「米国以外の併願も…」見守る学校関係者ら ハーバード留学認可停止

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宮坂麻子 島崎周
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 トランプ米政権が22日、不当介入を拒む姿勢を示していたハーバード大学に対し、留学生受け入れに必要な認可を取り消した。在校中の留学生も「転学か法的資格の喪失」を選ばなければならないとしている。

 文部科学省によると、ハーバード大に留学中の日本人学生は110人。卒業生が米国の大学に進んだ日本国内の高校や塾の関係者らは一様に、事態の推移を見守ると話した。

 海外大進学者が多い首都圏の高校の担当者は、留学中の卒業生が転学を余儀なくされた場合、「他大学が受け入れてくれればいいが、難しければ(社会活動などを行う猶予期間を指す)ギャップイヤーを取得してしばらく休学するか……」と話した。

 今秋からの海外大進学者への影響は「まだ見えていない」。在校生には、他の米国大学に何らかの形で広がることも考えられるので、「国内大やカナダオーストラリア、ヨーロッパ、アジアなど米国以外の大学も併願するように勧めたい」と話した。

 同じく、ハーバード大など米…

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この記事を書いた人
宮坂麻子
編集委員|教育・こども担当
専門・関心分野
教育・こども
島崎周
東京社会部|文部科学省担当
専門・関心分野
性暴力、性教育、被害と加害、宗教、学び、人権
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