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【社会考】「高校男子校」の威圧的な校歌指導は伝統なのか?.

0.「今日の記事のポイント」

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☆「埼玉県の男子高校で、威圧的な校歌指導だってと、校歌指導の伝統で不登校・退学はダメでしょ」

☆「伝統と言ってもさほど古いものではないよと、埼玉県の男子高校の共学化の動きを見るよ」

☆「男女別学の目指すべき学校像からは、若い女性は逃げ出すよと、男子高校はオールドボーイズクラブの孵卵器だよ」

☆「コロちゃんと男子高校」

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1.「埼玉県の男子高校で、威圧的な校歌指導だって」

昨日のことですが、コロちゃんが昼食を食べ終わって、食後のコーヒーを入れていた時に、このブログの「編集長&株主様」である「次男一家家長様」からメールがピロンと入りました。

おやおや、こんな時間に何だろうとコロちゃんは「メール」を開いてみましたら、「ヤフーニュースの記事についての感想」を伝えてきましたよ。

その記事は「ヤフーニュース」の以下の見出しの記事です。

「埼玉県立3男子校の『校歌指導』に改善求める意見、新入生相手に『竹刀で床たたく』『1人指名で歌わせる』

記事の内容としては、以下でしたよ。

「埼玉県教育局が、県立高校で上級生が新入生に対し、校歌指導について、浦和、川越、松山の3男子校で、大声で怒鳴るなどの事案が確認された」

「県教育局では、浦和高校の校歌指導が原因で生徒が不登校になり退学した事案を把握」

「浦和、川越、松山高では指導の際、竹刀で床を叩く、近づいて大声で怒鳴る、指名して1人で歌わせると言った事案があった」

「全137校を調査、県教育局は8校に対して、威圧的な言動を行なわないことや人権に配慮することを指導した」

ざっと、上記のような「ヤフーニュースの内容」でしたが、「次男一家家長様」がこの「ニュース」をコロちゃんにメールしてきた理由は、彼がこの高校の卒業生だったからです。

彼は、メールで「これを文化と言っていいのか分からん」と伝えてきましたから、彼も上記の「威圧的な校歌指導」を体験してきたのでしょうね。

さて、ここで今日のテーマに入りますが、上記で伝えられた「威圧的な校歌指導の3校」はみな「男子校」なのですよ。「男女共学校」ではないのですよ。

ですからコロちゃんは、この「威圧的な校歌指導」が「男子校」の特徴なのかを、ちょっと考えてみたいと思いましたよ。


なお、この「ヤフーニュース」の「埼玉県立3男子校の『校歌指導』に改善求める意見」の記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

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2.「校歌指導の伝統で不登校・退学はダメでしょ」

上記で「次男一家家長様」が、この「ヤフーニュース」で取り上げられた「県立3男子高校」の1つの「卒業生」だったと書きましたが、実はコロちゃんもまた「男子高校」の出身なのですよ。

もっとも、もう50年以上昔の話ですけどね。コロちゃんが昔の記憶を遡ってみると、そう言えば「校歌指導」を1回は行なっていたような・・・?
σ( ̄^ ̄)はて?

ただコロちゃんの通っていた「高校」は、比較的「自由な校風」でしたから、あまり厳しくなかった記憶がありますよ。

おっと、今日はコロちゃんの高校の話じゃありませんよ。話を戻しますね。
\(-\)(/-)/ ソレハコッチニオイトイテ…

コロちゃんの住む「埼玉県」には、全部で「県立高校が137校」あるのです。この内の「男子高校は10校」あります。

今回報道された「威圧的な校歌指導」の3校の全てが「男子高校」だったことは、単なる偶然ではないですよね。

だって、全部で137校あるうちで「男子校はたった10校」しかないのですよ。それが今回問題になった3つの高校は全部「男子校」なのですよ。

どう考えても、「男子高校にある伝統」と称される「特徴ある校歌指導の実態」が明るみに出たと思われますね。

そもそも「高校」って教育機関なのですからね。しかも「県立高校」は、「税金」で運営されています。

その「男子校の伝統」で、「不登校生徒」が出て「退学」に追い込まれるなんて、どう考えても「教育的指導」とは関係がない「伝統」だとコロちゃんは思いましたよ。

だいたい「校歌指導」で、「竹刀で床を叩く、近づいて大声で怒鳴る、指名して1人で歌わせる」なんて「いじめ」でしょう。

だからコロちゃんは、この「男子高校の校歌指導と称される伝統」は「時代の変化」を考慮しないやり方だと思っていますよ。

そして、おそらくこのような「伝統」は「校歌指導だけ」ではないでしょう。

これらの「男子校」には、他にも「人権を無視・軽視するような伝統」がまだ残っているのではないかとコロちゃんは懸念しますよ。

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3.「伝統と言ってもさほど古いものではないよ」

コロちゃんは、「日本の古き伝統を守れ」という言葉で、一時代「古い価値観」を未だに通用させようとする考え方はキライですよ。

上記の「男子高校」の「威圧的な校歌指導も伝統だ」とおっしゃる方も多いのでしょう。

現に最近の「男子高校の共学化の動き」にも、地域の高齢男性から「反対の声」も多いと聞きますよね。

だけど「男子高校の伝統」などは、さほど古いものではありません。

そもそも「現在の6・3・3制の教育制度」が実施されたのは「1947年に制定された学校教育法」から始まります。そう考えると「伝統は80年足らず」ですね。

ただ中には「旧制高校からの伝統だ」とおっしゃる方もおられるかと思われますね。

「旧制高校」は、1894年~1947年までの50年間程続いた「教育制度」です。

ただこの「旧制高校」と「新制高校」とでは、教育の目的が全く違っていたとコロちゃんは考えていますよ。

それは「旧制高校」は、「社会のエリートを育成する機関」でした。その為に「鋳型にはめたエリート養成教育」がなされたのでしょう。

それに対して「新制高校」は、「大衆の教育レベルを底上げする教育機関」だというのがコロちゃんの考えです。

現在では「高校進学率」は、中学校卒業生の「98.8%(※)」です。ほとんど「義務教育化」しています。

(※文部科学省:学校基本調査:令和2年度より)

このように「旧制高校」と「新制高校」とでは、「教育の目的・方針」も全く違った制度です。

生徒の年齢も「旧制高校」は、16~17歳で入学し、19~20歳の3年間で卒業しますから、むしろ「現在の大学1~2年生」にあたると思いますよ。

また「旧制高校」が設立されたのは、1894年ですが当時の「平均寿命は男性が42歳、女性が44歳」でした。ですから、全く「時代的背景」が違います。

今日のテーマである「男子高校の威圧的な校歌指導」が伝統であるとの主張にコロちゃんは、「それは違いますよ」とハッキリ言いたいですよ。

なお、コロちゃんの知識では戦前では「旧制高校の卒業生の数」よりも「大学入学者枠」の方が多かったので、「受験戦争」は全くなかったとされていました。

簡単に言えば戦前の日本では、「お金のある裕福な家庭」であれば、誰でも「旧制高校⇒大学⇒社会のエリート」に進めたというのが実態だったようですよ。

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4.「埼玉県の男子高校の共学化の動きを見るよ」

コロちゃんの住む「埼玉県」では、「埼玉県男女共同参画苦情処理機関」が設置されています。

その「埼玉県男女共同参画苦情処理委員」に対し、以下の「苦情」が2023年度に寄せられていました。

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①「女子差別撤廃条約違反だよ」

最初に、その「苦情」の内容を見てみましょう。以下でしたよ。

◎「寄せられた苦情」

①「埼玉県立の男子高校が女子が女子であることを理由に入学を拒んでいる事は不適切」
②「県立の男子高校において女子の入学は当然認められるべき」
③「女子差別撤廃条約に違反している事態は是正されるべき」

news2024050902.pdf
(出典:埼玉県男女共同参画苦情処理委員による勧告についてより:5月21日利用)

うーむ、どれも「ごもっとも」しか言いようがないですよね。この「苦情」に正面から反論できる方っているのかなー?
( ̄へ ̄|||) ウーム

コロちゃんは、当然「男女共学化」に賛同しますよ。

だって15~18歳の思春期に「男女が3年間一緒に勉学・活動すること」には、その後の「価値観形成」に大きな影響を与えてくれますからね。

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②「勧告は出たけど、期限がないよ」

その後「県教委は」2024年8月に、以下の報告書を発表しています。一言で言うと「男女共学にしましょうね」という内容ですね。次に見てみましょう。

◎「埼玉県の勧告の趣旨」

❶「男女別学は女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約上、男女別学であることだけでは条約違反とはされていないものの、『男女共学』での教育が奨励されており・・・男女の役割についての定型化された概念の撤廃が求められている」

❷「埼玉県立高校の男女別学校における管理職や教職員の格差における問題が浮き彫りになっていることは明らかであり、別紙で提言した施策がなされるとともに、埼玉県立高校において、共学化が早期に実現されるべきである」

https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/240982/news2024050904.pdf
(出典:埼玉県男女共同参画苦情処理委員による勧告書より:5月21日利用)

上記の「管理職や教職員の格差の問題」とは、「これらの男子高校の教職員の女性管理職数がゼロ」で、「女子高ですら教職員の女性管理職数が32%」と低い事を指しています。

あー、それに最後にハッキリと「共学化が早期に実現されるべきである」と断言していますよ。
( ¯ O¯)アー

だけどね、これは「いつまでに」と書いていないのがポイントなんですよね。

この「いつまで」の記載がないと、10年後か100年後かわからないとなり、反対する方はズルズル引き延ばすでしょうね。

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③「勧告を読んだコロちゃんの感想だよ」

コロちゃんが、この「勧告全文」をざっと読んで感じたのは以下でしたよ。

◎「コロちゃんの勧告を読んだ感想」

①「2001年の苦情処理委員の勧告は男女共学化を進めると言うものだったが、その後進められなかった」(教育委員会委員長の報告でストップ:地元の愛着を理由)

多分今でも「男子校共学化」の反対の大部分は地元の反対が多いのでしょう。これは、地元の「有力者」がみんなその「男子校の卒業生」だと言うことにあると思います。

一言で言うと、地元の「オールドボーイズクラブの面々」なのですよ。コロちゃんは、社会の動きがわからない連中だとしか思えませんよ。

②「目指すべき学校像が、男子校においては『リーダー育成』。女子高においては『地域に貢献』を掲げる高校が多い」

今どき「地元に残る高校卒業生」がどれだけいるのでしょうか?

上記の「目指すべき学校像」は、「男子校卒業生が自動的に地域社会のエリート」に進んで、「女性高卒業生がみな地元で結婚して専業主婦」になる時代の「ロールモデル」でしょう。

もっと「現実」を見て欲しいですね。特に「教育者」の皆さんは、教え子のその後をウオッチすれば直ぐに「目指すべき学校像と現実の乖離」が見られると思いますよ。

③「他県の男女別学校の共学化の状況」
・「秋田県:  7校⇒0校」(2016年度)
・「宮城県: 22校⇒0校」(2010年度)
・「福島県:  7校⇒0校」(2003年度)
・「群馬県:23校⇒12校」(2021年度)
・「栃木県: 19校⇒8校」
・「千葉県: 13校⇒2校」

https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/240982/news2024050904.pdf
(出典:埼玉県男女共同参画苦情処理委員による勧告書より:5月21日利用)

上記③は「他県の男女別学校の共学化の状況」です。既に「男女共学化」の動きはどこでも加速しています。

あらら、コロちゃんの通っていた「福島県の男子校が0校」になっていますよ。
(゚Д゚)アララ!

知らなかったなー。びっくりですよ。どれどれ・・・、おーホントだ。それに昔「職員室」のあった建物が「歴史博物館」になっていましたよ。
( ¯ㅿ¯)へー

確かにコロちゃんが通っていた55年前には、もう既に古い建物でしたものね。「1884年開校」だって。そりゃ「歴史があるわー」。

いやいや、その話はどうでもいいのですよ。
\(-\)(/-)/ ソレハコッチニオイトイテ…

上記を見て、皆さん気が付きましたか?

「他県の男女別学校の共学化の状況」で、「0校」になった県は全て「東北地方の県」なのですよ。これについての考察を、次に書いてみますね。

ざっと、上記が「苦情」に対する「埼玉県男女共同参画苦情処理委員の勧告書」の「内容とコロちゃんの感想」になりますが、一言で言うと下記ですよ。

コロちゃんの一言「いーこと言っているけど、期限がないなら、誰も言うこと聞かないよ」

なお、この「埼玉県男女共同参画苦情処理委員の勧告書」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。20ページありますよ。

https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/240982/news2024050904.pdf

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5.「男女別学の目指すべき学校像からは、若い女性は逃げ出すよ」

コロちゃんは、上記の「勧告書」を読んで気が付いたことがあります。

それは「勧告書」の「他県の男女別学校の共学化の状況」で「男女別学校がゼロになった県」がありましたよね。下記ですよ。

◎「他県の男女別学校の共学化の状況」
・「秋田県: 7校⇒0校」(2016年度)
・「宮城県: 22校⇒0校」(2010年度)
・「福島県: 7校⇒0校」(2003年度)

上記の「東北3県」はいずれも「2003~2016年」にかけて、「男女共学化」に踏み切っているのです。

コロちゃんは、これらのことについてちょっと気が付いたことがあるのですよ。それは以下ですよ。

◎「2024年20代人口社会減率(女性)と人数」

➀「高知県:-1073人:-4.5%」
②「岩手県:ー1776人:ー4.5%」

⑤「秋田県:-1056人:ー3.9%」
⑦「福島県:-2421人:ー3.7%」
㊳「宮城県:-1420人:-1.2%」

https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=81761?pno=2&site=nli
(出典:ニッセイ基礎研究所:都道府県人口減の未来図-2024年都道府県20代人口流出率ランキングより:5月21日利用)

上記は、「ニッセイ基礎研究所」の「都道府県人口減の未来図」に記載されている「20代女性の流出データ」です。

「保守的な地方の県」から、若い20代女性の流出が続いているのですよ。何処へ行ったのかというと、もちろん「都市部」です。

上記の「男女別学校の共学化の状況」では、東北地方の「秋田県・宮城県・福島県」が「男女別学校を全て共学校」に転換しています。

これらの県からは「若い女性」が流出しているのですよ。

コロちゃんは、これを見て上記の「東北地方の男子校・女子高をゼロにした県」は「女性の流出」が「高校共学化の後押し」になったと思いましたよ。

「人口減の未来図」では、全国から「20代女性が流入したNO1は東京都」です。「2024年1年間で8.8万人」が流入しています。

上記の「勧告書」で書いてあった「埼玉県の男女別学校の目指すべき学校像」を、もう一度見ておきましょう。下記でしたよ。

◎「目指すべき学校像が、男子校においては『リーダー育成』。女子高においては『地域に貢献』を掲げる高校が多い」

コロちゃんは、上記の「男子のリーダー育成」や「女子の地域に貢献」は、社会に「ボーイズクラブを育成する古ぼけた教育理念だ」と思っていますよ。

そして、現実に「若い女性」の流出によって「地域社会」が衰退していることを、もっと直視するべきだとも考えていますよ。

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6.「男子高校はオールドボーイズクラブの孵卵器だよ」

コロちゃんは、「男子高校」は「社会のオールドボーイズクラブの孵卵器」だと考えていますよ。

現在の「衆議院議員の女性率は15.7%(465名中73名)」です。そして「地方議員の女性率は17%(2023年統一地方選、41道府県議員選・17指定市議選:3265人中553人)」です。

さらに「会社社長の女性比率は8.4%(全国119万社)」とされています。

「日本社会」は、何処もみんな「オールドボーイズクラブ」の金太郎あめみたいな社会なのですよ。

コロちゃん自身は、上記したように「男子高校」に通っていましたから、今の「日本社会」の「オールドボーイズクラブ」の出発点は「男子校の上下関係」にあると考えていますよ。

ちょっと考えてみると、よく似た関係なのですよね。みんな「閉じられたインナーサークルでの男性ばかりの仲良しクラブ」ですよ。

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7.「コロちゃんと男子高校」

今日の最後の「コロちゃん話」は、コロちゃんの「男子高校時代」のクラブ活動について書きましょう。

コロちゃんが「男子高校生時代」だったのは、1970年前後のことですから、今から55年程前のことでした。

コロちゃんは、当時「放送研究会」と「文芸部」に入って活動していました。

この「放送研究会」では、「お昼の音楽放送」などを実況放送して、「音楽としゃべくりの時間」を演出したりしましたね。

また「放送劇の全国大会」に「出場作品」を作成したりしていました。脚本から演出、キャストを集めたり、「クラブ活動」としてはかなり本格的に活動していましたよ。

また「文芸部」では、毎年「部誌」を作成発行しており、その作成のために「夏の合宿」を夏休み中に開催していました。

コロちゃんの「男子校」では、校内の敷地内に「合宿所」があったのです。

また「部誌」の発行のために、部員は必ず「作品」を最低1作品は書かなければならないとなっていました。

内容は「小説・詩・エッセイなど何でもよい」となっていたのです。

そして夏休みに入ると「文芸部員が合宿所」に集まってきました。

日中は真面目に、それぞれが「作品をかいたり、手直ししたり、うなったり、呻吟したり、みんなとじゃれたり」をしていたのですが、やがて夜になりました。

集まっている面々は「高校1~3年の男子高校生」です。悪い事にも、大人の世界にも興味があるエネルギー満載の集団です。

ある先輩が、お酒を何本も持ち込んできて、「文芸部員の編集会議」はたちまち大騒ぎとなりましたよ。エネルギー爆発ですよ。

いくら騒いでも、この合宿所は「高校敷地内の林の中にある1軒屋」で、高校の周囲も畑しかない辺鄙なところだったのです。

ワイワイ騒いだ「悪ガキ男子高校生たち」は、長い夜を盛り上がり、いつの間にか酔いつぶれる者も、眠る者も、延々と飲み続ける強者も、人それぞれのうちに夜は深けていきましたよ。

ここまでは良かったのですよ。このままで終わればね・・・。

翌朝に、そう甘くないのが世の中なのだと言う事を、「悪ガキ男子高校生たち」は思い知ることになりましたよ。

コロちゃんが、朝になって合宿所の2段ベッドで目を覚ますと、目の前にカラの一升瓶を両手にぶらさげたおじさんが目に入りました。

デップリお腹の出た、頭の薄いおじさんで、コロちゃんは「徳利をぶらさげた狸の置物」を頭に浮かべましたよ。

よく見ると、なんと「校長先生」が目の前に立っているのですよ。あっらー。頭が真っ白になりましたよ。
Σヽ(゜Д゜; )ノアッラー

「校長先生」は、何にも言わずにそのまま消え去っていきましたが、その日のうちに「文芸部長」が呼び出されて「部員全員が始末書」を書かされました。

だけど当時「良かったー」と思ったのは、その後何の「処分」も無かったことですよね。「父兄への通知もお咎め」も何もありませんでしたよ。

このころの「男子校」の校風には「質実剛健※」がありました。

(※質実剛健:飾り気がなく真面目で、強くしっかりしていること)

この後段の「剛健:シッカリとしていること」の中には、「自立の思想」があります。その受け取り方によっては、少々の逸脱は許容する「社会のゆとり」があったように感じていますよ。

当時の「校長先生」には感謝していますよ。お目こぼしをしてくれたのですからね。まだまだ「おおらかな時代」でしたよ。

ただね、今振り返って思うのですが、当時の「男子校の応援団・運動部」あたりは絶対に「合宿所で酒を飲んでいた」と想像するのですよね。

だって「合宿所に早朝にいきなり校長先生が現れる」なんておかしいじゃないですか?

あれは絶対に事前に「文芸部員が酒を飲んでいる」ということを予想していたとしか思われませんよ。

当時のコロちゃんの高校では、「文芸部と社研部(社会問題研究部)」の部室が隣同士で、どちらも「活発な社会活動」をしていたのですよ。

多分それで「学校側に目を付けられていた」んだよなー。
 ┐(¯ヘ¯)┌ マイッタナァ

まあ、もう55年も経っていますからね。こんなエピソードも、今では「楽しかった思い出」になっていますよ。

今日は「高校男子校の威圧的な校歌指導は伝統なのか?」をテーマに、「埼玉県の男子高校」の共学化の問題を取り上げてみました。

上記で書いてきたように、コロちゃんは「男子校の伝統」には否定的ですよ。そんなものはもういらないとハッキリ思っています。

それで「埼玉県の男子校・女子高の共学化の動き」を調べてみましたけれど、埼玉県は「および腰」ですよね。

その理由は、おそらく「埼玉県は東京圏内」だと言うことに安住しているのでしょう。まだまだ「若い女性の人口流出」は目立ちません(※)。

(※2024年の埼玉県の20代女性の増減は、+3530人:0.9%増:都道府県人口の未来図より)

だけど、いつまでも「男子はエリート教育・女子は地域貢献の教育理念」が通用するのでしょうか。コロちゃんは、そんなことでは地域の衰退になると考えていますよ。

そう言えばコロちゃんちの近くの「男子高校」は、「今年の入学倍率が1を切った」と言われていましたよ。情けねー。

最後の「コロちゃん話」は、実話ですよ。「むかし話」ですから面白いかどうか全くわかりませんが、書いている内に、次々といろいろ思い出してきましたよ。

皆さんに読んでいただけるだけでコロちゃんは嬉しいですよ。また機会がありましたら、いろいろ書いてみたいと思っていますよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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コメント

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私はコロちゃんと申します。 コロちゃんは、毎日散歩・食事・読書の日々を元気に過ごしているおじいさんです。コロちゃんのよもやま話しをお楽しみください。 コロちゃんはブログを開設しています。ご訪問をお待ちしていますよ。 https://sekihin-life.site/
【社会考】「高校男子校」の威圧的な校歌指導は伝統なのか?.|korotyan
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