新年のご挨拶
遅まきながら、あけましておめでとうございます。
去年最後の投稿に書いたように、今年のヒューマン・スタジオは現在の業態があと3か月を残すのみ。変更して次年度を迎えることをめざして邁進してまいります。どうか倍旧のご指導お力添えのほどよろしくお願い申し上げます。
神奈川県の引き出し屋裁判が大詰めに
さて、去る11日(土)は朝から東京都内へ。親戚と食事したあと、かれこれ20年近く参加している「新ひきこもりについて考える会」に参加。
その間、何度も傍聴している「ワンステップスクール裁判」に大きな進展があったというニュースが神奈川新聞と毎日新聞に載ったとの情報を得たものの、新聞を買う余裕なく横浜市内へ移動し、生きづらさミュージシャンの風見穏香さんがゲストママを務めた発達障害バーの新年会(写真)に参加。その帰り、横浜駅で乗り換える際に駅構内のコンビニで両紙を購入。遅くなっても残っていたのでホッとしました。
神奈川県中井町に寮を構えていたワンステップスクールは “引き出し屋” と呼ばれる民間支援機関。強引な手法でおとなひきこもり当事者を連れ出して収容し、就労を目指して指導しています。その元利用者が集団訴訟を起こしていたのです。
それがどう進展したのかは↓のネット記事をどうぞ。
コメント欄を読むと、世間一般では「暴れて親の手に負えないひきこもり本人に親御さんが耐え切れずに依頼している」という先入観を持っている方が見受けられますが、加藤順子さんの記事にもありますように、わが子が無職だというだけで「ひきこもりなのでは…」と不安を募らせてこの業者に依頼した親御さんもいるのです。「おとなひきこもり」がスティグマ(ぬぐい難い汚名・心に刻印された負のイメージ)であることがよくわかる現象です。
翌12日(日)、私は前回もお知らせしたように「KHJ横浜ばらの会」で先月に続いて講演。偶然にも今月のテーマは「支援」だったので、導入にこのニュースと記事をご紹介しました。まさにドンピシャのタイミング!
そのあと、先月やった講演のおさらいから始めて今月の本題へ。そのため時間は大きく超過したものの、休憩時間に集まった質問用紙にご記載くださった内容には重複する点が多かったので、なんとか時間内にまとめることができました。
先月より大幅に増えたご参加の皆様、2か月にわたりお世話になったばらの会の皆様、ありがとうございました。
最後の家族会でお伝えする「待つ」「見守る」
そして、今週末の25日(土)に「不登校編」を、26日(日)に「ひきこもり編」を、それぞれZOOM併用開催する家族会「しゃべるの会」(しゃ会)では、最初にメールマガジン『ごかいの部屋』12月配信号に書いた『「待つ」「見守る」とは何なのか』をテキストとして読み上げて補足説明します。
前述の「ワンステップスクール」だけではなく、去年春に逮捕者を出した、やはり引き出し屋のひとつ「粋塾」や去年夏に自治体との連携が問題になった「スダチ」といった、近年幅を利かせている業者が口を揃えて主張しているのは「待っていても変わらない」「見守っていたら長期化する」という脅し文句です。
彼らは「待つ」「見守る」を「放っておく」という意味で使っています。しかし、このふたつの言葉はもちろんそういう意味ではありません。
しゃ会で今回使うテキストは、私が相談方針としている「待つ」「見守る」の意味を提言する内容です。
なお、14年間開催してきたしゃ会ですが、冒頭でお知らせした業態変更にともない、この2回をもちまして通算86回の歴史を閉じることになっています。
「テキストの読み上げと補足説明→参加者自己紹介→フリートーク」という、ほかにはない内容の家族会としてご好評をいただいてきました。最後の2回、ぜひご参加またはご紹介をお願いいたします。
現場からは以上です。