イスラエル軍、日欧などの外交団に発砲 パレスチナ自治区の視察中

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今泉奏 里見稔
【動画】イスラエル軍が日欧などの外交団に発砲=ロイター
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 イスラエル軍は21日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸ジェニンを訪れていた外交団に警告射撃をしたと発表した。立ち入り禁止区域に入ったためとしており、負傷者はいないという。パレスチナ自治政府の通信社WAFAは、外交団は難民キャンプの入り口付近を視察中だったと伝えた。日本政府関係者によると、外交団にはヨルダン川西岸ラマラにある日本政府代表事務所の日本人2人もいた。

 イスラエル軍によると、外交団は21日午前にジェニンを訪れた。軍は「戦闘が活発な地域」であるため、事前に承認されたルートを通るよう要求していたが、一部の外交官がルートを外れて許可されていない区域に入ったため警告射撃をしたとしている。軍は声明で「このような事態が発生したことを遺憾に思う」と述べた。

 一方、WAFAは、現場は難民キャンプ入り口にある鉄製の門の近くで、「激しい発砲だった」と伝えた。当時、自治体の代表がジェニンへのイスラエル軍による攻撃や被害状況などを説明していたという。AFP通信が報じた写真では、視察中の外交官ら少なくとも30人以上が映っている。

 日本政府は外交ルートを通じ…

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この記事を書いた人
今泉奏
ヨハネスブルク支局長|サハラ以南アフリカ担当
専門・関心分野
アフリカ、植民地主義、グローバルサウス
里見稔
政治部
専門・関心分野
日中外交、安全保障
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    三牧聖子
    (同志社大学大学院教授=米国政治外交)
    2025年5月22日0時50分 投稿
    【視点】

    「事前に承認されたルートを通るよう要求していたが、許可されていない区域に入った」「このような事態が発生したことを遺憾に思う」ーこうした言い分で人道支援団体なども何度も攻撃のターゲットにし、多くの犠牲を生み出してきたイスラエルだが、もはやこの

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