Heartening1 L10  世界の現実を捉える
              →読みたくば読め、仮定法のすべて
Part1 

安田菜津紀さんが、雑誌でフォトジャーナリストの仕事について語ります。

私はフォトジャーナリストとして働いています。
世界で起きていることを写真と言葉で報告しています。
私がフォトジャーナリストになった理由の背後には、
ひとつの忘れられない経験があります。

私は高校2年生の時に、
学生レポーターとしてカンボジアの子どもたちと話す機会がありました。
私は、異なる環境にいる私の年齢の子供たちが
家族についてどのように感じているかが知りたかった。
当時私は、父と兄を亡くして以来(or 亡くしていたので)
「家族であることにはどんな意味があるのか?」
と自問自答していました。
「一緒に過ごせる貴重な時間は限られているのに、
 なんで些細なことで喧嘩するの?」
学校へ行っては帰って来るという日課をこなす中で、
その答えを見つけることはできませんでした。
ある日、先生が私たちに
カンボジアへの研修旅行について教えてくれました。
まったく異なる文化の中での生活を体験するために、
私はそのプログラムに登録してカンボジアに向かいました。


Part2

カンボジアの田舎では、
多くの人が十分に食べられていないことに私は気づきました。
貧しい家庭は途方に暮れて、
子供たちを児童労働に売り渡していました。
それらの子供たちは学校から遠ざけられ、虐待されました。
そんな悲惨な運命から救い出された青少年の施設を訪ねて、
私は彼らにインタビューをしました。

私は、路上で物を売ることを強制された一人の少年と話をしました。
彼は言いました、
「何も売れない日もありました。
 まるで僕が何か悪いことをしたかのように、
 ボスは容赦なく僕を殴りました。」
彼の経験を聞いていて、私は言葉を失いました。
しかし、それ以上に驚いたことが一つありました。
その悲しい経験にもかかわらず、これらの子供たちは
自分のことよりもそこに居ない家族の心配をしていました.
「両親は十分に食べているのだろうか」
と彼らの中の一人が言いました。
「彼ら(家族)を助けられる仕事に就きたい。」
私は子どもたちの強さと、無私無欲な態度に感動しました。


Part3

カンボジアへの旅は私に大きな影響を与えました。
まず最初に、それは私が世界についてもっと学ぶ動機になりました。
(=それは私に世界についてもっと学ぶようにモチベイトした)
私は自分の無知に苛立ちました。
私がもっと世界のニュースに注意を払っていたなら、
恐らくカンボジアの友人たちの状況を
もっとよく理解できていたことでしょう。
(仮定法過去完了 if had p.p.+ could have p.p.)

さらに、私は自分の経験を他の人と共有したいという衝動に駆られました。
ある日私は教室にいて、友人たちにカンボジアで撮った写真を見せました。
すると数人のクラスメートがやってきて、
「それ(ら)は何の写真なの? 彼らは誰?
 あなたはどこへ行ってきたの?」と尋ねました。
(What ~ photos of? つまりphotos of what 何が映ってる写真?の意)
(cf. my photo of you あなたが映っている私所有の写真)
(have been to ~へ行ったことがある = 現在存在する過去の経験=現在完了)
彼らの反応を見て、私の写真には
人々の心に好奇心の種を植えつける力が
あるのではないかと思いました。
その時、私の写真には
人々を惹きつける力があることを知りました。
私は写真を使って記事を書き、
出版社に寄稿することにしました。


Part4

高校卒業後も私はカンボジアやその他の場所で写真を撮り続け、
現地の人々に何が起こっているかを記事にしました。
しかし、子どもたちの苦しむ姿を目の当たりにして、
私は徐々に自分の仕事が無意味だと感じるようになりました。
結局のところ、写真は誰も救わない。
「フォトジャーナリストであることが何の役に立つのか?」
私は自問し始めました。
すると、最前線の救援隊員が私にこう言いました。
「私たちは困っている人を助けることはできますが、
 彼らの状況を世界に知らせることはできません。
 それはあなたの仕事です。あなたがいなければ、
 人々はここの人々のことを気にかけないでしょう。(仮定法過去)
この事があって、私は自分の仕事の価値を実感することができました。
(=これが私に自分の仕事の価値を理解させた)

私たちの仲間である人間の窮状を、
私はどのように世界に伝えることができるだろうか?
子どもたちの笑顔の写真など、美しい写真は
世間の注目を集めると思います。
それから私は、人々がどのように感じているか、
彼らが暮らす悲惨な状況について書きます。
私はこれらの人々にインタビューするとき、
彼らのことを、そして彼らの苦痛を理解するため最善を尽くします.
私は彼らと話す機会を持てたことにとても感謝しています。
彼らの生活がより良いものになるように、
私は彼らの状況を報告し続けたいと思います。