指名競争入札の予定価格漏らし落札させた疑い 大分市議を逮捕

大分市が発注した除草などの業務委託の指名競争入札を巡り、非公表だった予定価格を市の職員から聞き出した上で、知人が経営する造園会社に漏らして落札させたとして45歳の市議会議員が入札妨害の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、大分市議会議員の山本卓矢容疑者(45)、造園などを行う株式会社ヒロセの社長、廣瀬幸一容疑者(85)、廣瀬社長の娘で同じ会社の取締役を務める阿南美幸容疑者(59)の3人です。

警察によりますと、山本議員は、市の公園緑地課が発注した業務委託の指名競争入札を巡り、去年4月から5月にかけて、非公表だった予定価格十数件を職員から聞き出した上で、大分市内で阿南取締役に漏らして2件を落札させたとして入札妨害の疑いが持たれています。

2件のうち、ながおいけ公園などの除草の業務委託は316万8000円で、田尻さくら緑地などの除草の業務委託は319万円で落札されていて、いずれも予定価格の99%を超えているということです。

警察は、山本議員について、余罪があるかどうかを調べるとともに、事情を知っていると見られる市の職員からもさらに詳しい経緯を聞くことにしています。

警察は、捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていません。

大分市が発注した業務委託をめぐっては、ごみの収集運搬業務で非公表だった入札の予定価格を業者に漏らしたとして市の元環境部長が起訴されています。

【山本卓矢市議とは】
山本議員は、自民党の大分市議会議員で、現在2期目です。

おととし行われた大分市議会議員の補欠選挙で初当選し、ことし2月に行われた市議会議員選挙で2回目の当選を果たしました。

現在、党の大分市支部連合会の青年局長を務めているほか、市議会では厚生常任委員会の委員を務めています。

【大分市のコメント】
市が発注した業務委託の入札をめぐり市議会議員らが逮捕されたことについて、大分市は「公平性を求められる入札及び契約業務に関して、市民の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。今後、状況把握に努めるとともに、捜査機関に対して全面的に協力してまいります」とコメントしています。


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