨンジェ。
「そうか……。それでも俺は変わらないぞ」
 ユンヒへの気持ちが変わらないのはわかったけど、あんた自身が変わらんかい(^^;)


 次回は第9話「君の中の君 Ⅰ」。ジニョンの誕生パーティーでのハプニング、ユンヒの職場に現れるキム会長……さあ、どうなる?

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