たひちの電脳手帳

~ちょっとしたチャレンジの記録~

BPレガシィ フロントハブベアリングをDIYで交換してみた!

時速80km以上で「ゴー」音がし始めました。
原因は分からないのだけど、10万km走行時の定番部品を交換してみます。
今回はフロント左右のハブベアリング。  純正品は高いのでGMB製をチョイス。  
  
純正品番:28373FG000 → GMB品番:GH33140M  

※車をDIYで整備することは危険が伴います。記事を参考にされる場合は自己責任で行ってください。

左右共通です

ベアリング製造元の刻印がありませんがGMBの適合表ではSKF製みたい。純正はNSK製です

それでは交換していきましょう。  写真撮り忘れが多いです。ゴメンナサイ。

ハブナット緩め

 

ハブナットはジャッキアップ前にタイヤが接地した状態で緩めます(緩めるだけ)。 
回り止めは起こさず(多分起こせない)、50cmのスピンナーハンドルを1mステンレス管で延長して力技で緩めました。

【使った工具】

  • 32mm 六角ソケット
  • 100mm エクステンション
  • 500mm スピンナーハンドル
  • 1000mm ステンレス管  

ABSセンサー外し

センサー本体がナックルにM10ボルトで固定されています。ボルトを緩めたらセンサーを引き抜きます。

ブレーキホース固定ステー取り外し

キャリパーを外した後の取り回しをしやすくするため、外します。

ブレーキキャリパー取り外し

今回はシリンダー本体+サポート一体で取り外しました。サポートは赤丸の17mmボルト2本緩めれば外れます。上側のボルトを外す際、ラチェットの頭が手前のストラット固定ボルトに干渉してしまうので、適当な長さのエクステンションが必要です。

写真のように、150mmのエクステンションで干渉を避けながら作業しました。外したキャリパーは、ショックアブソーバのスプリングにS字フックとかインシュロックなどで引っかけておきます。

ローター取り外し

写真撮り忘れですが、キャリパー、ローター、ハブナット取り外し後です

写真撮ってませんが、ローターが固着してなかなか外れませんでした。ゴムハンマーでたたきましたが、1輪だけどうしても外れなかったのでバールをローターとバックプレートの間に突っ込んで力技で外しました。バックプレートの変形やローター表面が損傷しないよう慎重に慎重に・・・

ハブユニット取り外し

ナックル裏から赤丸のハブユニット固定ボルト4本を取り外します。  ボルトがドライブシャフト近傍なので、ラジェットが入りにくいです。エクステンションが必須ですね。
黄色丸のドライブシャフトブーツのバンドが邪魔になる場合はドライブシャフトを少し回転させてバンドをかわす必要があります。フロント両輪をジャッキアップしていればハブを手で回すことで回転出来ます。

もしものためにハブプーラーは必須です。アマゾンで3000円弱くらい。

ハブユニットとナックルの固着はありませんでした。ドライブシャフトとベアリングのスプラインが固着してたので、ハブプーラーをかまして引き抜きました。

スプラインがサビサビなので、サビ落としと清掃しました。

取外し品の状態

外したハブベアリング。NSKの刻印があります。

外したハブユニットと新品で回転音を比べました。取り外し品は少し摩擦音がしました。また、グリスが劣化しているのか回転が軽く感じました。僅かな違いなので、異音の原因なのかは分かりません・・・

ハブユニット取り付け

ドライブシャフトのスプラインにグリスを塗って取り付け。  新品は気持ちいいですね。

復帰

↓ ハブナット仮締め

↓ ローター装着

↓ キャリパー取付

↓ ABSセンサー取付

↓ ブレーキホースステー取付

↓ タイヤ装着 → 接地させてハブナット本締め

※要所要所でボルトの締め忘れが無いことを確認しながら進めました。

作業後の感想

高速走行時の音は少しましになったように感じますが、運転席後方から少し音がします。右リアのハブベアリングは新車から未交換なので、これもそろそろ寿命でしょうかね・・・

締め付けトルク備忘

  • ハブユニット固定ボルト   :  65N・m
  • キャリパーサポート固定ボルト:  80N・m
  • ハブナット         : 220N・m
  • ABSセンサー固定ボルト  : 7.5N・m
  • キャリパーホース固定ボルト :  33N・m  

費用

※税込みです。

  • ハブベアリング(GMB品番:GH33140M)×2 : 20,470円
  • ハブナット(大野ゴム:RN-1008)×2    :    532円

大野ゴムがハブナット売ってるのに驚きました・・・