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NPO法人等の透明性確保と違法薬物対策の強化に関する要望書 要望書を吉住区長にお渡し、NPO法人等と行政の関わりや歌舞伎町の問題について意見を交換しました。 以下、要望書の全文になります。 ======================== 令和7年5月23日 新宿区長 吉住健一様 NPO法人等の透明性確保と違法薬物対策の強化に関する要望書 日本維新の会・新宿区議団 古畑まさのり おやまだ静香 新宿区において活動するNPO法人や公益社団法人等が行う現場支援は、困難を抱えた方々にとって安全かつ信頼できる活動である必要があります。 このたび、公益社団法人「日本駆け込み寺」の関係者による違法薬物の使用が報じられたことにより、支援を必要とする当事者ならびに地域住民、関係機関に対して大きな衝撃と不信を与える事態となりました。 同法人は、新宿区歌舞伎町という、性産業、薬物依存、貧困、暴力などの社会的課題が複雑に混在する地域において活動しております。そうした環境下では、支援を受ける側だけでなく支援する側も違法薬物に接触する高いリスクを抱えています。当然のこととして、支援団体・支援者は違法薬物や反社会的勢力との関りを断固として断ち、公金を適正に使用し活動しなければなりません。 また、支援の現場において当事者の信頼確保を理由に、警察など公的機関との連携を避ける傾向も見られます。薬物犯罪や暴力などに関しては、警察をはじめとする公的機関との適切な連携こそが、当事者の安全を守る上で不可欠です。 こうした背景をふまえ、支援者が継続的・安定的に活動できる環境整備を行い、NPOと行政・警察などの公的機関との連携体制の構築を求め、以下の事項について新宿区としての積極的な対応を要望いたします。 要望事項 1. 第三者による監査・外部評価制度の推進 公益社団法人やNPO法人等の会計・運営・倫理遵守状況について、定期的な第三者による監査または外部評価を推進し、支援活動の透明性と説明責任を確保すること 2. 歌舞伎町など高リスク地域における支援団体・支援者への支援体制の整備 現場で活動する支援団体・支援者が持続的に活動できるように違法薬物や反社会勢力との関わりを断ち、かつリスクに巻き込まれないように研修や相談体制などを整備すること 3. 薬物依存に関する専門機関との連携強化 違法薬物の使用や依存が疑われる当事者や支援者が適切に専門支援につながれるよう、医療・福祉機関との連携体制を強化すること 4. 犯罪や薬物事案における警察との連携促進 薬物や暴力に関する事案について、NPOが単独で判断・対応するのではなく、警察・児童相談所等と速やかに情報共有・通報できる仕組みの整備と周知を行うこと 以上
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