中国で不法代理出産事件がまた起きた…「聴覚障害の女性も動員」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.05.21 09:37
中国のある村で、女性障害者を利用した不法代理出産事件が発生して人々の怒りを買っていると、香港サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が19日(現地時間)報じた。
報道によると、中国中部湖南省長沙のある住宅で、女性障害者を含む女性を代理母として利用する不法代理出産事件が発生し、現地警察が捜査を始めた。
現場に急襲した警察は、代理母関連の施術のために設置された病院用ベッド16個を発見した。ここには代理母と卵子提供者を含む9人の女性が滞在していた。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で42万人を超えるフォロワーをもつ中国の人身取引根絶活動家「上官正義」は数日間この施設を観察し、このような蛮行を確認し、当局に通報した。上官正義は昨年から、10大少数民族女性の代理出産事件などをはじめ、中国の組織的代理出産事件を大衆に暴露してきた。
代理母の1人は41歳の聴覚障害女性だった。この女性は手話を通じて自分が胚芽移植手術を受け、その見返りとして28万元(約560万円)を受け取ったと話した。また、仲介人が自分をこの施設に連れてきたと言ったが、ここにどれだけ長い間滞在したかは覚えていないと言った。
また他の29歳の女性は19万元で胚移植を受けたと話した。この女性は、中国の少数民族であるイ族出身で、麻酔なしで手術したが、全く痛みを感じられなかったと主張した。
この事件は3階建ての住居用建物で発生した。1階は手術室や検査室、患者病棟があり、手術室には注射器をはじめ卵子採取、胚芽移植などの施術に使われる特殊装備と医療道具が備えられた棚が備わっていた。
また、建物のすべての窓は青いフィルムで覆われており、誰も内部で何が起こるかを見ることができなかった。入口には数台の車両が駐車されていたが、その中には女性をここに連れてくるのに使われたとみられる車もあった。
調査過程で計9人の女性が救助され、健康診断のために病院に運ばれた。彼らは当局の保護を受けて家族の元に戻った。保健当局は、該当施設を封鎖する一方、不法代理出産事件に関わった18人を拘禁したと明らかにした。これには責任者、麻酔科の医師、私立病院の看護師などが含まれた。
これについて、上官正義は自身を代理出産事業担当者だと主張するある男性に連絡を受け「あなたが望むすべてのことを聞き入れる」として会おうという提案を受けたと暴露した。
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