石破首相、コメ価格を「必ず下げる。3千円台に」 党首討論で明言
石破茂首相と野党党首の党首討論が21日午後、国会内で開かれた。今国会で4~6月で毎月開催することを与野党で合意しており、今回が2回目。高騰するコメの価格をめぐり、首相が「新しい農林水産大臣のもとで、必ず米を下げることをやっていく」と明言した。「(5キロあたり)3千円台でなければならない」とも語った。
立憲民主党の野田佳彦代表が1年間に限り食料品の消費税をゼロ%にすべきだと訴えたのに対し、首相は否定的な考えを示した。
野田氏は首相に対し、「期限と財源をしっかりと明示しながら、責任をもって減税をやるというのが我々の立場だ。赤字国債は発行しない」と強調。「減税もやらない、給付もやらないのは、無策じゃないか」と迫った。
首相は「税率を下げるのにはどれくらい時間がかかるのか。スーパーなどを見ても1年はかかる」と語り、準備などの時間がかかることを理由に消費減税に反対した。
さらに「減収をどう補塡(ほてん)をするか。社会保障をどうするかということもパッケージとして示さないと、それこそ選挙目当てに過ぎない」として、野党の減税の主張を批判した。そのうえで、「次の選挙に責任をもつのも当然だが、次の時代に責任を持つ、そういう政策を展開する」と反論した。
コメの価格引き下げ「1日でも早く実現する」
野田氏が物価高対策について、政府は「無策」だと批判した際、首相はガソリン価格の引き下げなどに合わせて、コメの価格も引き下げると強調。「新しい農水大臣のもとで、必ず(価格を)下げるということをやっていく」「安定的に安くなることをめざす」と明言した。
その後に登壇した国民民主党の玉木雄一郎代表は、「米5キロをいつまで、いくらに下げるのか」と追及。首相は「3千円台でなければならないと思っている。1日でも早く実現する」と答弁。
玉木氏が「5キロ3千円台に下がらなければ、首相として責任を取るか」とたたみかけると、「責任をとっていかねばならないと思っている。仮に下がらなければ、きちんと説明するのが政府の責任だ」と語った。