埼玉りそな昨年度決算 「当期純利益」3年連続増益

 埼玉りそな銀行は13日、昨年度=2024年度の決算を発表しました。

 当期純利益は355億円で3期連続の増益となりました。

 埼玉りそな銀行によりますと本業のもうけを示す「実質業務純益」は、金利の上昇に伴い資金利益が増えたことが主な要因となり、前の年度より113億円増えて442億円でした。

 これにより「当期純利益」も前年度と比べ78億円増えて355億円となり、3期連続の増益となりました。

 このほか、財務の安定性を図る指標の一つとなる「自己資本比率」は前の年度から1.00ポイント下がったものの15.55パーセントで、健全な水準を維持しているということです。

 埼玉りそな銀行の福岡聡社長は「金利の上昇を受けて中間決算で上方修正した通期目標に対しても127%という数字を達成して3年連続の増収増益となり満足のいく水準だった」と述べました。

白岡市役所 13日から主要業務再開

 5月6日に発生した、白岡市役所の火事から1週間、臨時窓口で主要業務が再開されました。

 5月6日、白岡市役所で発生した火事により税務課や市民課などがある庁舎1階部分の一部、およそ800平方メートルが焼けました。

 市は、市役所に隣接する市保健福祉総合センターと市生涯学習センターに臨時窓口を設置し、相談業務に限り対応していました。

 12日、住民情報を扱う「基幹系システム」が復旧したということです。

 このため、13日から住民票の写しや住民税関係証明の交付、転入・転出の異動届といった主要業務の再開が可能になりました。

 市は今後、仮設の庁舎を建設して業務態勢を整えていく方針です。

 市によりますと業務のおよそ8割が対応可能ということですが、臨時窓口のためマイナンバーの一部業務などに制限があることから、詳しくはホームページを確認するよう呼びかけています。

松伏町と川島町の町長選挙 13日告示

 任期満了に伴う松伏町と、町長辞職に伴う川島町の町長選挙が13日告示されました。

 任期満了に伴う松伏町の町長選挙に立候補したのは、届け出順に新人で元町議の増田等氏(70)、現職で3回目の当選を目指す鈴木勝氏(70)、新人で元町議、高野祐大氏(32)のいずれも無所属の3人です。

 一方、川島町の町長選挙は飯島前町長が、従来の1月の選挙は、有権者や候補者への負担が大きいなどとして任期を残して3月に引退し、選挙戦となりました。

 立候補したのは、届け出順にいずれも新人で無所属の元町議会議長の道祖土証氏(71)、元町議の粕谷克己氏(68)、元町職員の藤間隆氏(60)、の3人です。

 松伏町と川島町の町長選挙は、5月18日に投票が行われ即日開票されます。

県内初 公営屋内50m水泳場 大野知事が現場視察

 川口市の神根運動場などで建設工事が始まった、公営では県内初となる屋内50メートル水泳場を、大野知事らが視察しました。

 13日は大野知事や川口市の奥ノ木信夫市長などおよそ10人が視察しました。

 水泳場は、アスリートの競技力向上やスポーツ振興を目的とした施設で、川口市の神根運動場と神根公園に建設中です。

 公営の屋内50メートル水泳場は県内で初めてです。

 トップアスリートが集まる国内の主要な大会を開催するため、メインの50メートルプールにはオリンピックなどの公式競技にも採用されている「ミルタプール」を導入するほか、およそ3000席の観客席が設けられます。

 大野知事らは、現場の担当者から工事の進み具合や今後の作業内容などを聞きながら、建設現場を視察しました。

 水泳場は、再来年の7月に開業予定です。