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80年代のお色気マンガ全盛期に「こっそり読んでた」の声 『やるっきゃ騎士』のギリギリ描写が懐かしい

1980年代のマンガ『やるっきゃ騎士』を紹介した記事に、当時を知る読者から懐かしさを込めた反響が殺到しました。「隣町まで立ち読みに行った」「妹のを隠れて読んでいた」など、人目を忍んで読んでいた青春の思い出が数多く語られました。

人目を忍んで読んでいた少年たち

『やるっきゃ騎士(新装版)』第10巻 作:みやすのんき(ゴマブックス)
『やるっきゃ騎士(新装版)』第10巻 作:みやすのんき(ゴマブックス)

 マグミクスが配信した「『けっこう仮面』より過激? 80年代の伝説的“少年誌ギリギリマンガ”『やるっきゃ騎士』の衝撃」という記事に、多くの懐かしさを込めた反響が寄せられています。当時リアルタイムで読んでいた読者から「青春の思い出」として語られる体験談が数多く投稿されました。

【画像】え…っ? 「恥ずかしい姿に…」 こちらがスタイル抜群な『やるっきゃ騎士』のヒロイン「美崎静香」です(4枚)

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 元となる記事で紹介した『やるっきゃ騎士』は、みやすのんき先生によって1984年から「月刊少年ジャンプ」で連載されたお色気学園マンガです。正しくは「やるっきゃナイト」と読み、当時読み方を間違えていた読者も一定数いました。

 物語は、「美崎静香」をリーダーとする少女だけの自治クラブに支配された聖愛学園に、主人公の「誠豪介」が転校してくることから始まります。豪介は格闘技クラブを立ち上げ、静香たちの横暴に持ち前のスケベ根性で立ち向かうという、男子VS女子の対立構造や学園闘争が基本設定でした。

 作品の最大の特徴は、思春期の少年を夢中にさせた強烈なサービスシーンの数々です。豪介と静香の格闘シーンで彼女の素肌が露わになったり、ヒロイン同士がほぼ裸の状態でプロレスを行ったりする展開が続出。特に全校生徒の前で戦うという設定が多く、ある意味「公開プレイ」的な斬新さがありました。

 さらにメインヒロインの美崎静香は理事長の娘として学園を牛耳る高慢な性格でしたが、その気位の高さゆえに「恥ずかしい目にあうのも仕方ない」と読者が思えるバランスの良さが絶妙で、お色気マンガの理想のヒロイン像を体現していました。2015年には実写映画化もされ、中村倫也さんが主人公を演じたことでも話題となりました。

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 読者からは当時の思い出を振り返るコメントが相次いでいます。「小学生の頃こっそりとマンガを学校に持っていって、休み時間に友達3人と読んでいたところ、担任の女性の先生に見つかってしまい取り上げられた挙句、学級会で裁判をかけられてしまった」という苦い体験談や、「床屋さんの順番待ち時に読んでいたので周りの視線に注意を払いながら要所要所の絵だけを『ガン見』していました」といった、当時ならではのエピソードが数多く寄せられました。

 また「隣町まで行って立ち読みしてました」「妹が密かに持ってたのを隠れて読ませてもらいお世話になりました」など、人目を忍んで読んでいた思い出を語る声も目立ちます。

 読者コメントでは、『やるっきゃ騎士』と同時期に連載されていた他のお色気マンガ作品への言及も多く見られました。「月刊少年マガジン」の『ハートキャッチいずみちゃん』や『OH!透明人間』、『いけない!ルナ先生』などが挙げられ、「すごい時代でした」といった感想が寄せられています。

 作者のみやすのんき先生についても、読者からさまざまな情報が寄せられました。自動車専門誌「NAVI」でポルシェ愛を綴ったエッセイ『嗚呼!!ポルシェへの道』を連載していたことや、「50歳を過ぎてからマラソンに取り組み、2年も経たない内にサブ3を達成」「市民ランナー界では、ちょっとした有名人」といったマラソンランナーとしての活動も紹介されています。漫画家として美少女を描く才能だけでなく、多方面にわたる才能を発揮し続けている先生の姿に、読者たちは驚きと敬意を示していました。

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 インターネットもスマートフォンもなかった1980年代、思春期の少年たちにとって少年誌のお色気マンガは貴重な「刺激」の源でした。『やるっきゃ騎士』は、多くの人にとって単なるマンガ作品を超えた「青春の思い出」として、いまもなお心に刻まれ続けているようです。

(マグミクス編集部)

【画像】え…っ? 「恥ずかしい姿に…」 こちらがスタイル抜群な『やるっきゃ騎士』のヒロイン「美崎静香」です(4枚)

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