JR東日本の中央線や東海道線などに連結されているグリーン車に乗務するグリーンアテンダントが端末を不正に操作し、グリーン料金を支払わずに同僚らを私的に乗車させていたことがわかり懲戒処分となりました。

JR東日本の子会社のJR東日本サービスクリエーションによりますと、今年3月から先月にかけて、中央線のグリーン車に乗務するグリーンアテンダント2人が勤務時間外に乗車していた同僚に対して、座席ランプを不正に操作してグリーン料金を徴収しない事案が15件あったということです。

その後の調査で、この2人以外にも9人の社員が2023年5月から今年3月にかけて湘南新宿ラインや東海道線などのグリーン料金の徴収せずに同僚らを不正に乗車させていたということで、中には友人を乗せていたケースもあったということです。

会社の調査で不正に関与したのは11人、件数は合わせて28件、総額3万1660円にのぼるということです。

JR東日本サービスクリエーションは、不正に関与した11人のグリーンアテンダントを懲戒処分にするとともに、社長の報酬の10％を1か月返上するなどとする処分を発表しています。