「アンヌ隊員」と「アマゾン」熊本県芦北町で結婚 俳優のひし美ゆり子さんと元俳優の岡崎徹さん 移住しカフェ開設へ

熊本日日新聞 2025年5月23日 18:00
移住する芦北町へ婚姻届の提出に訪れ、演じた役にちなんだポーズを決めるひし美ゆり子さん(左)と岡崎徹さん=23日、同町役場(石本智)
移住する芦北町へ婚姻届の提出に訪れ、演じた役にちなんだポーズを決めるひし美ゆり子さん(左)と岡崎徹さん=23日、同町役場(石本智)

 昭和を彩った特撮テレビ番組のヒロインとヒーローが芦北町で夫婦に-。

 「ウルトラセブン」の友里アンヌ隊員役で知られる俳優のひし美ゆり子さん(77)=東京都=と、「仮面ライダーアマゾン」の主役アマゾン(山本大介)を演じた元俳優の岡崎徹さん(76)=長崎市=が23日、町役場に婚姻届を提出した。8月までに町に移住するという2人は、「芦北のきれいな海で船に乗って釣りを楽しみたい。九州はすてきな所がいっぱいあるので車で出かけたい」と話した。

 2人は1972年公開の映画「不良番長 一網打尽」の共演で知り合った。ひし美さんはその後、2度の結婚と離婚を経験。岡崎さんは独身だった。4月下旬、長電話をしている最中にひし美さんがプロポーズし、結婚を決めたという。

移住する芦北町へ婚姻届の提出に訪れ、竹﨑一成町長(手前左)を表敬する岡崎徹さん(右)とひし美ゆり子さん=23日、同町役場(石本智)
移住する芦北町へ婚姻届の提出に訪れ、竹﨑一成町長(手前左)を表敬する岡崎徹さん(右)とひし美ゆり子さん=23日、同町役場(石本智)

 岡崎さんは、20数年来の友人で町在住の漫画家村枝賢一さん(57)の誘いで以前から芦北町への移住を決めており、ひし美さんも一緒に暮らすことになった。

 2人の〝電撃婚〟に、村枝さんは「ぶったまげた」。竹﨑一成町長は「人口減の中、大貢献していただいた。海の幸、山の幸がある芦北を終[つい]の棲家[すみか]にしてほしい」と祝福した。

 2人は町に転居後、村枝さんと3人で町内にギャラリーカフェを開く予定。ひし美さんは「田舎暮らしにあこがれていたので、すごくうれしい」と笑顔。岡崎さんは「お客さんにのんびりとした時間を過ごしてもらえるカフェにしたい」と話した。(久保田尚之)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本の文化・芸能