運営は表に出て企画の趣旨説明を伝えるべき

言いたいことはタイトルの通りで、一言で言えば「ラブライブ!シリーズ」とかのようにスタッフが基本的にだれも出てこなくて、企画の趣旨説明をしないのはおかしいという話を長々と続けるので、お忙しい人はブラウザバックして結構です。

顔の見えるスタッフ

まず、このエントリーは全面的に同意なのですが…。

今の運営型のコンテンツは運営が描くビジョンや展開、運営への信頼を含めて作品だと思うのです。

それはまさにその通りで、リアルアイドルを引き合いに出されてますが、坂道だって一部から「他の人の作詞が見たい」だの「今のメンバーなんてあったことも名前もしらないだろ」と揶揄されつつも「秋元康」の看板を未だに下ろしていないわけし、逆につんく♂がハロプロのプロデュースを降りて10年経ってるのに、未だにつんく♂がコンサートのケータリングのメニューまで考えてる(井上敏樹のロケ弁ネタからきたジョーク)かのような言われ方がされています。

このように「顔の見えるスタッフ」の存在というのはここまで大事なわけで、おそらく今のラブライブ!というコンテンツは基本的に集団指導体制で、誰かの発案と言うことはない合議制なんだというのはあるにしても、ちょっと表に出なさすぎるのではないかと思うのです。

もしかして、出たとこ勝負でしゃべれるだけのコンセプトがないのかな?

イキヅライブはアニメをやるべきか。

イキヅライブも始ってすぐに「アニメをやるべき」という意見が散見されますが、度々申し上げることですが、10年前や20年前とはちがって、企画立ち上げから4~5年くらいのオーダーがかかる。

テーマとかコンセプトって時代に普遍的なものじゃないといけないと思うんですが、それ自体は問題ありません。むしろ、テーマというものは物語でもコンセプトでも普遍性は大事なものです。

しかし、普遍性という骨格を肉付けする演出というのは日々変化しますが、数年かかるというのは、とくにアイドルというのは時代を映す鏡であり、常にトレンドが変化している以上、時代に変化しづらい最大公約数的な物にならざるを得ない。

そんな最大公約数的の当たり障りのないものを作って、共感を得るかと言えばそうでは無いでしょうし、それこそが、ここ最近のアニメのジレンマなのでしょう。

アニメ=必要条件ではない

イキヅライブの山田真綠がSAF燃料のネタにつぶやいてましたが、

ちょうど、半月前からコスモ石油から本当に国産SAFの供給が始っていますが、アニメならこんなタイムリーなネタはどう逆立ちすぎても不可能です。

それに、コロナ禍以降のラブライブ!って一番世間に刺さってるのは『愛♡スクリ~ム!』なわけですが、アニメとか文脈というの関係がありませんで、それからしてもIPを広げるのに、アニメが必要条件ではないことは明白です。

しかし、難題はこれを同コンテンツに還元するかです。思い付くのは期間限定のユニットを存続して似た路線を出すか、「終わってしまったけどアニメを見て」「コアなマニア向けだけどエイガサキやるから見て」くらいしか言い様がない。

アニメはメッセージを伝える手段

AiScReamを主役にそれこそヨハネみたいにアニメ化しろという人も居るけど、今からアニメ作ったら3年、下手したら5年かかってしまうわけで、完全に懐メロになってしまいます。

アニメには当然ながら物語があるのですから、「乃木坂ちゃんかわいい」でも(まあ、GQuuuuuuXの件は怨嗟とこじつけがかなりしめてると思うが)なんでもいいから、何か伝えたいことがあり、アニメなり漫画なりという表現手法そのための手段に過ぎないのです。

何か伝えたいことのために5年も人生を捧げるなんて、パワハラを肯定する意味は無いけど、どこかの宮﨑駿とか富野由悠季のように、自分のこだわりが過ぎて、スタッフに対して、暴言を吐きまくるくらいの難物じゃないと普通は務まらないでしょう。

まあ、サンライズは大変にしっかりした会社だし、ラブライブ!も大変収益性の高いIPだから、優秀なスタッフに恵まれ、システムも構築できてるから「適当に」やってもそれなりのものは出来るでしょう。

だけど、それで人の心を動かす物は出来るわけがない。すなわちラブライブ!というのはある種俳句のような定型詩はあるけど、それで5年も掛けて伝えたいメッセージ性があるものではないのです。

同様にアニメMVというけど、未だに外に出たら珍ししがられるし、もっと力を入れるべきとは思う。だけど、アニメMVを作るためだけにスタッフを集めるとなると現実的には難しさはある。

以前「アニメMVを増やせ」と言ったのですが、アニメMVというのはそれ自体でマネタイズできるわけではありません。

新聞の印刷所の余ったリソースで聖教新聞を印刷したり、製鉄所が自家発電で余った電気を売るように、すでに動いているアニメ班とかCG班が「ついでに」作るから、なんとかなってるわけで、そうした動いている動画制作班が居ること前提で、以前の話は主張していた面はあります。

もちろんなんとかして予算はとは思うし、イキヅライブでもフェスライブみたいに映画館でライブでやって少しでも…と言う思いはあるんですけど、やっぱり難しいのでしょう(もしかしたら来月にCGモデルが発表されて、ライブやりますってなるかもしれないですが)。

このように、アニメという表現媒体には多くの問題点はあるのに、ファンは凝り固まっている。もしかしたらアニメって凄く簡単にできるものと思われているのかもしれないけど、ラブライブ!のアニメの抱える一番の問題じゃないのかなと思うのです。

やはり運営の趣旨説明は必要

長々と書きましたが、蓮ノ空にしてもイキヅライブにしてもアニメの予定がないなら予定がないとはっきりと言うべきだし、アニメが難しいなら難しい理由を包み隠さずに正直に言うべきです。

今後1年とかのロードマップがあれば助かるけど、そこまでやれとは言いません。

その点、『蓮ノ空』はちゃんとLoveLive Daysで「予算が足りないからフェスライブを減らしました」「収録もファンミ形式も予算が変わりませんでした」とはっきり言っているのは偉い。

オッドナンバーはゲーム屋さんなんでその文化はアニメ屋さんとは違うのかもしれないのですけど、出来ないことは出来ないと正直に言った方が、信頼されるコンテンツになりそうな気がするのですが…。

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