「複業禁止の人、無報酬で働きませんか」 石川の研究所が募集
働く人が日ごろ使っていない能力を鍛える場に――。自治体の計画策定支援などに携わる一般財団法人の地域振興研究所(石川県白山市)が、無報酬を前提に人材を募っている。定年退職や転職に備えて今と違う仕事を複業で経験したいが、報酬付きだと勤め先に禁じられている例も多い。あえて無報酬とし、自己啓発やキャリア形成への関心が高い人を集める。
地域振興研究所は建設コンサルタントの国土開発センター(金沢市)を母体に...
※個人情報は入力できません。日経電子版に掲載されていない内容からは回答できません。
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)- 山口周著作家/ライプニッツ代表ひとこと解説
これは面白い取り組みですね。拙著「人生の経営戦略」でも書いたことですが、仕事の報酬は「お金」だけではなく、「経験」や「人間関係」もまた報酬になります。時間軸で考えれば、まず「経験」、次に「人間関係」、最後に「お金」というのが「人生の経営戦略の基本シークエンス」で、「新しい経験ができていない」「人間関係が広がっていない」という「人生の袋小路」に入っている人にとって、「無報酬でも働く」というのは、無茶な提案に見えて実は長期的な戦略合理性があるということです。ただし、その場合は「体験できる仕事の質」「一緒に仕事をする同僚の質」が判断のポイントとして重要になるわけですが。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)
Think! の投稿を読む
有料登録すると続きをお読みいただけます。無料登録でも記事消費(一定数限定)をすることで閲覧できます。