牛久 高校相撲部員も祝福 大の里に稽古つけてもらった部員も
大の里に稽古をつけてもらったこともある茨城県牛久市の高校の相撲部員たちは、夏場所での優勝を祝いました。
東洋大牛久高校の相撲部は、ことし3月に行われた全国選抜大会で団体戦ベスト16に入るなど県内屈指の強豪で、23日も11人の部員たちが6月のインターハイの予選に向けて稽古に励んでいました。
この相撲部では2か月に1回ほど二所ノ関部屋に出稽古に行き、中には大の里に胸を借りた部員もいるということで、綱とりに挑んでいた夏場所での優勝を祝っていました。
2年前、大の里に稽古をつけてもらった3年生の谷川太志郎主将は「今場所の取組を見て強いと感じました。横綱になる人に胸を借りた経験は、人生でも貴重なことで、これからの糧にしていきたいです」と話していました。
また、3年生の磯田天音副主将は「大の里が稽古場に来たとき、ピリッとした緊張感が生まれたのを覚えています。こんなに早く横綱昇進を確実にして、本当にすごい人だと思いました」と話していました。
大の里の付け人を務める幕下の花の海を高校時代に指導した山本紳童監督は「今場所の前、部屋で稽古に取り組む大の里を見たとき、綱とりへの気負いもなく、平常心だと感じました。高校に近い相撲部屋に横綱がいる環境は部員たちにも刺激になると思います」と話していました。