ガザの医療システムは限界、イスラエル攻撃継続で=WHO
5月22日、世界保健機関(WHO)はイスラエルによる軍事作戦の強化が続く中、ガザ地区の医療システムは限界に達していると訴えた。同地区では大規模な住民避難が拡大し、生活必需品不足も深刻化している。写真はイスラエル軍が避難勧告を出したガザ北部から物資を運ぶパレスチナ人たち(2025年 ロイター/Mahmoud Issa )
[22日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は22日、イスラエルによる軍事作戦の強化が続く中、ガザ地区の医療システムは限界に達していると訴えた。同地区では大規模な住民避難が拡大し、生活必需品不足も深刻化している。
ガザの主要4病院は、攻撃の標的に近いことから、過去1週間に医療サービスの停止を余儀なくされた。
WHOは、アルアウダ病院とインドネシア病院に向かったWHOの活動チームが妨害を受けたと明らかにした。また、ガザの36病院のうち稼働を続けているのはわずか19カ所で、少なくとも94%の病院が被害または破壊されており、多様な医療サービスを提供できる状態にあるのは12院にとどまっていると説明した。
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