修学旅行中の生徒が「大地の芸術祭」で知られる美術館の作品を破損した問題 当時の校長を懲戒処分《新潟市》
修学旅行中に新潟市の中学生によって「大地の芸術祭」で知られる十日町市の美術館で作品が壊された問題で22日、新潟市は職員の懲戒処分を発表しました。
戒告の処分を受けたのは新潟市教育委員会の50代の男性職員です。
この問題は2022年4月、男性職員が当時、市立中学校の校長として修学旅行を引率し十日町市の「越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)」を訪れていた際、中学生が2つの展示作品を破損する事故が発生しました。
処分について市は、当時、作品鑑賞のマナー指導など生徒に対する事前指導を欠いていたことや、当日の安全管理体制、事故後、作品がどういう経緯で破損したのかその場で確認していなかったなど初期対応の適正さを欠いていたとしています。
作品の破損により十日町市は警察に被害届を出し、賠償をめぐって新潟市と協議を継続。その後、新潟市議会は2024年12月に賠償金として約674万円を支払うことを議決。十日町市議会はことし1月、臨時議会を開き、同額での和解を賛成多数で決定していました。
新潟市は賠償金は市の学校活動にかかる保険などを充て故意ではなかったとして壊した生徒や親には求めないとしていました。
市教育委員会によると、両市の間で和解が成立したことから今回の処分を発表したということです。
市は再発防止として校長会などを通じ事前指導や安全管理体制などについて徹底していきたいとしています。