玉木チルドレンが名乗っていた「別の名前」
「あぁ~! 玉木さんや!」
男子学生が感嘆しきった声をあげた。颯爽と登場したのは、国民民主党の玉木雄一郞代表(55歳)。「ヨドバシカメラ マルチメディア梅田」前の数百人の聴衆は一斉にスマホのカメラを向けた。4月19日の17時すぎのことである。
前回衆院選で躍進し、「年収103万円の壁」の見直しでも存在感を発揮した国民民主党。玉木氏の不倫問題が発覚しても党勢は衰えず、政党支持率は野党トップ。
そんな熱気と活気が充満した街頭演説会で、玉木氏の横に立って手を振り続けている人物がいた。国民民主党大阪府連代表代行を務める、平岩征樹衆院議員(45歳)だ。
昨年の衆院選で初当選した“玉木チルドレン”だが、貝塚市議時代の’19年から旧国民民主党時代の街頭活動に参加。玉木氏と長年の盟友関係にある。
しかし、平岩氏には誰にも知られたくないであろう「別の名前」があった――。