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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読 (その198)

2015年08月29日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その198)です。
<箝:カン、ケン、はさ(む)、くびかせ、つぐ(む)、とざ(す)> *「カン」は慣用音。
・はさ(む):(竹ではさむ意)箝絡=箝馬=馬に箝を施す=箝勒 *木(竹?)を馬の口に銜ませる意。(「箝」は「箝馬」のように獣に施すものだが、他人の発言を封じるときにも用いるー字通ー)錠の形をしているが、首枷の形に近い由。
・くびかせ:熟語なし。(「鉗(ケン、カン、くびかせ、はさむ・・・)」と通じるか・・・とすれば、鉗梏(ケンコク)=くびかせと手かせ →「箝梏(ケンコク)」となっても良いかも・・・でも、大漢和・字通にはナシ・・・)
・つぐ(む):箝口(結舌)=箝結、箝語=口をつぐむ、口をふさいで言わせない、偶語を禁止する、箝黙=沈黙・・・
・とざ(す):箝鎖、箝制=束縛して自由にさせない・自由を奪う
・その他:箝求(カンキュウ)=探究する *「求める」意あり。
<箘:キン、しのだけ、やだけ>
・しのだけ、やだけ:「やだけ」は「しのだけ」を矢柄にするからいう。*対象外漢字しか熟語がないため、割愛・・・。
<箍:コ、たが>
・たが:箍桶(コトウ)=たがをかけた桶、桶箍(トウコ)=桶のたが、筲箍(ショウコ・ソウコ)=めしびつのたが、箍斂(コレン)=たがをかけて締める 
*「緊箍児」(キンコジ)=孫悟空の頭にはめられている輪っか。これは「緊箍呪」(キンコジュ)という呪文をとなえることで輪が収縮し、頭が締めつけられるというもの。西遊記には、三種の箍(コ・たが)が出てて、緊箍児(キンコジ)以外に、、禁箍児(キンコジ)、金箍児(キンコジ)あり。(既出―新・手賀沼散歩(26-③対策 補習)0129 -)

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熟語の読み・一字訓読 (その197)

2015年08月28日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その197)です。
<筰:サク、たけなわ>
・たけなわ:大漢和―熟語なし。字通―字なし。
<筱:ショウ、しのだけ> →「篠」に通ず。
・しのだけ:筱竹(ショウチク)=しの、筱驂(ショウサン)=竹馬、筱籬(ショウリ)=竹垣
<筬:セイ、おさ>
・おさ:(機織の具)大漢和―熟語なし。字通―字なし。
<筮:セイ、ゼイ、めどぎ、うらな(う)、うらな(い)>
・めどぎ:筮竹、筮問、筮卜・・・
・うらな(う)、うらな(い):筮占=占筮、筮者、筮決、筮験=うらないに出るしるし、筮卜
 *「筮は短にして亀(キ)は長なり」(左伝)・・・亀卜が正当とされていた由(字通)
 *「筮短亀長」(筮は短く、亀は長し)・・・意味は同上だが、一説に「筮亀の優劣を言うのでは無く、うらなった事柄について、筮の辞の理は短く、亀の辞の理は長い」という意味という・・・。
<筲:ソウ、ショウ、かご、ふご、めしびつ>
・かご:斗筲(トショウ・トソウ)=筲斗(ショウト・ソウト)=量目の僅かなこと・つまらぬもの=器量の小さな喩え。「斗筲の人」*この「筲」は竹を編んでつくった、米を入れる細長いかごの意。
・ふご:筲子(ショウシ・ソウシ)=ふご
・めしびつ:竹筲、筲器=竹製の飯器 筲箍(ソウコ・ショウコ)=めしびつのたが

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熟語の読み・一字訓読 (その196)

2015年08月27日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その196)です。
<筍(笋):シュン、ジュン、たけのこ、たけのかわ> *「ジュン」は慣用音。
・たけのこ:筍牙=たけのこ、筍香=たけのこの香り、筍乾=めんま(たけのこを乾したもの)、筍脯(ジュンポ)=たけのこを乾したもの、筍皮(ジュンピ)=たけのこの皮
・たけのかわ:筍蓆(ジュンセキ)=竹の皮で編んがむしろ (*わか竹で作ったむしろという意味もあり)
・その他①:筍輿(ジュンヨ)=竹輿・・・筍=「わか竹」の意
・その他②:筍眼=ほぞを差し込む穴・ほぞ穴、筍穴=ほぞとほぞ穴、筍頭=木を削って穴に差し込むほぞ=筍卯=卯眼=木卯 ・・・筍=「ほぞ」の意あり。 
・その他③:筍鴨=稚い鴨=雛鴨、筍峯=山頂・絶頂 
<筌:セン、うえ、ふせご>
・うえ、ふせご:筌蹄(センテイ)=①魚をとる筌(うえ、ふせご)と兎をとる蹄(わな) ②手引き、案内 ③物を得るまでの方便 ④麈尾の類 、筌魚=捕魚、漁筌、(得魚)忘筌・・・
*大漢和では「ふせご」は載っておらず「ふしづけ」となっていた。
*筌は「ふせご」という竹編みで作られた漁具らしい。「ふしづけ(罧)=柴を束ねて水に 沈め、中に入った魚を捕らえる漁具・方法」みたいなので、この「ふせご」とは異なるよう・・・。*広辞苑には「筌」で「ふせご」という説明はない。
*ついでに、「篝(ふせご)」は「伏(せ)籠」の事で、①香炉や火鉢などの上に逆さに伏せておく籠 。上に衣服を掛けて暖めたり、香をたきしめたりする。②伏せて中に鶏を入れる籠。・・・なので、漁具の「ふせご」とは異なる。
<筥:キョ、はこ、いねたば>
・はこ:(筥は、米などを入れる丸いかご)筐筥、筥米=筥に盛った米、飯筥、斗筥、箱筥、豆筥、負筥・・・禾筥・・・
・いねたば:一筥、二筥・・・「筥」は稲束をかぞえる単位。 ひとにぎりの束を「秉(ヘイ)」といい、四秉で「一筥」・・・。
<筴:キョウ、サク、はし、はさ(む)、めどぎ、はかりごと>
・はし:竹筴(チクキョウ)=竹のはし、箸筴(チョキョウ)、宰筴、火筴=炭火をはさむはし(?)←炭火の用具らしい。
・はさ(む):火筴(カキョウ)=火ばさみ?炭火をはさむ意か?(他に適当な熟語なし。)
・めどぎ:筴筮(サクゼイ)=めどぎ、易筴(エキサク)・・・筴問(サクモン)=①めどぎによって考える、②官吏登用試験での試問
・はかりごと:(「策」に同じ。→筴謀、筴略・・・)
・その他:轡筴(ヒサク)=たづなとむち、馬筴・・・ 
<筧:ケン、かけい、かけひ>
・かけい、かけひ:筧水=かけいの水・・・「筧水(ケンスイ)、潺潺(センセン)たり・・・」

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熟語の読み・一字訓読 (その195) 笵 笨 筐 笄  

2015年08月26日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その195)です。
<笵:ハン、のり、いがた>   *「笵」は「範」
・のり:軌範(笵)、範(笵)例、軌範(笵)・・・
・いがた:笵金=鋳込む、範(笵)型=鋳型、笵埴=型で土器をつくる、鎔範(笵)・・・
(*いがた:土でつくるのが「型」、金でつくるのが「鎔」、竹でつくるのが「範・笵」・・・)
<笨:ホン、あら(い)、そまつ(な)、おろ(かな)>
・あら(い)、そまつ(な):粗笨、麁笨、笨車=粗末な車、笨拙=粗末、笨手=拙劣、笨工=不器用、笨作=唐変木(気がきかない人物。わからずや・まぬけ)
・おろ(かな):笨才=痴鈍・鈍才、笨牛=愚物(人を罵る言葉)、笨人=愚人・鈍物、笨孩 =愚かな子供、笨漢=のろま・愚かな男
<筐:キョウ、かご、かたみ、はこ、ねだい>
・かご、かたみ:筐子=ざる(把手のない籠・笊の類)、筐籃=かご、筐籠=かご、筐筥(キョウキョ)=方形のかごと円形のかご
・はこ:筐篋(キョウキョウ)=竹の書類箱、筐笥(キョウシ=筐箱(キョウソウ)=竹箱・竹づくりのはこ (大漢和では ①竹でつくったかご ②手元に置く箱 の意)
・ねだい:筐牀=方形の牀(ねだい)
・その他:筐挙(キョウキョ)=見るところが狭い喩え。
<笄:ケイ、こうがい、かんざし>
・こうがい、かんざし:笄冠=かんざしとかんむり(男女とも成人の礼を挙げるにいう)、笄年=女子15歳のこと(「女子、十有五にして笄し・・・二十に して嫁す」)、笄礼=笄を戴く式、笄珥=かんざしと耳がね(みみだま)、笄齔(ケイシン)=童子
*笄字=女子が成人(15歳)して婚約すること(笄簪を挿すに当たって字(あざな)をつけることー「女子、許嫁し、笄して之に醴(レイ)し、字を称す・・・醴:あまざけを酌む礼・・・」)
*笄丱(ケイカン)=青少年(字)、初めて成年となった年頃(大)・・・「君子の徳を脩むるは笄丱に始まり、鮐背(タイハイ)に終わる」(*「鮐背」:ふぐのようなしみのある老人という意味。「鮐(タイ・ふぐ)」=駘背(タイハイ)=老寿 *この駘は、「みにくい という意味・読み。)
*笄蛭(こうがいびる)=蛭の一種

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熟語の読み・一字訓読 (その194)

2015年08月25日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「笙簫」・・・「笙」も「簫」も「しょうのふえ」で「ショウショウ」と読みますが、ホントは「シャウセウ」なので、「笙」と「簫」は違うことがわかりますね・・・。もちろん、形や大きさなども異なりますが・・・興味のある方はぜひ、絵図が載っている辞典やネットなどで調べてみてください・・・百聞一見・・・すっきりと頭に残ります(^^)

●熟語の読み・一字訓読(その194)です。
<笊:ソウ、ざる、す>
・ざる:笊籬(ソウリ)=ざる・竹器、笊碁(ざるご)、笊耳(ざるみみ)、笊蕎麦(ざるそば)
・す:(「す」とは鳥の巣穴のこと) 熟語なし。
<笆:ハ、いばらだけ、たけがき>
・いばらたけ、たけがき:笆籬(ハリ)=籬笆=とげのある竹の瑕瑾、竹の生け垣
*笆斗(ハト)=竹を編んで作った弁当箱
<笋(筍に同じ):シュン、ジュン、たけのこ、たけのかわ> →「筍」参照。
<笳:カ、あしぶえ>
・あしぶえ:笳笛、胡笳、笳鼓、笳吹、笳簫=笳管=胡笳・・・
<笘:セン、チョウ、ふだ、むち>
・ふだ:書笘(ショセン)、竹笘=竹で作ったふだ(小児が書写するに用いる笘(セン・ふだのこと。)
・むち:熟語なし。
<笙:ショウ、ふえ、しょうのふえ>
・ふえ、しょうのふえ:笙管、笙竽、笙歌、笙磬=笙と磬、笙籥、笙簫(ショウショウ)=笙と簫→(*読みは「ショウショウ」となるが、大漢和では「シャウセウ」となっている)、笙篪(ショウチ)=笙と篪(チ、ちのふえ)*「篪」は管を横にして吹く。
<笞:チ、むち、しもと、むちう(つ)>
・むち、しもと(邦語):笞刑・笞罪・笞杖・杖刑・・・
・むちう(つ):笞撃=むちうつ、笞辱=笞詬=むちうちはずかしめる、笞責、笞罵、笞罰、笞掠(チリョウ)=むちうって厳しく取り調べる、鞭笞、笞撻、笞榜・・・

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熟語の読み・一字訓読 (その193)

2015年08月24日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*今回掲載の漢字は必ずと言っていいほど、問題中によく見かける漢字ですね。
●熟語の読み・一字訓読(その193)です。
<竦:ショウ、つつし(む)、おそ(れる)、すく(む)、つま(だつ)、そび(える)、そび(やかす)>
・つつし(む):竦心・竦神=心を引き締める・つつしむ 、竦動=おどろく、かしこまる 竦意=つつしむ
・おそ(れる):竦懼
・すく(む):竦身=身をすくめる
・つま(だつ):竦企=足をそばだてる
・そび(える):竦竦=高峻 、竦峙=そばだつ
・そび(やかす):竦肩=聳肩 、竦立=聳立
<竢:シ、ま(つ)、まちう(ける)>  *「俟」に同じ。 
・ま(つ)、まちう(ける):竢望=待望、竢門=門に待つ、竢候=待つ、竢次=順番待ち、竢時=時機を待つ、竢命=命を待つ、竢嗣=位を嗣ぐことを・待つ(待ち受ける)
<竭:ケツ、か(れる)、つ(きる)、つ(くす)、ことごと(く)>
・か(れる):竭涸(ケツコ)=かれる、竭沢=涸れ沢、枯竭・・・
・つ(きる):水竭、池竭、糧竭・・・
・つ(くす):竭歓=喜びをつくす、竭力=力をつくす、竭費=使い果たす、竭憊(ケツハイ)=疲れ果てる、竭誠=真心をつくす、竭尽・・・
・ことごと(く):竭尽=すべてを用いつくす、竭至=ことごとく集まる 
<竽:ウ、ふえ>
・ふえ:竽瑟、竽笙、竽籥、竽籟=竽簫 (*「籟」は「簫」のこと。) 「好竽鼓瑟」、*笙は竽のちいさいもの 籥は笛の類。
<笏:コツ、しゃく>
 しゃく:投笏(トウコツ)=笏(しゃく)を投ず=役をやめる・官を辞する、笏撃、笏囊=笏を納めるふくろ、笏帛(コツハク)=笏のこと。

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熟語の読み・一字訓読 (その192)

2015年08月23日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*また、「竇」・・・今でも、この字をみると、「文明の弊竇」と、言葉が浮かぶ・・・こういうひとくくりで覚えないと、なかなか、単語・熟語そのものだけでは覚えられませんね。こういうひとくくりで覚えておくと、その意味も一緒に理解できる。これは過去問の読み問題か問題集かにあった熟語。
*「竄」・・・載せてませんけど、「点竄」・・・良く見かけます、対義語・類義語関連で・・・
*「竟」・・・ほとんどの人は「畢竟」の「竟」でしょうね、「竟然、此の如し」ってのもなかなか味のある語句だと思いませんか。

●熟語の読み・一字訓読(その192)です。
<竄:サン、ザン、かく(れる)、のが(れる)、に(げる)、あらた(める)、はな(す)>
・かく(れる):竄伏=にげかくれる、竄蔵=かくれる、竄迹=かくれる
・のが(れる):竄走=逃走=竄奔、竄亡=逃亡
・に(げる):竄匿にげかくれる=竄避(ザンピ)、竄入=にげこむ
・あらた(める):竄改=文字を改めかえる(字)、竄句=語句を消し改める、竄定=詩文を刪定する、竄削=刪改する
・はな(す):竄逐=放逐される、竄流=罪人として辺地へ流す、竄黜=放逐する=竄貶
<竇:トウ、トク、あな、あなぐら、くぐ(り)、みぞ>
・あな、あなぐら:竇窖(トウコウ)→「竇」は円形の穴倉、「窖」は方形の穴倉。竇際=あなのあたり。弊竇(ヘイトウ)=(「竇」は穴の意)=弊害となる点、欠陥。
・くぐ(り):閨竇・圭竇=小戸、くぐり門
・みぞ:(瀆と通じる)熟語なし。
・その他:(通り穴、穴を通す、水ぐち の意あり)竇逕(トウケイ)=袋露路や小路、脇道、決竇=穴を通す、水竇=水道
<站:タン、た(つ)、たたず(む)、うまつぎ、えき>
・た(つ)、たたず(む):站在(タンザイ)=立っている、站立=立つ・立ち止まる・立っている
・うまつぎ、えき:站頭=駅站=宿場、站長=駅長、站路=駅路
<竚:チョ、たたず(む)、たちど(まる)、ま(つ)>  *「佇」に同じ。
・たたず(む)、たちど(まる):竚立=たたずむ、竚念=たたずみ思う、竚思、竚眄・・・
・ま(つ) :竚遅=待ち望む、竚結=待ちこがれる、竚軸=待ち望んで思いあぐむ
<竟:キョウ、ケイ、つ(きる)、お(わる)、きわ(める)、つい(に)、さかい、わた(る)>
・つ(きる):尽竟
・お(わる):竟日=日を終える、竟歳=歳竟=終年、竟局=碁の終局・碁を打ち終える
・きわ(める):竟案=きわめ調べる(大)、調べ切る(字)
・つい(に):竟背=ついにそむく(終わりにそむく)、竟然=つまり・遂に・・・「竟然、此の如し」=結局、此の如し、畢竟、究竟
・さかい:竟外、竟内、竟界・・・
・わた(る):竟世=一生涯・終生、竟夕=夜もすがら・一晩中・終夜、竟旦=朝から夜まで・朝までわたる

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熟語の読み・一字訓読 (その191)

2015年08月22日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>)
*「竇」は円形の穴倉、「窖」は方形の穴倉・・・って、先だって記事にしたかな?忘れちゃった(^^;)
*「窩主」は主に、「窩主買い(けいずかい)」という用語で使われていますね。

●熟語の読み・一字訓読(その191)です。
<窘:キン、せ(まる)、きわ(まる)、くる(しむ)、あわただ(しい)、たしな(める)>
・せ(まる) :窘迫=さしせまる 
・きわ(まる):窘厄=困窮、窘局=困迫する、窘況=窮況 
・くる(しむ):窘匱=とぼしくて苦しむ、窘辱=苦しめ辱しめる、窘歩=歩行に苦しむ(大・字)、窘雨=雨にくるしむ。窘蹙
・あわただ(しい):窘歩=忙しく歩む・急歩(大)、窘急=さしせまりこまる、あわただしいさま
・たしな(める):大・字ともに音熟語なし
<窖:コウ、あなぐら、むろ、ふか(い)>
・あなぐら:窖蔵(コウゾウ)=あなぐら、窖中(コウチュウ)=あなぐらの中、窖廩(コウリン)=穴倉と倉庫・そこに入れる穀物、竇窖(トウコウ)→「竇」は円形の穴倉、「窖」は方形の穴倉
・むろ:窖穴=地穴
・ふか(い):窖密=深遠な(大)、深くかくす(字通) 
<窩:カ、あな、むろ、いわや、かく(す)、かくま(う)>
・あな、むろ:燕窩、眼窩、蜂窩・・・
・いわや:山窩、窩家(カカ)=盗人の窟(いわや・ほらあな)=山中の洞窟に住む盗賊のこと=窩盗
・かく(す):窩隠(カイン)=かくれる、窩蔵=窩頓(カトン)=盗品をかくす、
・かくま(う):窩逃=逃亡者をかくまう、窩留=かくまう
*「窩主(カシュ、けいず)」=①窩蔵の主 ②盗賊やその贓品をかくまう者
・その他①:(くぼみ、すみか等の意あり)窩鋪(カホ)=小屋・かけ小屋・番小屋、窩棚(カホウ)=陋屋、窩舗
・その他②:窩娼=私娼(字通)、娼妓をかくまう(大)、窩綫(カセン)=さぐりを入れる目線 *「綫(いと、すじ)」 
<窶:ク、ロウ、まず(しい)、おか、つか、やつ(れる)、やつ(す)>
・まず(しい):窶国(クコク)=貧しい国、窶困(クコン)=貧しくて困窮する、窶人=貧しく賤しい人・窮人。貧窶、窶貧
・おか、つか:甌窶(オウロウ)=小さな丘・高地の狭小な処
・やつ(れる)、やつ(す):邦語。ただし、「まずしい」=「やつれる、やつす」、ほぼ同義で使われている模様。 
<窿:リュウ、ゆみがた>
・ゆみがた:穹窿、窿然=高く弓なりに大きいさま、蒼窿、窿穹

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熟語の読み・一字訓読 (その190)

2015年08月21日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「窈」「窕」・・・漢検漢字辞典(第1版)では、「窈窕」「窈然」ぐらいしか載ってませんね。折角、「君子は窕言を聴かず、窕貨を受けず」(韓非子)なんて、名言もあるのに・・・。

●熟語の読み・一字訓読(その190)です。
<穹:キュウ、あな、おおぞら、ゆみがた、おお(きい)、たか(い)、ふか(い)>
・あな:穹岫(キュウシュウ)=山の岩穴、穹室=穴をきわめふさぐこと、鼠の穴とも・・・。
・おおぞら:穹蓋=おおぞら・天、穹昊=穹窿=穹天=穹旻=穹蒼=蒼穹・・・
・ゆみがた:穹窖(キュウコウ)=弓状のあなぐら、穹窿=穹隆=弓なりに曲っているさま
・おお(きい):穹石=大きい石、穹然=高く大きいさま
・たか(い):穹然=高く大きいさま、穹崇(キュウシュウ)=高く聳えるさま、穹嵌=高くけわしい処。
・ふか(い):穹谷=①深い谷 ②大谷、空谷
<穽:セイ、おとしあな>
・おとしあな:陥穽、穽陥、穽井(センセイ)、・・・「落穽下石」
<2018.3.27加筆>
(漢検2)意味:おとしあな。「陥穽」
下つき:坎穽(カンセイ)・陥穽(カンセイ)・檻穽(カンセイ)
*坎穽(=陥穽).
*デジタル大辞泉:陥穽:①動物などを落ち込ませる、おとしあな。「陥穽にはまる」②人をおとしいれる策略。わな。「詐欺師の仕掛けた陥穽に陥る」
*デジタル大辞泉:檻穽:檻(おり)と落とし穴。
例文:文明は個人に自由を与えて虎のごとく猛からしめたる後、これを 檻穽の内に投げ込んで、天下の平和を維持しつつある。 (草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著))
<窈:ヨウ、おくぶか(い)、くら(い)、かす(か)、おくゆか(しい)、の(びやか)、あで(やか)>
・おくぶか(い):窈藹(ヨウアイ)=窈然=奥深くかすかなさま、窈寞(ヨウバク)=奥深く静かなさま、窈窈=①奥深く遠いさま、窈窕=④奥深いさま
・くら(い):窈昧=窈冥=奥深くくらい、窈窈=②くらいさま
・かす(か):窈藹(ヨウアイ)
・おくゆか(しい):窈窕=①奥ゆかしい・しとやか・上品・美しい・女子の心情外貌ともに美しいこと
・の(びやか):窈糾(ヨウキュウ)=女子の姿がのびのびしてしなやかなさま(また、深くむすぼれた憂い)
・あで(やか):窈窕、窈眇=なまめいたさま
・その他:「窈窕」=②男子の外貌の美、③なまめかしい、窈渺=ひろびろとしたさま
*「窈」は心情の美しさ、「窕」は外貌の美しさをいう由。
<窕:チョウ、ヨウ、ふか(い)、あで(やか)、おくゆか(しい)>
・ふか(い):窕窕(チョウチョウ)=奥深くはかり知り難いこと、窕邃(チョウスイ)=奥深いさま、杳窕、霄窕・・・
・あで(やか):窕冶(ヨウヤ)=なまめかしく美しい *「姚」に通ず。(字通は「チョウヤ」)
・おくゆか(しい):窈窕、 
・その他:(「佻」に通じる。軽窕=軽佻。)窕貨(チョウカ)=窕利=苟且の財貨・一時的収入・ただもうけ・いわれのない財貨、窕言(チョウゲン)=苟且の言語・表面ばかり美しい言葉・空虚にして人を欺く言葉  *「君子は窕言を聴かず、窕貨を受けず」(韓非子)

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熟語の読み・一字訓読 (その189)

2015年08月20日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「稟」:漢検漢字辞典(第1版)では、訓「う・ける」のみ。意味のところで「申し上げる」とありますが、チト不親切では?・・・「稟(もう)す」「稟(もう)し上げる」という、訓読みになりますね。
*「穢」:仏教用語として使われる場合は「エ」と音読みするみたいですね。
*「稟」、「穡」、「穢」は、受検でよく見かける漢字ですね・・・。

●熟語の読み・一字訓読(その189)です。
<稟:リン、ヒン、こめぐら、う(ける)、ふち、もう(す)>
・こめぐら:稟米(リンマイ)、米稟(ベイリン)・・・
・う(ける):稟学(ヒンガク)=学問を受け習う、稟質=稟性=生まれつきの性質、稟操=天から受けたままの心、稟受=受ける、天稟=生まれつきの天性=稟賦・・・
・ふち  :稟食(ヒンショク)、稟穀(ヒンコク)、稟給(ヒンキュウ)=給料・ふち
・もう(す):稟議(ヒンギ)=はかり申し上げる、稟啓(ヒンケイ)=上申する、稟告(ヒンコク)=上告する・・・
<稷:ショク、きび、たおさ>
・きび:(きび=たかきび・高粱のこと)稷食(ショクシ)=きびの食、稷黍(ショクショ)=稷や黍(五穀のこと)。稷米(ショクベイ)=高粱・たかきび
・たおさ:(農業を司る官のこと)=稷官、稷正=農官
・その他①:五穀の神・その社の意=稷神、社稷、稷祠=五穀を司る神・その社=稷廟、
・その他②:稷稷=歎くことば、沐稷=「稷に沐す」=米を淅げた水で髪を洗う。稷雪=霰のこと。
<穡:ショク、とりい(れ)、とりい(れる)、お(しむ)>
・とりい(れ)、とりい(れる):稼穡、穡事=農事、穡夫=穡人=農夫、穡地=耕作地、耕穡・・・ 
・お(しむ):(「嗇」に通ずとあるも熟語なし。)
<穢:ワイ、アイ、エ、あ(れる)、けが(れる)、わる(い)、きたな(い)>
・あ(れる):穢荒(ワイコウ)=あれはてる、穢墟(ワイキョ)=荒れ果てた城の跡
・けが(れる):穢溷(ワイコン)=けがれにごる・けがれた廁・便所、穢史(ワイシ)=けがれた歴史=不正確な史書。穢濁、穢土(エド)=(仏)けがれた世界、穢身(エシン)=(仏)けがれある身・不浄な凡夫の身、垢穢(クエ)=(仏)、穢行(ワイコウ・アイコウ)=けがれた行い・醜行
・わる(い):穢草(ワイソウ)=悪い雑草・悪草、穢徳(ワイトク)=悪徳、穢跡=悪事・・・
・きたな(い):穢気(ワイキ)=きたない臭気、穢言(ワイゲン)=きたない言葉
・その他:(「穢」に、雑草で荒れている意あり)穢蕪(ワイブ)=雑草で荒れている、穢莽(ワイボウ)=草莽=くさむら、穢蔚(ワイイ)=雑草の茂っていること(大)・雑草で荒れていること(字)

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熟語の読み・一字訓読 (その188)

2015年08月19日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「秣」:やっぱり、漢検漢字辞典には「秣(まぐさか)う」なんて読みは載っていなかった・・・。
*「稍」:稲の茎などをあらわす語の意味もあり。「梢」は木のこずえ。「イネへん」と「木へん」で使い分けているんですねえ、勉強になる。

●熟語の読み・一字訓読(その188)です。
<秧:オウ、なえ、う(える)>
・なえ:秧稲(オウトウ)=秧苗(オウビョウ)=稲のなえ、秧田=秧苗を植え付ける田=苗代。 
・う(える):秧歌=田植え歌、秧挿=稲の植え付け 
・その他:秧鶏(くいな)             
<秬:キョ、くろきび>
・くろきび:秬鬯、秬黍、秬酒・・・
<秣:バツ、マツ、まぐさ、まぐさか(う)>
・まぐさ: 秣芻=飼料、飼秣、芻秣、糧秣・・・
・まぐさか(う):秣駒=駒にまぐさかう、秣馬=馬にまぐさかう、秣養=まぐさかう、秣飼=牛馬などにまぐさかう、秣穀、秣粟・・・
<稈:カン、わら>
・わら:稈草(カンソウ)=まぐさ、麦稈(バッカン)=むぎわら、萁稈、粟稈・・・ 
<稍:ショウ、ソウ、ちい(さい)、ようや(く)、やや、すこ(し)、ふち>
*「ふち」→「食禄」のこと。稍食:古代の官吏の月俸、稍餼ショウキ:扶持米
 他に、「家稍」「廩稍」もそうかも・・・。 *芻稍・稍秣:まぐさのこと→*「木のすえ(こずえ)は「梢」といい、稲の茎などは「稍」という」(字)
<稠:チュウ、チョウ、しげ(る)、おお(い)、こ(い)>
・しげ(る):稠林=しげった林(仏教では「衆生の邪見煩悩が繁茂する喩え」)、稠密、稠縟=繁密、葉稠、稠昆=繁雑な、稠濁=繁多・濁乱、稠雲、
・おお(い):稠夥、稠人、稠畳(チュウジョウ)=多くのものが重なり合う・しげく重なる(大)、稠穣=農作物が多い・人が多い・・・
・こ(い):稠稀=濃いと薄い
・その他:稠適(チョウテキ)=ととのう・調和する *「調」に通じる。音は「チョウ」。

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熟語の読み・一字訓読 (その187)

2015年08月18日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その187)です。
<禧:キ、さいわ(い)、めでた(い)、よろこ(び)>
・さいわ(い):福禧、神禧・・・
・めでた(い):禧賀、嘉禧、鴻禧・・・
・よろこ(び):禧慶=よろこび・よろこばしい
<禳:ジョウ、はら(う)、はら(い)>
・はら(う)、はら(い):祓禳、禳災、禳疫、禳疾、禳解=お祓い
<禺:グ、グウ、おながざる、すみ、でく>
(*「グウ」音は大漢和・字通になし。大字源には「慣用音」としてあり。)
・おながざる:「禺」のみ。
・すみ:禺谷(グコク)・禺淵(グエン)=日の入る所 (*禺谷=「嵎谷(グウコク)」と同じ。)、海禺・・・
・でく:禺車=木でつくった車=木偶車、禺馬=木でつくった馬=木偶馬
・その他:禺中(グチュウ)=偶中=お昼近く。禺禺・禺禺魚=皮に毛のある魚。禺彊=禺疆(グキョウ)=海神の名=禺京=禺号
<秉:ヘイ、と(る)、まも(る)、いねたば、え>
・と(る):秉鈞:政権を執る、秉権:権力を握る、秉握:ひとにぎり、秉夷=秉彝:常道を保持する、秉燭(夜行・夜遊)、秉轡(ヘイヒ):たづなを取る
・まも(る):秉言:とりまもる言葉、持論、 秉職:己の職務を守る
・いねたば:(「彼に遺秉有り  此に滞穂有り」=彼におとせる秉あり、此にのこれる穂あり)=遺秉:田に遺されている落穂
・え:(えだ、権柄の意) 権秉、国秉=国柄:国家を統治する権力。政権。国権。(総秉?)
<秕:ヒ、しいな、くずごめ、わる(い)>
・しいな、くずごめ:秕糠=粃糠=しいなとぬか(転じて、些細なもの・役に立たないもの)、秕穀=しいな、秕稗(ヒハイ)=しいなとひえ(転じて、つまらぬもの)
・わる(い):秕政=粃政=悪政、秕僻(ヒヘキ)=衰える、悪くなる
・その他:秕謬(ヒビュウ)=粃謬=あやまり・本義にもとる *あやまり・たがう意。

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熟語の読み・一字訓読 (その186)祟 祚 祓 祺 禊 禝

2015年08月17日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その186)です。
<祟:スイ、たた(る)、たた(り)>
・たた(る)、たた(り):祟悪(スイアク)=たたり、祟書=たたりの記録、怪祟、解祟、災祟、除祟・・・ 
*祟惑(スイワク)=死者が生者の身体にかかった物をいうこと。
<祚:ソ、さいわ(い)、くらい、とし>
・さいわ(い):祚慶=よろこび・さいわい、祚命=神のたすけ(神がさいわいを授ける意)、福祚、祚胤(ソイン)=福祚を長く子孫に伝える・幸福な世継ぎ・よい子孫
・くら(い):(天子の位の意)祚立(ソリツ)=天子の位につくこと。重祚・・・、
・とし:年祚、元祚・・・ 
<祓:フツ、はら(う)、はら(い)>
・はら(う)、はら(い):祓禊(フツケイ)=わざわいをはらう、祓禳(フツジョウ)=神に祈って禍をはらう、祓殯(フツヒン)、祓飾、祓濯=はらいきよめる、祓除
<2018.3.27加筆>
(漢検2)下つき:修祓(シュウフツ)・(シュバツ)
修祓(シュウフツ):(漢検2「修」大見出し)神道で、神職が行う清めの儀式。また、みそぎを行うこと。 「シュウバツ・シュバツ」とも読む。
(漢検2)下つき:祓禊(フッケイ) (大字源)みそぎ。みそぎはらえ。陰暦三月上巳に、災いをはらうために川で身を清める行事。
<祺:キ、さいわ(い)、やす(らか)>
・さいわ(い):祺祥(キショウ)=さいわい=祺福
・やす(らか):祺然=安泰で憂いのないさま
<禊:ケイ、みそぎ、はら(う)>
・みそぎ:禊事(ケイジ)、禊祓、禊堂、禊飲=(陰暦3月上巳の)みそぎの酒盛り、禊游(ケイユウ)=みそぎ遊び
・はら(う):濯禊(タクケイ)、祓禊(フツケイ) ・・・「みそぎする(=はらう)意」もあり。
*禊月(ケイゲツ・みそぎづき)=陰暦3月の異称。 *禊節(ケイセツ)=上巳
<2018.3.27加筆>
(漢検2)意味:みそぎ。水で身を洗い清める。また、そのまつり。「禊宴」「禊事」
下つき:祓禊(フッケイ) 
禊宴(ケイエン):(大字源)みそぎの日に開く酒宴。禊宴。
禊事(ケイジ):(大字源):みそぎの行事。みそぎ。
祓禊(フッケイ) :(大字源)みそぎ。みそぎはらえ。陰暦三月上巳に、災いをはらうために川で身を清める行事。
<禝:ショク>
(尭の臣で周の祖先にあたる人)

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熟語の読み・一字訓読 (その185)

2015年08月16日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「年の数え方」・・・殷の時代は「一祀、二祀・・・」、周の時代は「一年、二年・・・」、唐代は「一歳、二歳」・・・中国3000年の歴史言語、今でも、ほとんど、この東夷の国で生きていますねえ(^^)
*ただ一つ=只一つ=一つ・・・「祗(ただ)」・・・何回目かの模擬試験問題に入れてような気が(^^;)この配信が先か、問題提示が先か・・・(^^)

●熟語の読み・一字訓読(その185)です。
<礙:ガイ、ゲ、さまた(げる)、さえぎ(る)、ささ(える)>
・さまた(げる):妨礙、礙塞(ガイソク)=さまたげふさぐ、礙石(ガイセキ)=道をさまたげる石(道をじゃまする石)、障礙、阻礙・・・無礙・・・
・さえぎ(る):礙眼(ガイガン)=目をさえぎる・目障りになる=礙目(ガイモク)、礙竄(ガイザン)=外物をさえぎって入らしめない。礙滞(ガイタイ)=遮られて滞る
・ささ(える):無礙(ムゲ)=ささえる物なし、有礙(ウゲ・ユウゲ)
*大漢和・字通には「ささえる・ささえ」の読み・意味なし。漢検・漢和には「ささえる・ささえ」の読みのみ。大言海に「ササハル所」とあったので「ささえる」意と解した。 →「無礙」:何物にも遮られない、障りのない意もあり。
*礙手礙脚(ガイシュガイキャク)=碍手碍脚=仕事のじゃま・さえぎる・妨げになる
<礫:レキ、こいし、いしころ、つぶて>
・こいし、いしころ:磧礫、瓦礫、澗礫、礫石、礫土、礫洲=小石のしま=かわら
・つぶて:飛礫、礫石=つぶて石、礫岩=つぶてを含む岩
*的礫(テキレキ)=明らかなさま
*「大山は礫石を譲らず、江海は小流を辞せず、その大を成す所以なり」(韓詩外伝)
<祀:シ、まつ(る)、まつ(り)、とし>
・まつ(る):祀竈(シソウ)=竈の神をまつる
・まつ(り):祭祀、祀儀=まつりののり、祀事=まつり・まつりに関する事柄、祀牲=まつりに供える犠牲
・とし:(殷代の年数の称:周代は「年」、唐代は「載」)年祀、一祀・二祀・・・(年祀を数える言葉)
<祠:シ、まつ(る)、まつ(り)、ほこら>
・まつ(る):祠祀(シシ)=まつる、祠竈=祀竈
・まつ(り):祠壇(シダン)=まつりのにわ・祭場、祠祭、祠賽(シサイ)=神恩に報いる祭り
・ほこら:祠宇、祠堂、祠屋・・・やしろ・ほこら・みや の意。
<祗:シ、つつし(む)、ただ>
・つつし(む):祗敬、祗畏、祗懼、祗恪(シカク)=つつしむ、祗候=つつしみうかがう
・ただ:祗一(シイツ)=ただひとつ、祗因(シイン)=ただ(云々に)因る

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熟語の読み・一字訓読 (その184)

2015年08月15日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「磴稜稜(トウロウロウ)」って、鈴虫の声だって・・・漢和辞典を読んでいると、こういう色々な生物の鳴き声や音などの当て字風の熟語がいっぱい見つかるので面白いですね・・・もっと暇があったら、整理してみたくなる課題です(^^)

●熟語の読み・一字訓読(その184)です。
<磬:キン、ケイ、は(せる)> *「キン」は慣用音
・は(せる):磬控(ケイコウ)=馬を馳せたりおさえたりすること
・その他:(「磬(ケイ)」という楽器の意で)磬折=磬という楽器のように「への字」型に礼をすること。磬鐘=磬とつりがね、磬管=磬と管・・・ともに楽器。
<磧:セキ、かわら、さばく>
・かわら:磧礫(セキレキ)=かわらの小石、磧沙=沙磧=河原のすな、磧鹵=塩分のある砂河原
・さばく:磧漠(セキバク)=さばく=沙漠・砂原、磧日(セキジツ)=砂原に照る太陽
<磚:セン、かわら>
・かわら:(熟語は「甎」と同じ) (*土をかため、焼成して瓦としたものを「磚」といい、敷き瓦を「甎」という(字通))
<磽:キョウ、コウ、やせち>
・やせち:磽瘠(コウセキ)=(石の多い)やせち、磽禿(コウトク)=(石の多いやせちで)地味悪く草木がない、磽野=磽薄=やせた地、磽腴(コウユ)=やせ地と肥沃の地
<磴:トウ、いしざか、いしだん、いしばし>
・いしざか:巌磴、磴路、苔磴、磴道・・・
・いしだん:磴道、磴角=いしだんの角、
・いしばし:懸磴=いしばしをかける、磴棧(トウサン)=石のかけはし
*磴稜稜(トウロウロウ)=鈴虫の声
<礒:ギ、いそ>
・いそ:(邦語。「磯」に通じ、用いる由。) 「礒(ギ)」は、石のさま・石の多いさま。
*礒辺草(いそべぐさ) *礒目張魚(いそめばる) 
<礑:トウ、そこ、はた(と)、はった(と)>
・そこ:「底」の意。熟語なし。
・はた(と)、はった(と):邦語。

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