那覇市有地の所有権を巡る贈収賄事件で、前那覇市議会議長の久高友弘被告(76)=収賄罪で起訴=に5千万円を渡したとする贈賄罪に問われた、元総会屋の被告(82)の第2回公判が21日、那覇地裁(小畑和彦裁判長)であった。元総会屋の被告と共に贈賄罪に問われ、有罪判決を受けた会社役員の男性(72)が検察側証人として出廷。公判の争点となっている現金の「賄賂性」の有無について「結果的に賄賂になった」などと証言した。
元総会屋の被告は公判で、現金授受については認めつつ、「賄賂ではない」として無罪を主張しており、贈賄罪の成立の可否が争点となっている。
検察側による主尋問で、男性は、元総会屋の被告から2021年1月、那覇市有地の所有権を巡る問題を電話で聞いたとし、「(土地を)転売することで大きな利益が得られる。その手付けとして5千万円がどうしても必要だ」と依頼があったと述べた。知人から借り受けた資金の使途として、久高被告による「議会対策」「工作資金」の目的もあったとした。弁護側の反対尋問では、資金の認識について「手付金と聞いていたが、結果的には賄賂として渡した」と述べた。次回公判は6月24日。