パナソニック 電動シェーバーのケーブルでリコール 発熱おそれ

パナソニックは、電動シェーバーと充電用のケーブルとの接続部分が発熱するおそれがあるとして、国にリコールを届け出ました。対象となる37万台余りのシェーバーに付属するケーブルを無償で交換するとしています。

発表によりますと、リコールの対象となるのは、おととしの3月から去年7月までの間に製造された
▽「ラムダッシュパームイン」の2つの機種と
▽「エントリーシェーバー3枚刃」の2つの機種
合わせて37万台余りに付属している充電用のケーブルです。

去年1月以降、ケーブルから発煙し、手に軽いやけどを負ったり家具が焦げたりするなどして、消防から火災と認定されたのが27件、火災には至らなかった事案が21件発生したということです。

シェーバーとケーブルの接続部分に水などが付いたまま充電を行うと発熱し、周辺の樹脂が溶けたり焦げたりすることが原因だとしています。

さらに発熱によって、会社が修理を行っていたケースがおよそ150件あることも分かりました。

このため会社では、国にリコールの届け出を行うとともに、ケーブルを無償で交換するとしています。

パナソニックパーソナル商品部の山崎正信技術総括担当は「開発段階で使用状況への配慮が足りなかった。より安全に使ってもらえるよう、技術開発を続けたい」と述べ、陳謝しました。

会社では、フリーダイヤルでも問い合わせに応じています。

電話番号は0120-870-070で、7月末までは午前9時から午後5時まで毎日、受け付けています。

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