私が娘を子育てをしていた時に強く意識していたのは、思いやりがあり、人の痛みが分かる人間になることです。
生きていく上で自分さえ良ければいい、自分の家族、自分の国さえ良ければいいといった考え方では、人の痛みが分かる人間にはなれません。
自己認識させるために、学校で学ぶのももちろんのこと、本人がやりたがっていることは可能な限りさせていました。
例えば南アフリカに住んでいる頃は、娘が小学校高学年から中学生の時でした。
友達と遊びに行ったり、気軽に出かけられる環境ではありませんでした。(プレトリアは治安がとても悪く外を歩けません。子供が一人でコンパウンド外の友達の家に行くなど不可能です。)
コンパウンドとは、高圧電力が流れる塀に囲まれていて、出入り口のゲートには、24時間銃を持った警備員が立っている敷地内に作られた住宅地です。
もちろん私が、娘の友達を車で迎えに行って、比較的安全なショッピングセンターの映画館に連れていき、彼女たちを中に入れてから、映画が終わる前に出口で待っていたりはしていました。
その後ショッピングしたがっていたら、探偵のように隠れながら後ろをついて安全であるか見守っていました。
南アフリカのレイプ率は世界一です。ショッピングモールの女子トイレでも被害が多数出ていますので、トイレにも必ず一緒についていきました。
そんなこんなで学校が終わってからなかなか遊べませんでしたから、娘はコンパウンド内で、テニスとゴルフのレッスンを受けていました。
南アフリカのプレトリアは、スポーツ万能なアフリカーナーが大勢いました。
それこそ4、5歳から、ゴルフレッスンを始めている男の子たちもいて、うちの娘とは雲泥の差です。
公用語が英語とアフリカーンス語プラス現地語ですから、ドイツから引っ越してきた娘の英語のレベルはとても低く、始めはかなり苦労していました。
スポーツでも、勉強でも、現地人には敵わない。もっと頑張らなくちゃ‼️と本人が実感していました。
これはとってもよい経験になったと思っています。
私は子育て中に、「勉強しなさい」と言ったことは一度もありません。代わりに「どうすれば良いとおもう❓」って本人に聞いていました。
ドイツから南アフリカに引っ越して、最初の英語のテストはひどい点でした。
英語ネイティブにいきなり混じったわけだから、当たり前ですが…
娘もショック😨を受けていましたので、「どうすれば良いと思う?かあちゃんに何か出来ることある?」と聞きましたら、「英語の先生に相談してもらいたい。」と答えました。
英語の先生に時間をとっていただき話しましたら、実に気楽に、「大丈夫ですよ。ドイツ人の子供達は、南アフリカに来て最初の半年間のテストは成績表に関係ないのです。考慮してませんから、少しずつ追いついていって下さいね。」と言ってくださいました。
この事に気を良くした娘は、英語やる気スイッチが入り、大学で英米文学を専攻するほど英語好きに❤️なりました。
子育てする上で、絶対に言ってはいけないのは、「あなたはダメだ。」「母さんは出来たのに、なんでこんな簡単な事もわからないの。」とか見下す、また他の子達と比較することだと思っています。
「A君は、テストの点すごく良かったって聞いたわよ。あんたはなんで出来ないの!バカなんじゃないの。」とかは最悪です。
バカって言う人がバカ‼️
私は子供達は、ちょっと自信過剰で良いという方針です。娘のこともいつもいつも誉めてきました。
「前回のテストよりずっと良くなったね。すごい、ティアーナちゃん、頑張ったね。偉いね👏」って。
また逆によく出来なかった時は、「そうなんだ。どうする?次回頑張ってみる?」とか。本人の意思を尊重してました。
できないできないと言われると本人もやる気をなくしてしまいます。「どうせ僕には出来っこないんだから。 」と考えてしまったり、会社できつく言われただけで、立ち直れないくらい落ち込んでしまったりします。
実際私の娘は、日本に引っ越し仕事を始めましたが、日本語力の欠如、日本の歴史や伝統をよく知らないことで大変苦労し、落ち込んでいた時期がありました。
でも、自分で解決法を見つけ出し、現在は楽しく働いています。
Quoraの皆さま、応援してくださりありがとうございます😊 彼女は、以前の喋りて事務所に所属したままで、翻訳会社で正社員として働いています。
大好き💕な本を読み、デスクワークし、英語、ドイツ語が活かせるピッタリの仕事を楽しんでいます。
子供達は親には想像も出来ないほどの可能性があります。それを親が押し潰してしまうのでなく、どんどんと引き出していけるようにしたいですね。
また間違っていることには、しっかりと良くないと言い、ではどうすれば良いのかをきちんと説明することが人格形成に役立つと考えています。
すっかり大人になったうちのティアーナです。❤️
COCOさーん💕いつも大変嬉しい☺️コメントをありがとうございます。
やはり反面教師的なところはありますよね。ただ怒鳴りちらしたり、子供をぶったりする母親たちを見てきましたから、絶対自分はそうならないようにしようと思っていました。
子供だろうと、自分がされたら嫌なことはするべきではないですよね。
また大人でも褒められたら嬉しくて、やる気が出たりしますから、自分の子だけではなく、知り合ってきた子供達にもそうしてきました。
まあ〜‼️遼さん❤️のように勉学も音楽も飛び抜けて優秀なお子さん時代でも、お母様はほめてくれなかったのですか⁉️ひどいですね。
私の子供だったら、むちゃくちゃ褒めて周りの人達に自慢していたと思います。
ティアーナちゃん、いや、さん!日本で正社員で働く程、日本を気に入ってくれたんですね❣️とても嬉しくなりました🥰
写真のお顔を拝見しているだけで、真っ直ぐ素直にでもしっかりとした自尊心と自信に溢れているのが伺えますよね😍
ありがとうございます😊Takanoriさん❤️
そうなのですわ。日本語もすご〜く勉強して、ビジネスメールや日本語への翻訳なども出来るようになりました。 好きこそ物の上手なれ💕ですね。
もちろんまだまだ日本語力劣っていますから、日々お仕事しながら勉強中です。
日本は最高😀っす‼️
素敵な💓お嬢様は、お仕事を探しているところですね。東京はいろいろな職種があって探しがいがありますよね。
はいまたお会いできたら良いですね🥰🥰