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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その318) 緝 譖(譛)

2016年10月22日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●漢検2辞典の悉皆調査中に、まだ整理しきれていない1級配当漢字について、序でに調べたので、<熟語の読み・一字訓読>シリーズに追加しておきます。
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●熟語の読み・一字訓読(その318)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<緝:シュウ、つむ(ぐ)、あつ(める)、とら(える)、やわ(らげる)、ひかりかがや(く)> 
・つむ(ぐ):緝績=糸をつむぐ
・あつ(める):緝綴(シュウテイ)=あつめつづる、文をつくる。綴緝=つづりあつめる、編緝(=編輯、編集)=材料を集めて書物・新聞・記録などにまとめる=編纂。補緝(=補輯)=書物などで足りない部分を補い集める
・とら(える):緝捕=罪人をとらえる、また、その役人。
・やわ(らげる):緝穆=やわらげる、平穏に暮らさせる。他に、緝和、緝綏撫緝、諧緝・・・
・ひかりかがや(く):緝煕=徳がひかりかがやく
・その他:緝緝=おしゃべりの声、多言のさま 「緝緝翩翩、謀、人を譖ることを欲す」(詩経・小雅・巷伯)

<譖(譛):シン、セン、そし(る)、うった(える)、いつわ(る)> 
*シン・センとも漢音・呉音 *漢検2も音による意味分けあり。大字源:「シン」(そしる、うったえる) 「セン」(いつわる、まことでない)
<これまでの旧開示内容>
・そし(る):譖毀、譖言(シンゲン):そしる言葉
・うった(える):譖訴=譖訟:そしりうったえる
・いつわ(る):譖詐:そしりいつわる

<新規に整理したもの>(2016.10
・そし(る):譖毀=そしり、非難、そしる 譖言=そしって云う、そしる言葉、悪口。譖潤(シンジュン)=①じりじりと影響を生じるそしり 「侵潤之譖(そしり)」 ②水が染み込むように、知らず知らずのうちに感化される。譖訴(*漢検2は「意味①そしる・・・」の所に記載)、譖詐(しんさ):そしりいつわる
・うった(える):譖訴(=譖愬(シンソ))=いつわって訴える、無実の罪をなすりつけて訴える 譖訟:そしり訴える、譖短=あしざまにいう、そしる (“短”も“そしる”意)
・いつわ(る):(熟語見当たらず) (注)
(注)「朋友、已譖(朋友、已に譖す):類(僭)」」:大字源・大漢和ともに、「セン」音のところにこの出典あり。漢字源は同じ出典で「朋友、已に“シン”す」と読ませている。*音熟語にしたら、「已譖(イセン、イシン)」とでもなるのかもしれない・・・。

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熟語の読み・一字訓読(その317) 黹 黻 黼 齎 齔 齣 齟 齧

2016年09月02日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●今回の記事で、一応、「熟語の読み(音・訓)」シリーズは完了です。お役に立てたとしたら幸いです。
●なお、今後も気になった熟語などを検索して当ブログの当該記事がヒットすることもあろうかと思います。今後も末永くご活用いただければ、これまた、望外の幸いです。
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●熟語の読み・一字訓読(その317)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<黹:チ、ぬ(う)、ぬいとり> 
・ぬ(う)、ぬいとり:鍼黹(シンチ)=裁縫や刺繡などの針仕事

<黻:フツ、ひざかけ、ぬいとり、ぬ(う)> *漢検2「ぬ(う)」訓ナシ。意味にもナシ。
・ひざかけ:黻冕(フツベン)=韋でつくったひざかけと冠(大漢和)
・ぬいとり、ぬ(う):黻衣(フツイ)、黻黼(フツホ)=天子の礼服(ぬいとり)、黻文(フツブン)=弓相い背く形のぬいとり(のような模様)、黼黻(フフツ・ホフツ)=天子の礼服(漢検2:①古代の天子の礼服のぬいとり ②美しい文章のたとえ ③天子を助けること)、黻裳(フツショウ)=黻衣の裳(も)←古の祭服。
*「黼黻文章」=美しい色どりの模様。

<黼:フ、ホ、あや、ぬいとり> 
・あや:黼藻(フソウ・ホソウ)、黼画(フガ・ホガ)=黼絵(フカイ・ホカイ)=刺繡と画文
・ぬいとり:黼黻(フフツ・ホフツ)=天子の礼服(漢検2:①古代の天子の礼服のぬいとり ②美しい文章のたとえ ③天子を助けること)、黼座(フザ・ホザ)=天子の御蓙、黼衣(フイ・ホイ)、黼依(フイ・ホイ)=黒白の斧の模様を画いた赤色の屏風(天子の御座の後ろに置くもの)、黼帷(フイ・ホイ)=斧の形のぬいとりをしたとばり、黼冕(フベン・ホベン)=斧の形をぬいとりした礼服と礼冠、黼裘(フキュウ・ホキュウ)=黒白の斧形をぬいとりした子羊と狐白とを雑じえてつくった衣。

<齎:サイ、セイ、シ、もたら(す)、ああ、たから、おくりもの、もちもの> 
*サイ(呉音)熟語ナシ。*セイ(漢音)シ(漢・呉音) *漢検2「おくりもの」訓ナシ(意味“もたらす”の中に包含している)
・もたら(す)、おくりもの:齎送(セイソウ)=もたらす、持っていく。齎金(セイキン)=かねを持参する、齎糧(セイリョウ)=かてを持参する、齎貨(セイカ)=財貨を持参する、齎物(セイブツ)=もたらしもの、持参した物。
*齎送:①“セイソウ”=もたらし送る、持って行く、とどけ送る ②“シソウ”=葬式の時に死者と埋める物品 *「我、万物を齎送(シソウ)と為す」(荘子)
・ああ:(齎=咨(シ)に通ず)齎嗟(シサ)=咨嗟、齎咨(シシ)
・たから、もちもの:(齎=資(シ)に通ず)齎財(シザイ)=貨財、材料。齎用(シヨウ)=日常用いる金品、資用。財齎(ザイシ)。

<齔:シン、はがわり、みそっぱ、おさな(い)> *漢検2の訓は「みそっぱ」のみ。(意味には、「はがわり、おさない」もあり。)
・はがわり、みそっぱ:齔童(シンドウ)=歯がぬけかわる年頃の子ども、齔歯(シンシ)=歯がぬけかわる、齔齠(シンチョウ)=ぬけかわる乳歯。幼年をいう。
・おさな(い):沖齔(チュウシン)←「沖」にも“おさない、いとけない”意あり(他に、「沖人」「幼沖」)、齔髫(シンチョウ)=幼年のこと=齔齠(シンチョウ)

<齣:シュツ、セキ、くぎり、くさり、きれめ、こま> 
 *シュツ(漢音)セキ(漢・呉音) *シュツ音記載は漢字源のみ、ただし、シュツ音熟語ナシ。 
 *漢検2「くぎり」「きれめ」訓ナシ(意味にはあり)
 *齣目(セキモク)=折り目、幕次第。一齣(イッセキ)=ひとくぎり、一節。いっく。、両齣(リョウセキ)

<齟:ショ、ソ、か(む)、くいちが(う)> *ショ(漢音)ソ(呉音、慣用音)
・か(む):齟嚼(ソシャク)=咀嚼
・くいちが(う):齟齬(ソゴ) *大字源は「ソゴ・ショゴ」両読み。
*「齟」に、もともと、“歯がそろってない、くいちがう”意あり。

<齧:ゲツ、ケツ、か(む)、かじ(る)、くいこ(む)、か(ける)> 
 *漢検2「くいこ(む)」訓ナシ(意味には“かむ、かじる、くいこむ”の項にあり)
・か(む)、かじ(る)、くいこ(む):齧噬(漢検2:ゲツゼイ、字・大:ケツゼイ)かむ、齧歯(ゲッシ・ケッシ(大))(漢検2:ゲッシルイ)、齧臂(ケッピ):ひじをかむ=堅く誓う・誓約する、齧雪(ケッセツ):雪をくう、かむ、・・・
・か(ける):(意味は「欠」「缺」(対象外)」)淮南子・人間訓に「隙剣の折れるは必ず齧あり」というような文あり・・・。音熟語はなし。
*「齧墓(ケツボ?)」:「~水が其の墓を齧す」←「齧」に“くいいる、浸食する”意あり。

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熟語の読み・一字訓読(その316) 黥 黯 黴 黷 

2016年09月02日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
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<黥:ケイ、ゲイ、いれずみ> *ケイ(漢音)ゲイ(慣用音)
・いれずみ:黥罪、黥首、黥徒、黥文=劄青、黥辟(ゲイヘキ)=いれずみの刑、黥面

<黯:アン、くろ(い)、くら(い)、いた(ましい)>
・くろ(い)、くら(い):黯然=①くらいさま、くろいさま 黯黒=くらい、くろい 黯漠=あおぐろい 黯黯=くらいさま、黒いさま 黯澹・黯湛(アンタン)=うすぐらく深い、黯靄(アンアイ)=くらくたちこめた靄(もや)
・いた(ましい):黯然=②気のはれない、心鬱屈してうれえるさま、悲しみでくらく沈んでいるさま

<黴:バイ、ビ、ミ、かび、か(びる)、よご(れる)> *バイ(慣用音)ビ(漢音)ミ(呉音) *漢検2「よご(れる)」訓ナシ(意味③にはあり)
・かび、か(びる):黴雨(バイウ)、 <黴雨(つゆ)>=梅雨。黴菌、黴爛(バイラン)=かび、ただれる。黴気=湿気
・よご(れる):黴黒(バイコク)=あかがついてよごれる(大漢和)、垢や土まみれでくろずむ(字通)、黴瘠(バイセキ)=あかがついてやせる(大漢和)、くろずみやせる(字通)
黴毒=梅毒 ←この「黴」は“瘡(かさ)”の意。

<黷:トク、けが(す)、けが(れる)、よご(す)、よご(れる)>
―既掲載記事の再録―
・第2版では「よご(す)、よご(れる)」は音訓にはなくて、意味の中で「けがす、けがれる」と同じ場所に載っている。
・掲載熟語は、「冒黷」「黷職」「干黷」・・・「冒瀆」「黷職」はわかるが、「干黷(カントク)」はわかりづらいよねえ・・・勿論、なんの説明もなし。
・「干黷」:「おかし、けがす。人に面会を求めることにもいう。(大字源)、「くりかえしねだる(漢字源)」・・・辞典によってちょっと意味が違うぜ(ーー) 大字源では「干」を「おかす」意味で、漢字源では「干」を「求める」意味で解釈しているようだ。
・「黷」の説明は漢字源が親切・・・漢字源によれば、
 ①うすぐろくよごれる、どろやしみがつく ②よごす、きずつける ③人にいやな感じを与えるほどしつこく繰り返す
(漢字源では「干黷」は、この③の意味で解釈しているようだ・・・「干禄=禄をもとめる」という熟語もあるから、漢字源の解釈で良いような気がするが・・・。)
・ほかに、
 「黷武(トクブ)」=みだりに兵を用いて武徳をけがす
 「黷誓(トクセイ)」=誓いをけがす
 「黷泄(トクセツ)」=けがしあなどる
 「黷煩(トクハン)」=汚れにごって煩雑なこと→人にわずらいをかけるにいう
 「黷祭(トクサイ)」=祭るべからざるときに神にへつらって祭る
 「黷貨(トクカ)」=①不正な財物をとる ②金銭をみだりにつかう

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熟語の読み・一字訓読(その315) 麭 麾 黎 黝 黠

2016年09月01日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●いよいよ完了間近・・・
「熟語の読み・一字訓読(実践問題その1) ー再録ー 奠 愒 泛 丕 乂」(2014.9.4)で第1回目を開始してから、ほぼ2年・・・あと、(その315)(その316)(その317)で、一応、このシリーズは完了です。今日、この(その315)をこれから発信、明朝、最後の2記事を発信します。気短かな性格の私にしてはよくぞ続けたなってなもんです。自分で自分をほめてあげたい(笑)・・・コツコツとやっていれば、いつかは達成できるってことですね・・・。
●数えてはいませんが、1級対象漢字の1500~1600字ぐらい、調べたことになるでしょうか・・・簡単なものなどは未調査ですから・・・。
●あと、重要な字でヌケモレないかどうかをチェックして(たぶん有るはずなので)、最終的には(その320)ぐらいまでいくかも知れませんが、それには、またちょっと時間がかかるので、一応、今回と次回(2記事)をもって完了とさせていただきます。
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●熟語の読み・一字訓読(その315)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<麭:ホウ、こなもち、だんご> *漢検2「だんご」訓ナシ(意味はあり)
・こなもち、だんご:熟語ナシ。
麺麭(メンホウ・メンポウ)←漢検2「メンポウ」大漢和・大字源「メンホウ」
<麺麭(パン)>

<麾:キ、さしずばた、さしまね(く)、ふ(る)> *漢検2「ふ(る)」訓ナシ(意味あり)
・さしずばた:軍麾(グンキ)、麾鉞(キエツ)=さしずばたとまさかり、麾下(キカ)、麾蓋=さしずばたと繖(きぬがさ)、麾幟(キシ)、旌麾、麾旌、麾幢(キドウ)、麾葆(キホウ)=合図のはた、指麾、麾扇
・さしまね(く):麾呼(キコ)=さしまねく、麾召(キショウ)=まねきめす
・ふ(る):指麾、麾扇、麾掃(キソウ)=はらいのける、おいはらう 麾叱(キシツ)=しかりとばす

<黎:レイ、リ、おお(い)、くろ(い)、もろもろ、ころあい>
 *レイ(漢音)リ(漢・呉音) リ音:「黎老(リロウ・レイロウ)」=老人のこと *大字源のみ「リロウ・レイロウ」の両読み。他の熟語、他の辞典は「レイ」音よみ。
 *漢検2「ころあい」訓ナシ。意味③には「ころ、ころあい」とあり。
・おお(い)、もろもろ:黎民、黎元、黎首、黎庶、黎蒸、黎氓(レイボウ)=庶民、黔黎(ケンレイ)
・くろ(い):黎黒(レイコク)=くろい、色が黒いこと。黎明(レイメイ)=(漢検2)①夜明け、明け方、②物事が始まる時期のたとえ。*漢検2は意味「くろい、くらい」の項にこの熟語を掲載している。黎老(レイロウ・リロウ)
・ころあい:黎明=明けるころおい、よあけがたあ、黎旦=夜明け方、昧旦。

<黝:ユウ、あおぐろ(い)、くろ、くろ(い)、くろ(む)、うすぐら(い)> 
・あおぐろ(い):黝犢(ユウトク)=あおぐろい子牛、黝牛=青黒い牛、黝青=青黒い色、黝牲(ユウセイ)=祭りに供する青黒色のいけにえ、黝然=あおぐろいさま
・くろ、くろ(い)、くろ(む):黝堊(ユウアク)丹漆、黝色=黒色
・うすぐら(い):黝黝(ユウユウ)=うすぐらいさま、黝然=うすぐらいさま、黝藹(ユウアイ) 

<黠:カツ、さと(い)、さか(しい)、わるがしこ(い)> 
・さと(い):黠児(カツジ)=かしこい小児
・さか(しい)、わるがしこ(い):狡黠、奸黠、黠智=わるがしこい知恵・悪知恵、黠獪(カツカイ・カッカイ)、黠慧(カッケイ)=こざかしい、わるがしこい。黠棍(カツコン)=わるがしこい、わるもの。黠鼠(カッソ)=ねずみ、黠者=わるがしこい者、黠奴、黠民、黠馬

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熟語の読み・一字訓読(その314) 鱶 鱲 鷆 鷙 鹹 麈 麌 

2016年09月01日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その314)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<鱶:ショウ、ふか> 
・ふか:(邦語)
*鱶魚(ショウギョ)=干し魚、ひもの
*漢検2意味 ①ふか ②ひもの、干し魚

<鱲:リョウ、からすみ> 
・からすみ:鱲子(リョウシ)、<鱲子(からすみ)>
*意味①魚の名、コイ科淡水魚。②からすみ
*大字源・漢字源に、「鱲:別名、桃花魚。オイカワ、ハヤのこと」とある。

<鷆:シン、テン、デン、つつどり、よたか> *シン・テン(漢音)デン(呉音)  *漢検2「つつどり」訓ナシ。
*音熟語ナシ

<鷙:シ、あらどり、あら(い)、あらあら(しい)、う(つ)> *漢検2「あらあら(しい)」訓ナシ(意味にはあり)
・あらどり、あら(い)、あらあら(しい):鷙鳥、鷙悍、鷙勇・・・
・う(つ):撃鷙、搏鷙(ハクシ)

<鹹:カン、から(い)、しおから(い)、しおけ>
・から(い):鹹苦=からくにがい
・しおから(い)、しおけ:鹹味(カンミ)=しおからい味、塩気、しおからい食。鹹水(⇔淡水)。鹹湖=しお水を含んだ湖。鹹水湖。鹹魚=塩漬けの魚。鹹肉。鹹水魚。鹹菜=塩漬けにした蔬菜類。つけもの。鹹汁=しおからい液。鹹壌=塩気のある土地=鹹土=鹹馳、鹹腥=塩辛いものと生臭い物、鹹鹵(カンロ)=塩分を含んだ土地。あれ地。
*鹹草(カンソウ)=<鹹草(あしたば)>

<麈:シュ、ス、おおじか> *ス(呉音)音熟語ナシ。
・おおじか:麈尾(シュビ)=払子(ホッス)、麈毛(シュモウ)=麈尾の毛(=大鹿の尾でつくる)、麈談(シュダン)=麈尾を執って話をする

<麌:グ、ゴ、おじか> *グ・ゴ(ともに、漢・呉音)
・おじか:(牡鹿のこと)・・・熟語見当たらず。
*麌麌(ゴゴ)=群がり集まるさま(漢字源・大字源)
*牡麌(ボゴ?、ボグ?)=オスの麕(のろ)のこと。

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熟語の読み・一字訓読(その313) 鰥 鰾 鱏 鱓 鱟 鱧

2016年09月01日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その313)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<鰥:カン、やもお、やもめ、や(む)、なや(む)> *漢検2「なや(む)」訓ナシ(意味には“やむ、なやむ”とあり)
・やもお、やもめ:鰥寡、鰥居、鰥夫=鰥民、鰥曠(カンコウ)=男やもめ、鰥棍(カンコン)=男やもめ、やもお
・や(む)、なや(む):(やむ=病むの意)鰥鰥=愁悒して寝たものの、目をとじて眠れないさま(大漢和・大字源)
*漢検2:意味①大魚の名。「魴鰥(ホウカン)。類:「鯤」 意味②「やもお。男やもめ。」「鰥寡」「鰥居」「鰥夫
*鰥魚(カンギョ):一種の大魚で、夜、眠らないという伝説の魚(大字源)」らしい・・・*鰥鰥(カンカン):(漢字源)寝ようとしても目をとじても眠れないさま。←魚が水中でいつも目をあいているさまから。

<鰾:ヒョウ、ふえ、うきぶくろ>
・ふえ、うきぶくろ:(「ふえ」は“うおのふえ”(=うきぶくろのこと)のこと。)
*鰾膠(ヒョウコウ)=にべ、<鰾膠(にべ)

<鱏:シン、ジン、ちょうざめ、えい> *シン(漢音)ジン(呉音)
・ちょうざめ:鱏鰉(ジンコウ)=ちょうざめ(漢字源)、鱏魚(ジンギョ)=かじき。一説に、深い淵に潜んでいる魚。(大漢和:読みフリなし)、しなへらちょうざめ(大字源)、へらちょうざめ(漢字源)
・えい:(邦語)
*漢検2:「ちょうざめ」は、意味②にあるも熟語ナシ。

<鱓:セン、かわへび、うつぼ、ごまめ> 
―既掲載記事の再録―
・第2版・・・「かわへび」は意味①「かわへび、うつぼ」の中に掲載されている。熟語は、当て字で<鱓魚(うつぼ)>だけ掲載。
・「ごまめ」は邦語。
・各辞典によれば、
 「鱓羹(センコウ)」=うなぎのあつもの(大漢和)←たぶん、「かわへび」の意味だと思う。
 「蛇鱓(ジャセン?・ダセン?)」(見るからに「かわへび」のことみたい)(大字源)
 「鱓魚(センギョ)」=うみへびのこと(大漢和)←これは、たぶん、「うつぼ」の意味だと思う。

<鱟:ゴウ、かぶとがに>
―既掲載記事の再録― 
・第2版・・・ゴウ、かぶとがに 当て字<鱟魚(かぶとがに)>。大漢和・大字源・漢字源とも「ゴウ」音なし。「コウ」音。なぜ、現行音は「ゴウ」なんだろう?・・・よくわからない(ーー)
・だから、以下の熟語もすべて「コウ」音で記載するが、「ゴウ」で読んでも良いのかもしれない・・・。
「鱟魚(コウギョ、ゴウギョ?)」=かぶとがに。「鱟媚(コウビ、ゴウビ?)」=かぶとがにの異名。「鱟樽(コウソン、ゴウゾン?)」=鱟殻(コウカク)でつくった樽、鱟帆(コウハン、ゴウハン?)=かぶとがにの背の骨(←風があると帆のようにあがるから云う由)
・その他、「鱟」には“虹(にじ)の別名”(漢字源)との事・・・俗諺で「東鱟は晴れ、西鱟は雨」(農政全書)という文例あり。

<鱧:レイ、はも>
―既掲載記事の再録+「魴鱧」追加―
・第2版:音訓すべて載っている。「意味① はも 意味② 淡水魚の名。やつめうなぎ」だって。 *「はも」は邦語。 熟語なし。
・各辞典によれば、
*鱧魚(レイギョ)=(「はも」の事ではない!)うなぎ(大漢和)←やつめうなぎの事かな?大漢和には「①おおなまず ②やつめうなぎ」という意味がある旨、記載されていた。
*烏鱧(ウレイ)=雷魚(ライギョ)のこと(大字源) ・・・これは、大漢和のいう「おおなまず」っぽいが・・・。
*魴鱧(ホウレイ)=おしきうお

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熟語の読み・一字訓読(その312) 魴 鮓 鮃 鮠 鮨 鯢

2016年08月31日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その312)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<魴:ホウ、おしきうお、かがみだい> 
・おしきうお:魴魚(「魴魚赬尾」)、魴鱧(ホウレイ)=おしきうお
・かがみだい:(邦語)
*漢検2意味「①おしきうお。淡水魚の一種。②ホウボウ科の海魚の名。「魴鮄(ホウボウ)」に用いられる字。③かがみだい、また、まとうだい。いずれもマトウダイ科の海魚。」*「魴鮄(ホウボウ」の「鮄」は対象外。
*「魴鰥(ホウカン)」=大魚をいう。一説に、魚の子。 ←漢検2、「鰥」のところで熟語記載あり。

<鮓:サ、すし> 
・すし:(邦語=鮨):鮓滓(サシ=すし。下記参照)
*鮓魚(サギョ)=くらげ、水母、海月。 *鮓滓(サシ)=かす漬けの魚。すし。
鮓荅(サトウ)・鮓答(サトウ)=牛黄(ゴオウ)=結石。“ヘイサラバサラ”(大字源)。
*漢検2:意味①すし 意味②つけうお
*大漢和:①つけうお、すづけのうお、塩水などに漬けた魚 ②くらげ

<鮃:ヒョウ、ヘイ、ひらめ>
*ヘイ(漢音)ヒョウ(音ナシ)*ビョウ(呉音:漢字源のみ)
・ひらめ:(音熟語ナシ)

<鮠:ガイ、はえ、はや> 
・はや、はえ:(邦語:コイ科の淡水魚)
*各辞典とも音熟語ナシ。ただし、「鮠(ガイ)」は「淡水魚。ギギ科の一種。ナマズに似て大形。長江に産する。」(漢字源)という意味らしい・・・大漢和「こなまず」、大字源「しろきぎぎ。なまずに似る。」

<鮨:シ、ゲイ、すし、さんしょううお>
 *シ・ゲイ(漢・呉音)*漢検2:音による意味分けあり・・・。「さんしょううお」訓ナシ(意味には記載あり)
・すし:(邦語)音熟語なし。
・さんしょううお:「鮨魚(ゲイギョ)」(注)
(注)出典の「山海経(センガイキョウ)」による説明文ではどうも「さんしょううお」の事のようである。←大漢和・字通とも明確に“さんしょううお”とは説明していない。
(参考)漢検2の音による意味分け
「シ」音:①すし。なれずし。 ②魚のしおから。うおびしお。
「ゲイ」音:さんしょううお 類:鯢
 *大漢和:①うおびしお ②しび ③魚の名「鮨魚(ゲイギョ)」(大漢和・字通)

<鯢:ゲイ、さんしょううお、めくじら>
・さんしょううお:鯢魚(ゲイギョ)=山椒魚
・めくじら:鯨鯢(ゲイゲイ)
・その他:(「鯢」に、「こざかな」、「としより」という意あり)鯢鰌(ゲイシュウ)=小さい魚、鯢鮒(ゲイフ)=小さい魚の類。鯢歯(ゲイシ)=としよりの歯。転じて、老人のこと。

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熟語の読み・一字訓読(その311) 鬘 鬚 鬟 鬢 鬣 

2016年08月31日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その311)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<鬘:バン、マン、かつら、かずら> 
(大字源)バン(漢音)マン(呉音)
(漢字源)バン(漢音)マン(慣用音)メン(呉音)←現行音にはナシ。
・かつら、かずら:華鬘(ケマン)、「玉鬘(たまかずら)」
*他に、字通に、結鬘、市鬘、天鬘、宝鬘などの熟語記載あり。(他の辞典にはナシ)
*「鬘華(マンゲ)」=茉莉花の異称。
*この「鬘」は、音では「マン」で読まれる場合が多いもよう(マン音以外の熟語見当たらず)

<鬚:シュ、ス、あごひげ、ひげ> *シュ(漢音)ス(呉音) *ス音熟語見当たらず。
・あごひげ:鬚髯(シュゼン)=あごひげとほおひげ髭鬚(シシュ)=鬚髭=あごひげとひげ(うわひげ)、霜鬚、鬚塵、鬚髪(シュハツ)=あごひげと髪、
・ひげ:鬚頬(シュキョウ)=ひげのあるほお、鬚根(シュコン)=ひげのように別れた根、鬚貌(シュボウ)=ひげづら、鬚鬣(シュリョウ)=(この「鬣」は“たてがみ”ではなくて)長鬚(チョウシュ)のこと)=ひげ、鬚眉(シュビ)=ひげとまゆ、男子のこと(下記参照)
虎鬚(コシュ)=虎のくちひげ(漢検2)
*鬚眉(シュビ)=須眉=男子のこと。
(漢字源):①ひげとまゆ ②男子のこと。昔は女子はまゆを剃ったので、ヒゲとマユがあったのは男子のみであったことから。
(大字源):①ひげとまゆ ②男子のこと。昔、男子の美しさはヒゲとマユにあると考えられたことによる。
(広辞苑):①ひげとまゆ ②(女子は眉を落すから)男子の称。

<鬟:カン、わげ、こしもと、みずら> *漢検2「こしもと」訓ナシ。ただし、意味③あり。
・わげ: 花鬟、翠鬟、双鬟、垂鬟=まげ、さげがみ、転じて幼児のこと。雲鬟=①女性の美しいまげ=雲髻(ウンケイ) ②遠くに見える山のさま。娃鬟(アイカン)=美女、髻鬟(ケイカン)・・・
・こしもと:丫鬟(アカン)小鬟(ショウカン)=こまづかい
・みずら:(邦語):(“わげ”も“みずら”も、髪を束ねて丸く輪にしたもの)
*漢検2:意味①“わげ、あげまき” 意味②“みずら” 意味③“こしもと、めしつかい”
*漢検2、下付き熟語多。ただし、意味説明ナシ(上記説明は各漢和辞典から) 

<鬢:ヒン、ビン> *ヒン(漢・呉音)ビン(慣用音) *すべてビン音熟語
鬢髪=左右両側面の髪。鬢毛、雲鬢、双鬢、霜鬢、鬢鴉(ビンア)=黒くて美しい、傍に張り出しているびんの毛=鴉鬢(アビン)、鬢脚=びんの両側のたれ下がったところ、鬢禿(ビントク)=びんの毛がぬけてはげる。鬢眉、鬢辺・・・
*びん:漢検2「耳ぎわの髪の毛」大漢和「びん、びんづら、顔の両旁の髪」

<鬣:リョウ、たてがみ>
・たてがみ:馬鬣、鬣尾=たてがみや尾・・・
*「鬣」には“たてがみ”以外にも、さまざまな意味あり。(漢検2では、意味:「たてがみ。動物の首筋の長い毛。」のみ。)

(参考)大漢和辞典や字通から・・・対応する熟語の一部は、当方で一部推量しているものもあり。
①鬣鬣(リョウリョウ):髪の毛が立つさま(大漢和)、髪のなびくさま(字通)、狎鬣(コウリョウ):次々に重なり接するさま 
②ひげ、あごひげ:長鬣(チョウリョウ)、鬚鬣(シュリョウ)
③かみ、け:髦鬣(ボウリョウ)
④馬のたてがみ:馬鬣(バリョウ)
⑤魚のあごのわきの小ひれ
⑥鳥の頭の毛:「鵁鶄」の翠鬣(スイリョウ)
⑦蛇の鱗:鱗鬣(リンリョウ)?・・・字通に熟語あるも意味説明ナシ。
⑧箒、箒の端
⑨まつば
⑩その他:鬣狗(リョウク)=ハイエナのこと、鬣葵(リョウキ)=木の名。しゅろ。棕梠の異名。

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熟語の読み・一字訓読(その310) 髫 髴 髱 髷 髻 鬆 

2016年08月30日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その310)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<髫:チョウ、うない、たれがみ、こども> *漢検2「こども」訓ナシ(意味にはあり)
・うない、たれがみ::髫髪(チョウハツ)=垂髫=髦髫、<髫髪(うない)>、髫歳=たれがみをしたいとけない年頃=髫年=髫歯=髫齢、髫児=たれがみの子供、わらべ。髫童=たれがみのわらべ。
・こども:髫辮(チョウベン)=編んだたれがみ、転じて、子供。齔髫(シンチョウ)=髫齔=7~8歳の子供、おさなご、幼児。

<髴:フツ、ヒ、に(る)、ほの(か)、かす(か)> *フツ(漢音)ヒ(漢・呉音) *漢検2「かす(か)」訓ナシ(意味には記載あり)
・に(る)、ほの(か)、かす(か):髣髴(ホウフツ)*「髣」の項と同じ。
*髣髴(ホウヒ)=(“ホウヒ”と読んで)髪の乱れるさま(大漢和・漢字源)。ただし、大字源は「ホウフツ」で「①髪が乱れるさま ②はっきりしないさま」 なお、字通にも「髴」は「フツ」音しかないので音読みするとしたら“ホウフツ”かも・・・。
*朱髴、首髴・・・「髴」に“髪かざり”の意あり。音読み不明だが、「・・・フツ」と読むか・・・。
*髴髴(ヒヒ)=狒狒(ヒヒ)のこと(大漢和・大字源) *字通は“フツフツ”。

<髱:ホウ、たぼ、つと、たぼがみ> *漢検2「たぼがみ」訓ナシ(意味①の中にあり)
・たぼ、つと、たぼがみ:(邦語)4辞典とも音熟語ナシ。髱髪(たぼがみ)
*大漢和に「髱=鬢朶」とあり。「髱」に“ひげが濃い、ひげの多いさま、ひげむしゃ”の意あり(大漢和・漢字源) *漢検2にも意味②に「ひげが濃い」とある。

<髻:ケイ、たぶさ、もとどり、みずら>
・たぶさ、もとどり:(たぶさ=集め束ねた髪、もとどり)髻鬟(ケイカン)=まげ、わげ、髷。髻根(ケイコン)=もとどりの根もと、髻子(ケイシ)=もとどり(*「子」は助辞)、髻梳(ケイソ)=もとどりをくしけずる
・みずら:(邦語)
<髻髪(うず)>=古代、冠の上にかざった飾り、髻珠(ケイシュ・ケシュ)=(仏)男女の髻、または、頭頂、冠を飾る宝玉。
椎髻(ツイケイ・スイケイ)、肉髻(ニクケイ)、宝髻(ホウケイ)、螺髻(ラケイ)
(*広辞苑に「垂髻(スイケイ)=さげがみ、垂髪」あり。)

<鬆:ショウ、ソウ、あら(い)、ゆる(い)、す>
 (漢字源)ショウ(漢音)ソウ(漢・呉音) 
 (大字源)ショウ(漢音)ソウ(漢音)ス(呉音)←現行音にはナシ。

*調べた範囲(1級以下熟語)では、“ショウ”音で読んでいる熟語は「粗鬆(ソショウ・ソソウ)」「蓬鬆(ホウショウ)」ぐらいだが・・・

・あら(い)、ゆる(い):粗鬆(ソショウ(注))、鬆円(ソウエン)=ゆるめる、鬆開(ソウカイ)=ゆるい、しまりがない。鬆処(ソウショ)=ゆるむ所、鬆動(ソウドウ)=ゆるく動く、鬆放(ソウホウ)=ゆるめる、自由にする、鬆泛(ソウハン)=身体に余裕がある。
簫鬆(ショウソウ)=管のゆるみ。

*大漢和には、他にも、
「鬆懈」=怠る、しまりがない、油断する。
「鬆緊」=緩いのと締りがあること。
「鬆快」=清々する、心地がすがすがしくなる、さっぱりする。
「鬆緩」=ゆとりがつく、ゆるい。
「鬆口」=話しぶりがゆるむ。
「鬆爽」=さっぱりする。
「鬆手」=つかんだ手をゆるめる。
「鬆土」「土鬆」=しまりのないぼうぼうの土、また、土壌を柔らかくする
・・・等の熟語あるも発音記号のみで読みフリ無し・・・(上記熟語は“ソウ”と振っているのに)・・・「ショウ」「ソウ」いずれの音でも可ということか・・・。“ソウ”で読んだ方が無難な気がするが・・・
・す:(邦語)熟語ナシ。(漢検2意味②=ダイコン、ゴボウなどの中心にできる細かいすきま *漢字源はそれに加えて、「鋳物の内側にできる空洞」ともある。)
(注)漢検2のみ「ソショウ」読み(ただし、「ソソウとも読む」ともなっている)。大字源:読みフリ無し。

*「鬆」に、もともと“髪がみだれる、髪のみだれ、そそげたさま”という意あり。→「蓬鬆(ホウショウ)」(大字源)=髪が乱れるさま

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熟語の読み・一字訓読(その309) 骭 骰 骼 髀 髢 髯 髣 髦

2016年08月30日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その309)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<骭:カン、はぎ、すね、あばら> 
・はぎ、すね:骭瘍(カンヨウ)=すねにできる腫物、 露骭
・あばら:駢骭(大漢和) 
*他に、「反骭」(字通)・・・未詳・・・

<骰:トウ、さい、さいころ>
・さい、さいころ:骰子(トウシ)=さいころ、<骰子(さいころ)>(=「賽子」とも書く)、骰盆=さいころと盤=骰盤=すごろく盤、骰局=①さいころと盤 ②骰戯=博戯、博奕。 擲骰 *「擲骰し、勝つ者を直とす」

<骼:カク、ほね、ほねぐみ> *漢検2「ほねぐみ」訓ナシ(意味には記載あり)
・ほね:筋骼、枯骼、膊骼=もものほね=股骨
・ほねぐみ:骨骼(=骨格)
*骸骼(ガイカク)=かばね、死骸 (「骼」は白骨の意。) (参考)骸:ガイ、準1:カイ、むくろ、ほね

<髀:ヒ、もも、もものほね> *漢検2「もものほね」訓ナシ。
・もも:髀肉(=脾肉)=ももの肉、「髀(脾)肉の歎」、髀胝(ヒチ)=股肉が厚く堅くなったもの=しりだこ、髀膂(ヒリョ)=ももとうで
・もものほね:髀骨(ヒコツ)

<髢:テイ、かもじ> 
・かもじ:施髢(シテイ)=かもじ(漢字源)
*その他の熟語として、字通に、「堕髢」、「髪髢」あり。
*「髢」には、“かもじのように長く垂れる、垂れ髪、長い髪、そる・のぞく”などの意あり。

<髯:ゼン、ほおひげ、ひげ> 
・ほおひげ:鬚髯(シュゼン)、紅髯(コウゼン)、霜髯(ソウゼン)、髯鬚=ほおひげとあごひげ、髯竜=ほおひげのある竜
・ひげ:髯虜=ひげづらのえびす、髯夫=ひげづらの男、頰髯(ほおひげ)
*髯奴(ゼンド):①ひげ ②ひげの多い人を嘲って云う語 ③奴樸をいう ④西洋人をいやしめて云う語

<髣:ホウ、に(る)、ほの(か)、かす(か)> 
・に(る):髣像=似る、かたどる。髣髴(ホウフツ)
・ほの(か)、かす(か):髣髴(ホウフツ=彷彿):(漢検2)①よく似ていること、ありありと思い出すこと。②ぼんやりとみえること (他の辞書)さも似たさま、さながら、ぼんやり、ほのか、かすか。
*「髣髴(ホウヒ)」:(“ホウヒ”と読んで)髪の乱れるさま(大漢和・漢字源)。ただし、大字源は「ホウフツ」で「①髪が乱れるさま ②はっきりしないさま」 

<髦:ボウ、モウ、たれがみ、さげがみ、すぐ(れる)、ぬき(んでる)> *モウ(呉音) *漢検2「ぬき(んでる)」訓ナシ(意味記載はあり)
・たれがみ、さげがみ:髦髫(ボウチョウ)=さげがみの子供、両髦=幼児のたれがみ=幼児のこと、
・すぐ(れる)、ぬき(んでる):俊髦髦士、髦秀、髦俊、髦碩(ボウセキ)=すぐれて徳がある、また、その人。髦傑、髦彦(ボウゲン)、
・その他①:(ながげの意)髦馬=たてがみの長い馬、長鬣(チョウリョウ)の馬(字通)。髦尾=たてがみの先、髦牛=長毛の牛
・その他②:髦丘(ボウキュウ)=前方の高い丘(*前が高い丘の意)、髦老=髦老=老人のこと。

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熟語の読み・一字訓読(その308) 驕 驍 驟 驢 驤 驩 驪

2016年08月29日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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<驕:キョウ、おご(る)、ほしいまま、つよ(い)、さか(ん)>
・おご(る)、ほしいまま:驕奢、矜驕(キョウキョウ)、驕佚=驕逸、驕誇(キョウカ・キョウコ)、驕傲、驕侈=驕奢、驕恣=驕肆、驕児、驕慢、驕易(キョウイ)=たかぶって人をあなどる、驕栄、驕盈、驕淫、驕行、驕慠、驕矜(キョウキョウ)、驕色、驕人=おごってほしいままな人、驕縦(キョウショウ)=ほしいままなこと、わがまま
・つよ(い):悍驕、驕武=たけくつよい
・さか(ん):驕嘶(キョウセイ)=馬が勢いさかんにいななく、驕陽=勢いさかんな太陽

<驍:キョウ、ギョウ、たけ(し)、つよ(い)> *キョウ(漢・呉音)ギョウ(慣用音)
・たけ(し)、つよ(い):驍悍(ギョウカン)=たけくつよい、驍雄(ギョウユウ)、驍名(ギョウメイ)=強いという評判、驍将(ギョウショウ)=梟将=勇将、驍武=たけくつよい=驍強、驍鋭=つよくするどい、驍勇=つよく勇ましい、驍騎=強い騎兵、驍気=たけくつよい気=驍毅、驍猛=たけくあらい、驍卒・・・ 

<驟:シュウ、はし(る)、はや(い)、にわ(か)、しばしば> 
・はし(る):驟馳(シュウチ)=はせはしる、驟歩=はしる
・はや(い):驟進=すみやかに進む
・にわ(か):驟然=にわかに、驟雨=にわかあめ、驟暑=にわかの暑さ、驟絶=にわかにたちきる、驟行=ただちに、急に。驟至=にわかに至る
・しばしば:驟諫=しばしばいさめる、驟起=しばしば起きる、驟落=しばしば落ちる、驟令=しばしば令する

<驢:リョ、ロ、ろば、うさぎうま> *リョ(漢音)ロ(呉音) 
・ろば、うさぎうま:(ろば=うさぎうま)驢馬(ロバ)=①うさぎうまとうま、②うさぎうま。驢子(ロシ)=うさぎうまの子、驢騾(ロラ)=うさぎうまとラバ、驢上(ロジョウ)=うさぎうまの背中の上。驢輦(ロレン)=うさぎうまで牽くてぐるま
*「驢鳴犬吠

<驤:ジョウ、あ(がる)、あ(げる)、はし(る)、はや(い)> 
・あ(がる)、あ(げる):竜驤(虎視)、驤首=馬の首をあげる、騰驤=馬の首をあげて疾走する
・はし(る)、はや(い):(驤=馳)騰驤=馬の首をあげて疾走する 

<驩:カン、よろこ(ぶ)、よろこ(び)> 
・よろこ(ぶ)、よろこ(び):驩然(カンゼン)、交驩(コウカン)、欣驩(キンカン、、驩説(カンエツ)=よろこぶ、驩焉=よろこぶさま、驩愛=よろこびかわいがる、驩合=よろこびやわらぐ、驩楽=よろこび楽しむ、驩心、驩欣


<驪:リ、レイ、くろうま、くろ(い)、なら(べる)> *リ(漢・呉音)レイ(漢音) レイ音熟語ナシ。
・くろうま:驪駒(リク)=くろごま、黒馬。驪馬(リバ)=①くろうま
・くろ(い):驪竜(リリョウ)=黒龍。「驪竜之珠」(驪珠)。探驪(獲珠)、驪頷(「驪竜頷下之珠」)、驪土=くろい土、驪色=くろい色、くらい色。
・なら(べる):驪馬(リバ)=②併馬、驪駕=羅列駢駕する、

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熟語の読み・一字訓読(その307) 駢 騙 騭 驂 驀 驃

2016年08月29日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その307)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<駢:ヘン、ベン、なら(ぶ)、なら(べる)> *ヘン(漢音)ベン(呉音)
・なら(ぶ)、なら(べる):駢肩(ヘンケン *漢検2読みフリ無し。)=①肩をならべる、人のこみあうさま ②密集するさま、駢偶(ヘングウ・ベングウ)=駢文(ベンブン)=語句を対句にして並べる、四六駢儷体(シロクベンレイタイ)、駢儷文・駢体文、駢跪(ベンキ)=ならんで膝をつく、駢頸(ヘンケイ)=くぶをつらねならべる、駢死(ヘンシ)=首をならべて死ぬ、駢枝(ヘンシ)=駢拇枝指(ヘンボシシ)、駢進(ヘンシン)=ならびすすむ、駢馳(ヘンチ)=ならびはせる、駢比(ヘンピ)=駢逼(ヘンヒョク)=ならびつらねる、多くならぶ(大漢和)ならず、ぎっしりならぶ(大字源)
駢植(ヘンチ)=並び立つ、駢臂(ベンピ)=腕を並べる、人が多く並ぶさま
駢立(ヘンリツ)=並び立つ、駢斃(ベンペイ)=まくらを並べて死ぬ、駢録(ヘンロク)=並べて書く、駢列(ベンレツ)=ならぶ、ならびつらなる=駢比(ヘンピ)
*「駢駢(ヘンヘン・ベンベン)」①音を立てるさま ②多いさま ③草木が盛んに茂るさま
(注)ヘン、ベンの使い分け不詳・・・ヘンでもベンでも良さそうではあるが、上記のとおり、一応、熟語によっては片方の音読みだけのものもあり(4辞典の範囲内では・・・)・・・。
*「駢拇枝指」・・・漢検・四字熟語辞典では「ベンボ(ヘンボとも読む)」。
*駢儷(麗)(ヘンレイ・ベンレイ)=四六文

<騙:ヘン、かた(る)、だま(す)>
・かた(る)、だま(す):騙詐(ヘンサ)、騙取(ヘンシュ)=詐取、欺騙(ギヘン)、騙害=かたる、あざむく、騙局=かたる、だます、騙哄=かたりだます

<騭:チョク、シツ、おすうま、のぼ(る)、さだ(める)>
*漢検2「おすうま」訓ナシ(意味①「おすうま・牡馬」とある)、音による意味分けなし。 *チョク(漢音)シツ(漢音)
・おすうま:牡騭(ボシツ)=牡馬
・のぼ(る):騭降(チョクコウ(チョッコウ)・シツコウ(シッコウ)とも可か・・・大字源読みフリ無し・・・)
・さだ(める):品騭(ヒンシツ)、陰騭(インシツ)、天騭(テンシツ)
*大字源:「チョク」=のぼる(=陟) 「シツ」=①雄の馬 ②のぼる(陞) ③さだめる 
*漢字源:熟語ナシ。「騭」=がっちりとして力強く飛び上がる馬。

<驂:サン、そえうま、そえの(り)> 
・そえうま:驂驥(サンキ)=副馬とした駿馬、驂駒(サンク)=そえうまの仔馬
・そえの(り):驂乗=そえのり、貴人の供として同乗すること。また、その者。

<驀:バク、の(る)、のりこ(える)、まっしぐら、たちま(ち)> 
・の(る):騎驀
・のりこ(える):驀越=のりこえる、驀波=波にのりあげる、波乗り
・まっしぐら:驀進、驀然、驀地、<驀地(まっしぐら)>
・たちま(ち):驀然 

<驃:ヒョウ、しらかげ、つよ(い)、いさ(ましい)>
・しらかげ:赤驃、緑驃・・・
・つよ(い)、いさ(ましい):驃騎(将軍)、驃将軍、逸驃・・・
*驃犇(ヒョウホン)=馬の速くはしること 

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熟語の読み・一字訓読(その306) 駛 駱 駻 駸 騁 騏

2016年08月28日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その306)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<駛:シ、は(せる)、はや(い)、にわ(か)>
・は(せる):駛走=はやく走る、疾走。駛足、駛歩=かけていく、飛脚。駛往=はせゆく、
・はや(い):駛馬、駛疾=はやい、速やか
・にわ(か):駛雨=夕立、にわかあめ
 
<駱:ラク、かわらげ、らくだ> *かわらげ(川原毛:馬の毛色の名。薄茶色の馬。瓦毛) 
・かわらげ:駱馬(ラクバ)
・らくだ:駱駝
・その他:駱驛=絡繹、駱駱=馬のいななく声、駱漠=奔馳のさま

<駻:カン、あらうま>
・あらうま:駻馬(=悍馬)、駻突

<駸:シン、はし(る)、すす(む)> 
・はし(る):駸駸=馬の疾行するさま、どんどん、ずんずん=事の急速なさま
・すす(む):駸駸焉=漸次にすすむさま

<騁:テイ、は(せる)、の(べる)、ほしいまま(にする)> 
・は(せる):馳騁(チテイ)、駆騁、騁光=光をはせる、騁足=力をつくしてはせる、騁轡(テイヒ)=馬をはせる、騁邁(テイマイ)=はせゆく、騁歩=はしり行く
・の(べる):騁懐=心に思うところを開きのべる
・ほしいまま(にする):騁望=ほしいままにながめる、騁神=心をほしいままにはせる、騁辞=辞説をほしいままにする、騁藻=文章をほしいままにする=騁文 *「翰を飛し、藻を騁(テイ・ほしいまま)にす」、騁目=ほしいままに見る=縦目、騁謀=ほしいままにはかりごとをめぐらす

<騏:キ、あおぐろ(い)> 
・あおぐろ(い):蒼騏、白騏、竜騏、朱騏・・・
*騏驥(キキ)=千里馬、名馬、駿馬 *騏驎=①麒麟 ②良馬の名。すぐれた馬。

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熟語の読み・一字訓読(その305) 馮 (憑)     

2016年08月28日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その305)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<馮:ヒョウ、フウ、よ(る)、たの(む)、かちわた(る)、いか(る)、つ(く)> *フウ音はほとんど人名に使われている。 *「いか(る)」以外は、類:憑。
・よ(る)、つ(く):馮依、馮軾(ヒョウショク)=軾によりかかること=敬礼の一様式=馮式(ヒョウショク)、馮几(ヒョウキ)
・たの(む):馮頼=たよりたのむ、馮翼(注1)、馮恃=たのむ、たのみとする=憑恃、馮天=天命をたのみとする=憑天
・かちわた(る):馮河
・いか(る):馮気(注2)、馮怒(注3)
・その他
*「馮陵(ヒョウリョウ)」:しのぎおかす、勢いをたのんで迫りしのぐ=憑陵(大漢和・大字源)攻め寄せて侵す。 *「馮」に“しのぐ、おかす、あなどる”意(大漢和)向こう見ずにむつかっていく意(漢字源)あり。
*「馮馮(ヒョウヒョウ)」:
漢字源:①ぶつかる時の音の形容 ②物事がさかんなさま ②多いさま ④渾沌として形の定まらないさま ⑤馬が向こう見ずに駆けるさま
大漢和:①堅い声のさま ②盛満のさま ③衆いさま ④無形、混沌のさま ⑤馬行の疾いさま
大字源:①硬い物をたたく音のさま ②充満して多いさま ③混沌として定まらないさま

(注1)「馮翼」:(大漢和)①たよってたすけとする ②氤氤(インイン)浮動のさま (漢字源)ぶつかりあいつつ漂う、天地の間にあって万物のもととなる気が浮遊しているさま
*「憑」に代替できる熟語多。(下記参照)
(注2)「馮気」:(大漢和)憤懣の気 (漢字源)がむしゃらに向かっていく気持ち。盛んな志気。一説に、憤懣の気。
(注3)「馮怒」:(大漢和・大字源)大いに怒る、激怒、赫怒、震怒、(漢字源):向こう見ずに怒る、激怒。 =“憑怒”←実は「憑」にも(現行訓にはないが)怒る意あり。大漢和・大字源には「憑怒」の熟語あり(漢字源には、いかる意ナシ、「憑怒」もナシ)

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<参考>・・・まだ、未掲載だったかも知れない・・・

<憑:ヒョウ、よ(る)、たの(む)、つ(く)、かか(る)、かちわた(る)>
(注)「憑」には「いか(る)」の“現行”訓なし。「かか(る)」訓は「憑」にのみあり。

・よ(る):憑虚=虚による、虚空にのぼる、憑几=凭几、憑拠=よりどころにする、憑肩= 肩をよせる 証憑 
・たの(む):憑天=天にたのむ、天佑をたのむ 憑恃(ヒョウジ)=たのみとする 信憑・信憑性・・・
・つ(く):憑物=人にのりうつって祟りをする精 憑依=のりうつる、霊がよりつく、たのむ、よる、よりかかる。憑噫(ヒョウイ)=胸ふさがる:「心、憑噫して舒びず、邪気壮んにして中(こころ)を攻めん・・・」・・・「もだえる」意かも・・・。  
・かか(る):憑肩=肩によりかかる、憑妖=あやしいことにかこつけていう・かこつけてあやしいことをいう  憑欄(ヒョウラン)=てすりによりかかる 
・かちわた(る):憑河=河を徒渉する
*その他:(現行訓にはないが、「いかる」意あり)憑怒(ヒョウド)
*その他、「大いに」等の意もあり。憑憑:盛んなさま
*四字熟語 「憑空臆造(ヒョウクウオクゾウ)」:根拠なく自分の考えで推量すること。(「憑空」:事実のないこと(空に“よる”意か・・・))

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熟語の読み・一字訓読(その304) 餾 饋 饑 饒 饌

2016年08月28日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その304)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<餾:リュウ、む(す)、むしめし> *漢検2「むしめし」訓ナシ(意味欄にはあり)
・む(す)、むしめし:餾飯、蒸餾、乾餾

<饋:キ、おく(る)、すす(める)、おくりもの、たべもの> *漢検2「たべもの」訓なし(意味欄には“すすめる、たべもの”とあり)
・おく(る)、おくりもの:饋遺(キイ)=物をおくる。饋糧。饋詒(キイ)=饋貽(キイ)=物をおくる、おくりものをする。饋肉、饋米、饋薬、饋礼=進物をおくる、贈物。饋芻=刈草をおくる、饋歳=お歳暮、饋答=返礼の贈り物、品物の送り合い。饋賂(キロ)=おくりもの
・すす(める)、たべもの:饋食(キショク)、饋饌(キセン)=尊者にすすめる飯食、饋薦(キセン)=食物をささげすすめる、供物をすすめる。饋餉(キショウ)=かれいい、糧食、餽餉。饋膳(キゼン)=食膳にすすめる

<饑:キ、う(える)、ひだる(い)>
・う(える)、ひだる(い):饑饉、饑渇、饑餓、饑窮=うえて苦しむ、饑溺(キデキ)=うえることと溺れること→民のひどい苦しみのたとえ(大字源)、饑匱(キキ)=うえて食物に乏しい、饑耗(キコウ)=うえつきる、饑歉(キケン)=うえて食が足らない。饑寒。饑色=ひもじい様子、貧にやつれた色つや。うえやつれる(字通)
*漢検2 意味①穀物が実らない、食物が不足する 意味②うえる、ひもじい、ひだるい

<饒:ジョウ、ニョウ、ゆた(か)、ゆた(かにする)、おお(い)、あま(る)、ゆとり> *ニョウ(呉音)音熟語ナシ。
・ゆた(か)、ゆた(かにする)、おお(い)、ゆとり:(漢検2「ゆとり」訓ナシ、意味はこの項で一緒にあり) 饒舌=多弁、肥饒、豊饒、富饒、沃饒、饒贍=ゆたかに足る=饒足、饒侈=ゆたかに足りる、饒優=ゆたかに多い、饒衍=ゆたかにあまる。饒財、饒広、饒沃、饒楽=ゆたかで楽しむ、饒益(ジョウエキ)=多く物をもっていること、
・あま(る):(漢検2「あま(る)」訓なし。意味:余る、物が十分である意)饒溢(ジョウイツ)=みちあふれる、饒奢=おごり、おごって贅沢をする。費饒、餘饒(*「餘」は対象外。餘饒=余饒か?)
*「ゆるやか、ゆるす」意:饒人=饒先=人にゆずる、ゆるす

<饌:サン、セン、そな(える)、そなえもの、く(う)>
 *漢検2「く(う)」訓ナシ。意味②にはあり。 *熟語はすべて「セン」音。サン音熟語見当たらず。
(大字源:サン・センともに漢音(呉音は“ゼン”) 漢字源:サン音ナシ。セン(漢音)ゼン(呉音))
・そな(える)、そなえもの:酒饌、饌米、饋饌、神饌、饌饋=膳立てした食物をすすめる、饌賓=客に供する。具饌、玉饌
・く(う):饌餔=食物、食事。また、食物をくらう。饌所=のみくいする場所=食堂、饌具=食器
・その他(めし・たべものの意):佳饌、嘉饌、雅饌=よい食べ物、ごちそう。饌珍=めずらしい食物=珍味。羞饌。

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