私が娘を子育てをしていた時に強く意識していたのは、思いやりがあり、人の痛みが分かる人間になることです。

生きていく上で自分さえ良ければいい、自分の家族、自分の国さえ良ければいいといった考え方では、人の痛みが分かる人間にはなれません。

自己認識させるために、学校で学ぶのももちろんのこと、本人がやりたがっていることは可能な限りさせていました。

例えば南アフリカに住んでいる頃は、娘が小学校高学年から中学生の時でした。

友達と遊びに行ったり、気軽に出かけられる環境ではありませんでした。(プレトリアは治安がとても悪く外を歩けません。子供が一人でコンパウンド外の友達の家に行くなど不可能です。)

コンパウンドとは、高圧電力が流れる塀に囲まれていて、出入り口のゲートには、24時間銃を持った警備員が立っている敷地内に作られた住宅地です。

Kumi Hoffmann
· 4年前
危険な国が世界にはあると言われますが、日本に住んでいるのでイマイチピンときません。危険な国はどこで、どのように危険なのでしょうか?
最も危険な国として必ず名前が上がる南アフリカに5年間住んでいたものとしてこれは回答するべきだと使命を感じました。 Numbero's crime index 2020によりますと、南アフリカは世界で3番めに危険とされる国で危険な都市ワースト10の中に4都市が入っています。 まず最初に申し上げておきたいのは、私は南アフリカで思いやりのある素敵な友だちが大勢できて素晴らしい経験をたくさんしました。私は南アフリカが大好きですし、イギリスに越してきてからも数回ケープタウンや以前住んでいたプレトリアに旅行に訪れています。 でも正直言って私達家族が襲われることがなかったのは恵まれた環境に住むことができたからです。ほとんどの駐在員家族はコンパウンドやゴルフエステートと呼ばれる、高圧電流が流れる塀で囲まれゲートには武装した警備員が24時間監視しているところに住んでいます。 ここは私が住んでいたコンパウンドではありませんがこんな感じで警備員が入ってくる車を一台ずつ調べ修理などの業者の場合どこの家に行くのか聞き、その家に電話をして確認します。確認が取れないと中に入ることはできません。 私が南アフリカに住んでいる際に最も辛かったのは外を自由に歩けなかったことです。 イギリスに越してきて初めて近所のスーパーに歩いていけた時、再び自由を満喫できてものすごーく嬉しかったことをよく覚えています。 夜間、外を歩く安全度が非常に低いたったの12.95%になっているのがおわかりいただけますね。(それに対して日本は女性が夜一人で歩くにも最も安全な国だと挙げられています。) コンパウンド内は自由に歩けますが、昼間、歩ける距離にあるショッピングセンターに行くのでも車で行かなければなりません。僅かな距離でも歩いていると殴られて所持品を盗まれたりレイプされる恐れがあるからです。 女性たちのハンドバッグがまさに盗まれているところです。ご覧のようにそれを止めてくれる人たちは誰もいません。 又警察は全く当てになりません。スピード違反して捕まったら賄賂を請求してきたり(私自身はスピード違反したことはありませんが)、目の前で暴動が起こっていてもただボーッと見ているだけだったりします。 私の南アフリカ人の友人の車が盗まれた時警察に連絡しましたが、来るとは返事したものの全く来ませんでした。 私の友達の間でも被害が多くでたのは Smash-and-Grabでした。信号が変わるのを待っている間に車のガラスが割られ、車内のバッグやパソコンなど金目の物を盗まれてしまうのです。 特に女性が狙われやすく、襲われた友達は大変なショックを受けていました。バッグなどの所持品は必ずトランクに入れるか、足元に隠さなければいけません。 私は夜はできるだけ一人では外出しないようにしていましたが娘の学校行事等で出なければいけなかった時、赤信号でも他に車が来ていない場合は停まりませんでした。そうするように教わったからです。 私の友達で安全なコンパウンドに住む予算がない人たちは、家に5人組が入ってきて縛り上げられ銃を頭に突きつけられて金庫を開けさせられたり、(衝撃的ですみません、)殴られて暴行された女性もいます。 話を聞いていてあまりにもショックで涙が止まりませんでした。一生忘れることのできない苦しい恐ろしい体験です。 南アフリカは世界一エイズ感染者、HIV保持者が多い国です。国連の発表によりますと2018年度の南アフリカのHIV有病率が13.1%。15歳から49歳までに限定すると数値が19%にも上がります。 私がよく聞いていたのは、どうせエイズで死ぬんだから何をやってもいいと自暴自棄になっている人たちが非常に凶悪な犯罪を犯しています。私はプレトリア新聞を毎日読んでいましたがその犯罪の残酷さはとてもじゃないけどここには書けません。 一番の原因は貧富の差があまりにも激しいことです。 あまりにも貧しいとスマホを盗むために人を殺したり、指輪を奪うために指を切り落としたり、ロレックスの時計を奪うために持ち主を銃で撃ったりしてしまうのです。 そのイメージが少しでも分かっていただけるように南アフリカの富裕層と貧困層の住居を載せておきます。 こういった超豪華な邸宅がコンパウンド内にはたくさん見られます。 そして貧困層が住むタウンシップ(旧黒人居住区)の様子です。 最後になってしまいましたが、Youji (YoujiH)さんがホンジュラス在日本大使館に載っている安全情報をこの回答に載せていらっしゃいます。何故かリンクが貼れませんので同じ質問のお答えですからぜひご参照ください。 追記しますね。 直美 ハーリー (Naomi Hawley)さんからのご質問です。 コンパウンドというのはGated Communityのことです。10軒くらいしか入っていないところも数千軒の家や邸宅が入っているところもあります。巨大なところでは私達が住んでいたようなゴルフ場が入っているところもあります。基本コンパウンドの中にはお店はありませんので買い物は外に出なければいけません。 また、白人だけではなく成功している黒人も住んでいるところがありますが未だ少数派です。 今現在仕事がある人達はまだしも、これから就職する白人たちは政府が徹底した黒人優先策をとっていますのでいい仕事を見つけるのに苦労しています。 アフリカの男性、特に黒人は女性を見下している人たちが大多数です。だからこそレイプ率が世界一高くなっているのです。 残念ながらアジア人は黒人からは見下されています。今まで白人に見下されてきた黒人が唯一優位に立てるように感じるのがアジア人だからです。そういった意味では私はかなり苦労をしました。

もちろん私が、娘の友達を車で迎えに行って、比較的安全なショッピングセンターの映画館に連れていき、彼女たちを中に入れてから、映画が終わる前に出口で待っていたりはしていました。

その後ショッピングしたがっていたら、探偵のように隠れながら後ろをついて安全であるか見守っていました。

南アフリカのレイプ率は世界一です。ショッピングモールの女子トイレでも被害が多数出ていますので、トイレにも必ず一緒についていきました。

そんなこんなで学校が終わってからなかなか遊べませんでしたから、娘はコンパウンド内で、テニスとゴルフのレッスンを受けていました。

南アフリカのプレトリアは、スポーツ万能なアフリカーナーが大勢いました。

それこそ4、5歳から、ゴルフレッスンを始めている男の子たちもいて、うちの娘とは雲泥の差です。

公用語が英語とアフリカーンス語プラス現地語ですから、ドイツから引っ越してきた娘の英語のレベルはとても低く、始めはかなり苦労していました。

スポーツでも、勉強でも、現地人には敵わない。もっと頑張らなくちゃ‼️と本人が実感していました。

これはとってもよい経験になったと思っています。

私は子育て中に、「勉強しなさい」と言ったことは一度もありません。代わりに「どうすれば良いとおもう❓」って本人に聞いていました。

ドイツから南アフリカに引っ越して、最初の英語のテストはひどい点でした。

英語ネイティブにいきなり混じったわけだから、当たり前ですが…

娘もショック😨を受けていましたので、「どうすれば良いと思う?かあちゃんに何か出来ることある?」と聞きましたら、「英語の先生に相談してもらいたい。」と答えました。

英語の先生に時間をとっていただき話しましたら、実に気楽に、「大丈夫ですよ。ドイツ人の子供達は、南アフリカに来て最初の半年間のテストは成績表に関係ないのです。考慮してませんから、少しずつ追いついていって下さいね。」と言ってくださいました。

この事に気を良くした娘は、英語やる気スイッチが入り、大学で英米文学を専攻するほど英語好きに❤️なりました。

子育てする上で、絶対に言ってはいけないのは、「あなたはダメだ。」「母さんは出来たのに、なんでこんな簡単な事もわからないの。」とか見下す、また他の子達と比較することだと思っています。

「A君は、テストの点すごく良かったって聞いたわよ。あんたはなんで出来ないの!バカなんじゃないの。」とかは最悪です。

バカって言う人がバカ‼️

私は子供達は、ちょっと自信過剰で良いという方針です。娘のこともいつもいつも誉めてきました。

「前回のテストよりずっと良くなったね。すごい、ティアーナちゃん、頑張ったね。偉いね👏」って。

また逆によく出来なかった時は、「そうなんだ。どうする?次回頑張ってみる?」とか。本人の意思を尊重してました。

できないできないと言われると本人もやる気をなくしてしまいます。「どうせ僕には出来っこないんだから。 」と考えてしまったり、会社できつく言われただけで、立ち直れないくらい落ち込んでしまったりします。

実際私の娘は、日本に引っ越し仕事を始めましたが、日本語力の欠如、日本の歴史や伝統をよく知らないことで大変苦労し、落ち込んでいた時期がありました。

でも、自分で解決法を見つけ出し、現在は楽しく働いています。

Quoraの皆さま、応援してくださりありがとうございます😊 彼女は、以前の喋りて事務所に所属したままで、翻訳会社で正社員として働いています。

大好き💕な本を読み、デスクワークし、英語、ドイツ語が活かせるピッタリの仕事を楽しんでいます。

子供達は親には想像も出来ないほどの可能性があります。それを親が押し潰してしまうのでなく、どんどんと引き出していけるようにしたいですね。

また間違っていることには、しっかりと良くないと言い、ではどうすれば良いのかをきちんと説明することが人格形成に役立つと考えています。

すっかり大人になったうちのティアーナです。❤️

きちんと褒めるべきところで褒めるのは、子どもの自己肯定感を育てる上で大切ですよね。その子どもの一生に影響を及ぼすと思います。ティアーナさんはくみさんのようなお母様で本当によかったですね。 でもある意味、お母さんお父さん自身も自己肯定感を待つように育ってないと、同じように子どもに接することができないのかなとも思えたりします。 日本人は特に、他人に対して謙遜することを美徳と考える傾向がありますが、これに「ウチ・ソト」の概念がくっつくと、他人に対して家族を卑下したり否定したりするようになりますよね。私の父がそうで、他人が母をよくできた奥さんだと褒めると母の前でこき下ろしたりバカにしたりすることも少なくな…
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横から失礼します。Natsukoさん、こんばんは。 お母さんお父さん自身も自己肯定感を待つように育ってないと、同じように子どもに接することができないのかなとも思えたりします。 仰る通りだと思います。実両親は虐待(肉体的と心理的)されて育ちました。母が心理的虐待で育ったので特に酷く「自分がすべて正しい。それ以外は否定一択」でした。過干渉&束縛が酷く、自分と同意見の時だけ機嫌が良い、というもので、それ以外はすべて否定されました。 なので私は自己肯定感そのものがなく生きてきました。父の事も同じ扱いをしていたので、自己肯定感は持てませんでしたが「私は絶対、こんな人間にはならない。自分の夫を大切にする!」とい…
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Natsuko
COCOさんこんばんは。こちらは朝です☀️ 大変な子ども時代を送られたのですね🥲実の御両親も苦しい思いをされていたのでしょうが、それがCOCOさんへの仕打ちに変換されていることに、ご両親は気づくことが出来なかったのですね。 COCOさんが今、義理のご両親とパートナーの方から深い愛情と安らぎを得られていらっしゃるようで本当によかったです😊低い自己肯定感はなかなかなおりませんが、愛情を受けたり与えたりすることで救われる部分は多いですよね。この先、COCOさんにたくさんの愛がもたらされ癒しになるようお祈りしてます🙏
Natsukoさん❤️のお父様も日本人独特の謙遜するタイプだったのですね。 私もドイツに引っ越してすぐの頃はそうでした。でもドイツ人の友達に感じ悪いからそんな言い方しない方が良いよ、って注意されてから、(別の人たちに二回も)、謙遜しないように気をつけています。 ドイツでは、謙遜って通じないです。おそらく🤔アメリカもそうですよね。 Natsukoさん❤️は、勉強をすごく頑張っていても「よく頑張ったね。偉いね。」と褒めてもらえなかった悲しい気持ちを今でも覚えていらっしゃる。子供の頃に辛かったことは、大人になっても忘れないですよね。 褒めて伸ばすのが良い子育てと考えています。 ラッコ🦦クッキー食べたい…イギ…
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Natsuko
くみさんありがとうございます。アメリカでもやはり褒めることはとても大切です。 子どもの時にちゃんと認めてもらえないと、大人になって歪んだ承認欲求を持っていたりする場合もあるように思います。 子どもの側が頑張らないと認められない、愛されている実感がわかない、というのは間違ってるんじゃないかと思います。 それが、「自分は条件を満たしてないから愛されないのだ、だから価値がないのだ」という自己肯定感の欠如や、「自分は頑張りがたりないのだ、だから認めてもらえないのだ」という自己卑下や自己否定に結びつくのではないでしょうか。それを大人になってから穴埋めするのはなかなかしんどいです。 COCOさんのコメントにもありましたが、親自身も難しい境遇だった場合もあり、なかなか難しい問題ではありますが、1人でも多くの子どもたちが、自分の価値を信じられるようになり、大人になって自信をもってまた他人や子どもを愛せる人になって欲しいです🙏

理想のお母さん、ですね❣️

単に可愛がるだけの「甘やかし」ではなく、良い時は思う存分ほめてあげて負の時はKumiさんの考えを言うのではなく「どう思う?どうすればいいと思う?」と本人に考えさせる。

いろんな人を見てきたKumiさんだからこそ、できたのかもしれないですね。どうしても自分のイライラや感情で「こうするのがあなたのため」と決めつけてしまいますから。

私もKumiさんに育ててほしかった〜www😂💝

COCOさーん💕いつも大変嬉しい☺️コメントをありがとうございます。

やはり反面教師的なところはありますよね。ただ怒鳴りちらしたり、子供をぶったりする母親たちを見てきましたから、絶対自分はそうならないようにしようと思っていました。

子供だろうと、自分がされたら嫌なことはするべきではないですよね。

また大人でも褒められたら嬉しくて、やる気が出たりしますから、自分の子だけではなく、知り合ってきた子供達にもそうしてきました。

COCO
皆さん書いてるように私もほめられた記憶がありません。なので自己肯定感が低いまま大人になりました。でも結婚後、義両親が「娘」として大事にしてくれて「親の愛」というのを知りました。常にあたたかく迎えてくれてダメな所は「そこはこう考えた方が良いと思わへん?」と私の考えを受け入れた後にアドバイスするように諭してくれます。実両親はいわゆる「毒親」だったので、義両親のおかけで歪んだ内面がかなり改善されました。感謝しかありません。

母に否定され褒められずに育ったぼくもくみさんに育ててられたかった・・・

まあ〜‼️遼さん❤️のように勉学も音楽も飛び抜けて優秀なお子さん時代でも、お母様はほめてくれなかったのですか⁉️ひどいですね。

私の子供だったら、むちゃくちゃ褒めて周りの人達に自慢していたと思います。

COCO
Kumiさん、これからでもいいんでちょくちょく褒めてくださいw ← 面倒なお願いをするババア🤣

横から失礼します。

萩原さんが❓️❗️否定され褒められず、ですか❓️とてもそんな風には。。。勤勉で自らいろんな国に赴き。。そういう家庭の両親って皆「何も言わずに好きにさせてました」な声を多数聞いてたんですが・・・あまりに意外すぎてついコメントしてしまいました💦

ティアーナちゃん、いや、さん!日本で正社員で働く程、日本を気に入ってくれたんですね❣️とても嬉しくなりました🥰

写真のお顔を拝見しているだけで、真っ直ぐ素直にでもしっかりとした自尊心と自信に溢れているのが伺えますよね😍

ありがとうございます😊Takanoriさん❤️

そうなのですわ。日本語もすご〜く勉強して、ビジネスメールや日本語への翻訳なども出来るようになりました。 好きこそ物の上手なれ💕ですね。

もちろんまだまだ日本語力劣っていますから、日々お仕事しながら勉強中です。

日本は最高😀っす‼️

我が家の娘は仕事探し中。

またティアーナさんに学ぶ機会があるかもしれませんね。

素敵な💓お嬢様は、お仕事を探しているところですね。東京はいろいろな職種があって探しがいがありますよね。

はいまたお会いできたら良いですね🥰🥰

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